(尭雲 作画引用 原泰久先生 作 キングダム558話)
5/17ヤングジャンプ24号掲載キングダム558話の本編の考察。
※最新のキングダムネタバレ含んでいますので未読の方はご注意を※
今週の尭雲、ほとんど龐煖みたいじゃないか?
キングダムネタバレ馬南慈が大暴れ。
大暴れのジジイ…。
そんな設定のキングダムキャラクターは廉頗将軍だけで十分だと思っていたのですが、先週から大活躍の馬南慈、なんだかとても楽しそうです。
馬南慈の侵入は亜光軍の第三壁にまで達していることが分かります。
ちなみに亜光軍では関節の部隊のコトを“節”と呼んでいるようです。
しかし、当初の防陣が今では全く機能していない様子です。
虞寧さん2回目の登場。
「してやられました、馬南慈のあの武力、中に入られては並大抵では止められませぬ。」
「“冊”でからめ取りたいところですが、正面から尭雲が入って来ており、それもままなりませぬ…。」
キングダム557話で対策を取られたはずの“冊”という備えですが、結局は不発になってしまったようです。
李牧の乾坤の策だけあって、副官の虞寧さんにとっても全くの想定外の状況、
亜光軍としては当初から“節”の防陣だけで相当の時間、趙軍を防ぎきる予定だったようです。
しかし虞寧さんの語る想定外とは何でしょうか?
それは表面上“節”という一つの防衛術が破られたコトだけではないと思います。
重要なのは左翼の麻紘が打ち取られた事実を取ってみても、直接敵か関節的かの違いはあるものの、
両翼の戦いに李牧が介入しているという事実を、見抜くことが出来なかったことを意味します。
そういう意味では、左翼の麻紘討ち死にのような直接奇襲といった明確な李牧の動きとは違い、純粋に戦術勝負で後手に回った右翼の戦局はことさら厳しいものがあります。
李牧の鋭い双眸が変わらず亜光軍をにらんでいます。
敵の本軍がなだれ込んでくる前に陣を解いてさがるコトを進言する虞寧さんですが、
亜光としては、既に深く岳嬰軍と噛み合った飛信隊と玉鳳隊の孤立を危惧し陣を下げることが出来ません。
キングダム555話で語られた裏目とは、まさにこのことなのでしょう。
ただ、強みがあるとすれば飛信隊と玉鳳隊が岳嬰軍との当たり方が悪くないコトです。流れとして岳嬰の首があがるまで亜光軍がこの場で敵の三軍を引き留めるしかない状況です。
そして亜光は自軍が崩壊はせぬと断言。
「ちょうど奴の顔は見飽きたところだ。」と、馬南慈の相手を引き受けます。
そして止めるだけでなく、馬南慈の首まで取ってしまうという考えです。
尭雲への対応ミス
馬南慈は亜光が止めるとして、尭雲はどうするの?という点に関しては、全ての読者が気になって仕方がなかったと思います。
亜光としては尭雲が来るまでに馬南慈を仕留める算段ですが、読者からすれば嫌な予感しかしません。
虞寧さんがここで尭雲の足止めを買って出ます。
「亜光様とまではいきませぬが、私もいくつか王箭様の戦術と操りまする。」と算段を語りますが、前回のキングダムネタバレ558でも予想したのですが、はっきり言ってミスマッチもいいところです。(泣)
そもそも本能型の尭雲に策など通じません。
キングダム555話の軍議にしろ、朱海平原の3日目以降…、
河了貂は一体何を報告していたのでしょう?(怒)
いくら虞寧さんの最強兵をあてがっても、策が成り立たなければその強さも半減ドコロでは済みません。
そして、この状況に重ねて、亜光と虞寧さんの異常なまでの強気発言が不安要素を深めます。
虞寧「足止めぐらいは十分。」
亜光「俺が馬南慈を討ったならスグに退がれ、その足で今度は尭雲に“冊”を仕掛けてからめ取る。」
ここに至って亜光までが、
まだ戦術で尭雲に対抗するつもりです。
以前のキングダムネタバレ556でも予想していましたが、
王箭軍所属の武将には自信家が多いという点も、
状況的にマイナスに作用しているように感じてなりません。
また亜光軍で一番機転の利きそうな亜花錦が、いま何をしているのかも気になります。
逆に考えれば、亜花錦などの戦力をココで出さないのも、
そろそろ原先生が戦局を先に進めたいという事の表れなのでしょうか?
キングダムネタバレ王騎将軍の矛とリンク
岳嬰軍の前線を突破した信が岳嬰本体を視界にとらえました。
それは岳嬰本人にしても同じで、両軍の側面から戦場をうかがっている王賁にも飛信隊と岳嬰軍の近接度合いが分かりました。
ここで玉鳳隊の側面突入を察知した岳嬰軍が、玉鳳の足止めを展開します。さらに援軍を送るだけの準備もある手の込みようです。
岳嬰が飛信隊と信を絶対の標的にしているのかよく分かります。
ただ、この点は河了貂が予想した通り、岳嬰軍の正面に位置する飛信隊への圧力を軽減させる効果はあったと思います。
ここで信と岳嬰の側近である精鋭同士が潰し合いに入り、いよいよ一騎打ちの体が完成しつつあるようです。
信は思ったより成長している!?
しかしここから先の信と岳嬰は非常に対照的ですね。
「さっさと来い、信」
「貴様の頭蓋を刺通してやる!」と、
岳嬰が意気込んでいるのとは対照的に、
信は息を整え、落ち着きを見せています。
まるで王騎将軍の矛の息遣いを感じ取って、
矛との一体化を深めているように見えます。
キングダムネタバレ我武神尭雲也
我武神…、などと言い出してもおかしくないぐらい、
尭雲のキレっぷりが最高潮に達した場面でした。
自信をもって出撃した亜光ですが馬南慈との一騎打ちは良くて互角の状況です。
しかし、いまさら策が通じなかった。などと言うのが、もう手遅れなぐらいに尭雲が虞寧さんの手勢を吹き飛ばして迫ってきています。
虞寧さんの冥福を祈ります。
前回のキングダム557話を読んで以降、
私自身どうやったら亜光軍が粘れるか?を考えていました。
例えば、
虞寧さんが馬南慈を“冊”で足止めし、
尭雲本人は直接的にはほっといて、その周囲の趙兵を亜光と亜花錦が削るといった作戦。いわば呉慶の執った対ヒョウ公戦のような動きなどを期待していました。
しかしここで、尭雲を前にした虞寧さん、
先ほどまでの方針を覆して、馬南慈と互角で戦っている亜光へと後退の伝令を促します。
「この虞寧、戦に出、四十五年最大の不覚。」
「見誤りすぎた、大いに」
「これほど人外の“武”があろうとは…。」
儂の真偽術など…と、おっしゃっているので、
虞寧さんとしても、作戦などの手は打った上で尭雲に通用しなかったのでしょう。
亜光が逃れることを祈りつつ、尭雲に真っ向から斬られる虞寧さんでした。
虞寧さんについてはキングダム第555話の初登場時から、
私含め多くのキングダムファンに、登場直後からの死亡フラグを予想された方だったと思います。
しかし、言い換えれば堂々と課せられた役目を果たしていったキャラクターの一人だったといえるでしょう。
すべてのキングダムファンは虞寧さんのコトを決して忘れません、
どうか王箭軍の勝利を天から見守ってほしいと思います。
キングダムネタバレ尭雲は狙っていた。
尭雲は亜光の“節”の防陣とか関係なく、
ホントはもっと早く突入できたんじゃないか?と私は考えています。
ただ兵糧戦でもあるため、
焦って単騎で突入するようなことはせず、
馬南慈が突撃を成功させてから、
亜光軍が後手に回るタイミングを見計らって突入したとしか考えられません。
(キングダム13巻の蒙武のような力のセーブ状態)
しかし、虞寧さんを倒したにしても、
尭雲が亜光の所に来るのが早すぎませんか!?
虞寧さんのいたトコロって、けっこう遠目じゃなかったかと思います。
せっかくの虞寧さんの伝令は届かなかったのか?それとも、後退を促す伝令を聞いた亜光でも、馬南慈の強さの為に退却する隙が無かったのかもしれません。
しかしそれでも尭雲早すぎじゃない?テレポートでも使った!?
李牧の予知能力(キングダムネタバレ558)だけではなく、尭雲まで超能力かよ?そりゃあ亜光がどんなに優秀でも勝てるわけがないよ。(泣)
などと、ピンチすぎてなんだか愚痴でもこぼしたくなりました。
馬南慈と尭雲の矛に挟まれた亜光ですが、その刃はすぐに首の隣まで迫っています。
しかしその顔には全く焦りが有りません。
汗一つ書いていない亜光ですが、この一撃を切り抜けた先の亜光が描かれるのでしょうか?
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
※皆さんのキングダムネタバレ予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。(笑)
キングダムネタバレ558話5/17本バレ考察 以上
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