(信 作画引用:原泰久先生作 キングダム第29話より)
王宮の兵士なので対外的な戦で活躍する機会はあったのでしょうか?
政に真っ向から第一刃として着る伏せられた衛兵隊長、あっさり死亡です。
もしも信や河了貂と一緒に趙や魏と戦っていたら、頼もしい味方になっていたのでしょうか?
本来は味方であって然るべき王宮の兵士たちなので、政の心境としてもいかばかりか気になる所です。
そして、これを見てびっくりのケツ氏とその側近。
キングダム考察-驚く丞相
「丞相…これは?」
ケツ氏「なんの真似じゃ、サル供ォ!!?」とブチ切れて怒声を放つケツ氏丞相です。
いや?なんの真似って、もう見たんま喧嘩売りに来たんですけど?マジレスしてやりたい気持ちです。
こんだけブチ切れるってコトは、それだけ彼ら山の民の援軍を対呂不韋先頭のアテとして期待していたのでしょうか?
ってゆうか、必ずしも安心できないか衛兵の数を増やして、何かあったとしたら武器を手放させる直前であろうと考え強固な朱亀の門を最終防衛ラインとして設定していたんじゃないの?
何を素直に楊端和の申し出に、馬鹿正直な反応を示しているのか分かりませんが、この単純思考回路の在り様を見ている限り、ホントにこれまで呂不韋相手によく生き残ってこれたものですね。
シ氏がいてホントに良かったね。
キングダム考察-初期の信
心構えも準備万端で戦闘の初速から、ほぼフルスロットルで稼働しだした山の民の戦士たち。
一気に秦兵をボッコボコです。
そして、今の信を知る我々が読み返すと新鮮だったりします。信が実践で初めて人の命を手にかけた一振りが描かれています。
朱色の徐完とムタとの勝負を経て、真剣勝負の立ち合いの気組みを身に着けた彼は、剣士としても数日前の自分自身と比べて完全に別物なのでしょう。
しかしながら、戦闘とは言え、人の命を奪うという行為の手ごたえを、その場の興奮だけで忘れてしまわない信の繊細な部分が描かれているこのシーンは短いながらもカナリ好きなシーンです。
まあ、映画のだと致し方ないことだとは言え、“大衆にとって分かりやすい信”に成り下がっていたので、大声でがなり立てて、勢いで剣を振り回しているだけの“信はバカキャラである”という一面しか強調されていなかったのは残念な所だったりすしました。
キングダム考察-朱亀の門攻略
さて、対人戦闘では有利な山の民ですが、近づけたところで、人のチカラではどうにもならないのが、ケツ氏が防衛線に選んだ“朱亀の門”です。
タジフと同系統の石球のハンマーを叩きつけたトコロで、びくともしません。
この、クソ硬ェ門のお陰で、すっかり落ち着きをとりもどした、ケツ氏丞相。
先ほどはあれだけ、ブチ切れていたのに、それ見たコトかとまるで自分が“朱亀の門”を設計したみたいに喜んでます。
門がダメならとばかりに、山の民の戦士たちは、各々に側の壁に上って、“朱亀の門”を裏面から突破しようと試みます。
ところが、その点は敵も重々承知の事なので、人の跳躍ではなかなか手が届かない、壁の際を狙って、跳躍をねらう山の民の戦士たちを個別に、囲んで仕留めていきます。
壁や昌文君としても、“朱亀の門”は衝車や投石機でしか壊せないほど堅牢であるというコトは承知であったので、先ずは“朱亀の門”そもものよりも、壁超えがおおきな課題になっています。
昌文君のオッサンの号令で、壁の際に拠点を作るよう指示が飛び馬ますが、流石にこれらの動きにも敵の衛兵は迅速に対応して、拠点を作れないように阻止します。
この混戦を打開すべく動き出したのが、我らが主人公信なのですが、やはりキングダム初期ではジャンプ斬りが必殺技であっただけに、ジャンプの高さはお手のモノです。
山の民たちでも届か居ない壁を、単身ジャンプだけでなんとか指が引っ掛かるまで、届くことが出来ました。
また、この点は、恐らく昌文君の指示で組織的に動きだした壁や山の民の動きに衛兵が対応だしたことと、彼らが拠点の作成と阻止に奮闘している間に、信が十分な助走をつけて飛ぶだけの時間が出来たのかもしれません。
河了貂も装備したてのムタの吹き矢でナイスアシストです。
吹き矢とは言え、相手の目を狙って矢を当てるなんてことは、狙ったトコロでそう簡単に成功するものではありません。
何気に後に成長して、軍師になってからもこの吹き矢が彼女によって使用されているのは、キングダム読者の知る所です。
いつまでたっても“朱亀の門”の前の騒ぎに収集が付かない戦闘場所。
これまで高いトコロで信たちの奮戦を見物していたケツ氏も、一体、現場で何の騒ぎが起こっているのか?
不審に思っていたところに、人が届くはずのない壁の上に信が現れて、ケツ氏のデブを驚かせました。
― キングダム第29話 電光石火 考察 以上 ―
次回もキングダム王都奪還編の考察をすすめていきたいと思います。
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Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)