(昔の砂鬼一家 :原泰久先生 作 キングダム第729話)
次回は休載っすか。
衣央さんと仰るのが分かった、砂鬼一家の現ボスさんですが、見事に肝心な部分はお預けにして、飛信隊に宜安陥落の要求を突き付けてくれましたね。
信と蒙恬の了承もなく。(笑)
そして、宜安城の陥落まで、真相がお預けってことは…、
衣央さんが知っていることを全て話してくれるために、宜安城が陥落するのは、読者側の時間感覚でいうといつになるのか?
今はもう8月4日なので…、早くても冬を迎える頃とかでしょうか??
となると、うーん?
少しでも早く宜安城を落としてもらいたいものですので、頑張ってくれ氾善と紅春!などと応援したい気持ちになってきます。(笑)
そして、仮に、無事、宜安城を陥落させることが出来たとしても、衣央さんが、攻城戦で死んでしまったら、誰も話てくれなくなるでしょうから、宜安城の攻略だけでなく、衣央さんが無事でいることまでがイベント発生条件になってきます。
しかも、これって、会話の流れ的に言っても、衣央さんが話してくれることは、あくまでも桓騎が砂鬼一家を離脱するキッカケになった事件までを話してくれるに過ぎないのであって、13歳頃以前の桓騎が何者であったのかまでは、結局謎のままで終わりそうです。
これは、もう桓騎と信が打ち解けて、桓騎が素直に自分の真の姿をさらけ出してくれるのを待つしかない…。
って、桓騎と信がそんな仲良しになるかー!
ってゆうか、実際に宜安城どうやって落とすんだよ!?
信も那貴も重要なのは具体策よ具体策!?
いや、マジでどうすんだよ?
とりあえず準備に今から取り掛かる河了貂と蒙恬が大変なのは間違いない。
ではでは、今週もキングダム本編を振り返っていきましょう。
キングダムネタバレ-13歳頃の桓騎
飛信隊一同『おっ、女!?砂鬼一家の長が…!』
一番驚いているのは尾平です。
黒羊戦から、一番桓騎軍の内実を見ているのは彼なので、この会話の流れは理解できるのですが…、
尾平『え?ひょっとして、まさか砂鬼一家って、全員女?しかも美女??』
何故そうなる??(笑)
砂鬼一家の一人『…。』
沈黙を守りつつも、尾平の言葉に応じて、おもむろに仮面を脱いで、くれたメンバーがいます。
尾平『ひィ!違ったァ!!』
田有『んなわけねェだろ。』
昂クン『ホントにバカだね尾平さん。』
なんか、今週はイキナリ尾平に持ってかれた気がします。(笑)
しかし、一番面白いは、ワザワザ、尾平に事実を教えてくれた、モブ砂鬼一家メンバーの丁寧な息の合わせ方が、何故かジワジワ面白いです。
クッソw
なんで、ストーリーの本筋と何もカンケーないのに、尾平とモブ砂鬼の掛け合いがこんなに面白いんだ?(笑)
那貴がとりあえず、そのまま砂鬼の長に話の続きを促します。
砂鬼の長曰く―、
言葉通り、元ある一家だった砂鬼一家に、桓騎が参加した経緯が語られます。
事の始まりは、桓騎が13歳頃。
砂鬼の長が話し始めたころ、信がいきり立って『てめェらを宜安には行かせねーからな!』と威嚇しますが、ここは那貴に止められます。(1回目)
それも無視はスルーして、話始める砂鬼の長。
回想されるのは、土砂降りの雨の中、砂鬼一家縄張りの山道で倒れた状態で発見された、桓騎でした。
当時、砂鬼一段の長をしていた偲央なる女性が、これに近づき、『何て美しい子…。』と心証を吐露する様が思い返されています。
コレがきっかけで桓騎は砂鬼一家に迎えられました…。
因みに、この偲央なる女性、現、砂鬼一家の長の女性の姉であったようです。
コチラの回想場面ですが、先ず、一番気になったのは桓騎の身なりです。
初期の信や漂と比べて、ズボンを履いていて、足元の草履ではなく、靴を履いています。
なので別に、今のところ、奴隷や下僕の出身であったようには見えません。
腹部と口元に傷を負っているので、何者かに襲撃されたことが想像できます。
当時の砂鬼一家の面々も、いたって普通の恰好をしているのも、印象的です。
傘をもっている少女らしき人物が現在の長でしょうか??
ここからまだ、砂鬼の長の話は続きます。
迎え入れた桓騎少年は―、
“ふつうの人間”ではなかったのです。
彼が参入してから一家は劇的に変貌します。
ここから始まる、捕虜に対する残虐行為。
今ある砂鬼一家の姿は、全て桓騎が作り上げたものだったのです。
まず、この事実に驚愕する飛信隊一同。
桓騎が何の目的でそうしたのか?
確かにコレは疑問に思います。
そして、同時に、那貴もまた、その事実は桓騎が砂鬼一家の長になったのか?
何故、桓騎一家と砂鬼一家が併存しているのか?
明らかに不可解な関係性に疑問を抱き始めます。
これに砂鬼の長が答えます。
『ある出来事があって桓騎は砂鬼を出て行った、それからあいつは自分で一家を作って膨れ上がらせていった。』
『故に、厳密に言うと砂鬼は桓騎一家に属している訳ではない、昔のよしみで横にいるだけだ。』
と、現状を那貴に伝えます。
読者的にも、この答えには、さらに疑問が深まる思いです。
“横にいるだけ”の話だったら、何でそんなノリノリで宜安の入城に拘っているのでしょうか?
別に、本軍が負けたら、ほっといて逃亡でよくない??と思います。
しかも、砂鬼が単軍で宜安に向かったところで、ほぼ間違いなく、勝てる見込みが無いにもかかわらずです。
この人等、飛信隊や氾善の部隊にも、合わなかったら会わなかったで、そのまま単軍で宜安目指してたくらいの勢いじゃありませんでしたかね?
何か、明らかに言葉以上の関係性を感じるのは私だけではないハズです。
で、ここで再び会話に乱入する漢がいます。
信です。
売り言葉と買い言葉といいますか?
別に砂鬼の長は、那貴に聞かれたから答えただけなのに…、
信『何が属してねェだ!しっかり仕事してんじゃねェかよ!今のアイツに作られたなんて言い訳がましく聞こえたが、イヤならイヤって言や済む話だろうがよ!』
『てめェらはクソみたいな事を楽しんでやっているようにしか見えねェんだよ!!』(2回目)
…。
砂鬼一家モブ『…フッw』
信『!? オイ!!どいつだ!今、鼻で笑ったヤツ!!』
那貴『何があった?』
那貴、最早、信を諫めることもなく、スルーして会話を展開。
いや??
これ、キングダムを知らない人が今の場面から本作を読み始めたら…、
どうみても、信が部隊のムードメーカ兼切り込み隊長とかで、那貴が隊をまとめているリーダーに見えてしまいませんかね??
例)
信『那貴の兄貴!こいつら許せねェ!俺がぶった斬ってやる!!』
那貴『まァ待て、今は少しでも情報を引き出すのが先だ。』
まあ、こんな感じの時代劇感が出てきていませんかね?
砂鬼の長の話も、それはそれで非常に気にはなるのですが、最近の信の異様なまでの小物感が妙に気になって仕方がありません。(笑)
で―、
那貴から、踏み込んで桓騎が砂鬼一家を離れる理由となった出来事とは何か?
それを問われた砂鬼の長ですが…、
ここで、砂鬼一家は話をつづけるのを止めてしまったのか?
一瞬、沈黙が一同を包みます。
ここで誰となく、砂鬼の仲間から…、『衣央』と呼びかける声が発せられます。
非常に気になる衣央さんの話ですが…、
ふと、素に戻った衣央さんは、『話はここまでだ。』と打ち切ってしまいます。
『続きは、宜安の城内で話してやる』と―、
え?で??何で、そんなに宜安に行きたいの!?
桓騎と連絡取れん状態で、キミらだけが宜安に行って何が出来るのさ??
気―にーなーるーwwwW
信は、さらに買い言葉で、『ざけんな!てめェら絶対に連れてかねェからな!』と激高。
ただし河了貂まで、話の内容が気になったのか?
河了貂『じゃあ?桓騎の13歳以前は?』と別の角度から掘り下げを狙います。
衣央『…その前の事を知っている人間はもういない、次に桓騎に会ったときに直接聞いてみるのだな。』
結局、まあまあイイ感じで、さらに謎を深めて引っ張ってくれた衣央さんとの一幕が終わりました。
最も肝心な、宜安城攻略の実務は、コレから蒙恬と相談するようです。
本編では、那貴の『すまん。』の一言で、これは割愛…!?
むしろ、戦記モノとして一番重要なのは、その作戦の部分なんですけどね~。(汗)
キングダムネタバレ-李牧の桓騎包囲網と逃走中の桓騎
本陣と秦軍が拠点にしたハズの赤麗を結ぶ軸を中心に、桓騎の包囲を続ける李牧軍。
桓騎本人の捕獲はまだでも、着実に捕虜を増やし続ける李牧。
流石に、扈輒と違って、本陣の守備を固め忘れるヘマはここでは見せません。
一方、肝心の桓騎は一体何をしているのでしょう?
突然現れた河川―。
明らかに合戦をしていた近辺とは、かけ離れた様子の場所が描かれます。
秦軍目線でも読者目線でも、地理感覚共に距離感覚が分からないだけに、まァ、真新しい地形が出てきましたね。
コレは、明らかに桓騎に有利に作用しそうです。
後々、趙軍の将校が出て来て…、
モブ趙将『赤麗とは反対の方向だ、流石にワザワザこの川は渡らんだろう…。』と油断させる…、ぐらいの騙しは普通に成立出来るでしょうね。
で、川岸にいたのは、桓騎と本軍幹部の皆さんでした。
摩論やリン玉、黒桜さんも無事です。(笑)
ゼノウの安否は気になります。(汗)
そして、桓騎軍。
河川を前に退路を断たれたと思いきや―、
ざぷ…。
桓騎『馬、頼むぞ。』
なんと!?
鎧を着たまま渡河を敢行する桓騎。
古参の仲間、リン玉も秦軍に追われていた頃を思い出しながら、桓騎の渡河に続きます。
桓騎も一緒に、『そういえば―、』と仲間との思いで話に乗ってきます。
この余裕は一体なんなのでしょう!?
全然、桓騎軍がピンチに見えないが笑えます。
このままついでに、白老と初めて会った時のことでも話してくれ~。(笑)
李牧の包囲がひど過ぎる―、
そう吐露する部下がいても…、
桓騎『まー、大したことねーだろ、どうせ最後は俺が勝つ。』
この期に及んでまだ勝利宣言を重ねる桓騎。
リン玉と摩論も、桓騎の姿に目を見開きます。
そして―、
夜が白み始めた、その頃。
宜安城で、緊張感を残して見張りをつづける兵士たちが描かれだします。
モブ趙兵A『ん?』
モブ趙兵B『なんだ?あの音??』
モブ趙兵A『ん?何か…??』
はい…、
遠くから、やってきました紅春が。(笑)
― キングダムネタバレそれ最新728話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。