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キングダムネタバレ611話 王翦の分 考察

投稿日:8月 22, 2019 更新日:

(信 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第610話 )

那貴の斥候部隊を飛信隊本体と区別もつかずに追っかけまわしてる金毛。

飛信隊を相手に黒羊戦より初めて詳細な彼の戦いぶりが描かれる結果になりました。

まあ、正直キングダムファンの中でも金毛に期待している方が多いとは思えません。

ただ、気が付いたら鄴攻めの中で、李牧の副官みたいなキャラポジションをちゃっかり手に入れていたり、

いちいち行動が単純な岳嬰などとはちがい、適度に飛信隊の行動を邪魔しつつも、

なんやかんやでうまく生き延びるだけの賢しさも見せてくれるのではないかと個人的には期待してしまうキャラクターだったりします。

ある意味、段茶さんと戦わせたらいい勝負するかもしれません。

さて、堯雲との一騎打ちの決着がついた王賁。

その勝報を聞き届ける友軍の一連の反応ですが、とうとう堯雲に勝っただけに、神(作者)も合併号明け、今年のお盆休み後のキングダムの導入雰囲気はどことなく砕けてホンワカとしています。

前半では、すっかり姿が見えなくなっていた亜花錦が段茶さんと王賁の一騎打ちに金を賭けていたことが分かっただけで、なんかいろいろ気持ちを持っていかれた思いです。

堯雲との決着がついた矢先ですが、多くのキングダムファンとしては、この先の李牧軍への横撃への連動と、龐煖が再び登場しての信との最終決着につなげることになるのかと、鄴攻めにおける物語の結論部につい気持ちが先行してしまいそうになります。

なのでこの点で、今回のキングダム611話冒頭部分における何処か砕けた雰囲気作りは、物語の緩急をつけるうえでの演出だったかもしれません。

結果的には作中で河了貂が迅速な部隊再編成を迅速に終わらせて、堯雲軍残兵の処理が僅かな時間で完了することで、今回の後半部分で信たち飛信隊を先頭に、李牧率いる趙中央軍へ先頭部隊を走らせるに至っています。

戦局描写も再び王翦VS李牧サイドの視点に切り替わり、中央軍からの立場でも飛信隊が近づいてきている様子がわかります。

モブ兵相手にフテイが調子づいていますが、信を前にしたらもう絶対に勝てないだろうコイツ。

両刀使いなだけに糸凌にカイネが「あっあ~♡」ってされるのか、それともまじめにカイネが頑張って、出過ぎた糸凌があっさり死んでしまうかといった観点などが、直近の考察ポイントになるのでしょうか?

今週のキングダム611話の各場面について、考察をまとめていきたいと思います。

キングダムネタバレー右翼軍の勝利

勝ってしまえばすべてがあっさりです。

王賁が自ら堯雲を打ち取った結果を玉鳳隊の隊士が各方面に触れまわります。

その最中、各方面で小さいコマながらも非常に印象深いワンシーンが散りばめられていたので、この点でも以前からのキングダムらしい場面の楽しみ方に溢れた回であったと思います。

・印象的な一コマの数々

その知らせは各々で戦っていた関常、ショウタク、番陽にも伝わります。

十槍のメンツは堯雲と同じような頬あてをしているのですが、何気にこの際、ショウタクが地味に最後の十槍らしき人物を仕留めています。

番陽さんも、あまりの嬉しさに今が戦闘の真っ最中だというのに、半身泣き崩れています。

気を緩めたら死ぬぞ?とか、内心、野暮なツッコミを抱いてしまったのですが、この点、同じ描写では堯雲軍としても本陣周辺からどよめきが沸き起こっていて、すでに本来の堯雲軍の勢いが喪失してしまっているとも解釈できます。

で、いままでどこ行ってたのかはさておき、亜花錦も登場。

コイツに関して言えば、堯雲のとの勝負がつく以前で、最初からふざけ半分で戦っていたことが分かります。

「流石、若…。」とほめるのはいいんですが、「段茶との賭けで十金設けだ。」などと、

再び出てきていきなりそれかい!?とばかりに流石の悪童っぷりを戦闘以外でも披露してくれます。

というか段茶さん、亜花錦には何気に呼び捨てにされているというのも驚きですが、普通にまじめな段茶さんもこの悪童と一緒に、王賁と堯雲の勝負に金を賭けていたのですから驚きです。

しかも…、何故か王賁が負けるほうに。(笑)

そして、小さく「賭け!?十金も?」と、読者の気持ちと驚きをそのまま示してくれているモブ亜光兵がやけに印象に残ります。

そのほかの印象に残るシーンとしても、堯雲をたおしたのは王賁であるにもかかわらず、堯雲軍の軍旗のを掲げていたであろう本陣跡地に、「コラ!?ちょっと待て、何で飛信隊の旗を?打ち取ったのは王賁様だぞ!」と言われながらも、「いっ、いいだろ別に💦」とか飛信隊のほうが、おもねる形で、かつ、厚かましく振舞っている様子がうかがえます。

前回の予想記事では、堯雲軍が殉死精神を宿らせて、最後の抵抗を試みる予想筋も想起しましたが、この点では、最後、投稿をすすめられながらも、あくまでも怒りの表情を示す者がいながら、今更の感があるので、あっさりモブの飛信隊の兵に制圧されるで終わっています。

・李牧軍へ攻撃開始

堯雲が自分たちに中華について何かを語りかけてきた。

「こいつはまるで…。」と信が堯雲の言葉を心で反芻している中、河了貂も信のいる最前線に合流してきます。

彼女の口からは、すでに趙軍左翼は総崩れにある様子、馬南慈は後退の足を速める一方、そしてその他はすでに戦意喪失状態であることが分かります。

そして、信本人はすっかり忘れていた様子ですが、曲がりなりにも信が右翼の将を務めた戦いで結果が出たことを河了貂が告げます。

この点、信が「あっ」と言っているように、あまり信が秦軍右翼全体を率いていたような印象までが、強く残っていないことは感覚として分かるような気がします。

信が相手していたのが、半モブみたいな岳嬰と属性的には軍師である趙ガ龍であったのが、この点で影響しているのは間違いありません。

なので、信はここからひと頑張りが残っています。

そしてここで、「何を騒いでいる?」と、王賁があくまでも右翼軍の目的は李牧軍への攻撃であると、瀕死には違いない状態でも仕切りにかかってきます。

王賁?こんな状況でも、他人が自分を差し置いて軍を仕切るのが気に食わないのか?と、その生来の仕切屋根性が立派なのにも流石なのですが、

ここは河了貂が落ち着きはらって、すでに李牧軍への飛信隊の再編成が終りつつ、新人歩兵団が先行して進軍していることが語られます。

この点は、少なからず飛信隊のほうに三千近い余剰兵力がある部分で純粋に五千人隊である玉鳳隊と比べて運用に幅が出る結果につながりました。

あと、ついでに言うと、一人で何でも仕切りたがる王賁率いる玉鳳隊と、信と河了貂のように大将と参謀の明確な役割分担がある飛信隊との大きな違いであるようにも思えます。

河了貂の仕事が早いってのもあるのですが、王賁にも信みたいに、少しは仲間に役割分担として自分の力量以上の仕事を任せることのできる人材を陣営に加えなければ、マジで信との将器に致命的な差が出てきそうでなりません。

玉鳳隊の隊士が素直に「もうそこまで動いて…」「早い…。」とか感想を抱いていますが、これはもう必然の現象ではないかと思います。

このまま王賁が器用貧乏な武将にならないかと、僅かながら心配です。

キングダムネタバレー金毛VS那貴

あれだけ秦軍右翼の突破はあり得ないと宣言していた李牧ですが、今回ではちゃっかり金毛を飛信隊迎撃に配置済み。

しかも、神(作者)的に後付けだったのかどうかは別として、とりあえず馬南慈が後方に下ったのは、馬南慈独自の判断ではなく、李牧も織り込み済みの指揮であったことがここで判明。

まあ、そうなると結果的に堯雲が李牧の指示よりも個人的な私事(藺相如の遺言を敵に伝える)を優先した事実をどう受け止めるんだ李牧?と聞きたくなるのですが、この点、堯雲の独断行動がどのように伝えられているのかが微妙に気になるところです。

本当に、なんも李牧が知らんかったら少し哀れなような気がします。

むしろ、もうちょっと慌てたほうがいいんじゃないか?

「左には金毛がいます。」とか言っているけど、その金毛さんも那貴にいい様に、誘導されて引きずり出されて伏兵の意味をなしていませんよ?

とは言え、そんな金毛に戦線を任せた以上、「バカ!出るの早えよデブ!」とか言わないのが李牧のいいところなのかもしれません。

もう少し、詳しく状況を見てみると、那貴の斥候部隊が一体どの程度の規模の部隊なのかはわかりませんが、黒羊戦の終局で、呂敏と若干名を引き連れて参入した那貴一家としての人数よりもかなりの騎馬兵を預けられている様子はわかります。

趙ガ龍の居所をあぶりだす、しかも退路遮断もするとか、攻撃面でニクイ仕事も見事にこなす有能キャラですが、今回は、敵への本陣攻撃をより際立たせるために、自らを囮に、見事、金毛の伏兵の所在も見極め、飛信隊の本体が来る前にその存在を河了貂に露わにしてしまう仕事を披露します。

おそらく李牧といえども、すでに飛信隊が八千人規模の軍に成長していることまでは知っていても、その中にどういった人材軍を抱えるかまでを知るのは相当難しいでしょう。

そういった点では、この先、危機がどうなったか半分スルーの弓矢兄弟と新人歩兵団の動きは、この後の更なる趙軍中央軍への攻撃で李牧の飛信隊想定像を上回る要因になるかもしれません。

・カイネ、糸凌への対処

初登場からいきなり強キャラ認定が定着した糸凌。

いつも、倉央軍の中にあって見方を置き去りにするほどの進軍スピードで突貫する大女なのですが、この点で、すでに早死にさせる仕込みがちらほら神(作者)によって仕掛けられているように思えなくもない気がします。

カイネが奮戦して、糸凌を打ち取るでもいいのですが、それよりも王翦軍の中でも現在、突出して李牧に接近してるのが、危険要因につながっているように考えられます。

李牧自身が接近戦にもそれなりに強い武将である点もさながら、それ以上に、李牧としては、カイネをはじめとした、より自分の側近に近い部隊長や兵卒を用いた近距離戦術を糸凌にぶつけることが可能になります。

また、糸凌が抹殺されることにより、フテイに近く対陣する倉央が連鎖で始末される可能性も非常に高くなります。この点、より詳しい考察論点として、次回のキングダムネタバレにて予想考察をすすめいきたいと思います。

― キングダムネタバレ最新610話 藺相如の助言 考察 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

前回の予想⇒【キングダムネタバレ最新予想610王賁対業雲の勝負は明確】

次回、第611話の予想⇒【キングダムネタバレ最新611話予想 羌瘣、龐煖から信守る】

第611話の予想.2⇒【キングダムネタバレ最新611話予想Ⅱ龐煖のロスタイム】

第611話の予想.3⇒【キングダムネタバレ最新611話予想.3羌瘣が李牧軍横撃成功】

第612話予想⇒【キングダムネタバレ最新612話予想 糸凌と倉央、死してアモーレ】

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