( 岳白公 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第678話 )
岳白公…、なんか信のコトを野犬共が喰らいやすいように肉塊してやるとかそんなコトいってましたよね?(参照:682話)
しかし、どうなんでしょう?
別に、信としては今さら岳白公ぐらいの首を取るコトに、大した目的意識ってゼロなので、サッサと本陣落として、岳白公の首は誰でもいいのでサクッと斬り落としてやってくんないかな?
ってくらいの話だと思うんですよ。
でなんで、なんか『ここはヤッパリ俺が一騎打ちで…、』と腰を上げてくれた岳白公には悪いんですけど、信の首を取るどころか、先ずは相手にしてもらえるかどうかが問題になってきます。
今さら読者としても、信が岳白公を倒したくらいで滾る読者もいないと思います。
例えば、イキナリ崖下から“ボヒュッ”と矢が飛んできて…、
仁『お前が当てたの、敵の大将じゃないのか?』
淡『え?そうなの?』
みたいなオチでも、話がサッサとすすむなら、もうそれでイイかな?ってくらいの話じゃないでしょうか?
早く、桓騎サイドの話が見たいんや。
ではでは、来週のキングダムネタバレ予想に入っていきます。
キングダムネタバレ-崖際に本陣を置く岳白公の意図
先ず、すいません。
今戦、もう殆ど予想どおりに崖上戦力と崖下戦力が合流して、結局は亜花錦が隠し玉になって勝つという、流れの通りで終わりそうなので、ここでは、開戦からメチャクチャ気になっている部分の…、
『なんで玉鳳軍がこんなモブ軍団に負けさせられたのか?』
…という点について、自分なりの脳内補完を先に書いてスッキリさせておきたいと思います。
趙軍がこの影丘に配置している岳白公軍の兵力は8万であることが分かっています。
さて、問題はその分布と配置です。
飛信隊サイドの兵力は、散失した、玉鳳軍とそれ以前の友軍の秦兵をかき集めても、1万5千(飛信隊+羌瘣隊)+若干名しかいないハズなので、兵力的には、趙軍は余剰兵力ありまくりです。
でなんで、この点だけでも、当初、一度、崖へ攻め手を寄せてしまった玉鳳軍の背後を、この余剰兵力ですぐさま囲い込んで、撃滅することが出来たのではないか?と考えることが可能です。
しかしながら、趙軍がそれくらいの作戦に出てくることは、王賁としても、初手の段階でお見通しだったハズなのですが、何故か、全く退却も回避も出来ずに、全滅させられてしまう顛末になってしまいました。
なので、もしかしたら岳白公は、予め相当数の兵力を崖下展開させていたのかもしれません。
王賁の対応力を上回る、動員数をもって崖下に展開していたと考えられます。
そして、優位にあるハズの趙軍が、河了貂の言うように、油断とも取れる様なほど、本陣を、崖際の真ん前に設置していたの理由も、この兵力の展開方法に関係があったのかもしれません。
趙軍は緒戦の時点から、秦軍が何故か、攻めるに効率の悪い、影丘に兵力を大量に投入しているという情報は得ていたでしょうから、おそらくは趙軍としても、それならそうと、『ここで可能な限り秦軍の兵力を削っておきたい。』という狙いが生じていたハズです。
そこで岳白公は、さらに秦軍が、攻撃してきやすいように、敵を挑発する意味も兼ねて、岳白公自身も、その本陣を崖際に設置していたのではないかと考えられます。
また、王賁側としても、亜花錦を放っていて挟撃のタイミングも有るこあった所以でしょうか?
亜花錦との挟撃ポイントを飛信隊の様に、“狩場のどこかから崩す”とかではなく、最初から、岳白公の本陣を挟撃するつもりだったのかもしれません。
その為に、おそらく玉鳳軍が全滅するまでの目に遭った状況の合理的な脳内補完としてましては、岳白公自身が、本陣を敵の目の前の崖際に設置しているのは、敵の攻撃を誘い出すための囮であり、
同時に、無理を承知で崖際に攻め込んで来た秦軍の背面を漏らさず、面滅する為に、相当数の部隊と兵力を崖下にも割いている配置でいたというのが、実情に近い状態なのではないかと推察します。
キングダムネタバレ-弓兵が存在しない謎の趙軍
しかしながら、上記のような兵力分布であれば、玉鳳軍も飛信隊も別の作戦構成が可能であった可能性が極めて高いです。
何故ならば、もしも相当数の兵力が崖下展開されていたのならば、崖際の地形上の不利な箇所は一旦、放置しておいて、ワザワザ地形優位のない、“崖下に展開しに来ている趙軍を片付けてから、崖攻撃に移行すればよかった”というだけの話になってしまいます。
ましてや、何故か趙軍はコレだけの優位高所地形を獲得しているにもかかわらず、最も秦軍を効率的に迎撃することができるハズの弓兵部隊が殆ど存在しません。
せいぜい、狩場の内向きに数列が配置されているだけでした。
これは一体、どういうコトでしょう?
扈輒サンが、出陣の準備をする前に、あまりにも早く出発してしまったがために、弓兵種の部隊の配置が間に合わなかったのでしょうか?
もしも、一定数の弓撃兵力が存在していたのでしたら、玉鳳軍にしろ、飛信隊にしろ、相手が崖下の戦闘部隊と交戦している状況を狙って、崖上の圧倒的有利ポジションから、矢の雨を降らせて、攻撃することも出来たでしょう。
しかしながら本戦の趙軍。
どういう訳か、そのような形で、玉鳳や飛信隊と戦闘を進めていたような箇所が全く見当たりません。
なので、これも脳内補完する必要が出てきます。
おそらく、趙軍にも弓兵は相当数いるけれど、彼らの戦力を少しでも集中して最大密度で利用できるように、“緩斜地の狩場に殆ど動員しきってしまった。”というのが、現状に合致した、岳白公の兵力配置になってくるのではないでしょうか?
キングダムネタバレ-岳白公の始末
はい、上記までの脳内補完によって、ようやく、玉鳳軍が全滅させられるほどの大打撃を被ったのか?
何とか、ある程度の整合性をつけるまでこれたような気がします。
しかし、それにしたって、いくら何でも亜花錦が苦労(※ほとんどは部下の苦労)して、引き連れてきた騎馬隊がいるからと言っても、彼らの登場で崖上軍の力が半減させられ飛信隊が本陣到達というのも、なかなかの飛躍のように思えます。
だって、亜花錦がああやって連れて来れた部隊っつても、あの山登りの様子だと、精々、数十騎とかがやっとじゃないですか?
もう、殆ど強制イベントやんけ。
もちろん、今までのキングダムでも、実際には、ほとんど兵力差が問題にならない戦ってのが殆どです。
なので、何故か、本来は崖上にも趙軍は相当数の兵力を抱えていて、本陣背後の森の中にも、相当数の待機兵が居そうなのに…、何故か、若干名しかいないハズの亜花錦隊に、本陣背後の森全体が占領されたみたいな描き方されても、ソコから先は“そういうモノ”として割り切る他が無いようです。
また、苦労はするだろうけど、亜花錦隊の皆さんが、なんとか踏破できるようなレベルの山林で、しかも、山林が本陣の真後ろまで迫っているような地形なら、羌族二人が、本来の暗殺者としての仕事を実行するのも余裕で、飛信隊も完全無傷で勝利出来たんじゃ?
…という、既存の設定だけで余裕で勝てたんじゃね?という身も蓋もない邪推が湧き出てくるのは私だけではないハズです。
いや~、だからか?
すいません。本日は予想編っつても、そんなに深く考える要素が乏しい局面だったりします。
ここから影丘戦で、もう一波乱あるか?と言っても、ここまできたら岳白公次第なので、一番メンド臭いのは、ドラゴンファミリー(龍白公一家)に続いて岳白公を深堀するための無駄エピソードが挿入されるとかはカンベンして欲しいところです。
例えば『フッ、かつて儂は王騎軍と戦ったことがある…、』とか言い出しても、『いや誰も聞いてねェし。』ぐらいの感動しか湧いてこないような気がします。
岳白公の始末っつても、今さら単に体がデカいだけの武将でしかないので、もう、これって第180話に出てきた名ワキ役、“三個錘の剛炭さん”と同じ顛末でいいんじゃないですかね。
使っている武器もほぼ一緒ですし。
信は十分活躍しているので、羌礼に“ヒュッ”って感じで。
そうじゃなかったら、冒頭みたいに弓矢兄弟でもいいよ。
“ドヒュ、ボヒュッ!!”とイキナリ二射の矢が的中して…、
淡『兄ちゃん、俺の矢が先にあたったよね?』
仁『ハァ! 違うよ、よく見ろよっ!』
…みたいなやり取りで、茶を濁すような顛末でもイイんじゃないでしょうか。
― キングダムネタバレ最新685話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。