( 童貞の韓非子VS腋臭の姚賈:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第760話)
散々悩んで、5000字ほどもある記事になってしまったのですが…。
私の予想として…、
韓非子は童貞で、姚賈は腋臭(ワキガ)であるとして、咸陽で双方が醜く争い合うという結論に至りました。
今回の記事の内容は、中身が低レベル過ぎてアホ過ぎるので、普通の方は読まないほうがいいと思います。
キット、頭が悪くなります。
さて…、
桓騎が退場するときもそうでしたが、その歴史的結果までの経緯はどうであれ、創作作品のキングダムとはいいましても、史実上のキャラクターが、どの辺りの時期に退場してしまうかは、流石に改変できません。
折角登場した、登用思想界のビックネームである韓非子先生も、今回、李信との問答から、興味本位に秦に出向いてしまったが故に、まさかまさか死亡する羽目になろうとは…。
しかし―、
事は、そう単純な話でもなさそうな気もしてきました。
はて?
韓非子の裏の顔??
もしかしたら、李信との問答すら実は茶番で、ハナから韓非子が秦に行くことは、腹積もりしていた事で…、元より秦に一泡吹かせる算段でも練っていたというのでしょうか?
調べた結果、姚賈さんと李牧さんと韓非子さんの三者が、裏で直接的に、あるいは間接的に絡み合ってて…、
秦王衛星(嬴政)が、『もう、めんどくせェ。』と感じてしまい、とりあえず秦に来ていた韓非子だけが死亡とか、可哀そ過ぎるでしょうけど、まぁ、それも戦国時代なんだから仕方がないかもしれません。
ではでは、今回もキングダム予想を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ-姚賈さんは二重スパイ、諜報部隊の長とは?
今から思い起こせは、姚賈さんが初登場したのは、第369話、生協(成蟜)反乱編の導入部分の頃でした。
前回の761話でも書いてありました通り、もともと彼は昌文君の送った、秦側スパイということになっていました。
何気に第369話で描かれている事ですが、合唱軍(合従軍)による大戦失敗で、趙の宮廷から、宰相の任を更迭された李牧ですが、その背景には、この姚賈さんの離間策による暗躍もあって、趙でカクカイが握るに至った経緯も語られています。
こうして振り替えると、姚賈さんの初登場は、連載でもかなり前の話。
今現在も、趙王都邯鄲にて活動しているのをみると、彼の管轄が昌文君から李斯へと変更された経緯然り…、
最も王都の情報が必要であった頃の鄴攻め編や、その直後の、邯鄲王位争奪戦周辺などで、邯鄲で活動する彼の姿が、何も描かれていなかったのは、逆に、不自然にすら感じますね。
普通に考えて、最も彼の活動が重要であった時期なので。
勿論、邯鄲に放たれた秦側の間者が、彼一人というハズがないので、姚賈さんよりも凄腕の間者がいれば、何の問題もないのですが…、
それを差し引いても、この姚賈さん、秦側の間者は数あれど、趙王宮内の廷臣として潜伏していて、李牧の朝廷内対立軸でもあるカクカイからも一定の信頼関係を構築するのにも成功している実績を考えると、彼ほどのスパイはなかなかそうは居ないのではないか?と考えてしまいます。
なので…、姚賈さんが少なくとも、作品中で、非常に、スパイとして優秀なのは、一応は、間違いのない設定なのだと考えます。
で、問題なのは、彼がどの程度、秦に忠実であるかどうかの点です。
史実上、姚賈さんの出自は、あまり明らかにされていませんが、もともと趙、韓、魏に渡って活動していた人物で、後に、趙を追われて秦の謀臣として仕えるに至ったとの概略が残されています。
対外謀略では、趙以外の国に対しても、カナリの実績を残した人物らしいのですが、ウィキペディア等を参照すると、上卿にも取り立てられているようなので、秦の王宮に参内するぐらいのことは普通にできた人物なのでしょう。
なので一応、表向きというか史実ベース的には、もともとは三晋側だった人物が、後に秦側(勝ち馬にのった形?)に乗り換えたタイプの人物のように見えるので、秦側と言えばそうなのでしょうが…、
この点、前回のラストシーンを見る限り、キングダム仕様としての創作要素が加わってきているように見受けられます。
曰く―、
『李斯の指揮下で活動している…、ハズだった。』
いつの間にか、趙の、それもさらに、李牧側の陣営に取り込まれてしまったということなのでしょうか?
また―、
作品中の姚賈の立場を考えると、あくまでも彼は趙の大臣の一人であって、秦から派遣されてきて、その後、趙の王宮社会に溶け込んでいって、今の廷臣の一人となった人物なのか?
もともと趙の廷臣の一人であったトコロに、昌文君からのオファーがあり、秦の為の間者になったのか??
彼が、どのような経緯で、秦側と繋がるに至ったのか、この点も大いに疑問が残されております。
ただ一点…、
コレが神(作者)様からのヒントになるかどうかは分かりませんが、この姚賈さん、初登場の第369話のカクカイから得た情報を昌文君に送る際に、『久々の高値の情報だ。』などと言っていたので…、
秦に対して、忠誠心で使えている間者ではなしに、金次第で立場を変えうるタイプの人物である可能性も感じられます。
まぁ、キングダム第4話で河了貂が衛星(嬴政)の前に最初に登場した際などは…、
衛星(嬴政)『目的は金か?』
河了貂『悪いか?』
衛星(嬴政)『悪くない、ソッチのほうが信用できる。』
上記のように、状況によっては、目的と対価がはっきりとしてて、金銭で関係を清算出来る関係のほうが安心…、という場合も確かに在ります。
ただ、その反面で、“金銭が目的”で行動されると、当然のことながら、得られる利益の多寡や、敵味方の力関係で裏切られる可能性もあるので、長期間、そういった相手に信頼を寄せるのは難しいものがあるでしょう。
また、李牧に関して言えば…、
政治家として、非常に実力は“?????”なのですが、白亀西と同じように、何故か人気だけはあるので…、
これまでに姚賈がなんらかの形で、李牧と会合を果たしていたならば、いつの間にやら、李牧シンパとして篭絡されてしまった可能性も考えられます。
また、前回の第761話でフテイが、『諜報部隊の長は誰だ…?舜水樹か??』などと思案していたように、その李牧一派の諜報部隊の長が、姚賈を買収・調略した可能性も高いです。
むしろ、青歌や各地の戦場に居た李牧が、姚賈をどうにかしたと考えるよりも、ソッチの可能性のほうが高いでしょう。
うーん?
舜水樹が、諜報部隊の長…?? だとしたら…、
“鄴攻め編での彼の思い付き行動の連発”を見る限り、秦側は何にも心配する必要は無さそうな気がしますね…。
これは流石に、諜報部隊の長が舜水樹と考えるのは無理がります。(笑)
あいや、勿論、相手が舜水樹でも油断は禁物です。
ただ、この点、神(作者)様としても、誰か諜報部隊の長に新キャラを作り出すのは、結構なホネだと思うのと、完全なオリキャラだと泊も出ませんね。
ヤハリ、歴史漫画であるキングダムなら、それなりに史実でも名の残した人物宛がうでもないと、読者的には、あんまり盛り上がってこないような気がします。
なので、再び一周回って、“北の遺児”と呼ばれている舜水樹としては、まだその能力や人物的背景の全てを見せていないことから、もしかしたらここからが本番なのかもしれません。
第501話で、金安の食料中継基地の正体を見破ったトキみたく、実は、情報処理能力に於いては、舜水樹は別の人格を発動させる特殊能力があって…、
厳密には、舜水樹ではなしに、その別人格こそが“諜報部隊の長”であるとか、そー言った予想スジも成り立ちませんかね?
勿論、そうした“諜報部隊の長”なる人物が居たとして、ソイツがどうやって姚賈を掌握したのかまでは不明ですが、、、。
うーん??
まさか、作品中の事実は、さらに飛躍してて、騰が危惧した韓非子の別の顔…、
ソレこそが、李牧の“諜報部隊の長“として韓非子の裏の仕事だった。という風に、李牧と韓非子は対秦で繋がっていた…。なんて事も有り得るのだろうか??
ううーん?
韓非子、利害関係の伴う実務には、完全に向いてなさそうなのだが…。
キングダムネタバレ-姚賈と絡んだ韓非子の悲劇
韓非子が秦に行ったタイミングで、姚賈が李斯配下としての設定で再登場して、咸陽に向かうという状態が生じてしまったので…、
必然的に、“戦国策”から出典である、韓非子が姚賈を讒言して死に繋がる方のネタで神(作者)様が構想を進めているのはよく分ります。
とは言え、史記にしても戦国策にしても、その真相や様態について詳しく書いてあるわけではないので、ここは神(作者)様に、その空白や行間を埋めていただくしかありません。
はい、これは楽しみです。
私の先週までの予想は、狂犬寧公主が頼んでも居ないのに、李牧&カイネ方式で、勝手に付いてきてしまい、アホみたく秦王にまでギャンギャン騒いで…、
寧公主『韓非子様は吃音なので、私が解説して差し上げます!』
衛星(嬴政)『…キミら二人とも五月蠅い、もういいから、別の部屋で騒いでて。』で、
韓非子『え? な、なんで、わ、私まで』
⇒牢獄…。
というコースを予想したのですが、コレは外れました。
いや~、寧公主、新鄭で別れてくれてホントによかった。
ただ、現状で分かる範囲でも、韓非子様と姚賈と李斯が咸陽で絡んで、韓非子が死に追いやられる…。という、戦国策方面での大枠の予想は成り立つので、順を追って予想を進めてみましょう。
まず、姚賈さんですが、ナレーションの通り、目的は趙側に寝返って、秦の矛先を探るべく、李斯に次の秦軍の攻撃目標を韓か趙北部か?探りを入れるために、接触を果たしますね。
重要なのは、ここからの李斯のリアクションです。
李斯が官吏として優秀なら…、
予告なしに咸陽を引き上げてきた姚賈に相応の理由が在るものなのか?
表向き、趙の廷臣である姚賈が、それほど簡単に趙の宮廷を離れられるものなのか??
それなりの強い違和感なり、動機について、何か疑問を抱くはずです。
そして―、
次が非常に重要です。
姚賈が何を李斯に何を聞いてきても、“余計な情報”を与えない。
コレに、李斯が如何にキチンと対応できるかが非常に重要になってきます。
ぶっちゃけ、李斯クラスのポジションに居る情報分析者なら、ホントいうと、姚賈が秦を裏切っているかどうかなんて、どっちでもいい話というか、間者を放っている側ならば、間者を放たれている、何人かは二重スパイであろうことなど想定済みであって然るべきです。
情報のルートも姚賈以外にも、複数用意してあって、必ず情報の真否について検証するなり、裏どりするなりしてから、仕事を進めるのが普通でしょう。
結果的に、情報精査の過程で、姚賈に対しての評価は定まって来るハズです。
また、姚賈に裏切りの意図が無かったとしても、敵側と常に接触している状態なのを考慮すると、活動目的にそぐわない情報は最初から部下に持たせておくのはデメリットしかありません。
なので、姚賈が李牧の意図を汲んで『宜安で敗れた我らの、次の標的は韓ですか?』などと聞いてきても、李斯としては、これを、はぐらかして躱す必要があります。
例えば…、
李斯『フム、昌平君が何を意図しているのかは儂も分からん。お前は引き続き、邯鄲の情報を集めてくれ。で、お前がワザワザ邯鄲を離れて来た理由はそれか?』等で、完全スルーすれば済む話だと思います。
間違っても李斯…、
部下(姚賈)に相談なんかすんなよ!
李牧に漏れたら、韓攻め邪魔されんぞ!!(汗)
しかし―、これだけだと、韓非子の死にどう絡むかがよく分りません。
戦国策では韓非子がこの姚賈に絡んでいって、姚賈が李斯に頼んで、韓非子を害した体になっているようですが…、
もしかしたら、李斯から情報を得られなかった、姚賈の方から、韓非子に接触して、秦が韓にどのようなアプローチを掛けて来たか?
どのような面子が韓に視察に来たか等に焦点を当てて、接触を図るのかもしれません。
そして―、それをウザイと思ったのか?
あるいは議論グセのある韓非子が姚賈の姑息な態度を見破る等して、対立が始まる等は考えられないでしょうか?
また、姚賈も韓非子も、次の咸陽にて会合を果たす以前に、お互いに何処かで出会っており、諜報活動者同士として接点を持っていて…、
それを、今回の咸陽来朝の邪魔になると、互いに牽制しあって、その後の讒言合戦に発展するといった経緯になるのかもしれません。
韓非子が学者として遊説するなかで、韓の諜報活動もしている人物であった等であれば、騰が韓非子に何らの警戒を抱いていた場面も的を得たものになりますからね。
例)
姚賈さん『秦王様、アイツ(韓非子)童貞っスよ。秦王様の事、羨ましすぎてムカつくとか言ってました。早く死刑にしましょう!』
韓非子先生『だ、だまれ、お前(姚賈)、わ、腋臭(ワキガ)やろが。へ、部屋(王宮)が臭いんじゃ、は、早く、死ね。し、秦王、ア、アイツ、早く、殺しましょう。』
次週、咸陽で繰り広げられる、韓非子VS姚賈による、高度な議論の(醜い悪口)応酬合戦が拝めるかもしれません。
― キングダムネタバレそれ最新762話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。