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キングダムネタバレ605話李牧軍の傾向と対策

投稿日:6月 23, 2019 更新日:

(李牧 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第603話 )


前回のキングダムネタバレ記事では、堯雲のセリフについて「捜せ」と言っていた部分を「殺せ」と書いてしまい申し訳ありませんでした。

私の読み間違いなのですが、これではだいぶ意味が変わってきますね。

読書様からご指摘を頂きまして、気づいた次第でございます。

さて、右翼VS左翼、もうほとんどカオスになってきました。

ぶっちゃけ、来週の予想とか言っても、李牧の陣形についてはほとんど先週書いてしまったので、今週はほとんど経過と補足になってしまいます。

実際にキングダム本編の副題も、604話が李牧の陣形で、605話が李牧の戦術…。

これだけでもどうでしょう?

うん、わかった。早く話進めようか?という気分にさせてくれます。

信が言っているのは多分、ランナーズハイやグラップラー刃牙でも定番のエンドルフィン覚醒的なアレでしょうか?(脳内麻薬分泌によるステータス活性化)

ただし、同じく歴戦を重ね戦を知る我呂から言えば、そういったある種のステータス異常ともいえる状態などは、単に死に戦士にとって際の最後の興奮状態であるとも言えます。

北方謙三氏の描いた『水滸伝』にも“死域”と表記される概念で文字通りの死線、戦士の限界を超越して生き残れるか?それを超えるたびにキャラが強くなる局面という風に書かれていた部分があり、今が信にとってのダメージと疲労の底であると言えるでしょう。

同じく王賁もまたつい昨日まで心拍停止の寸前だった人間が、とりあえずしっかり馬に乗って戦闘に参加している様が描かれているわけですが、関常隊の敵うちに絡めて前面には出ず、信と同じく今は戦闘を控える体で描かれております。

渕さんが飛信隊のみんなを鼓舞したり、一見ガサツな性格にみえる我呂が非常にセンシティブなリアクションで信に気を使っているのがわかります。

今回で尭雲率いる生存6名の十槍と李牧直属の配下と思しき髭のおっさんに二名にも名前が付きました。

おめでとうございます、李牧軍にて脱モブキャラを果たした皆さん。

しかも、共伯と雷伯のお二人は将軍職です、やはり金毛とカイネ、フテイのみ設定では人材不足が否めないので、多少の急造感があったとしても新キャラ投入は神(作者)としても止むをえなかったでしょう。

まあ、その分、自分の実力を認めてのことか?頼んでもいないのに解説に徹するフテイの小物感がさらに磨きがかかって来ています。

別段、自分が仕掛けた策でもなく、他人の実力の話で“二ィ”とか笑っているあたりがもう一度ランカイでも彼に見せて驚かせてやりたいやりたいところです。

ただ、秦軍側としては倉央の側近たる、美形巨漢(女性の可能性もあり?)についてはまだ名前すら明かされていません。彼については戦闘中の掛け声が「ウゥン!」などといったように、一部で独特なキャラ設定が垣間見えただけです。

神(作者)としても以前からのキャラ設定として、オウセンに絶対に勝つ戦にしか興味と言わしめたことが分かっていますが、その彼が現在のキングダムでは文字通り手探りをしながら戦術を進めているだけでも非常に興味深いところであります。

前回予想したとおり、今回の本軍同士もまた新しい陣形合戦。

李牧仕込みの共伯たちの陣形戦術の招待とはなんなのでしょう?

非常に局地的な描写しか描かれていないのですが、それこそこの戦況をオギコが上空から見たら「おっぱいみたい!(笑)」などと言い出すに違いありません。

6月27日ヤングジャンプ掲載予定、キングダム第605話について予想。

ここから発生可能なネタバレを検証します。

キングダムファンの皆様、今週もよろしくお願いします。

キンググダムネタバレ-604話のおさらい



前回の予想⇒【キングダムネタバレ最新604李牧と野戦の真向勝負】

キングダム考察-尭雲も先ずは殺しにかかる

バナンジ軍とガクエイ軍が下がったところで前進してきた尭雲軍。

今だ!とばかりに飛信隊と玉鳳隊と亜光軍の三軍で袋叩き!!

とはならずに、まずは現況に気が付いたのは渕さんでしたね。

で、かれの現場の激励で、その場の主導権を渡さない指揮を進める渕副長です。尭雲軍を前にしたところで、当然かれの率いる部隊が弱いはずがありません。

河了貂としても先ずは現状の評価としても、まずまずというか、自軍が有利な展開に納得してはいるようです。

ただそれでも、自軍に分がある展開のように見えても、彼女の想定を上回るほどの勢いに達していないのは、飛信隊を引っ張って行くはずの信とキョウカイが戦場に埋没しているからであることが判明します。

この点、14日目にて趙峩龍を討ち果たすまで相当無理をしたこの二人。怪我による不調と体力の消耗が重なり、調子が上がらないどころではありません。

キングダム考察-戻ってこないバナンジ

じゃあ、それこそ段茶さんここで頑張れよ!といいたいところではあるのですが、アカキンともども一体なにをしているのでしょう?

勢いつられてバナンジ軍たちを追っかけてしまっているのでしょうか?河了貂が前回のキングダムからいろいろ判断に悩んでいた現在の状況ですが、少なくとも趙軍右翼の足並みがそろっていない状況を早急に察知して、秦軍右翼全体の押上に貢献してほしいところです。

そしてバナンジもバナンジで、結果的に尭雲軍をほったらかしにして、彼らを孤立させたまま戦線後退し、助けに来れないのも笑えます。

キングダム考察-捨て石以下の“十槍”

さて、そんな右翼の戦闘ですが、メインキャラが不調で中堅キャラがそれを支えるのは、飛信隊だけではなく、玉鳳隊、さらには迫りくる尭雲軍もそうであります。

生き残った六人の十槍も、神(作者)に名前を付けてもらって非常に喜んでいるのか、自分から名乗りを上げるものまで出てきています。

そして、尭雲ですが趙峩龍の死を聞いて、彼もまた藺相如の遺言の回想に思い至って、一つ目の遺言である「そいつを殺せに」取り掛かります。

まあ、尭雲もまた右腕に重度の負傷もしているので、その願いは、今回、名前付きになった十槍に任せて、ここで自分が趙峩龍に代わって二つ目の藺相如の遺言の履行に取り掛からなくてはならないことも想定しているはずです。

じゃあ、十槍の皆さん立派な捨て石やんけ。という話なのですが、今回のキングダムで彼らも十分楽しんでいるので、見せ場としては十分と思えます。

ただし、それでも飛信隊において我呂や岳雷、玉鳳隊においては宮康の敵に燃えるショウタクと関常がいて、十槍の六人が彼らやられてしまったら捨て石にもなれなかった連中になってしまうワケなので、この点、捨て石にしても扱い方が乱暴というか、尭雲も部下の扱い方がカナリ雑になってきているのが分かります。

そもそも十槍に関して言えば、十人揃って尭雲本人に随伴することで本来の十二分の力を発揮する先端部隊としての役割が、本来の持ち味だったことが分かります。

これでは“十槍”どころかただの“投げ槍”です。

キングダム予想-ホウケンまで瀕死

バナンジと軍の足並みを揃えないどころか、精鋭すらさらに二つに戦力を分散させて、飛信隊、玉鳳隊隊に割り当てるの時点で尭雲がもうすで戦闘としては、この朱海平原の結果を投げでいるんじゃないか?そんな風にも見えてきます。

まあ、尭雲本人がそういうつもりでないのなら、神(作者)がテキトーに描いているかのどちらかだと思います。

冒頭で、カオスになっていると書きましたが、右翼VS左翼は全員が疲れ切った中で皆が突っ走って、全員いろんな意味でグダグダになってきているのが分かります。

これなら、ホウケンまで信たちの目の間に現れる頃には、コゼン副隊長の刺突による出血多量が原因の、絶命寸前の姿で出現するのもお似合いかもしれません。

キングダム考察-復活したオウホンの槍の謎




キングダム本編の大筋とは全く関係ありませんが、何気に尭雲に叩き折られたオウホンの槍が真っすぐの完全な姿で彼の右手に装備されていたのが驚きです。

これは、キングダムの時代に一種の形状記憶合金を用いた武器作成技術があったのかもしれません。

隊の覚醒の回のなかで、長年一緒に戦いを潜り抜けてきた“俺の槍”などといってオウホン本人はまるで非常に深い思い入れがあるように自分の槍を玉鳳隊の皆さんに紹介していました。なので、おそらくいままで彼が使っていたものと同じ槍なのだと思いたいです。

もしも逆に、これで実はオウホンの家は金持ちなので、同じタイプの槍が何本もストックがあるとかだとしたら、初代オウホンの槍はあれだけ人前で持ち上げられといて一体何だったのか?少し可哀そうな気がします。

また、派生論点として、王騎によって派手に叩き壊されたホウケンも矛も同じ理屈で自己修復をはたした驚異の矛なのかもしれません。

あのコミュ障ともいえるホウケンが、他人に矛の制作を依頼したり、ましてやあの王都邯鄲の武器屋の自ら赴いて、“お金を支払ってモノを購入する“という経済活動ができたかどうかかなり疑問です。

もしも、ホウケンを知る人間が“彼の経済活動“を目撃したとすれば、それは昔のテレビ番組で出てきていたような、“お使いをする動物“を目撃した時と同じような衝撃を受けたに違いありません。

キングダム考察-李牧の戦術




前回のキングダムにて大幅な作戦変更を余儀なくされた李牧ですが、その新たな作戦を支えるだけの具体的な戦術をそれを支える有力兵種が存在していたことは、李牧がこの期に及んでも、キングダム作中にて非常に優れた軍事指導者であったことが分かります。

神(作者)としては、まだ何も具体的なことは描いてはいませんが、先ずは小出しに、李牧軍の強さを支える新キャラを田里弥にぶつけてきました。

分析①-田里弥と彼の兵種

今回もオウセン軍の戦闘を中心をになっていたのは田里弥軍でした。

今回のキングダムでは、この先鋒をになう田里弥軍がどのような軍であるか少しずつその特徴が明らかになってきます。

第三将田里弥は亜光、麻紘と違い自ら矛をふるう将ではない。ということで、これまでのキングダム既出の武将でいうと初期の趙将である趙荘などとイメージが近いかもしれません。

また、この後出てくる倉央とその側近の美形の武将が明らかに、突撃の先頭に立てる武将であることとも対比して、序盤から前線に立って、オウセンの代わりに敵の先頭スタイルや微細情報を収集、分析する小型のオウセン、言わばサブコンピューターとしての役割が第三将田里弥の仕事なのだと思います。

さて、そんなサブコンピューターを支える異常に戦闘能力が高い設定の田里弥兵ですが、いまいち彼らの実力が発揮し切れていません。

さらなる彼らの特徴としても、神(作者)曰く、“賢く戦う兵団”との説明にあるとおり、一度現場で苦戦した相手には攻め方を独自に修正しながら戦うことが特徴であることが分かります。

この点でも当初の亜光兵とはかなり大きく一線を画する兵団であることがわかりますが、その性質を踏まえたうえでも田里弥兵の戦法が相対する李牧軍共伯兵団に通用しない状況になっています。

結果的に、前線を預かるサブコンピューター田里弥自身にもその原因が分からず、特殊な戦術が適用されているのでもなければ、個の武力が大き凌駕されているわけでもありません。

対して観戦している、フテイの「俺はすべて秘密を知っている」の体で語る態度にイラッとさせられますが、何気に、読者にたいしてはフテイのセリフであくまでも、この現象は李牧の戦術による効果であることまでは判明します。

この点、聞いてもいないことまで勝手にしゃべってくれるフテイのセリフが届かない、田里弥とオウセンにとってみれば、現在の戦況が果たして李牧の戦術の効果によるものなのか?

それとも何か全く別の要因によって起因している現象であるのか?

さらに一段と広い範囲で分析要因を検証しなければならない点が苦しいところです。

何気に、フテイは今回登場した共伯、雷伯について長年、李牧によって戦術を仕込まれてきた連中などと評しているあたり、さらにサイ攻防戦にも出てこなかった点を含めて、李牧がかつて活動の拠点にしていた雁門時代からの部下であったりするのでしょうか?

また、外見上は重装騎兵のようないでたちをしているにも関わらず、現在の連載上、彼らが率いているのは歩兵中心の戦団である点も担当する兵種が何であるか?いまいち情報がつかめません。

さらに今のところ、田里弥軍と共伯軍の組み合う様子が描かれている様を見る限ぎり、互いに局地的に包囲しあっている様子となっている状況が描かれていることからも、前回の当キングダムネタバレの予想の延長として、李牧の言う“大鶴”の陣の効果に連なる、包囲戦術の経過様態であることは推察することはできます。

しかし、そうであれば、田里弥兵に部分的に包囲されているのは共伯軍側も一緒なんですが、

何故か田里弥兵だけが地味に押されているかについては、ただ単に彼がこの局地包囲に対応できてないだけなんだと思います。

やはり、何度見返しても、オギコ目線で検討すると田里弥軍を「おっぱいみたい」な陣形に誘導する作戦であるようにしか見えてきません。

否。われらの愛するオギコもまた、戦士として日々進化していることを考えてみれば、事の重大さは「おっぱいみたい」だけでは済まないかもしれません。

検証すべき、ヤングジャンプ44ページの田里弥軍と共伯軍のお互いが凹凸に組み合っている様を見れば、オギコであれば「おっぱい」だけではなく、何を連想するでしょう?

間違いなく、共伯軍を見て『ねぇ!お頭見て~♪「チン●ン」みたい!』などと言い出す可能性が非常に高いでしょう。

『すごいよお頭!おっ〇いの間に、チン●ンを挟み込むのが李牧の戦術なんだよね?こんなの見たことがない!お頭?オギコは一体どうすれば?』などと言って彼が騒ぎ出すかどうかはわかりません。

キングダム考察-オウセンの探り




ややもすれば流れが一気に李牧軍側に持っていかれる前に、倉央軍による突撃と探りの一手を繰り出したのは、さすがにオウセンの判断の良さではあったと考えます。

それでも、ここまで、オウセン本人の目でもってしても李牧軍のカラクリの招待が判明しなかった事だけでも、驚嘆に値します。

それこそ、キングダム設定の中でも李牧などは何故か非常にビジュアル優先の若作り設定であり、実際に若者扱いされているのに対して、オウセン六将時代からの戦歴を持つ武将であり、それこそ経験値と知っている戦術の数で言えばオウセンが勝って然るべきなのですが、そこを平然と乗り越えてくる設定の李牧が恐ろしいです。

オウセンの知らない新戦術や技術革新が、李牧の練兵と戦術研究の中で開発されたと考えるしかないのですが、

その反面で心配なのは亜光の“冊”しかり趙ガ龍の作戦しかり何か具体的な作戦がありそうで、結局その中身には何も触れないでスルーしてきた神(作者)のこれまでの描き方の問題のあるので、意外にそれほど深い戦術ではないような気もしてきます。

てゆうか、ここで書いていて気が付いたのですが、

上述の通り、李牧が本来若者設定であるなら、共伯と雷伯としても。年の李牧の元で長年戦術を仕込まれてきたのって、一体いつの時代の話なのかも気になってきます。

この点、ヒントになるのが共伯、雷伯にしたって見たまんま急造将軍である可能性たかいのも分析ポイントとして見逃せません。

倉央をはじめ、探りとして敵陣内に侵入していった彼らが、一体何を拾ってくるか?

まずは、オウセンとしてはそれを待つことになるのですが、逆に言えば倉央らの探りが同時に“強烈な探り”として李牧軍に打撃をあたえ続けている限りは、フテイが最後に漏らしたような李牧軍の謎に触れずに終わる可能性が高いです。

歩兵中心の田里弥だけでなく、騎馬で突入した倉央軍もまた兵種に関係なく敵兵をからめとる算段があるのも李牧の陣営の謎につながるのかもしれません。

キングダム605話の予想論点を整理




①右翼の局面は“十槍”がただの“投げ槍”になって戦力分散、実質戦力はサブキャラ、中堅どうしの激突にかかっている。

バナンジが後退して、亜光軍も姿を消しているのでゆっくりドラマ展開を楽しむモードに入っている。

②ホウケン登場するにしても、彼にもダメージ調整が入るのは必須。

③忘れちゃいけない遺言の二つ目、履行と同時に尭雲も死亡。信、オウホン、キョウカイに新時代を託す。

④李牧の戦術は、騎馬突撃の倉央にどのように作用するか?

今のところ包囲戦術と機動防御の組み合わせである可能性が高いと思われる。

 

※今回、本業の休日出張によって、再び更新が遅れたことを悔しく思います。来週も頑張って書きます( ;∀;)

いつもご覧いただいている読者の皆様に深く感謝申し上げます。

キングダムネタバレ605話李牧軍の傾向と対策 以上

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

最新の予想⇒【キングダムネタバレ最新予想609話 王賁と弓矢兄弟で堯雲十槍を始末。】

 

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