( 剛京さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第808話)
博王谷さんに、城主龍安のキャラデザインはよかった。
神(作者)様に好かれてるというか、明らかに死ぬヤツの顔じゃ無かったからな。。
キングダムでは、いまの対韓戦みたく、新たに始まったばかり大戦、序盤と呼べる局面で出てくるようなキャラクターって、大概、どうしても急造キャラとして死ぬオチだったりするのですが、今回、韓の国の面々を見ている限り、国王やら張宰相の最上層のキャラクターから、最前線を張る龍安さんや博王谷のようなキャラクターまで、一貫して、品性に欠けるようなキャラクターって殆ど出てきておりません。。
韓陣営の側には…。
もっとも、あくまでも韓は、侵略を受けている側の方なので、早々に降伏を果たした龍安のような施政の在り方に、内心、憤りを感じているような派閥等が居てもおかしくないかもしれませんが…、
恐らくそういった連中含めて、南陽から脱出促してしまったであろうあたりに、龍安さん非凡さがうかがえるような気が致します。
で、後は対新鄭戦に向けた、本戦の準備に取り掛かる騰軍と飛信隊の話かと思いきや。。
話はそれだけで済むような状況ではなさそうです。
南陽占領を果たした総大将騰に代わって、新たに南陽を掌握する為の行政長官としてやってきた剛京なる人物。
南陽に到着するなり、仮とは言え南陽支配の前任者と云うべき騰と、何の打ち合わせもせぬまま、勝手に演説をし始め、前城主龍安の斬首まで仄めかすような煽動的演説を展開。
しかも―、
コイツの顔。。
完全に小物のソレだろ。(笑)
いや、この急造咬ませ犬感は何なの??
どう見ても、自分を特別な何かと勘違いした凡俗といいますか、嫌われ者の宿命を帯びた顔してますよ。
うーん、品性に欠けるキャラクターに関しては、秦国側から出して来ましたか神(作者)様。
確かにまァ、剛京さんもさ?
いままで急に無茶ブリされたまァ戸籍作りに奔走していて、やっと休みが出たところに、南陽出張ってのは流石にキツかったってのは分かるんだけどさ?
次回の様子を見るしか無いのですが、剛京さんがこの調子だと、騰の足を引っ張るために造形されたとしか言いようのないキャラクターと申しますか。
コイツが原因で、騰軍と南陽城の統治体制の足並みが揃わず、新鄭攻めに取り掛かることが出来ないなんて顛末になんてなりゃしないでしょうか?
いろいろ心配です。
ではでは、今回もキングダム本編について振り返っていきたいと思います。
キングダムネタバレ-南陽到着後の秦軍
飛信隊、騰軍本隊、共に南陽へ到着。
全軍16万人は流石に入り切りませんので、部隊兵は古参兵を中心に南陽に入場。
これは騰による差配で、城内での暴行や略奪を一切阻止するための措置です。
早々に、城主龍安と面会を果たす騰。
後に、秦王都咸陽より、南陽統治のための長官が来る分けですが、それまでの仮の長官として自らが務めを果たすと騰は語ります。
ここでふと、城壁を見たげた騎馬兵が何かを発見します。
其処には、、、小さな子供三人が掲げた観の旗が、風にたなびいていて、、。
コレには、秦兵よりも降伏した側の龍安、南陽の住民たちのほうが遥かに驚いている様子が描かれます。
南陽住民『申し訳ございません! すぐに取り押さえます。お許しください!!』
住民の口から、どうやら五年前に秦軍に両親が殺された子供達であることが語られます。
口々に『何てことを! あいら斬首になるぞ!』と語る彼らですが…、
ここでも龍安が、騰に向って頭を下げて、『全て城主たる私の責任。どうか、あの者たちにではなく。私を処罰してください。』と語ります。
しかし―、
思いがけなく、何を思ったか騰。
咎めは不要と宣言したのは、流石ですが…、
なんと、韓の旗を降ろす必要もないとまで宣言する騰。
しかも、『城主、下げた旗を全て掲げませんか??そして、その横に秦の旗を並べて立てるのです。』
南陽城は広く、この場に居合わせなった住民も多い中、、、
恐らく、全ての城壁に韓・秦の旗が並びだした様子を見て驚く住民たち。
驚きと共に、ある種の好奇心が秦と総大将騰に向けられたことは間違い無いでしょう。
とりあえず…、と言っては何ですが、入城の際も、住民の反発を招くことなく事なきを得た秦軍・南陽住民の両者。
このまま順調に、新鄭へと進む事になりそうなのですが。。。
どうやら、騰の判断は違うようです。
録嗚未『しばらく南陽に留まるだと?本当に騰がそう言ったのか?』
李信『あ!?このまま一気に王都攻めじゃないのか??』
干央『どのくらい留まると?』
隆国『機が熟すまでだそうだ。』
李信・録嗚未『はァ!?』
ここでやはり、リアクション芸に走る熱血二人。(笑)
この隆国の言葉に関して、騰の意図を汲み取れた河了貂は流石です。
河了貂『無策に攻めても新鄭は落とせない。』
無血開城で南陽を落としたものの、敵軍もまた何も損失が発生していない以上、どの道合戦をするのであれば、秦軍もまた“問題を先送りにしたに過ぎない”と云うことも事実と語る河了貂。
隆国『無事に新鄭に移動した無傷の南陽軍とも合流した総戦力と秦軍が戦って勝てるか?しかも、犠牲を極力抑える戦い方で?』
隆国もまた河了貂の意見に、当初の命題を加えて再説明します。
李信『だけど!ここに留まってどうすんだよ!?』
隆国『決まっておろう、練兵だ。』
隆国の言う通り、待機時間があるならこれは当然の話でしょう。
というか、韓軍側が南陽を無傷で秦軍に渡すことの最大のデメリットが、正しく、この秦軍に練兵させる時間と余裕を与えてしまうということでもあります。
訓練の期間にもよりますが、事実、現状では、飛信隊と騰軍が互いに仮想敵相手として設定することも可能なので、極めて高レベルの実戦想定訓練ができるかもしれません。
河了貂もまた『ここで実戦さながらの訓練に明け暮れれば、精強な軍は作り上げれる。』と語っています。
ただ、実際はまあ、、。
秦軍兵力の大半以上が、つい最近まで集団行動すらやった事がない、徴収民兵の集まりに過ぎない事を考えると、
河了貂が期待するような、イキナリの実戦想定の訓練を課すってカナリ難しそうです。
録嗚未が『ああ、やんのか俺達と。ぶち殺すぞ手前ら。』などと訓練に際して睨んできていますが、キレるトコロあったか?この男。。。
むしろ、人数の割合からいって、新兵の面倒見るの大変なのは、君たち騰軍のハズなんだぞ。(笑)
最初はマジに、足並みを揃えて歩くとか、同時に向きを変えたり、槍を構えたりとかから始めるしかないんじゃないでしょうか??
訓練の期間とて、いくら何でも一年とか二年単位で時間が確保できるハズもないので、河了貂が語る"精強な軍"が実現可能と云うのは、カナリの無理があるような気がします。
人数も10万単位なので、命令、指示を行き届かせるだけでも、相当、至難の業ですし。。
何より、兵卒だけじゃなくて、三百将、百将、当然、それ以下の小隊指揮官の教育・錬成、信頼関係の構築と等とも、同時並行で進めて行かなくてはなりません。。
こうなると録嗚未や李信ような軍の上層部だけで無しに、既存の直下部隊も総出で、訓練を主導する教導団として稼働する必要があるでしょう。
恐らく、この機会に、干斗などは新人の域を卒業すべく、上級チンポ兵長として、優秀な中級指揮官として活躍する機会が迫ってきているのでしょう。
干斗『いいかお前ら!さっき教えた、百列チンポ陣を展開だッ!!』
新兵たち『は、はい!』
モタモタ、アセアセ・・・。。
昂クン『遅い、こんなの一体どこが百列チンポなんだ?』
干斗『はッ? これは昂クン先輩!? 大変申し訳ありません!!』
早く練兵風景が見てみたいものです。
ん??
しかし、新人部隊といったら、番吾編で、士桃だのと言った後輩部隊とか、一時合流していたハズの砂鬼一家医療部隊たちは結局何だったんだろう??
宜安編と番吾編で連続して負けた事で、ほとんど飛信隊の発展過程がよく分からない状況にもなっていますね。。
今更ながら、何の為に彼らを登場させたのか??
恐らく、このまま対新鄭戦が始まってしまい、永久に何の為の設定だったのか、分からなくなりそうなのは、ほぼ確定かもしれません。
キングダムネタバレ-イキリ散らかすモブ長官。。
当面、秦軍は練兵に努めるのはいいとして、肝心の騰はどうしたのでしょう?
どうやら龍安と城内を回っているようです。
秦軍としては、もしも龍安が暗愚な人物で南陽を暴政で支配して居たら、首を刎ねて城を開放した体にして支配を受け継ぐこともできたかもしれませんが、、、
実際は、龍安が極めて優秀な君主であったために、彼の住民に得ている信頼関係を利用したほうが得策であると騰は判断しているようです。
龍安に城主の冠を付ける事も許し、住民の安心感を優先する騰。
ただ、それだけに留まらず、未だ秦軍に反抗の意図を持つ住民たちも居ないではない事に、注意を向けています。
騰『あの旗は、我ながら言い考えかと思ったが、やはり浅い。侵略を恐れて慄いた者には安堵と写っただろうが、怒りと反発に支配されている者達には、“裏の悪しき意図に騙されてなるものか”と余計に嫌悪を深めさせる“徴”となりかねない。』
龍安『それは難し過ぎる問題です、侵略された者たちの憤怒の心を静めるのは、、しかし何より我らが抱いているのは“恐れ”です。』
この言葉のとおり、恐らく額面通り騰の手腕をたたえる龍安。
この点、その反面で、より慎重に、南陽の鎮撫施策の深堀を進めたい騰ですが。。
龍安の意見も良く分かります。
龍安の言う通り、“住民の恐怖心”を取り除くことに成功した以上、今の段階で、一旦は、騰の目論見は上手くいったといえますし…、
ココから先の騰としては、むしろ逆に、秦軍の占領によって、安堵ととも、その支配を受け入れた者と、尚の反抗の企図を抱く者とを分別して、更に、炙り出していかなければならないからです。
統治に協力する者には、より安定した生活を認め、反乱を企てた者には、容赦ない厳罰を加えて、より、一層の安定享受派と反抗派の分断を進めたほうが良いかと思います。
また、こうして安定享受派の住民と秦軍との一体化を図れば、今後、韓にとって南陽の奪還は、一層難しくなり、安定享受派住民の自信の手に拠って、反抗派の炙り出しに協力してもらえる可能性が高くなります。
騰『私は、新鄭攻略の鍵はこの南陽に在ると思っています。』
龍安『!?』
うん??
これはいい流れなんじゃないですかね??
ここで南陽の統治の実績を示して。。
内史騰として、史実に敏腕行政官の在り方として姿を残した、騰に近づいているような気がしないでもない。。
むしろ、“王騎軍に居た頃から平定した城の扱い方に騰は物凄く慣れてい”などといた理由付けなどあれば、例えそれが後付けの設定であったとしても、納得できる読者も多いのではないでしょうか?
そして、騰の感じている事も間違いなく的中していくでしょう。
南陽住民A『秦に併合されてからの南陽は、法の前じゃ役人も平民と平等だってよ!韓のトキよりも過ごしやすいぜ!』
南陽住民B『秦に併合されてからの南陽は、経済が発展してモノが豊かになり、仕事の賃金もあがったよ。』
南陽住民C『秦に併合されてからの南陽は、秦からチンポのデカくなる作物や果実が送られ来て毎日ヒャッハーだぞ!!』
などと云ったように、南陽住民自身の声に拠って、秦国統治を韓時代のソレより高く評価する声が上がれば、新鄭領内の意見に揺らぎを作り出す事も可能になって行きましょう。
しかし、ここで。。
早々と、咸陽から、南陽統治を正式に一任された長官 剛京なる人物の到着が報告されます。。
おそらく…、
行政部門ということであれば、李斯の幕下に直属する人物かと予想できます。
山陽編や鄴攻め編と違い、、、今回は何故か、李斯本人が出向いて来ていないという点で、不安を覚えます。。
騰『来たか…。』
…、
……。。
はい。。
もう、この顔と、、。
コイツの目ツキを見て、落胆しか覚えなかった読者しかいないのではないでしょうか。。
恐らく、神(作者)様としても、ここ最近の新キャラクターである、博王谷と龍安を描くことで、力を使い果たしてしまわれたのかもしれません。
というか、
下手しゃ、コイツ死にますよ。(笑)
で、馬車から出るなり韓の旗を見る剛京さん。
『何じゃアレは??』と、早速、苛立ちを隠しません。。
普通、、何かをやろうとしても、ここは前任者と云うべき騰と会ってから話を進めるでべきなのですが、何の引き継もなく、当然のことながら、防犯上の措置もなく、、
なんと、この剛京さん、、。
勝手に住民たちを招集。
剛京『今日よりこの南陽を治める剛京である。』と宣言。。
先ずは秦の役人に従う事、逆らえば斬首もあるぞと、一方的に秦法適用の心得を要求。。
そして―、
つい、先ほど秦将騰が言った事を反故にするように、城壁に立てる事を認められた、韓の旗を降ろさせよと命じ、さらに、、
城主 龍安の首が上がっていない事に激昂する剛京。
剛京『逃げているなら捉えて首を刎ねよ。反乱の芽は刈るのが常識だろが!』
いや??
コイツ、、。制圧したばかりの敵領土で、イキナリよくこんなフルスロッットルでイキれるな??
そうだ!?
騰にしても、コイツが迷惑なら、まだ手は在りますww
南陽の反目住民と剛京を刺激し合わせて、共倒れにさせましょう。
そうすりゃ、昌平君と李斯も『もう、南陽の事を一番分かっているのは騰だけみたいだし、アイツにそのまま内史頼んじゃおうか?』って顛末になるかもしれません。。。
おーい、反乱住民の皆さん。
分かりやすいエスケープゴートが来ましたよ。
その怒りは、騰にではなく剛京さんにお向け下さいますようお願い致します。(笑)
このすぐに死にそうなモブ顔、、。
そ、そうか!?
恐らく剛京さんは、人身御供なのか?
だとしたら似合うッww
- キングダムネタバレ最新808話 以上
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。