( 蒙武 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第656話 )
初登場がフルチンだったのに、回を追うごとにシリアスになっていく男、満羽。
正直、私は最初の時点では、彼にはキングダムとしてのキャラクター性と言うよりかは、むしろ浦安鉄◯家族や珍◯記に出てくる連中みたいに…、
ウンコー!とかチンコー!みたいな不条理バカ騒ぎぐらいしか期待してなかったんだ。
まぁ、それは千斗雲も同じか…。
でもさ、満羽?
どうしちゃったんだよ…。
何、真面目に戦ってんだよ?
それはいいんだけれども、虚無の先にある究極の強さ的なソレって、もうキングダム読者は龐煖でお腹いっぱいだぞ?
その路線、多分しんどいと思うぞ?(´Д`;)
ではでは来週のキングダムを予想していきましょうか。
キングダムネタバレ-今回もしみったれた強さの敵
俺たちゃあんなに頑張っていたのに国が滅んだんだよ虚しいだろ!
俺たちは何のために生きている!?的なあれですかね。満羽的には。
ただし、もうこれだと呉慶さんを始末した麃公将軍マターみたいになりそうなんですが、まさしく麃公将軍のお言葉を借りると『小国の淘汰は乱世の常であって、お前らの虚しさなんぞそこらに転がっておるわ。』で片付いてしまうだけの話ではないかと思ってしまいます。
そう考えると、羌燕にしたって呉慶にしたって過去の亡国キャラって、出生国が滅んだら滅んだで、ソコからきちんと自分の活きる立場を見つけだして、比較的建設的な生き方をしていた連中だなぁ…。などと思ってしまいます。
にしても、満羽や千斗雲にしたって大将軍の立場で国を失ったショックって、確かにそれなりにあったんだろうなぁ…。などとある程度は想像に値する話ではあるものの…、
その反面で、キングダム本編では、蒙驁蒙武親子などは、国の趨勢そのものは関係なく、活躍場所を求めて流れた結果として秦将になったという武将も居れば…、
劇辛さんなどの様に金で在席国を決めてしまうような武将も居たりするわけなので、むしろその方が乱世の武将としては普通の生き方なんじゃないのかとも考えてしまいます。
今戦で参入している乱美伯に至っては何のために戦っているのかとか聞く以前に狂戦士ですからね。存在そのものが乱世ですよ。(笑)
みんな、出生国の過去のことなど忘れてカラッと乱世らしく逞しく生きているのに…、
なんで、急にお前らだけ(満羽たち)ナイーブやねん。(笑)
でなんで、今さら戦争のモチベーション論を主人公が居ないような戦争で持ってくるの?という印象を受けます。
ぶっちゃけ今週もネタバレ予想とか言って書いてますが…、
正直言って、あんまり真面目に予想する切り口が少ないのが苦笑気味です。(笑)
蒙武VS満羽戦線は、結局また一騎打ちで、再び蒙武が精神的な“バフ”を発動させて勝つしかないんじゃないのくらいにしか考えちゃいません。
まぁ、あの蒙武が『俺は一人じゃない!みんなに願いを力にかえるぞ!ウオオオ!!』とか言わせてるとかやられても、それは対龐煖バトルでお腹いっぱいなので無いとは思います。
とは言え顛末として、蒙武は昌平君とともに中華統一を成し遂げて、自分が中華最強を示すのが目標なのですが…、
別段、ここで満羽という今戦の使い切りキャラクターを相手に、そんな再度の決意発表みたいな戦闘をさせても今さらどうなんだろう??
必要なのかこの戦い??という印象しか残らないような気しかしなんですよね…。
ただそれにしても、何度もキングダム656話のラストの蒙武落馬シーンを見直すと、驚くっつーか、正直、萎える…、萎える…、萎える…。
満羽は汗明を何度か相手にしたことがあるようなセリフを残していますが、
結局は真っ向から本人を叩き潰したワケでも無いのに、何を『俺も汗明くらいだったら余裕だったけどね。』みたいな先輩面しているのでしょう?
お前らが結局倒せなったから汗明は蒙武が倒すことになったのが事実じゃないんですかね…。
でなんで、ここは蒙武が力負けして落馬までしただけの合理的な理由付けが欲しいトコロです。
また、満羽の説明する汗明像もちょって怪しいです。
汗明の事を“一人最強を誇示する唯我独尊の超越者“みたいな位置づけで評価していますが、これは明らかに違うと思いました。
合従軍編を読み返せば分かる通り、むしろ大国の総大将としての責務を背負って戦っていたという部分では…、
仁央さんが解説してたように、“何かを背負って戦う”という分類でも、その重みはそれこそ小国の大将軍でしかなかった満羽や千斗雲のそれとは比べモノにならんくらいの重圧を支えて戦っていた将軍だと思うからです。
まあ、それはそうとして自分自身で汗明音頭で“汗明!!”とか一緒になった唄ってしまうような超越者であるのも事実ではありましたがね。(笑)
なので、この点でも合従軍編の蒙武VS汗明のベストバウトの価値を下げるような真似をさせてまで、神(作者)が今回の蒙武の勝負に拘る意味もイマイチ分からないんですよね。💦
いや、録嗚未だけじゃなくて、蒙武までこんなのに後れをとったら汗明も春申君も泣くよ??
どっちかというと、『見てらんないから早く終わって』というお願いじみた気持ちの方が正しいかもしれません。
もういっそのコト、今回の呉鳳明の発明は、実はサイボーグ化した乱美伯で、イキナリ乱美伯が満羽に抱き着いて大爆発して本戦終了。とかでもいいような投槍な予想しか浮かんできません。
キングダムネタバレ-呉鳳明本陣に向かった千斗雲
対して、ここはそれなりに予想の幅がありますね。
千斗雲に襲撃を受ける鳳明本陣ですが、さすがにあの呉鳳明が無策で千斗雲を迎撃するとも思えません。
未だ不発の鳳明版:流動力術もありますし、龍范を防御に引き寄せています。
また、録嗚未が健在で、千斗雲の背後から急襲できる可能性を残しています。
しかし、その反面で龍范が下手に白麗と距離ができるコトで、彼にスナイピングされて死亡する可能性がありつつ、その白麗も、龍范を狙える反面で、寿胡王本陣に迫る騰を迎撃する必要があるという多忙さを極めます。
この点、白麗の判断基準の一つに、騰の動きを項翼が捕捉しきれているかにもかかっているのですが、そこから更に深読みすると、最初に助攻に入った乱美伯が、どこまで項翼軍にくさびを打ち込んでいるかにかかって来ています。
仮に蒙毅が秦軍本陣からこれらの全体像を見誤ることなく捉えていたとしたら、彼の軍師としての出番が期待できます。
残っている予備軍を全て、項翼を足止めする乱美伯軍の支援に派遣するなどの指揮は在ってもイイかもしれません。
大筋では、今回は単純に項翼と白麗の出番まで描がく余裕が無くて、寿胡王本陣の近くで騰の前に立ちはだかった玄右はファル死に。
千斗雲は呉鳳明自らの迎撃策に絡められて、弱体化した後に録嗚未に背後から殺られるあたりの展開が順当なんじゃないかと考えます。
キングダムを読み返してみて、少しだけ録嗚未が犬戎編の壁さんみたいな位置づけ【地平と山界の超えた友情=秦魏を超えた仁義】にも見えてきたので、これはまだワンチャンあるかと思います。
期待してまっせ録嗚未!!
― キングダムネタバレ最新657話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。