後々、蒙恬が登場した際に「信はトキドキ鋭いことを言う」と評されたように、
何気に信って、結構人を良く見ている気がします。
信「また、間延びしてきやがった」と、
山登りで遅れだした、鎧を着た昌文君の仲間たちを見て信は言います。
やっぱ、こういう時は身分の低い奴らの方が普段から足腰を使っているから強いぜとも。
ここで、黙っててもよさそうなのに、壁さんが言い返してしまいます。
壁「なに!それでは身分の高いものは弱いみたいではないか!?」
ゼェゼェ言いながら💦
ここで、河了貂までが、加わって貴族の氏族には親が金で位を買って与えているから実力が無くても、金持ち坊ちゃんに限って高い位についていたりする秦国の内情を語りだします。
そんなだからか、
信「そういや壁のだんなは、他より若いのに副官なんかやってんなぁ」と、二人してニヤニヤしてからかい出すだす始末・・・。
そして、その身分と地位の話としていたからか、信、やはり政がなんであんなに体力があって、今でも先頭に立って歩いている様を見て、
国一番のおぼっちゃまであるハズの政が、なんでこんなに体力があるのか?
なんでこんなに平気で山道を歩けるのか??
初めて出会ってから、平気で朱凶の首をすっ飛ばしたり、信の首を掴んで片手でネックハンギングしたり・・・・。
明らかに喧嘩慣れししぎだろ!?
と、疑問を露わにします。
とまあ、この点が何故なのかは、オイオイ、紫夏さんとのエピソードで語られでいくのですが、早くもこんなところで伏線やら疑問が付されていたのですね。
そして、昌文君。
何やら体力的に限界なのでしょうか?
文官に転身したとはいえ、まだまだ現役の武将としての力は保っていたハズ・・・。
とは言いながらも、片膝ついて、老いの恐ろしさを一人噛みしめています。
大王様の政を助けられるのは自分を置いていない。
ここで何故か信を見て、
「あ奴ではダメだ、真っすぐすぎる。」
「単純な武芸だけでこの戦国の世を切り開いてはいけぬ・・・。」
と心情を噛みしめていますが。
いや、あの??
昌文君・・・。
その言葉、そっくりあなたにも当てはまります。
あなたもかなりの真っすぐな性格のオジさんですよ💦
多分、後々、肆(し)氏が仲間になってくれて本当に良かったと思います。
あと、ここでもやはり、壁さんは頼りにならんってのが、寂しい気がします。(笑)
この時点で、昌文君が壁のコトをホントにボンボン貴族とか思っていたら少し笑えますがね。
そして、「やはり政様を助けるのは儂しかいない。」とか噛みしめている間に・・・。
はい、やはり囲まれていた~~~!!
昌文君と壁さんが咄嗟に号令をかけ、政を中心に円陣で守りに就こうとしますが、政は逆に「動くな!」と彼らを制します。
むしろ、半端な闘争体制は皆殺しに合うだけであり、あくまで話合いに来たことを態度で示そうとするのが先です。
そして、今では頼もしい味方のバジオウが登場。
平地の言葉を話す彼が、ここでのリーダーとなり政に近づいてきます。
秦の王である政が、自分達に会いに来たことを、山の王は知っていると言い。
政を、迎えにに来たことを告げます。
そして、信、ここで素直過ぎる性格がアダに(笑)
「なんだ、じゃあ話が早えーじぇねえか、とっとと行こうぜ」
とバジオウのそばを通り過ぎようとしたところ、
ヤッパリというか、バジオウに着物の襟を捕まえられてぶん投げられます。
信「何しやがる!?」と、
頭を押さえてバジオウに向かって吠えますが、
バジオウ曰く連れて行くのは秦王だけだと。
他は、下山しろ、さもなくば全員殺すと告げられます。
まあ・・・。
どうせこんな事だろうと思ったよ。(笑)