あの?三人とも追手が来ているの忘れてません??
5話からすっかり歩くのも忘れて、立ち話になってますけど?(笑)
貂「でも、王弟派だらけになった王宮から、よく一人で逃げれたね。」
政「一人ではない・・・・。 一臣。」
「あの虎狼のすである王宮にあって俺に忠を尽くす男がいる。」
「俺の教育官である昌文君」
で、大王様の回想での紹介シーンで律義に拝手♡
やっぱり、政から見ても真面目で無骨な方なんでしょう。
しかも、うーん、、。何だか、連載時である現在のほうが若く見えます。
この時期は相当苦労していたでしょうからね。(´;ω;`)
今は文官だが、若い頃は戦場で弓矛を振るった英傑だ。とありますが、
そういえば彼って、武官としてのキャリアって、一体どこまで進んでいって、いたのでしょうか??
せめて将軍の位にはなっていて、そこから文官に転身したので無ければ、この時点でのポジションってなかなか手に入らないよなぁ。とは感じるのですが。
信「昌文君!?漂を連れて行ったおっさんか!」
はい、よく人の名前を覚えていましたね、信。(笑)
そこから、昌文君の計画としては、もともとは黒卑村は、脱出後の後の数ある合流地点の1つに過ぎず、たまたま脱出計画の算段の途中で出会った、大王に瓜二つの漂に出会ったコトで、急きょ、影武者計画に変更。
黒卑村も漂と入れ替わった生の待機場所として変更になったことが分かります。
しかし?それにしても昌文君は、なぜ、大王である政に、黒卑村なんかで待たすだなんて選択肢を選んでしまったんだ??
他に、ましな場所はなかったのか?まあ、なかったんだろう (;'∀')
じゃあ、そもそも政はどうやって黒卑村までやってきたんだ??
と逆に大王様自らのご説明に恐縮なのですが、謎はますます深まってしましました。泣
ただ、まじめな話、政が一体どういう気持ちで、ここまでの経緯をはなしていたのか?
連載が十年以上進んだ現在でも、その心中は測りかねてしまいます。
そりゃ、心情吐露するなんか、劇中では余計な台詞で蛇足ですから、要らないんですが。
よく、下僕の子供と異民族の子供二人相手に、ここまで素直に聞かれた以上の事まで話したものだな。って感じがします。
そして、ここで信、ブチ切れます。泣
やはり一度はガチ喧嘩!! だって青年誌ですもの。
一方的な信のタコ殴りから反転、政のネックハンギング。しかも片手。
信を地面にたたきつけたものの、別段殴り返しもしない政、やはり何やら半端ない度量です。
物語の始まりから、六話。
信の知らない間に、大王である政と何を話し合っていたのか。
政は、それを信に伝えてやりたかったのか?
或いは、そうしたほうが信を利用できる判断しただけなのか?
いずれにせよ。
死を覚悟しての出世へのチャンスと臨んだ、漂と出会ったコトで、政の中の何かが変わっていたのは間違いないと思います。
「漂は危険を承知で引き受けた」
「死をもいとわぬ覚悟で引き受けたんだ」
「お前ら下層民が普通に生活しても絶対に手に入らない大きなものを手に入れるために」
兄弟のような親友である、信ですら知らない、漂の覚悟の深さ。
私には、政が信に対して「お前は漂の何が分かってたんだ??」と怒っているように見えました。
命をさらしている本人だからこそ、その覚悟の深さを知ることができた政。
短い期間ではあったけれども、漂と政の二人の開いたにも、何か利害を超えた絆のようなものが確かにできつつあったのだと思われます。
「友と二人、身の程をわきまえぬ大望があります。」
キングダムの長い物語の中で、信だけでなく政もまた、漂のコトを心に深く刻んでいた人の一人だったコトをうかがい知ることができる貴重なエピソードだと思います。
「信 漂の弔いはその涙で最後にしておけ・・・。」
「ここから先はお前の道だ」
ある意味、信はここまで漂に生かされてきたのでしょう。
バカげた夢に近い道。
信の覚悟とともに夜が明けます。