( 騰:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第756話)
桓騎が死んで、誰よりも落ち込んでるのは李信。
そう摩論に言われて、どうなるのかと待ってたら―。
今週の冒頭はイキナリ咸陽。
あれ?
はい、摩論も李信の落胆ぶりを気にしてましたが…、
まぁ、それはそれで置いといて、神(作者)様、先に話を進めることにしたみたいです。
趙がどう出てくるかも重要なのですが、おそらく李牧。
まだ、恐らく寝たりきり状態なのかもしれません。
カイネによる介護の真っ最中なのかもしれないので、神(作者)様、そんな李牧の事などより、先に、秦国について描き出した模様。
宜安戦が終了して、早々に、次戦、対韓戦争への布石を打つ昌平君。
それも、お得意のボードゲーム!
…などではなく…、
模擬戦を重ねる最高司令官殿なのですが、う~ん?
ここでも、宜安戦の反省や検証は置いといて、神(作者)様、先に話を進めることにしたみたいです。
いや?
後ろを振り返らない姿勢というのも、確かに漢気溢れるロマンの見せ方の一つだと思うのですが…、
まぁ多分、そこは読者の目の届かない所で、秦軍総司令としての総括が終わっていたと脳内補完するしかありません。
そして、漸くですよ。
ようやく、史実最初の滅亡国家である対韓戦線の端緒が描かれ出しましたぜ、読者の諸兄様方。
しかも―、
久しぶり歴史エピソードとして、韓非子という世界史上、思想界のビックネームの一人として、韓非子がとうとう登場。
いや、ほんと…、
言い出したはいいけど、キングダム嬴政のやっている、法治国家制度って、全然、深堀出来ていないし、ここで登場して一気に、整理して描かれるのとなれば非常に楽しみです。
ではでは、今週もキングダム本編について振り返って参りましょう。
キングダムネタバレ-イキリ倒す列国
王都咸陽。
一人、盤面に向かって黙々と模擬戦を繰り返す昌平君。
背後には、各方面からの情報を集約したであろう、木簡が散乱。
想定を何度も重ねて、大駒をある城郭に詰める仕草は、何を標的としているのか?
もともと、たった15年ぽっちで、列国を倒し切る目的で始めた大戦争計画なので、宜安戦で負けたとしても、攻撃の手を緩めるつもりはサラサラないのが分かります。
で―、
久しぶりに王都咸陽に帰着していた主人公李信。
彼が、城の楼閣で待っていたのは…、
大王政です。
政『すまん、待たせたな。』
李信『カカカ、大王が生き切らせて来んなよ。(笑)』
戦場での労を気遣う政ですが、李信もまた、宜安戦の敗戦で、秦国内部としても、大きく揺らいでいることを知っています。
双方、国の内外ともに大損害を出してしまった秦国。
趙国内に残してきた、壁の安否にも話題が及びます。
しかし、依然として消息は不明。
趙国内にはなっている密偵からも、情報が全く上がってきていません。
これは、次戦の対趙戦線で、正体不明の黒騎士みたいに改造された壁さんが立ちふさがる伏線でしょうか?
って、ゆーかナジャラ族の皆様も、一体どうなったのでしょうか??
どうか、神(作者)様に於かれましても、彼らの事を忘れないでと、願わずにはいられません。
そして、何故か、桓騎牧の亡骸は、趙から何の辱めも受けずに済んでいるという情報がもたらされています。
李信『李牧か…。』
相手とて一廉の人物と知る、李信と政なので、この点は納得している様子です。
しかし―、
李牧の自重のお陰もあって、何故か勢いに乗って攻めてくることをしない趙に反して…、
その他の国がイキリまくっているという様子が大王政から語られます。
先ずは、燕の様子はどうでしょう?
オルド『フハハハハ、だから申したであろう、北部での李牧は最強であると。』
ユキイ『我々が攻めますか趙北部』
オルド『いや、もう一戦くらい秦趙でやらせて疲れ切ったトコロにを攻めればよい。』
う~ん?
ユキイの後ろで騒いでいる山岳部族出身であろう側近が、何やら喚いているのが印象的です。(笑)
なんでしょう?辛うじて、セリフが読めるようにも取れる吹き出しが描かれています。
ザマアミロダシナ…、
クッソ、解読したくて仕方がないのですが、時間が無くて、先に進むしかありません。
こうした燕含め、斉なども、静観を決め込んでいるようなのですが…、
他の国は、別に自分たちが戦った訳でもないのに、謎に大興奮する、各王都の様子が描かれていきます。
合唱軍(合従軍)編で、総大将を討たれた韓では、金品がばら撒かれるほどの恩赦まで出ています。
何でしょう?
列国最弱の国とか言われているのに、そんな無駄なお金の使い方をしている余裕などあるのでしょうか??(笑)
コレが原因で騰に滅ぼされたとなれば、読者全員が、ずっとこの連中の事をイジリ倒すに決まってるかと思われます。
白亀西が倒されて、山陽を奪われた魏も、現在、秦とは同盟中であるにもかかわらず、桓騎の死を祝ったそうです。
呉鳳明『忠告した通りになったであろうが、秦は李牧に勝てぬと。』
まぁまぁ、鳳明さん?
李牧さんとしても、漸く秦に一勝しただけで、それ以前は、合唱軍編でも鄴攻め編でも、秦軍に負けてたのですから、そこまで仰っらなくてもいいじゃありませんか?(笑)
そして―、
実際に秦に攻撃を加えるまで至ったのが、楚です。
特に、項翼が新南部の城を占領するに至る侵攻にまで至っている状況になっています。
項翼『ギャハハハ!何か元気ねーなー、秦軍は!!』
項翼を放ったのは楚の宰相でもある禍燐。
彼女はさらに、他の秦の城までも狙う算段です。
まぁ、この点は、今まで、よく蒙武一人で、広大な対楚戦線を維持していたのか…、
逆に関心してしまうくらいの話でもあったりします。
この点、魏の同盟戦力が対楚戦線に大量に投入されている事は間違いないでしょう。
李信『クッソ!他国の奴ら調子に乗りやがって!特に楚の、あのクソ猿!!』
政『当然の反応と言えば当然だ。』
復活したばかりの秦六将と、あの桓騎が早々に退場したことを鑑みる政。
度々受け止める現実に、李信も返す言葉を失います。
不意に、桓騎が“六将の羽”を預かっていたことを思い出す李信。
李信『政、そういやコレ。』
…まだ、自分如きが手にできる代物ではないことを語る李信。
確かに受領する政。
政『桓騎は…、この世界に絶望しているようで、実は真逆で思いが強いせいで怒りに包まれていたように思う。』
うーーーーーーーーーーーん?
今更、大王様がソレを言いますか??
だったら、もっと信頼関係を構築すべく出来る事あったんじゃないのか??
正直…、六将制度の反省も無しの上での、この政の発言に、かなりモヤモヤしたのですが…、
前回ラストの摩論との会話の回収でもあるのか?
以外にも、ここは李信がスッキリ取りまとめてくれました。
李信『俺にはよく分らねェよ。アイツには特有の何かが在ったんだろうが、もう死んだ。』
曰く、重要なのは、今はその死んだ穴をどうやって埋めるか?であり―、
六将の穴を埋めるにも、自分や王ホン、蒙恬ではまだ実力不足であり、、、
結局は、自分が桓騎を死なせた責任がある事を受け止めざるを得ない事を吐露します。
再び、これに乗っかる大王政。
政『…先ほども言ったが、宜安攻めは出だしから失敗していた…。』
(*・ω・)(*-ω-)ウンウン(*・ω・)(*-ω-)ウンウン…。
だから、それの具体的な反省に言及でもしてもらえれば、問題が改善されて、より強力な秦軍に変貌してもらえるってモンですよ。
政『今、一番責任を感じているのは昌平君で…、』
(*・ω・)(*-ω-)ウンウン(*・ω・)(*-ω-)ウンウン…。
その通りの話で、何故、総司令が「そうだ京都行こう。」のノリで、当初計画の無かった「宜安行こう。」になったのかの検証を…、
政『挽回しようと次の戦略を練っていた。』
(´Д`)……??
あの??
宜安の検証は置いといて…、
もう、“次の戦略”ですか!?
えーっと、秦軍の皆さん??
その大きな失敗の具体的な問題について振りかえらずに、早々と、“次の戦略を”を捻りだすというのは、これはまた随分と前向き極まる姿勢ですね!?(汗)
これ、大王政も昌平君も、いくら何でも二人揃ってポジティヴ過ぎませんか?(笑)
勿論これはこれで、非常に展開が早くて非常に熱いです。
これを逆に趙軍目線で分析するといかがでしょうか?
李牧もカクカイが言っている通り、ケガで立ち上がれないのは分かるのですが…、
この通り、戦略級の失敗に全く動じていない秦軍を相手に、少し、趙軍を寝かし過ぎなのが、後手極まるとも言えます。
李牧さん、本当に寝ているだけでイイんですか?
秦国の皆さん、宜安での敗北、まったく堪えてないように見えますよ。(笑)
この点、来年の扱いに控えている“番吾の戦い”がキングダムでどのように扱われるのか気になるところです。
そして―、
昌平君が出した答えは如何なるものであったのか?
キングダムネタバレ-騰が率いる護衛団
政『丁度来たみたいだな。』
李信『!?』
李信の横に現れたのは、六将の一人騰と、録嗚未です。
録嗚未『六将を呼び捨てするなバカ!』
ゴッ!!
李信『いてェ!』
政と昌平君から、“次なる任務”に呼ばれてきた、騰と録嗚未。
そして、その“次なる任務”の同行者として、李信が騰と昌平君から推挙されていたことを、政は明かします、
任務の内容は、ここからの出発後、騰に聞くように促される李信。
政『しっかりと見てくるんだ。』
李信『・・・??』
そこからは、結局…。
ワケもわからず、騰の側近として従軍する李信の姿が馬上に在りました。
咸陽を後にして、騰が率いているのは使節団。
彼の背後には外交官、文官を始めとして、外交儀礼上の贈答品などが入った馬車が相当数追従しています。
騰『行き先は、韓の王都“新鄭”だ。』
李信『はあ!?何で俺がそんなトコロに!?俺は外交なんてできねーぞ!!
録嗚未『誰がお前にさせるかボケッ!?俺たちはその護衛だ!!』
いや~。(笑)
毎度のことながら、録嗚未は強いだけでなく、こういうマジレスでツッ込む役含めてて万能です。
李信が真面目にバチクソ緊張しているのも、味わい深い描写ですね。
人の話を最後まで聞かないで、勘違いしてビビる李信…。(笑)
桓騎の穴埋めに足りないと語っていた冒頭の話だけでなく、本当に、李信が大将軍に成れるのは、マジでまだまだ先という気分にさせられるホドですわ。
ただ、李信も驚いているだけではありません。
使節団と言っても、その護衛に六将である騰が任されているという、尋常ならざる点に、使節団の重要性を察知します。
李信『そんなに重要な使節団なのか!?』
騰曰く―、
この使節団の目的は、『韓の王族にいる、韓非子という法家の天才を秦に招聘するため―。』
そして―、
韓非子招聘は使節団の目的であって、騰ら護衛団の目的は別に在る。
李信『六将、、韓王都…。王都の城を見ておくため?でも何で今?? まずは趙だろ…。』
録嗚未『趙北部戦略で後退した分、他で帳尻合わせんだろ。』
李信『え?』
騰『詳しくは後ほど話す、そう遠くないうちに来ることになるだろう…。韓の王都“新鄭”攻略のための下見だ。』
(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
これはイイ。
ただ、作戦の準備だったのなら、河了貂も連れて来てやればよかったのに。
― キングダムネタバレそれ最新756話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。