(楊端和 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第574話から)
テンポよく話が進んで、
おっ!?最近キングダムまたよくなってきた。と思ったら、決着がつき次第すぐに休載。
ならば、その分、
本命の戦いである王翦の朱海平原の内容について、しっかり練り込みを進めてほしい。
それにしても、
ロゾの体がいきなり小さくなっていて笑った。
犬戎達も顔つきまで変わっている。
舜水樹はさっさと逃げないものだから、予想した通り、城の奪還の是非の判断がつかないばかりが、逃げ場所まで限定される始末。
楊端和軍も、舜水樹に追いつくの早すぎである。
どうした趙軍?戦国最速の騎馬部隊。(笑)
キングダムネタバレ第574話 解放者 考察
9月27日ヤングジャンプ掲載キングダム。
前回の予想⇒【キングダムネタバレ574遼陽から朱海平原への転換】
キングダム573話の考察⇒【キングダムネタバレ題573話 立ち向かう者 考察】
キングダム考察-ダント、下ネタオヤジのイメージ払拭
即死のロゾ。
キングダム573話で飛び出てた目玉は、ここでダラーンとぶら下がり、
残った左目で、
「え?儂って、コイツに殺られんの?」
みたいな顔して死んでいきました。
そして、
殺されたせいか分かりませんが、
ロゾの体、えらく小っちゃくなってませんか?
キングダム573話の扉絵や571話のラストシーンとか、
多数の読者から「デカすぎw」とか言われていたのに、
今週のキングダムの一コマ目、
ダントを押さえつけながら壁に一撃喰らっているロゾは、
デカいと言ってもせいぜいタジフと変わらんぐらいの大きさだろう。
押さえつけられているダントとも一緒ぐらい。
これだったら田永やら竜川のほうが全然デカいわ。
まあ、前回のキングダムでは、
合戦のクライマックス補正でも掛かっていたのでしょう。
「フッ、ようやく漢になったではないか」と、
暖かい大人目線で壁を褒めるダント。
勝負を決めたのは紛れもなく壁だが、
実質90%はダントの仕込みで決まった勝負。
スト―リー上ではそこには触れていないけれど、
ダントの渋みは間違いなくキングダムファンの中に刻まれたハズ。
ネタバレ考察-ロゾの扱い
ここから喜ぶ秦兵と山の民軍、
速攻で犬戎達までもが、
「え?アイツ死んだの?」
「前から嫌いだったんだよ、クソが!」などと、
一瞬で態度を変えて、
死んだ犬戎王に唾を吐いたり、
罵詈雑言を浴びせ、
あまつさえ、
死体を切り刻んで玩具にする、
などを期待していたのですが、
まぁ、流石にそうはなりませんでしたね。
「バカな、あのロゾ王が…。」などと言って、
壁と同じくらい真面目におどろいています。
設定に無理がありすぎると考えたので、コレまでの当キングダムネタバレでは、先に人質が解放されてから造反した犬戎がロゾとブネンを殺す。という予想は消極的に扱っていましたが、
いままで、一廉の男たちが敵として登場してきたキングダムにしては珍しく、
ただ残虐で下衆なだけがキャラの特徴であったロゾだけに、
多くの読者が、お似合いの死に方として、
それまでの部下にナブリものにされる最後が期待されたのは想像に難くありません。
いろいろツッコミ所が多かった、キングダム遼陽編ですが、
キングダム566話で公孫龍たちにガッツリ包囲されていた、山の民軍の数は2882人【キングダムネタバレ568決着と次の展開の楊端和軍】で、
エンポ爺たちと合流して、遼陽城を攻めることを指示されていたのは、彼らでした。
まあ、今回どう見ても、その時以上の山の民の兵力に増えてますよね。
まあ、神(作者)自身も、途中から正確な兵数なんか設定してないんだから、もう仕方ない。
城の前段の崖の上、二段ある遼陽城の城壁の全域で存在を誇示する山の民軍。
というか、趙軍もおめでたい。
「軍で攻めても、あの山城(の攻略は)簡単ではない」と言ってますが、
どう見ても作者がデザインに拘った故の、
弱点だらけの城だったとしか言いようがないだろう。
斜面が城壁を覆ってしまっていて、防御機能の乏しい未整備な城壁ばかりであったはずだが、そこは何とも思わなかったのだろうか?(キングダム527話、544話、566話)
ここにきて、
舜水樹が目を見開いて驚くのは、もう見慣れてしまった感がありますが。
その表情の少ない舜水樹が、
楊端和が犬戎を引き連れて後方から現れたのを見て、
『何っ!?』と、声まで上げて驚いたのは少し小気味が良かったです。
何気に楊端和も、自分で馬を駆れるほど回復していたのが分かります。
キングダム574話にてハッキリした、犬戎糾合ネタは、
多くのキングダムファンが予想した通りの顛末でしたが、
今回の本編で詳しく描かれなかったが故に、
実際には、
楊端和がどのように提案して、
戦意喪失した犬戎達を自軍に引き入れたかは気になりますね。
両サイドを固めるのはシュンメンとタジフですが、他は犬戎達ばかりですから、キタリやダント達は後続なのでしょう。
キングダム考察-引き下がるバカ、舜水樹
いままでのキングダムの犬戎達のキャラとは真逆といっていいでしょう。
名前はないけど、犬戎のなかでも何故か理性的で、
味方になった瞬間に綺麗な顔色をした犬戎ジェントルマンが登場します。
そして、
ここからの舜水樹、
まだ自分の指示で犬戎達がどうにか動くと思っているのが凄くバカに見えます。
いままでロゾと比べることで、
小利口そうな素振りばかりしてきただけに、
いまさら何ムキになってんだよ?
という印象しか受けません。
李牧が毎年、ロゾに羊の肉を直接振る舞っていたのは、結局は外交上の儀礼に過ぎなかったというコトでもありました。
キングダムネタバレ第574話 解放者 考察
ここからのキングダム、趙軍は詰み。
戦略上も有効な選択肢は残っていたが、もたもたし過ぎで選択の余地が無くなった。
これまでのキングダムネタバレは、舜水樹の動きを懸念していたが、その可能性もカナリ低くなってきた。
現時点でキングダム574話終了時点の状況を加えると、
むしろ作者サイドとしては、遼陽戦からの不確定要素の流入を排除する形で、
コレから先は集中して、王翦の動きとキングダム朱海平原を追っていく態勢に入ったと言える。
キングダム考察-舜水樹の後始末
武力も知性も中途半端。
舜水樹をこの戦いで評価するなら、そうとしか言いようがない。
キングダム501話で王翦の兵糧輸送の偽装工作を見破った視点は見事だったが、それなら、李牧としては彼を戦闘自体から引き離して、純粋に戦略分析に特化した参謀として育てたほうがよかったんじゃないのか?
527話でも、楊端和本人を挑発して、
「しっかりと顔を覚えたぞ」とまで、彼女に言わせた割には、
結局、今回のキングダム遼陽戦の最後でもう完全に忘れられている。
山の民軍のダメージがあったとはいっても、完全に見逃してもらっている状態。
『山界の死王』の楊端和とタメを張るかも?
と、読者が注目した『匈奴と繋がる北の遺児』って部分は、ロゾが『犬戎の祖』というキャッチコピーで持って行ってしまったために、この異民族としての因縁も先の戦闘に持ち越しになりました。
どう見ても舜水樹は、このままエンポ爺たちの遼陽城陥落軍と、背後の楊端和本軍に挟撃を喰らって殺されてもおかしくない状況なんですが、
先の話に向けて、神(作者)に生かされたことは明らかでしょう。
キングダム鄴攻め編が終わった先にあるであろう、趙国の王都邯鄲を攻める話があれば、そこでも楊端和の出番があるハズです。
舜水樹と楊端和が再度エンカウントしやすい予想点としては、カナリ先になるとしても、まずはそこでしょうか?
キングダムネタバレ-最悪の危機も回避
前項での犬戎老紳士。
名前もない以上、今後、再登場する可能性はカナリ低いように感じます。
しかしながら、最後にさらっと、一番重要なセリフを残してキングダム574話の戦闘を〆てくれましたね。
『鄴ではない方向へ行け』
『そうせねば我々(犬戎)がまずお前たちと戦わねばならぬ…』
正直、いままで散々、多くのキングダムファンが遼陽戦のツッコミ所として扱ってきた、当初の作戦目的、
すなわち舜水樹にとっての“鄴の開放”
と、
楊端和にとっての“鄴包囲体制の防衛”
についての決着がつきました。
今回のキングダム574話の後半で、キタリからも去っていった趙軍の動きを捕捉する必要性の提言がされていますが、
勝利したとは言え、
全員ほぼ満身創痍の山の民軍よりも、
機動力と追尾能力という観点からからも、
周辺地理にも理解がある、犬戎が文字通りに送り狼になるほうが有利であると予想できます。
そして、
キングダム遼陽編の最中で、
大将である楊端和ですら、結局は一度も口にすることのなかった当初の作戦目的。
当キングダムネタバレでも、言及してたように、当初の設定がブレまくってんじゃないのか?と感じていた部分も、
作者は最後の最後で条件付きの撤退提案で厭戦の発生も防ぎつつ、同時に修復してしまった感じがします。
そして、
それにしても舜水樹、
不利な立場と気が付かないまま、
スグに逃げないばかりかその場にとどまり、
生き残った犬戎にワガママをぶつけてしまったがために、
まだ、敵に揺さぶりを掛けれる可能性を持った最後の一手まで、封じ込められてしまっているのが笑えます。
ネタバレ考察-絞られる予想範囲
正直、コレまで当キングダムネタバレでも、
遼陽戦で趙軍の敗戦が確定したとはいえ、
今後の舜水樹の動き方次第では、キングダム鄴攻め編全体が、彼の動きに左右される余地が残っていました。
仮に単純に、舜水樹が、山の民軍と犬戎軍の共倒れの戦況に見切りを付け、
楊端和が舜水樹の動きを捕捉する前に、
彼が鄴解放に向けて動き出すことになれば、
王翦の作戦構想が根本的に崩される可能性が残っていたからです。
仮にこのネタバレ予想のケースになった場合、
山の民軍も、遼陽城を奪取したとはいえ、
軍力回復もそこそこに、
早急に舜水樹軍の追撃を開始して、
実質的に同じ厭戦が継続することになったでしょう。
当キングダムネタバレでも、
キングダム本編での連載進捗の側面から見て、
流石に、この期に及んで、遼陽方面からの戦闘継続、
つまり舜水樹の鄴方面への逃走は少ないと予想していました。【キングダムネタバレ574遼陽から朱海平原への転換】
そこで、舜水樹軍の顛末としては、
遼陽城陥落が判明した時点で、背後を楊端和軍と糾合された犬戎軍に挟撃され、決定的に軍としての力が失われるところまでをネタバレ予想してました。
キングダム考察-残存趙軍の逃亡先
❐遼陽残存は朱海平原へ行くか
しかし、実際には
結果としては、秦軍にとって最悪の結果となりうる、鄴方面への移動が回避された反面で、
残存数不明の、遼陽方面の趙軍だけは残ってしまったという、判断の余地が残る結果になりました。
バジオウにやられた右腕が相当のダメージで残っているハズの公孫龍も、生存を果たしている様子が分かります。
当然、現在考えられる、舜水樹と残存する趙軍が向かう先は、李牧が居る朱海平原である可能性がカナリ高くなります。
しかし、
キングダム527話で舜水樹自身が語っていたように、
結果的に、山の民軍までもが李牧のいる朱海平原に合流してしまっては、逆に作戦上のメリットが乏しくなるので、
これを予想の動きにとするにしても、趙軍側にとっても作戦的な動きとしての弱点が残ります。
❐キングダム575話以降の遼陽の立場。
そうであれば妥協点として、
やはり、ここで楊端和と舜水樹の戦いはきっちり終わりとして、
舜水樹は鄴にも朱海平原にも向かわず、
趙軍を温存出来る近隣の拠点で、
犬戎を含む楊端和軍に監視されつづけ、動きを封じられる。と、言ったところが遼陽編における趙軍の顛末についてのネタバレ予想になります。
また、一応の現実味を残すためでしょうか。
キタリの立場からは、率直な意見として、さっきまで戦っていた者同士の遺恨、
楊端和自身もある程度の警戒態勢を維持している様子も示唆されています。
確かに、この点を踏まえて考えてみれば、
楊端和軍が、同日中に犬戎軍を糾合したからと言って、不自然に足並みを揃えて、趙軍を攻撃する姿を描くよりも、
戦闘抜きに、趙軍を条件付きの逃げ道を与え、一旦はストーリー上から退場させたほうが着地点としては良かったような気がします。
キングダムネタバレ-最後は壁から何か?
テンポよく、キングダム574話の範囲で、
遼陽城の奪取、趙軍の敗走、
そして、犬戎の糾合という結果回収を果たした本編でしたが、
このまま、朱海平原へ転換するまでは進みませんでした。
壁が目覚めて、
山の民から歓声が上がります。
大ダメージを残し、仲間に支えられながら歩く壁ですが、
今までのキングダムの中で何度も死にかけてきた壁さんです。
今回は、ロゾの矛の柄の部分で胴体部分の殴打を喰らったコトが、怪我の主な原因なので、
見た目は傷だらけなのですが、
正直、いままで喰らってきたダメージの受け方のほうが全然ヤバかったことだと思えます。
キングダム遼陽編の9日目の前夜、天幕の中で楊端和に誓いを捧げ、結果それをどう楊端和が受け止めるのか?そこまでが一つの区切りになるでしょう。
流石に、楊端和に何か伝える為だけで、
再来週のキングダム575話が終わってしまうというコトはないハズ。
キングダムネタバレ第574話 解放者 考察 以上
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
※皆さんのキングダムネタバレ予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。(笑)
Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)