(李牧さん:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第739話)
李牧は桓騎に背後を取られて大グソ漏らす。とかって、カナリ扈輒(誇張)したタイトルをつけてしまったのですが…、
桓騎の活躍も最後のなので、第465話で慶舎相手に桓騎が言っていたセリフが実現したら嬉しいなと思い書いてみました。
でも、いくら何でも、本当にヤングジャンプで、李牧がお漏らしする様が描かれてしまうと、僕も悲しいです。
好きなキャラクターであるのは当然として、私は李牧には何の恨みもありません。
なので、李牧の代わりにフテイがカイネの前でウンコお漏らしして、引きこもりになってしまうという代案でもいいです。
フテイに対して恨みが在る訳ではないのですが、フテイなら別にそこまで悲しいとは思わないからです。
お願いします、原先生。
どうか、僕の意見を採用いただいて、最後に桓騎の言ったことが実現してから成仏させるという顛末はいかがでしょうか?
さて、そんな李牧さん…。
『間違いなく、桓騎の狙いは肥下の10万人規模の人質です。』と仰っていました。
あの~?
まずは落ち着きませんか?
李牧さん??
袁環さんとか、地元の将軍が目の色変えて桓騎にキレるのは、まだ理解できるんですけど…、
貴方は仮にも彼らの上に立つ三大天でしょう?
部下と同じ目線に立って、桓騎が示したまんまの“挑発”やら“誘導”に引っかかってどうすんですか?(汗)
今更、桓騎が八つ当たりみたいに、肥下の住民たちに虐殺を仕掛けるであろうなんて事は、誰にだって予想可能です。
しかし、逆をいえば、誰だって予想可能なだけに、ここまで有名になった“虐殺手段”を、桓騎自身が“ブラフ”や“ミスリード”に利用する可能性だってあるわけです。
ソコを考えたら、李牧さんが、趙軍31万人の全軍を、肥下に向けて動員するのって、考えが浅すぎませんか??
桓騎や蒙恬、河了貂の立場から考えたら…、
河了貂『敵ながら信じられない!? 俺たちは1万弱しかいないのに、31万人もの兵を、他の対策に何も使いこなせていない…。』
蒙恬『李牧軍が…!? 本当に全軍で肥下に行ったのか…。このままやり過ごせば、迂回して西に逃げることができる。』
桓騎『クククッ、逃げる!?』
蒙恬『何が可笑しいのですか、将軍!?』
ってェ、くらいの話じゃないですかね??
仮に、桓騎はじめ、飛信隊と楽華軍が肥下にいたとしても、それは単に“ラッキー”に助けられただけの話です。
城を捨てた1万弱の桓騎軍相手に、31万人で追撃する必要ありますか??
寧ろ、虐殺を止めたくて、少しでも早く桓騎軍を捕捉したいなら、馬南慈軍だけでも、先に東に急行させるとか、普通はそういう風に考えませんかね??
今の李牧の指示や判断は、桓騎を仕留める上でも、住民たちを守る上でも、まったく正しい判断を下せているとは言えません。
なので、僕は正直、今の李牧を信じて付いてきている、兵や民衆は、頭がおかしいとしか言えません。
もしからしたですよ?
李牧は赤麗城で披露した、アレだけの協力な“毒物”を開発しているくらいですから、“人間の頭が悪くなる麻薬みたいな薬物”も開発していて、それを、この半年余り、宜安城周辺の住民や兵に服用させて、洗脳していたのかもしれません。
そうであれば、今までの李牧のグダグダな作戦にも、多くの兵や部下が一切の疑念を差し挟まずに付いてきた理由に納得がいきます。
いや~、やはり、ある意味で一番恐ろしいのは李牧さんですよ。
桓騎なんて、民衆から嫌われること受け入れているだけ、まだマシじゃないですか。
ではでは、来週のキングダムネタバレ予想を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ-李牧、幼児サッカーの如きの用兵術
コメントをいただいた方からの引用なのですが…、
桓騎一人の首を追って、何度も取り逃がして右往左往する李牧軍の姿。
まるで、幼稚園児にサッカーをやらせたトキのように見えてきます。
彼ら、全員でボールに群がりますよね。
何度も書いていますが、31万人もいて、桓騎一人相手に、趙軍全員が一か所に揃って行動する必要があるのでしょうか?
つーか、それ自体カナリ無理がある…。
集まるまでに滅茶苦茶時間が掛かるし、結集したらしたで、動きも当然遅くなる。
前夜まで桓騎一人を探すために、宜司平野に包囲結集していた李牧軍を、一度、全軍散開して…、宜安城を囲むために全軍再結集。
その後、31万人を一塊にしたままで、肥下という別の戦地に向かい移動って、素人目に考えても、どー考えても効率が悪すぎる運用方法じゃないですかね?
ボール(桓騎の首)が見つかったら、全員が、それを目がけて一団になって集まっていく…、
うん、やっぱり李牧の用兵方法は、完全に幼児サッカーのそれと同じに見えます。
危険が予想される肥下を助けたいのなら、馬南慈でもフテイでもいいので、数万を先行させて東に進めるだけでも、十分、追跡軍としては立派な規模ですし、それがそのまま索敵にもつながります。
結果、それで桓騎たちが、まだ肥下に来て居ないことが分かれば、再度、索敵の網を広く展開し直すことだって出来るわけです。
今回は、もう必要な内容は、殆ど冒頭に書いてしまったようなものなのですが、李牧の指揮する集団行動が酷すぎて、残念で仕方がない。
こんな状況から桓騎が死んだら、アホ過ぎて、桓騎当人まで情けなくなってしまいそうです。
キングダムネタバレ-今の李牧のやるべきコト
宜安兵の死体オブジェという、黒羊戦で強く残った桓騎の印象から、何も熟考もせず、ほぼ条件反射や脊椎反射みたいに…、
李牧は『間違いなく、桓騎の狙いは肥下の10万人規模の人質です。』と断定していました。
『間違いなく。』
なんども書きますが…、
『間違いなく!』と断言して、疑いもしない李牧なんかに始末されたとなれば、桓騎もどうかしている事になります。
李牧が勝手に思い込んで、全軍で肥下に向かっているんだから、サッサと西に逃げるか、背後を見せた李牧を襲えよって話だからです。
いや、まあアレですよ??
例えば、李牧軍も桓騎軍と同程度しか兵力がないとかだったら、李牧の判断の責任の重さが加わって、いい場面になったと思うんですよ。
例えばですよ?
以下は、私の完全な作り話で恐縮なのですが…、
袁環あたりが『ウオオオー許せん!!』とか言いながら、アホ見てーに脳金バカ丸出しにキレてても…。
そこに冷静な判断を下していく李牧であるほうが、全然、好感が持てませんかね??
(李牧:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第716話)
李牧(黙考しながら)⇒『…(いや? 肥下とて守りの備えはあり、桓騎がそのまま向かえば追撃する我が軍との挟撃を受けることになる。桓騎にとって本当にそんな単純な状況か? 黒羊の報告は聞いているが、この死体の弄びは、我が軍を肥下に向かわせるための誘導ともとれる。)』
袁環『どうしたのですか!李牧様!!早く肥下に行きましょうよ!』
李牧(黙考しながら)⇒『…(全軍で肥下に向かえば、桓騎の虐殺から住民を守ることが出来る。しかし、今、我々が姿を見失った桓騎軍は、裏を掻いて真逆に逃げるかもしれない。かと言って軍を分ければ各個撃破される危険もある…。)』
袁環『早くッ!早くッ!! 李牧様!李牧様!!』
李牧、ここで沈黙しながら袁環を一瞥する。
袁環『フンガー!フンガー!!住民ッ!住民ッ住民ッ!!心配、心配心配心配~~!!桓騎ッ、殺すッ殺すッ!!桓騎ッ殺すッ!!殺すッ殺すッ!フンガーフンガー!』
李牧『(ハァ…、袁環も将軍なら落ち着いてほしいものですね。)』
李牧『(…、仕方ありません。桓騎の逃亡策であったとしても、将兵のほとんどが宜安の兵である以上、先ずは肥下の安全を確保してからでなければ、袁環を説得したとしても、統率が取れなくなる恐れがあります…。)』
『やってくれましたね桓騎…。』
(李牧:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第603話)
李牧『…肥下の安全を優先します。馬南慈は肥下に先行して、桓騎軍を発見した場合、そのまま背後を衝きなさい。』
カイネ『李牧様、全軍で追わないのですか!?』
李牧『救援には“速さ”を要します。全軍で速度を合わせての行動では手遅れになる恐れがあります。そして、舜水樹!』
舜水樹『はッ!!』
李牧『急いで斥候を放ちなさい。場所は、宜安城から南北に迂回して、西に出る行軍経路の全てにです。』
舜水樹『秦軍が西に逃げると?』
李牧『ええ。東に向かったとしても秦軍には先が無い。我々が肥下に誘導されているという恐れもあります。また、毒の備えで西の赤麗に向けた我が軍は多くありません。
『肥下の安全確保を優先するにしても、我々が桓騎を見失う失態を犯してしまったことは忘れてはいけません!』
と、まあ…。
拙くも、私なりに考察してみた指揮官像を書いてみたワケですが…、
李牧も、せめてこの程度の範囲でモノが言えないと、本気で桓騎の首を討つ心算が在る訳でもなければ、住民たちの安全を守る気概も在るって話にはならないと、私は考えるのですよ。
しかもですよ??
現況の李牧は、私が勝手に想定したような、秦軍と兵力が拮抗しているような状況でもなんでもありません。
肥下の救援を最優先に動いても、十分に桓騎軍を再捕捉するだけの、索敵と襲撃を兼ねた規模を持たせた散開部隊を用意することが可能です。
だって、31万人もいるんだもの。
いつも思うけれども、これは一体何なのでしょう?
扈輒軍のトキもそうですけれども、兵はたくさんいるけれども、指揮官が少なすぎるとか、そういう話なのでしょうか??
結局、理由はよく分からないのですが、とにかく李牧軍がその兵力の多さを十分に活かし切れていない事だけは明白です。
キングダムネタバレー桓騎、最後の作戦
で、結局、李牧が最後まで間抜けなのは再確認できたと思うのですが、桓騎本人が何をしようとしているのかが一番重要です。
もう、既に、上記に書いてしまったのですが、李牧軍全軍がノコノコ素直過ぎるリアクションで、肥下に向かった後で、背後ガラ空きになった李牧本陣を急襲。
そして、ストーリー的には、李牧側近の奮戦によって、土壇場でそれが阻止され敗北ってスジであると予想します。
そもそも、現在の桓騎軍は、その構成の殆どが、飛信隊と楽華軍であるので、肥下を陥落させたところで、虐殺の実行は、ほぼ不可能です。
もしも、神(作者)様と李牧が、砂鬼一家と桓騎の手勢だけで、10万人虐殺が可能だと思っているなら、流石に物理的に不可能ですし頭が悪すぎます。
たった数百人だけで、数時間~数日の間に、それこそ剣や槍だけで、10万人を虐殺するなど、どうやって実現するんでしょう?
相当な火力の近代兵器が無ければ無理です。
李牧の頭の中の桓騎は、戦術核兵器でも保有してんのか!?って話じゃないですか。
やっぱり、そーゆー意味でも李牧さんは、慌て過ぎなんですよ。
話を戻しますと…。
李牧軍全軍の背後に出た、桓騎軍は、飛信隊と楽華軍と共に李牧本陣を急襲して、李牧は絶命寸前にまで追い込まれる。
これが桓騎の最後の見せ場。
その一方で、戦闘不能な連中は、西側が手薄なうちに離脱を試みる事になるでしょう
そして、李牧を守ろうとするカイネが死にかけて、そのカイネを守ってフテイが死亡。
その代償に桓騎の最後の作戦は失敗して、桓騎敗戦確定の史実部分を回収して、残った飛信隊と楽華軍は退却を開始。
飛信隊と楽華軍も多大な犠牲を払いつつも、決死の逃避行が始まるといった流れを予想します。
― キングダムネタバレそれ最新740話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。