( 満羽 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第656話 )
魚燕っていうんだ乱美伯の副官…。
全然乱美伯よりも目立ってました、冒頭、全部コイツが持って行ったよ。(笑)
騰が先行して寿胡王本陣に、蒙武もとうとう敵の総大将である満羽と激突。
何気に、今回もキチンと参戦していた来輝さんに、本軍を任せて寿胡王本陣に迫ります。
で、それはそうと千斗雲の足止めを期待した録嗚未ですが逃げられちゃいましたね。
ではでは、今週もキングダム本編を振り返ってきましょう。
キングダムネタバレ-蒙武を値海する満羽
実質的にこの人が乱美伯軍の大将なんじゃないのか?などと思ってしまいそうです。
先週から騰と蒙武の持ち場に乱入してきたのが乱美伯軍です。
『ヴァロ!』とか『ヴォ!』とか『フウウ!!』としか喋れない大将である乱美伯に変わって、実際の軍の運営をしている副将の名は魚燕さんと言います。
名無しの半モブに終わらすには惜しいと、神(作者)に私の願いが通じた思いです。
で、この魚燕さん。
もう、ほとんど蒙武の同格の大将同士のような態度で主攻の役を言い渡します。
『貴様らが主攻だ!分かったらここは任せてサッサと楚軍本陣を落しにと行けェ』
モブの魏兵もぼやいていますが、伝令を使って知らせるでもなく、堂々とした口上で申し送りしているので、敵に作戦がバレバレです。(笑)
しかし、この後に及んで隠して行動するような段階でもないので、まあ、これはコレで迅速に伝わってアリなんじゃないかと思われます。
蒙武『やかましい、他力を頼りとしてわめくな。』と正論のリアクションをとるのですが、ここは魏軍の意図に乗ってすぐさま行動に移ります。
前半戦では、最期の登場した魏軍が本命戦力ではあったのですが、ここにきて騰と蒙武の二軍が全同盟軍の主攻になりました。
いままで各軍同士の連携が無かっただけに、作戦で作り上げる形としては上々だと思います。
このまま勝負が決まるかどうかは、あとは各軍の地力しだいの形が出来上がってきました。
前進を続ける蒙武とその部隊ですが、ここで最前線に陣取っていた満羽が再び接近し始めます。
満羽『どうした蒙武、お前の相手は俺だぞ。』
満羽と目を合わせた蒙武、見逃さぬワケがありません。
敵の本陣狙いは部下の来輝さんに託し、自身は50騎の供廻りをつれて満羽に迫ります。
何気に、今回も来輝さんが参戦していてよかったです。てっきり今回は他所の対楚戦線の持ち場に配置されているのかと思っていましたよ。
で、ここで満羽、じぶんから蒙武を呼びついてワケですが、どうやらイキナリ彼を対戦し始めるつもりでは無いようです。
先ずは側近連中を蒙武に当たらせて、相手の戦い様をもう少し見てみたいと語ります。
満羽『珍しいコトに蒙武に興味があるようだ。』
乱美伯の来ていることなので、逆に蒙武がスルーしたら面白かったのですが、そうはなりませんでした。(笑)
キングダムネタバレ-トドメをささない千斗雲
乱美伯軍の助攻が功を奏するかは、録嗚未が一人で千斗雲を足止め出来るかにかかっている!
…と、先週の幕で期待したのですが…。
我らの録嗚未、もうすでにけっこうボロボロです。(泣)
『ゴほッ!』とか言って口から血でてます。
そして、録嗚未の力量に見切りをつけたのか?
千斗雲は『はははしぶといなー、お前ー、まーいーや、もっと楽しいトコロに行ってくるわ。』などと言い…、
攻められつつある自軍の本陣防衛を進言する部下の意見を退けて、近くに見つけた呉鳳明の本陣に狙いを定めました。
既に全軍を攻撃投入している魏軍ですから、千斗雲に狙われるのはマズいです。
ってゆうかそうならない為に、録嗚未が千斗雲の足止めに残ったハズなのですが、これは鳳明から守りを託された録嗚未本人としては屈辱の極みであるに違いありません。
目の前で千斗雲が好き放題言ってます。
『この俺をほったらかしにしたら、こうなるだろうがよー!』
『てめーらがこっちの寿胡王を殺るか、俺が呉鳳明をぶっ殺すかの、どっちが早いか勝負だー!』
とか言い出す始末なのですが、録嗚未からしたら『ほっといてねーし!俺が居ただろうが!!』って話だと思います。(# ゚Д゚)
しかし、ここで即座に録嗚未に率いられ千斗雲軍の追撃に走る録嗚未軍かと思いきや、ここは少し情けない様子です。
録嗚未様!などと気を使いながらも、もの凄く日和ったコトを吐露しはじめました。
モブ録嗚未兵「楚軍の奴らが離れていく、魏軍を狙ったのか。」
「だが、もしあの千斗雲という男がこのまま呉鳳明を打ち取るならそれはそれで…。」
このセリフには、味方ながら「はぁ~。」とため息が出そうです。ホントに元王騎軍の兵士なのかと思います。
流石に録嗚未は部下を殴りつけ『下衆なコトをほざくな!』と叱咤するのですが…、同盟を結んだ以上、友軍は命がけで守るという録嗚未の心意気以前に…。
鳳明を失った魏が負けてしまえば、そもそもこの什虎戦自体が無意味になります。
さらに、キングダムの世界の中で、それ相応に強国である魏に三年もの間、対趙&対楚における戦線をシェアしてもらうという昌平君の戦略も、呉鳳明を欠いては無意味になります。
もしそんな事になったら、神(作者)だって『クッソ!什虎戦なんて描かなきゃ良かったよ!!』ってなるでしょう。(笑)
録嗚未兵としてはポロッとこぼしただけなのかもしれませんが、元王騎軍の兵士としてはあまりに、戦闘の重要性に関する認識度が低すぎて、ここだけには萎えました。
ただし、このように、録嗚未兵もチョットだらしなかった反面で千斗雲も甘いです!
これ程に録嗚未を見下している割には、何故、千斗雲はキチンと録嗚未にトドメを刺してから魏本陣への襲撃に移らなかったのでしょう?
録嗚未軍に背後を挟撃される目が残ったまま、攻撃目標を変更するという愚を犯しています。
ナンボ千斗雲が強くても、録嗚未とその軍団が背後を急襲したら、軍として受けるダメージは相当なモノになる可能性は高いです。
これは、千斗雲としても録嗚未を殺そうにも、どうにも殺しきれないしぶとさが録嗚未にあったが故に、先に鳳明に狙いを定めた判断なのか?
それとも、単に彼の失念なのかは分かりません。
しかしながら、逃げぬ録嗚未を抹殺の寸前まで追いこんでおきながら、その場でトドメを刺さずに捨ておいたコトは、この先、楚軍としては大きなミスとして作用するのではないでしょうか?
そして、一方で何気に…、
迫る千斗雲軍を見ていた呉鳳明自身は、『フッ、だろうな。』とメチャクチャ余裕なあたり…、
あれこの人? 別に録嗚未の足止めには、そんな期待ししていなかったの??などと少し寂しく思ったりもします。【※蒙武が言うように、武将として他軍を当てにしないという心構えは至極真っ当な姿勢ではある。】
キングダムネタバレ-虚無戦士満羽
満羽の親衛隊を粉砕する蒙武。
ここまでの蒙武を戦いを見て、相手の本質をつかみ当てた満羽。
『なるほど、お前はただ最強を誇示する唯我独尊のモノではなく、背負っているな何かを。』
『そうだ、蒙武、お前はかつての俺たちに似ている…。』
とうとう二人の総大将が接近を果たしました。
そして―、
『そう、虚無を悟る前の俺たちにな―!』
恐らく戦歴では、蒙武よりも古強者であったか満羽。
一撃のもと矛の一振りで、蒙武を金棒ごと地面に討ち伏せます…。
あの蒙武が落馬!?
いやいや、獲物的に矛VS金棒でコレはありえんでしょうよ??
あれか?これはアレか??
対廉頗戦で暗に示された、楚鉄のお陰か??(楚は製鉄技術で当時の先進国とかいうキングダム作中の設定。参照:221話)
それか実は今回、蒙武はハンデで“黒く塗った巨大な綿棒“で戦っているとかそんなんですよネ?原先生ェェ!?
― キングダムネタバレ最新656話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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