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キングダム王都奪還編

キングダム第30話 対面 考察

投稿日:9月 23, 2019 更新日:



(信 作画引用:原泰久先生作 キングダム第30話より)

「おっ、でっけーオッサンがいる。(笑)」と壁を乗り越えて余裕の表情の信。

先方のケツ氏も朱亀の門の裏側に出ようとする信を視認したのか、「あの子サルを殺せー!」などと怒号を発して、侍っていた衛兵たちを向かわせます。

壁を越えた裏側には、ほとんど数名の衛兵しかいなかったためか、信も「遅っせーよ。」と吐き捨てて、そのまま壁下に飛び降ります。

前回の29話では、実際に朱凶やムタに襲われたわけでもなく、はじめて自分から積極的に剣を振るって人を切り殺した信。少しばかり自分のやったコトの事実の重みをかみしめているシーンがありました。

ただ、ここからは流石、主人公。

すっかり、戦場の空気を受け入れて、飛び降り様、着地と同時に二人の秦兵をあっさりと一振りずつの挙動で仕留めて、朱亀の門を裏側から硬く閉ざす、閂に手をやります。

まあ、この場面、ケツ氏が朱亀の門を厳重に警戒していたとか、前回で言っておきながらも、門の裏側は全く手薄で、過剰に自分の身辺のみに衛兵を集めていたのが、信たちにとっても幸いしたような感もあります。

「悪いな、漂の弔い合戦兼ねてっから、容赦しねえぞ。」と信、ここから徐々に彼にもエンジンが掛かって来たようです。

信が朱亀の門を開けたとたん、それまで門の傍で戦っていた山の民の戦士たちが、揃って門の内側に侵入してきました。

なんか前回の29話まで、それなりに王宮の兵士たちも頑張っていたようなのですが、こうも待っていたように山の民の戦士たちが一同揃って並んで入ってきたことを考えると…、

信が壁を乗り越えて門を開けるまでのものの数十秒間で、すっかり王宮兵士さんたちは全滅させられてしまったと考えてよいのでしょうか…。

この点からも流石の作中最強クラスの部隊の実力です。

キングダム考察-逃げるケツ氏

呑気にお出迎えに出てきたケツ氏とその側近、一気に血相を変えて馬車に乗り込みます。

その瞬間を見て取ったのは嬴政です。

彼に身バレ顔バレしまくっているケツ氏は、即座に嬴政に「馬車を狙え!奴がケツ丞相だ!」と標的宣言されてしまいました。

連載当時、「あれ!?これでイッキに王都奪還編終了じゃね?」と期待した読者もいたでしょうか?

信もそれなりに、コトの重大さに気づいて、「大将首の片方じゃねえか!?早く言えっつの!?」と、大王に向かってツッコミを入れています。

さて、王宮では、この騒動において、唯一ランカイが異変を感じ取っています。

不意にランカイが朱亀の門の方角に向かって振り向いた事に、成蟜も「どうしたランカイ?」と聞きます。

ここでランカイも「グルるる」としか答えないのですが、そういえば成蟜ってランカイの言葉が分かるのでしょうか?

この点は、最後までキングダムの中でも謎でしたね。

ランカイが人語で答えようにも答えられないのに、普段から成蟜がランカイに、マジに質問投げてつけていたと考えたら少し笑えます。

お前らホントに仲いいのな。(笑)

さて、再び逃げまくるケツ氏と山の民の戦士たちの戦闘場面に戻りますが、、。

いきなり山の民の戦士の走力がハンパないです。

あるいはケツ氏がデブ過ぎて馬車のスピードがハンパなく遅いのか?

その両方かもしれません。

で、ここでいかにも悪党に相応しいリアクションを堂々と見せてくれるケツ氏。

ついさっきまで一緒に信たちを見ていた、側近であった江さんを着物の首筋と腰帯を掴んで馬車から投げ捨てます。

放り投げられた江さんのお陰で、若干、信や山の民の戦士の追跡が邪魔できたようですが、それほど馬車のスピードも上がっていないようです。

まあ、明らかに体の体重比を比べたら当然の話なのですがね。



信や河了貂も仲間を投げ捨てたケツ氏の反応に憤慨していますが、壁は王宮の連中など、昌文君意外はみんなあんな連中であると諭します。

そうこうしている間に、山の民の戦士数名は、馬車の傍にいる騎馬兵を狙って後方から組み付いて、騎馬を奪取。

山の民の走力もさることながら、鈍重なケツ氏の乗る馬車に合わせて騎馬を走らせていたがために、いとも簡単に山の民に追い付かれてしまったものかと思われます。

騎馬の衛兵から奪った山の民の戦士のウチ三人が、そのままケツ氏に迫ります。

流石にケツ氏も「っ…飛ばせエエエエ!!」と叫びますが、馬車を操る御者さんからしたら、「(テメエが)っ…降りろオオオオ!!」と叫びたかったコトでしょう。

この時点、壁さんが自分たちの作戦勝ち!「ケツ氏の最後だ!」と素直に喜んでしまっていますが、只一人、異変を感じ取って「止まれ!」と叫んだ者が居ます。

キングダム考察-シ氏が駆けつる

楊端和です。

その瞬間、多数の矢がケツ氏を最も追い詰めた三人の山の民の戦士の体に突き刺さります。

呆気にとられる壁、信、河了貂と政の一同。

そこから先には、シ氏と魏興が率いる弩行隊が彼らを待ち受けていました。

「でかしたシ氏」とほめるケツ氏。

ここでシ氏が、蓑傘の下に、鎧のような光るものを発見した為に、恐らく地平の者の扇動があったのだと考えた、シ氏のネタばらしが入ります。

そのことを聞いたケツ氏共に、この山の民の戦団の中に大王嬴政が居るハズと考えるシ氏。

「姿を現しなされい!大王嬴政!」と声高らかに口上を叫びます。

ほんとこのシ氏…、ここまでやっといて後日、その嬴政様の側近に取り立てられているって、どう考えてもに最高にラッキーな男だと言えるでしょう。

そのシ氏が「出てきてくださーい!?」と叫んでる間に、昌文君を経て壁へと作戦の次工程を伝える嬴政。

この時は、即座に嬴政の指示に端的に反応した壁が少しカッコよく見えます。

もしかして、キングダム史上で壁が一番カッコよかった時期はここなのかもしれません。

そして、ここからは自らが囮になる為に、自ら敵の前に仮面を外して姿を現す嬴政。

シ氏が「馬鹿正直に現れるとは愚かな!」とか言っていますが、出てこいって言ってたのはお前だろう?と多くの読者もツッコんだことかと思われます。(笑)

同時に、嬴政が敵の目を引き付けている間に、信やバジオウに声を変えて別動隊の編成を進める壁

その様子を王宮の望楼より眺める王騎が、再び姿を見せ始めました。

― キングダム第30話 対面 考察 以上 ―

次回もキングダム王都奪還編の考察をすすめていきたいと思います。

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Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

次の考察⇒【キングダム考察 第31話 魏興の弩行隊】

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