( 李牧さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第775話)
宜安戦で趙軍総大将リーボックさんがやらかした、趙軍全員の保育園サッカー。
これは保育園児にサッカーをさせてみたら、役割分担など当然全く考えずに、全員がボールに群がってしまう現象を指しているわけですが…、
宜安戦で桓騎と言う武将の首をサッカーボールに例えたら、大の大人の集団である趙軍が、まさしくコレやっちゃってたわけですよ。
31万人が宜安に行ったり肥下に走ったり…。
いや、お前ら31万人もいんだから、その行動、全員でアッチコッチソッチコッチ走る必要あるか?と。
で―、
今回、それを亜光さんがやってしまっています。
いや、まーこの点、正確にいうと、亜光さんの場合は李牧さんなんかと違いまして、キチンと『300騎、俺についてい!』とおっしゃって、武将として部下に役割分担を命じていたわけですが…、
分遣隊発した300騎が少なすぎて、フーオンに閉じ込められてしまい、膠着状態。
亜光自身は敵の強ユニットであるフーオンと楽彰の相手をせざるを得なくなり、ココから李牧を討つには配下の亜光兵が李牧を射程内収めるしかありません。
さぁーて、亜光軍だよ!全員集合!! で…、
ゴリゴリのモブパワーを結集して、見事、リーボックさんを包囲ガチ☆ボコにできるのでしょうか?
って、出来るワケあるかーい!!
亜光兵がどれだけ強くて全員で保育園サッカー仕掛けて来ようが、李牧さんは囲まれる前に、最速雁門馬で逃げたらいいだけです。
ただですね?
ここで問題になって来るのは、その、逃げればいいハズの李牧が、どこで見極めをつけるかです。
何故なら、李牧としては、最低限、自分に対して亜光だけでなく、ある程度の亜光兵が接敵してくることくらいは予想していたハズ(※全員とは思っていなかっただろうけど。(笑))ですし、その反面で、李牧が本当に亜光退場を早期に狙っていたと仮定したとしても、ここで李牧が、あまりに早いタイミングで、完全に亜光たちの手の届かない後方まで退いてしまえば、亜光とて李牧討ちを諦めて戦線の回復に努めるでしょう…。
そうなれば、その程度の先が見えた作戦の為に、ワザワザ総大将が囮を買って出た、ほどの意味を成しませんし、最悪、亜光の抑えに出てきた楽彰が、李牧討ちを諦めた亜光に標的変更されてしまい、そのまま討たれてしまうリスクの方が上回ってしまいます。
また―、
仮に、李牧の真のターゲットが、亜光以外に在るのであれば、“ソイツ”が釣られて出てくるまで、李牧も簡単に“囮”を辞めるわけにはいきません。
というか…、
本当に李牧が亜光をココで始末する心算であるなら、彼にぶつけるユニットがフーオンと楽彰って、余りにも決め手に賭けませんかね??
どう考えても、軽量すぎるやろ(汗)
亜光をココで必殺にするにしても、フーオンと楽彰では引き込みが足りなすぎる。
逆に、亜光軍が迫ってきたからと言って李牧が逃げ出してしまえば、亜光の前に楽彰を差出しただけになる。
亜光を討つなら、もっと、亜光自身が引き換えせない程の深部に誘い込んで、司馬尚投入で必殺するくらいが必要なハズですが、この点で、どうも亜光への引き込みがカナリ浅い。
見方を変えれば、李牧は、決め手に欠ける状況になった亜光を支援する、別の武将を狙っているようにも見えてきます。
じゃあ、ソイツは一体誰なのか?
王賁、李信??
ではでは、来週のキングダムネタバレを予想していきたいと思います。
キングダムネタバレ-李牧も逃げにくい亜光兵全員サッカー、今回は正解かも。
亜光の命令ではない、各亜光兵自身の判断による全員サッカー。。
もしかしたら、李牧のソレと違って、今回は、なかなか的を得た判断になるかもしれません。
何故なら、ここで亜光兵の圧力に負けて李牧が完全に後方退避したら、亜光自身も、早期の李牧討ちを諦めて、自身の標的を目前の前線武将である楽彰にシフトするしかなくなるからです。
そうなれば、李牧は確かに亜光を前に引き釣り出しましたが…、
逆を云えば、必殺の確証も無く、単に楽彰を亜光の前に提供してしまっただけになるので、囮作戦のメリットがなくなり、楽彰をロストするリスクだけが残ります。(笑)
亜光が李牧を気にする意味がなくなり、目の前の楽彰全殺しに徹すれば、フーオンが防衛に回っても、牽制程度にしかならんでしょう。
当然、その頃には、李牧が逃げた後の楽彰軍左翼一帯は、既に右方移動してきた亜光兵約六千(※亜光軍3万のウチの約2割で仮算出)が結集してしまっているので…、
ココで亜光が『李牧、もう逃げたし無理。とりあえず目の前の楽彰を全員でブッ殺すぞ!!』ってなったら、楽彰の成仏がほぼ決定してしまいます
こうなれば李牧、ホントに何しに来てん??
青歌でゆっくり過ごしたかった、司馬尚一味にとって、お前絶対に疫病神やろ。(笑)
また同じ、全員サッカーでも、こうして状況整理してみれば、宜安戦の李牧と今回の亜光では、その効果が真逆の顛末に繋がるので笑えます。
なんつーか、宜安戦で見せた李牧のソレはマジに保育園サッカー同然ですが、今回の亜光兵の場合は立派な全員攻撃として機能しているのが、もうメチャクチャ嗤わせてくれます。(笑)
しかし、それだけに、その反面で王翦、田里弥が見ているだけなのがなんとも…、
そこまで亜光軍が凄いなら、謎に亜光軍だけを小出しに単独行動させるでなしに、キチンと王翦や田里弥あたりが、後衛によるフォロー距離を維持する等の役目をはたしていたら、李牧も楽彰も余計なコトしたばっかりに詰んでた可能性すらあります。(笑)
重要な点なので、繰り返しますが…、
李牧は亜光軍が迫っても、彼自身は最速雁門馬を使って余裕で逃げることが可能です。
しかし、その反面で、李牧が完全に亜光とその軍の手の届かない距離まで逃げたら、亜光とその屈強な亜光兵の殺意は、楽彰一人に向き、しかも亜光兵全員右方移動による、楽彰&フーオン包囲が完了しているので、もう二人は逃げられません。
その結果、中途半端な囮作戦で、李牧は司馬尚に無断で、亜光軍全員の前に楽彰とフーオンを置いてきただけになるので…、
李牧史上おける、究極最大の友軍迷惑ウンコ作戦が完成することになります。
受けた恩を仇で返すとはまさにこの事!!(笑)
しかも―、
李牧とカイネは全くの無傷でww
そして―、
李牧さんの、あの無責任な性格を考えたらどうでしょう…?
李牧『司馬尚、私が不甲斐ないばかりに申し訳ありません。楽彰にフーオン…、我々のかけがえのない仲間の命が、尊い犠牲になってしまいました…。』とか、マジに言いそうじゃないですかね?(
とは言え、李牧がどこまで厚かましいとは言え、さすがにココまで酷い顛末にはならんでしょう。(笑)
キングダムネタバレ-ギリギリまで逃げない李牧と釣られる王賁
亜光軍が目前まで迫っても、作戦の目的達成の意味合いと、楽彰とフーオンまで、亜光軍の強襲に晒している以上、簡単には逃げるに逃げれない李牧。
また、亜光軍の襲来については、李牧の計算外である可能性も高く、事実、李牧の側近であるモブ騎馬兵達もビックらこいていやがりますww
王賁は、亜光の危機ではなく、李牧こそが死線にいると言っていましたが、この点、今回に関しては、実際に王賁の方が正しく、ぶっちゃけ云うと、亜光軍の予期せぬ右方集中が功を奏した形になり、李牧的には楽彰とフーオンを置き去りにして、最早、逃亡するしか手段が残っていないような気もしてきます。
しかし―、
李牧としては、ここから逃げるにしても、深縦後退を施して、亜光を更に引き込むために、楽彰とフーオンには、亜光を引き付けたまま後退する方法を、既に示し合わせている等の可能性があります。
李牧的には完全に逃げ切るのでは無しに、亜光とその配下が、あと少しで手の届きそうな余地を残しつつ、徐々に後退していく感じです。
この点、後退のスピードについて、予期せぬ亜光兵の全員攻撃に対して、どのような調整を付けるのかが、李牧や楽彰たちにアドリブが試されているワケですが…、
逆に、この点で、李牧軍サイドでは無しに、秦軍のほうで何かしらチョンボしそうな気がします。
例えば、どうでしょう?
亜光としては、最初から李牧の行動は“囮作戦”と分かっているのですが、李牧としては、上記の通り、簡単に逃げ出すわけにはイカンわけです。
でなんで、どうせ李牧がノンビリ見ているだけなのなら、一旦は彼の事など放っといて、同じく死線に出てきてしまった楽彰かフーオンをサッサと李牧ので目の前に始末してしまえば、良いワケです。
焦って李牧を狙う必要など全然ありません。
亜光は、丁寧に目の前の障害を取り除いてから、李牧を狙った方がいいと思います。
こうなれば、李牧軍側が勝手に戦力を逐次投入しただけになり、楽彰とフーオンを欠いた、その後で、亜光が逃げる李牧を追って司馬尚と会敵したとしても、これでは李牧としても、亜光を完全に包囲するのは難しくなるでしょう。
しかし―、
李牧とて、楽彰にフーオンと自分を含めて、亜光を前にして有力な武将が三人居て、進退する上で連携が取り易いという点は、亜光に対して優位に立ちます。
ここで李牧と楽彰自身の後退の速度の工夫もさることながら…、
亜光が李牧、楽彰、フーオンと、三者の標的を絞れないまま、進退を決定するにも微妙な判断を強いられる形で、後退する李牧に引き釣られる形で、前線兵士を放置しまたまま、亜光兵と共に深部に誘い込まれる形になるでしょう…。
亜光としては、この点、追撃が難しいなら、“思い切って追撃を諦める”ことを選択するべきなのですが…、
思いのほか、亜光兵が追撃を後押してくれるので、その流れを活かそうと判断するハズです。
でなんで、李牧の更なる誘い込み、乗りやすいというリスクが残ります。
楽彰とフーオンも、とりあえず亜光にちょっかいはかけ続けるのですが、ブチキレられて、ブッ殺されないようにだけ気を付けて、李牧の後退を支援しつつ戦えばいいと思えばそれほど難しくないかもしれません。
で―、
亜光と亜光兵が誘い込まれたトコロで、王賁が動く。。
その目的としては…、
①亜光と亜光軍不在の、本軍支援としてかもしれませんし…、
②楽彰とフーオンによる、亜光に対する纏わり付きを支援する為であるかもしれません。
あるいは、亜光の行動が遅ければ…、
③王賁自身が李牧を強襲したほうが早いと判断する可能性も在ります。
亜光兵が続々と李牧に襲い掛かっていく状況なので、今現在としては、王賁の出る幕では無いような気がするのですが…、
キングダムの事なので、話が進んでいくうちに、神(作者)様的に、亜光兵が大挙して李牧を襲っていることを忘れられて、亜光自身がフーオン達に手を焼いているウチに、話が有耶無耶になって、王賁出動に繋がるかもしれません。
また、李牧的には、戦術的に後退するだけで無しに、カイネとフテイを途中から増援に来させることも可能なので、亜光兵の強襲もある程度は緩和できる余地があります。
逆にもしかしたら、先にカイネとフテイの増援があって、王賁出動が余儀なくされる流れもあります。
こうして考えてみると、亜光を前に、楽彰、フーオン、フテイにカイネ…、
それこそ尭雲やバナージのように、揃いも揃って全員が軽量級で、決戦力がある程のユニットではありませんが、亜光程の強力武将に対して、陽動とか攪乱をするという意味では、彼ら様な武将は非常に使い勝手がいいです。
強いて例えたら、亜光という巨熊に対して、楽彰、フーオン、フテイ、カイネという猟犬を放つみたいな感じです。
また…、個人的な武力など関係なく、兎に角、武将の数で亜光一人に対して、李牧は自身含め五人で状況判断を下せるのが、余りにも有利過ぎるんですよね。
そして―、
ここから先が更に重要な話で、ここまで準備しておいて、李牧の真の狙いは、亜光以外の武将である可能性がある点です。
事実、李牧は朱色平原で亜光を殺す所までは行きませんでしたが、実際に退場させることまで既に出来ていました。
しかし、その後の後半戦では、亜光が退場したからといって、戦に勝利したわけではありません。
この点から見ても、亜光が、今回、李牧の目的とする、“厄介な存在を早期に退場させて趙軍を有利にする”という、作戦目的に合致した標的ではないことがよく分ります。
でなんで―、
今回の予想で私が導き出した、李牧の真の標的は、ポジション敵にも、ヤハリ、朱色平原戦の後半戦に貢献した王賁なのではないかと、予想します。
これまで書いた通り、亜光と王賁共に、李牧の動きが陽動であると分かっている上で、そこから亜光がイマイチ進退のハッキリしない局面に縺れ込めば…、
どう足掻いても、武将の数で圧倒的に劣る亜光軍(※将軍:亜光1人、五千・三千将クラス:不在、仮に居たとしても、亜光兵がそこまで多くないので、五千将、三千将としての仕事はどう足搔いても出来ない。東北軍は最早アルバイトスタッフも同然(泣)、王翦こそ戦争を一番舐めてんじゃないのか!?)の支援には、王賁が動かないと収拾つかなくなります。
来週の展開、そこまで話が進むか分かりませんが…、王賁出て来て、亜光が前進…。
出て来た王賁目がけて、李牧が本来得意とするポケモンバトルを仕掛けてくるのが真の狙いなのではないかと予想します。
李牧『行け、司馬チュウ!10万ボルトだ!!』
司馬尚『シッバッチュウ~~~!』
亜光が死ぬとしても、司馬尚から王賁を守る為とかかな。。(汗)
― キングダムネタバレそれ最新776話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。