(作画引用:原泰久先生 作 キングダム第593話扉絵 )
今作のキングダム、一番心を痛めたのは誰でもない、まさしく産みの親である神(作者)だったことでしょう。
黒羊戦を描くにあたり涙したしたという尾平と信の大喧嘩のエピソードのように、いつの日か今回のキングダム592話を描くにあった神(作者)の胸の内を明かしていただきたいものです。
ただ原先生?
いきなり申し上げますが、干斗のデザイン、もしかしたらこの先このままじゃ通用しないかもしれません。
中身で勝負もいいのですが、それならなおさら自然な見た目は重要でしょう。
松左が長年の連載の中で練り上げられた中堅役を見事に演じ切ってこられたのは、ひとえに下手に奇を衒った要素が皆無であったからです。
いつも自然体なお兄さんであったコトが大きな魅力だったからだと思います。
その松左からこれだけの薫陶を直接受けたのなら、いい加減この中途半端なオギコ路線のデザインはさっさと卒業させてやって実力で勝負していかないと…、
干斗はマジでファンに恨まれますよ。
(※中途半端にデザインで笑いに走っているという意味では、平来も豚兄弟も新人キャラのメンツは全員一緒だったりする。)
とはいえ干斗はまだコレが初陣、現状不満があっても彼の成長はこれから時間をかけて見守るしかないでしょう。
倒れる=死ではない。
そんなネタバレ描写がここしばらく続いてきたキングダムなだけに、わずかながらの希望も残っているのではないか?
そう考えた592話のキングダムでしたが、ここまで来て何ともなく、実は生きていましたみたいな結果になってしまうのも陳腐な話になってしまう危険があります。
むしろ鄴攻めクラスの大戦で、いままで飛信隊だけ主要キャラが無傷だというのも変なくらいであったコトを考えると仕方がないのかもしれません。
もちろん、この点に関しても何故その犠牲に松左を選んでしまったのか?という一点だけでもキングダムファンの間では議論が尽きないことでしょう。
だったら代わりに、竜有や中鉄あたりだったらよかったのか?
これだけ大きな戦であるので他の中堅隊士が犠牲になるプランもあったのではないか?など、
この先キングダムファンが鄴攻めを語る上で、数多くの考察論点を残す重要話として記憶され続けることだと思います。
そして、もう後戻りできないほど松左に言いたいことを言わせてしまった後なだけに、読者としても覚悟を決めて次回のキングダムと向き合うしかないでしょう。
毎度のことながらキングダム読者の心は強い。
ファンも次週を迎える覚悟を決めつつある現状。結果的に神(作者)もいつまでも味方ピンチで引っ張るワケにはいかなくなったコトだと思います。
そう…、信や王賁だけではない、キングダムは誰よりも、神(作者)自身がもっと覚醒すればよいのだ。
ここからは、この先のキングダム。
次の飛信隊への話。
いまから、どうやって部隊が迎える危機を乗り越えるのか?
干斗がこの先の飛信隊中堅の看板が張れるのか?
渕さんのみ残された、飛信隊中腹のフォローがどうなるのか?
本陣防衛と同時に趙峩龍のトドメを刺すまでの攻守の切り札がどこで発動するのか?
死闘の先を我々は待ちます。
何があっても心乱さぬようにして。
3月14日ヤングジャンプ掲載予定、キングダム第593話についてネタバレ予想。
ここから発生可能なネタバレを検証します。
キングダムファンの皆様よろしくお願いします。
キンググダムネタバレ-592話のおさらい
本編の考察⇒【キングダムネタバレ最新第592話 死に場所 考察】
前回の予想⇒【キングダムネタバレ592李牧察知迫る信キョウカイ】
前回のキングダムネタバレ予想では松左の生存路線で考察を進めてみましたが、
ヤングジャンプを開くと今週のキングダム、いきなり扉絵から彼の姿が…。
もう確定的に嫌な予感しかしませんでした。
ネタバレ的には残念なことに、久々に読むのが気が重いキングダムだったと思います。
河了貂が攻撃集中に舵を切ったコトの犠牲の部分にこれあたるのか?
深く考えてみると、いくら河了貂でも現場の防衛判断を任せ「助からないところは助けに行かないで」と、念押しした状況で松左が死亡してしまうコトまでは想定していなかったハズ。
ここから彼が倒れたことがどう飛信隊に伝わるのか?
まずは飛信隊の中腹の守りを固める渕さんの持ち場が気になるところ。
さらに深読みするとこの先、河了貂の待機する本陣が襲撃されるかもしれません。
いいかげん弓矢兄弟早く出てこいと、祈りたくなります。
キングダム考察-飛信隊の先端
岳雷さん!?
あの、矢が右脇腹に…、
そこに矢が刺さるのは絶対にヤバい気がします。
我呂じゃなくても「ダンナァ!?」と叫びたくなるでしょう。
毎度のことながら何故か矢によるダメージ判定が低いキングダム設定のおかげで、前に進み続けることができている岳雷さんですが、いくらなんでも合戦が終わった後で岳雷のダンナが力尽きてしまっていたとかはマジで勘弁してほしいです。
しかし、そんな心配をよそに、ここから普通に手で矢を引き抜いているあたり、少なくとも戦闘が続く限り決して倒れる様子が無いのはさすが岳雷のダンナです。
さらに後方で俯瞰する渕さんからも飛信隊は信を先頭に騎馬隊を中心に敵陣奥に侵攻していること、崇原率いる歩兵団がそれについて行く形で戦闘が進んでいることが分かります。
そして今回のキングダム592話で出て来てはいませんが、渕さんがモノローグで危惧する現在の飛信隊の状態ついては、敵将である趙峩龍もまた同じ状況に気が付いていると考えるべきでしょう。
まあその反面で、実際には目前に迫って来る飛信隊への対処に手一杯になっていたとしたら、河了貂もしてやったりだと思いますが、さすがに軍師家同士の決戦でそこまで先読みの少ない甘い戦闘で終わってしまうのも変だと思います。
戦場全体の山場として、信や羌瘣を始め飛信隊の刃が先に趙峩龍を屠るか?
それとも趙峩龍の先鋒が河了貂たちの本陣を抜くか?
速さ勝負的な分かれ目が残っていると思われます。
さて、飛信隊が縦列状に間延びしてきた状況について危惧した渕さんが、松左との連携を深めるために所在を訪ねたところ。
彼は新人たちを救出するために、河了貂の指示に反して敵に包囲されている部隊へ進んでいったことが分かります。
キングダム考察-死地の仲間
そして―、
飛信隊の新人部隊、見事に狩られてます…。
相手の趙峩龍配下の部隊兵たちは、たった一人の飛信隊の新人兵を相手に数人で囲い込んで同時に刃を突き立てるという基本戦闘を丁寧に進めています。
何気にモブ兵同士がこうして敵の一人一人の動きを止めて確実に葬り去っていく様は、信が初陣を飾った初期設定のキングダムが今の原先生の画力で再現されているようでカナリ見ごたえがあります。
平来と琢兄弟にも等しく死の危機が訪れ、最後まで抵抗する干斗。
とっさに倒れた状態から突き上げ気味に槍を見舞っても、モブ役の趙兵が難なくつかみ取ります。
どうでもいいはずの敵モブ兵ながら、咄嗟に突き上げられた槍を微動だにせず、最小限の動きで槍をつかみ取るとか、なかなか個人としての強さも見せつけてくれます。
そして、トドメの直前に
「変な頭だなお前」
え?それ今言っちゃう!?
前々からみんな思ってたコトだけど、今更かと思ってみんな触れなかったところだよ?
と思いつつ、何気に干斗たちはデザイン一つとっても、これから先の彼らの在り方は重要な意味を持ってくるので、気になる作者の一言ではないかと感じています。
そしてここで―、
松左の率いる一団が救助に到着します。
敵が一突きする間に三突きの刺突を見舞う槍。
からくも新人部隊の全滅は避けることができました。
ネタバレ考察-松左の死闘
駆け付けた松左曰く―、
「ここは絶望的なくらい敵に包囲されている。」
干斗たちに向かって「走るぞ!」とすぐさま指示を出しますが、甚大なダメージを負った新人兵たちがどこまで走れるのか?
ほぼ詰みに近い包囲のなかどこへ向かって走るのか?
全て彼一人の判断によって生き残った新人兵たちが誘導されていきます。
また思いのほか、生存歩兵が残留していたこともわかります。
干斗のいる部隊が引き始めたことに気が付き、敵部隊の追跡を受けながらも、徐々に合流を果たしてきているようです。
全くもって分断包囲されていた状況から、わずか数コマで味方の再結集を実現した松左の現場指揮。
これは見事としか言いようがありません!
キングダム考察-優秀なモブ将
「右に走るネズミがいるぞォ」とか言っている趙軍指揮官のオッサン、いくら相手の指揮が見事すぎるからと言って、いまはマジで何も気が付かなくていいです。
てゆうか―、
手前ェの大将である趙峩龍みてェに油断してろよォ!?
だいたい趙峩龍って、毎回なんかある度に「見くびっていた」とか言って油断ばかりしているくせに何故なんだ!?
なんで、そんな半分寝ているような目で戦っているような奴の部下にこんな優秀な男がいるんだ?
どうしてキングダムはブネン、ロゾやら、舜水樹といい、トップがバカで間抜けのくせに…、
バジオウを追いかけていたトキのガン族みたいに下っ端のほうが優秀で抜け目がないんだよ!?
少しずつ包囲の輪を掻い潜る干斗たちですが…、
ここでとうとう嫌な一撃が松左の背中に喰らわされました。
正直、今までのキングダムを読んでいる方であれば、この程度の刺さり具合で人が死んでたら、もっとたくさんのキャラクターが死んでるわボケェ!とでも、言い返してやりたくなるぐらいの刺さり具合のハズなのですが…、
何やら、明らかに様子が違います。
もしかして肝臓あたりで場所が悪かったのか?
コマを読み進めながら、いろいろな推測が頭をよぎった読者様も多かったと思います。
ネタバレ考察-死地を乗り越える
歩兵副隊長である松左だけでも死んではならない。
そう考えた干斗が今一度奮起し、松左に意見を述べます。
彼だけなく、周囲の新人兵も同様に答えます。
自分たちが生き残るよりもベテラン指揮官が生き残ったほうが良いと考えたのか、それともただ先輩の足を引っ張りたくないという意地なのか?
おそらく両方の意味を兼ねての奮起だったのだと思います。
しかし―、
ここで彼らに返された松左の叱責と激励の言葉は、決して誰かを犠牲にするだの、自分が諦めるだのと言ったものと全く違ったものでした。
キングダム本誌本編を差し置いて、こんなブログでこの場面での彼のセリフを代筆するのは憚られるほどの名シーンです。
そして全てのキングダム読者は焼き付けます、この場面を。
キングダム考察-次週を心して待つ。
干斗を始め松左に率いられる飛信隊隊士は誰一人として絶望していない。
ただ追いつきたくて、すごく強くてカッコいい先輩が目に見えるだけ。
趙兵を屠りながら進む松左。
ここまで来るのに彼はどれだけ敵の攻撃を矢面に立って受けてきたでしょう。
消耗が進んだ身体、全てが致命傷になりかねない程の敵の攻撃、一コマ一コマ読むのがツライ場面です。
恐らく…、彼はもうダメージや痛みを感じてはいません。
そして、仲間たちの目に趙軍の包囲が明らかに薄くなっていることに気が付きます。
ここで歩みを止める松左。
傍らに追いついた干斗が、その様子を見て震えます。
頼む…、
『最後は…』などと言わないでくれ。
キングダムネタバレ593信と松左死地の先羌瘣潜行
ここから先のキングダム予想を考えるとやはり勝負については待ったなしの展開。
まず、戦術ネタバレの応酬として―、
飛信隊が大きく中腹の弱点を趙峩龍にさらしていることは間違いないので、攻防の両観点から両軍の残されたカードがどこで出されるかが大きなポイントになってくるでしょう。
そして、ここから先は上述してきた通り干斗と新人歩兵たちは、その存在意義を大きく変えてしまったと考えなければならない。
キングダムの大きな魅力である多彩なサブキャラの一端を、これから先、彼らが担っていけるのか?
飛信隊発足から、キングダム本編の連載ペースで5年10年かけてきて育ってきた古参たちのように、時間をかけ読者の愛着を蓄積させて成長させることができるのか?
次回のキングダム593話はキャラ育成としての新しいスタートを切った重要話として考察を進めなければならない。
また、これは前回までのキングダムネタバレで考察論点として提言してきたように、近年のキングダムでは成長や設定の練りこみが足りない急造キャラの登場も多くなってきている点も挙げられる。
そのため鄴攻めの以降の長期的なキングダムの展開、ネタバレの整序を進めていく為にも重要な論点になると思われる。
下記の論点を中心にキングダム最新593話以降の展開を考察できるかポイントを絞ってみました。
キングダム本編の大筋からいえば、ここからのもう一山は河了貂と趙峩龍の軍師勝負、判断の速さが勝負を分けるのか?
考察とネタバレ予想を進めたいと思います。
・松左死闘の先
・切り札の順番
・新たにキャラを練る
キングダムネタバレ-松左死闘の先
キングダム592話のラストの状況、額面通り捉えれば次週のキングダムの冒頭は松左のバイタル確認…。
嫌な言い方をすれば、とうとう彼の生死判定がもたらされることになります。
本編を読んだ当初、今回のネタバレ予想で最後まで応援する意味を込めて、生存についてのネタバレ予想の記事を書こうと意気込んでいました。
しかしながら、何度も592話を読み返した結果、今回に関してそういった姿勢はやめにしました。
上述のとおりのキングダム592話で見事に戦い切った松左。
すでに価値観として生死を超えたモノの為に戦い切った男に、いまさら私ごときが何を語るか?
もはや、いまさら生きるか死ぬかを論じるなど野暮にも等しい状態にまでストーリーが進展してしまっているので、以前書いた予想記事のバジオウの時とは違って“そこ”にはあえて触れないようにしようかと思います。
まあ、人それぞれと言ってしまえばそれまでなのですが、
純粋に作品とキャラクターを愛するわけでもなく、推しが生き残るために執念で応援するでもなく、ただ単に騒ぎ立てるために見たまんまの危機を迎える毎に『今度は誰々が死ぬ』と謳う人達もいる。
多分そういった人達は、何もキングダムのコトなど愛していないし理解もしていない。
キングダムの人気にぶら下がっているだけの連中なのだろうと思います。
ネタバレ予想-渕さんの力量
さて、ここからは戦闘状況の推移を予想しなければなりません。
まず誰がどう見ても大変そうなのが、もう一人の防衛の要所として機能してきた渕さんです。
この点に関して深く踏み込んで、論考を進めたいと思います。
本来、河了貂の思惑としては、それぞれ二人は騎馬の視点、歩兵の視点という質的な意味があって、防衛指揮が託しているという役割分担がありました。
当然、戦場はカナリの範囲に広がるために、単純な量的配分、あるいは距離的な意味での役割分担があったコトも理解できます。
キングダム考察-兵種の違い
しかしながら、彼ら二人の役割分担は、あくまで質的な意味での役割の分担が主要な配分であったものと考えれば、
騎馬主体で構成された一団をもち、高所に視点を持ちながら行動範囲として広く守備範囲を補足できる渕さんが健在である点は、まだ仲間の損失を考慮に入れても不幸中の幸いであったと言えます。
この先の防衛線でも、小規模の敵の侵攻を直接蹴散らしたり、密集させないようにするための分断を試みるなどは今の渕さんの部隊でも可能でしょう。
ただし、これまでのキングダム本編を読んでいれば分かる通り、騎馬部隊は本来攻撃特性の兵種であることを考慮に入れると、密集して敵の進行を食い止めるといった純粋な防衛活動には向いていないことも確かです。
作戦の大枠としても、ただでさえ攻撃特化の方針を変えられないこともあり、たとえ渕さんが味方部隊を発見して救出できたとしても、味方の前進を促す為の指示を徹底することぐらいしかできることがありません。
そのうえで、離散した歩兵を各所で取りまとめる作用を果たしていたのが松左だったわけですが、ここから先は彼の配下であった者たち力量を信じるしかないと思われます。
あるいは、戦場に倒れた松左を最初にダストオフできるのは渕さんかもしれません。
本陣の河了貂にまで、彼が倒れたことを伝えることができるか?
乱戦の中、これらの伝令を進めること自体カナリ困難な状況なので、最悪の視点で予想すれば、この点で後手に回った飛信隊本陣が今度は部隊としての窮地に立たされることも想定されます。
キングダムネタバレ-切り札の順番
ここからの朱海平原右翼の戦い。
玉鳳隊と亜光軍があくまで飛信隊の両盾の役割に徹しているコトを考えれば、三軍の大きな連動策は無い。
神(作者)が堯雲と王賁を実質相打ちに追い込んだのも、飛信隊と趙峩龍軍の決着に労力を集中させたいが為。
となると正直、想定材料と範囲が極めて限定的になってるくので、ネタバレ予想自体は複雑なものにはならない。
そして、戦局そのものが予想できるような代物であったとしても問題はないでしょう。
ネタバレが進んで分かっていたことであったとしても、原先生の画力であれば面白くなるハズなので。
ネタバレ考察-飛信隊のダメージで戦力調整
河了貂側の投入戦力として残されたカードは、信、羌瘣、弓矢兄弟のほぼ最強の構成材料でそろっているのに対して相手はどうでしょう?
趙峩龍側、徐肖&徐林(キングダム537話参照)、以上…。
神(作者)もキングダム591話で、後から取って付けたように“藺相如の盾”などと下手に言わせないほうがよかったんじゃないのか?と思わせてくれます。
この状況で“藺相如の盾”などと言われても、堯雲がいなければ単体で戦えない奴といった意味にしか聞こえません。
印象の上でも、好き放題生きてきた堯雲と比べたら、ほとんどガチャピンと比較したムック程度の存在感しかない趙峩龍。
そりゃ、飛信隊の主要メンバーが倒れるぐらいのコトしないと、攻め手が増えないのは理解できます。
ネタバレ予想-攻守の手順
ざっくり表現すると以下のように。
①趙峩龍軍の攻撃部隊が飛信隊本陣に迫る。
②弓矢兄弟がブスブス迎撃。
③信と騎兵団が趙峩龍に迫る。
④趙峩龍が逃げる
⑤いままで存在感を消していた羌瘣が退路遮断
⑥スヒン
―以上
キングダム考察-二つの温存戦力
弓矢兄弟が攻撃に使いにくいのは、まず攻撃力が高すぎるだけの話だけの話だけではありません。
いままでキングダム本編を読み返してみても、河了貂以外の他の飛信隊のキャラクターとほとんど絡んでいないことから導入させる切り口が非常に少ないことがわかります。
また、ほとんどの読者様も気が付いているとおもいますが、14日目の開戦から羌瘣の姿が一部を除いてほとんど出てこなくなっていることなどは、最終的な決め手として温存されていることの準備だと思われます。
キングダムネタバレ-新たにキャラを練る
王騎将軍の姿を見て信は大将軍を目指した。
松左の生きざまを見て干斗たちはどうしていくのか?
当然、ここから先の干斗は松左が犠牲になっただけの奮闘を読者に要求されるわけです。
それは新人部隊というハンデがあり、どれだけ贔屓目に見ても“期待”などという生易しいものではありません。
ぶっちゃけ“責任を果たせ“ぐらいの過酷な要求になるかと思われます。
これから先、干斗に松左のように信に意見できるほどの存在感が持てるのか?
それこそ、信や羌瘣の危機を助けるぐらいの実力と実績が必要です。
ネタバレ考察-キャラデザイン
今回のキングダム592話で干斗にトドメを刺そうとする趙兵が
「変な頭だなお前」と言っていました。
干斗の見た目が明らかに笑いをとるようなデザインであるにもかかわらず、いままで読者の大半がそこに大した突っ込みを入れてこなかったのは、別に、彼らがどんな格好をしていようが、何にも気にならないポジションであったからです。
まあ、明らかにどうでもいいワキ役だからどうでもいいデザインなんだろうな…。という感覚しか持ちえませんでした。
また平来や豚兄弟も含め、別段、彼らはオギコのように愛嬌に徹しているワケでもありません。
しかしながら592話で松左本人からこれから先の飛信隊を明確に託されてしまった彼らは、これまでの彼らとは根本的に全く別のキャラクターとなってしまったことを自覚してもらわなければならないでしょう。
また、直情型のキャラが多く乱戦上等の飛信隊の中にあって、比較的少ないタイプであった柔軟で斜めに構えることができる松左であったコトも踏まえると、将来的には指揮官レベルとして相当高い力量を干斗に備えさせなければ彼の犠牲は本当にもったいないです。
そして、結果的に干斗が飛信隊の顔の一人とも言える中堅部隊長に成長したときを想定してみるとどうでしょう?
その時に、あの学生気分の丸出し頭の干斗が描かれても、多くの読者は感動を得られないと思います。
実際にも今のキングダムは、信が将軍になるための戦いが描かれて半面で、飛信隊もまた名実ともに飛信軍として成長していく局面が描かれているワケで、ひいてはそれは、信だけなく一人一人の隊士が次の局面へと進歩してく話でもあります。
この先、飛信隊の軍力拡大が描かれていく中で、当然に、松左に限ることなく古参の仲間が退場することもおかしくはありません。
ここから干斗がどのように描かれゆくかは、この先キングダムが、軍としての宿命である主要な仲間の犠牲をどのように描いていくかのか?
このような意味で試金石になる部分として考えることができます。
キングダムネタバレ593信と松左死地の先羌瘣潜行 以上
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんのキングダムネタバレ予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。
Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande)