( 蒙恬 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第632話 )
戦略や戦術って意味では描く要素たくさんあるのに、もしかしてはとは予想していたけど今週のキングダム…、追撃戦は無しかーイ!!
確かに『もう取りあえずなんやかんやで李牧が逃げ切った体で顛末だけが語られて終わりもあるかも…。』って書いたけど、追撃シーン無しでホントにコレかよ。(笑)
いや、別にもう霊界シーンとか何描いてもらってもそれはそれでもう構わないんですが、作品の本業である戦争シーンの方はスルーなの?とは思ったけれど…、
まぁその分、蒙恬ともに朱海平原戦の終了宣言が入った分、延戦が無くなったと考えればいいであろうと前向きな捉え方もできます。
いや、むしろ進捗を待たされていた多くのキングダム読者にとって見れば、“信の死亡イベントは李牧を逃がすための調整“という、脳内整理がここ数週間で完成しているので、個人的な感想とは別にしてストーリーの進みか方としてはこれで然りなのでしょう。
それにしても、馬南慈はまだしも半モブの雷伯まで無事でしたね。
もうすでに、将軍4人死亡させている趙軍なので『退却シーンぐらいは無事に済まさせてやろうぜ』という神(作者)の恩寵を受ける李牧。
普通に考えて、あそこまでガップリ噛み合った軍隊どうしなのに、軍形がぐちゃぐちゃなのは王翦軍だけのほうで次工程の追撃に移れないとか、もうホント差別じゃないだろうか?(笑)
予想としては、王翦本人の姿が今週は描かれていないので、蒙恬が言っている様に追撃戦の概要は来週描かれるかもしれません。
ではでは、今週もキングダムの内容を詳しく考察を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ-羌瘣と羌象
信が起き上がって仲間にもみくちゃにされています。
信の股間を愛でる副長 渕さん。
他にも皆さんそれぞれのリアクションで信の生還を歓喜しますが、中でも田永が今何こそ信をぶん殴ろうとしてます。
いやいや?まだ殴るとか言ってんのかよ。(笑)
それで信がホントに死んだらどうすんの??とは.考えないのでしょうか。絶対に病院にお見舞いに来てはいけない人間ですよ。
まぁ、殴るとか言ってホントは信に抱き着きたかっただけならいいですが。
さて、先週から飛信隊、だーれも羌瘣の安否へのフォローゼロだった皆さんですが、生き返させられた本人の信だけが、やっと傍らに伏している羌瘣の姿に目を留めます。
松左と去亥によって現世返しにされたハズの彼女ですが、スグに信たちがいる現世で目覚めるというワケではなかったようです。
天地の間の前の門にて、再び羌象と出会うコトになります。
もう、前回で松左と去亥も、さらには漂も。
羌瘣や信の内面精神の投影とかじゃなくて、モノホンの幽霊で描かれていたので、もう驚きません。
ここで羌瘣はなんやかんやで今回の禁呪の使用できてしまったコトのダメ出しみたいなもんを羌象から伝えられます。
それも蚩尤族の奥義の属性上からも真逆の性質の術であるため誰も使えない術だったとネタバレされますが、それだけに術を発動させた信って男が好きだったんだろう?と羌瘣の心証をただす羌象ですがここで女子中学生レベルの茶の濁し方を見せる羌瘣…。
そして、出っ歯のヤツだったコノ術は発動できんかっただろうと、会ったコトも無い羌象にソッコーでいじられる尾平。(笑)
「え…、私はただ、戦う仲間だったから。」とか言ってるんですが、オイオイ?もう20代に入った大人の女がこのリアクションかよ…。というのが私の印象なのですが、この点、巫舞族が他の世間的な女性と違ってあまり世間スレしていないというのが要因でしょう。
うん、むしろ羌瘣ならこれくらいがちょうどイイ?
死んだときは恐らく10代半ばだった羌象も、このとおり霊体になったら成長していて、そして恐らく霊界ではそれなりに人生経験を遂げてきたのか?
恋愛をしたハズの無い羌象が、年上目線で「好きがピンとこないなら気になるでいいよ。いつからそんな感じだった?」とか言い出すのですが羌瘣的には割と会ってからスグだったとか答えます。
羌象がこの空間での別れの前に、今回の禁呪の発動に伴って、羌瘣一つの悪いこと二つの良いことが残ったと告げられます。
曰く、悪いこととはやはり、羌瘣の寿命は術の代償としてホントに縮まってしまったとのコト。
羌象も見ていたコトが分かるのですが、間に留まってくれていた松左と去亥のお陰で羌瘣が現世帰還出来るだけでも感謝モノであるコトが告げられます。
で、ここは趙峩龍のトキと同じですよね。
『二つの良いことってのはね―、、、、。』と羌象が語り掛けたトコロで、羌瘣が現世で目を覚ましました。
そうです、読者にとってはこの二つの良いことってのは謎です。
さらに、羌象が説明したように、『ここでの話は戻る(現世に)と忘れやすい。』とのことなので羌瘣本人も忘れている可能性は高いです。
なので、一旦はその中身は気になるのですが、先に進むしかありません。
キングダムネタバレ-現世活動再開
現世では信が羌瘣の体を支えて、やっと周囲の連中も羌瘣の容態に気を掛けるようになっていました。
術者でもなかった信は、完全に何があったか覚えていませんが、羌瘣が何かしてくれたのだけは理解しているようです。
羌瘣が何をしたのか分からない飛信隊全体では、戦の最中なのに何の雰囲気の切り替えもせず、全員が『?』の状態で呆気取られている状態が続きます。
そこに蒙恬が王賁を伴って参上。どうやら王翦本陣の側近の方もついてきているようです。
こちらの側近の方、『ゴラぁ飛信隊!なぜ動かぬ、さっさと李牧を追わぬか!本営からの伝令を無視しよって軍法会議ものだぞォ』とのことで御最もです。
河了貂が「確かにそうだ。」とか言って立ちか上がりますが…、
オイオイ?「確かに」ってなんだよ?他にどんな状況の解釈のしようがあるんだ河了貂?
今回、軍師のクセに一番株を落したのはテメエだよ!
龐煖と戦う前に那貴が言っていたように、もともと信と前衛と後衛で離れていたのも、どちらかが打たれてしまったトキに、飛信隊が機能停止しない為の措置とか言ってたよな?
彼が言っているのは最もなコトだよ。
でも、いざ今回ホントに信が倒れたら、コレ、もう実際には何の意味も無いアホ施策にしかならなかったじゃなねェか!!
そして…、「まだ戦争中だ!騎兵は騎乗して、小隊から作れ、スグに動くぞ!!」などと言って軍師業を再開しだすのですが、、。
もう、完全に遅えええよ!!!
「飛信隊、再始動だ!」とか顔はかっこいいけど楚水さん…。
あんたまで恥の上塗りは辞めてくれ。
とは言え、スイッチが戻った途端に飛信隊、王翦本陣伝令を前に「どけ、邪魔だ!」とか言い出すのは似合ってますがね。
蒙恬、王賁を交え、ホントに龐煖を倒したコトを確認する信。
今となっては、それも途中から殆ど覚えていないコトが信の心証から分かります。
蒙恬と共に地に伏した龐煖を一瞥しますが、読者的には複雑な心境です。
ああ、やっぱこれで龐煖終わり…?
ヒーラー龐煖を想起させるも、意味合い的には、あくまでも過去の李牧が腸だ飛び出た状況からの脅威の回復ネタバレにとどまっただけで、どうやら完全に今回のシーンでキングダム退場。
前回まで、アレだけでかい図体の龐煖が倒れているとか言え、全く飛信隊が集まる信の周辺で全く描き出されていなかったので、まだ何か残っているのか?と疑念はすてきれなかったのですがね…。
こうなると何故か、我々読者の見ていないところで、飛信隊隊士隊が、『クソが!この武神野郎!よくも隊長を!!』とか言って、龐煖の死体をガスガス踏みつけるとか…、あったんじゃないだろうか?とか、
いや?これはホントは龐煖の場合は信のトキみたく、崇原が脈を取って死亡確認とかしてないので、飛信隊にほっとかれているい間に、コッソリ自分を回復させていた…。
などと言ったように、コレはこれで割と今さらどうでもいい想像に掻き立てられます。
あるいは、読者的には『武神野郎が!!ヒーラー展開期待させやがって!!』とか憤っている方もいらっしゃるかもしれませんが、その点に関しては龐煖本人が悪いのではなく、神(作者)の尺の問題であったと考えるしか無いようです。
いや?これはこれで龐煖の場合は信のトキみたく、崇原が脈を取って死亡確認とかしてないので、飛信隊にほっとかれているい間に、コッソリ自分を回復させていた…。
そして、ここでようやく蒙恬から飛信隊がとどまっていた中での、李牧退却後の戦況が語られます。
キングダムネタバレ-李牧軍余裕の退却
結論から言って李牧本人には逃げられたッポイ。
亜花錦をはじめ追撃は続いているが吉報は無い。
趙軍全体も退却し始め。趙軍左翼は馬南慈を中央軍は雷伯が中心に退却指揮。
半数が既に戦場を離脱完了。
左翼は馬南慈が指揮とか言ってますが、あそこまで王翦本陣に食い込んでいたバナージがどうやって離脱できたのか?
最期まで段茶は何をやっていたのか?
そして両軍が乱戦の中、何故か、王翦軍側だけが軍形がぐちゃぐちゃなって追撃出来ないという点には、『触れるな!』という、神(作者)からの啓示が聞こえてくる思いがしないでもありません。
もう、全て段茶が悪いのか?そんな奴しか採用できない王翦もホントはダメな大将なのか?
実は、段茶のようなヤツも氷山の一角で、王翦の側近は割と段茶とたいして変わらないような間抜けな連中ばかりで構成されているのか??
謎は深まるばかりです。
そして紀彗はもっと上手く退却していますね。
李牧から最も距離が遠い陣地だったワケですが、初日で麻紘軍が半壊していたのが、ここに来ていい結果に繋がったのかもしれません。
中央軍の退却を援護するだけの余裕まで見せて退却をしています。
ついでに馬呈も無事であることが分かりました。
個人的には紀彗が李牧を裏切ったらアツい…、というか似合う!!などと思っていたのですが、確かに本筋とは全く関係のないコトでもあるので、彼の処遇に時間を割いているワケにもいかないでしょう。
とりあえずは紀彗もそうですが、趙軍全軍の撤退の流れの含めて、もしかしたらキングダム的には、今回はあくまでも朱海平原戦の一区切りと言う感じで、趙軍撤退戦以降の次工程作戦に関しては来週以降キチンと描かれるのではないでしょうか。
趙軍退却の全容はまだ分かりませんが、やはり一度散開してからの再結集を経て南下、あるいは同時並行という概略なのは蒙恬も視座からも見えています。
自分達も追撃を!とはやる信ですが、とりあえず先ずは王翦の号令待ちでしょ?と待ったをかける蒙恬。
最早、部隊単位での目先の追跡ではどうにもならないコトを察しているのか、ここら辺の全体の呼吸を読む感性は流石の蒙恬です。
信に向かって、『一回、ここで喜んどこーか?』と促し、15日に渡った朱海平原戦の勝利を宣言しました。
― キングダムネタバレ632話 考察 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)
631話の予想⇒【キングダムネタバレ第632話予想 飛信隊もう来週は休んでろ】
第633話予想⇒【キングダムネタバレ633話予想 銀魂レベル!龐煖死ぬ死ぬ詐欺】