(王賁 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第577話から)
無難というか、どんなオチか心配しいてた割には、結局、王賁を下げる話にはならなかった。
ただし、今回のキングダム。結局、ネタバレ待ちで期待した王一族そのものの情報については全く明かされないまま、王賁が出生した前後事実だけが提示されただけ。
何気に、神(作者)は、死んだ当事者の朱景だけでなく、当時の第一次情報源の虞寧もわずか一昨日の時間差で始末しているという手の込みよう。
番陽や関常にいたっては、また聞きのまた聞き。というか、ここで出てきた関家ってどういった家柄でしょう?関常自身が所属する一門なのでしょうか?
今は気にしても仕方がない部類の謎ばかりなんですが、オチ自体は多くのキングダム読者の予想の範疇だったと思う。
まあ、赤ちゃん王賁の登場に喜びを感じた王賁推しが何人かいたかもしれない。
キングダムネタバレ-信は口達者。
思いがけなく、番陽と関常のお話を盗み聞きの形で聞いてしまった信。
木の枝パキッっと、びっくり関常。
前回のキングダム576話のラストでも思ったのですが、番陽たちと信のいる距離って話声が聞こえるほどの距離ではないです。むしろ結構遠い。どう見ても10メートル弱は離れています。
この二人、秘密話とか言ってる割には、かなり大きな声で王賁の嫡出疑惑に花を咲かせていた様子であったことがわかります。
で、その間抜けな密談が聞かれたことに気がついた関常ですが、腰の佩刀に手をかけるなり、信に切りかかります。
てゆうか、上述の通り、信の居る所までどう見ても数メートルあるのに、ここではまるで真後ろに信が立っていたかのような描写。
なんか原先生、いきなりコマ割でミスったような描写でスタートしたキングダム577話です。
信「あいつが王翦の子供じゃねえって一体どういうことだ副官ジジイ!」
番陽「馬鹿、声が大きい!」
いや?番陽さん、あなた達もです。
そこに無理やり関常、そんなこと言ってないもん的な抗弁を持って対処。
いや、でも関常?信の聞き違いとか言っているけど、番陽がヤメれって言っているのに、勝手に話し出したのはあなただからね?
関常がこんなだから、信も信で彼の低レベルさに合わせて応酬したのでしょうか?
「すっこんでろヒゲモジャ。俺はそこの番陽ジジイと話をしてるんだ。」と発言。
あの?信?確かに関常は髭生やしているけど、モジャモジャではないよ?
コレってよく頭がハゲていない奴に向かって、ハゲと言って馬鹿にするのと同じ手法で口撃するパターンですね。
そういえば信、黒羊編でも桓騎の伝令が来た時も、彼らの発する桓騎の無茶な命令にもビビらず丁々発止にやり込めていました。
キングダム王都奪還編で政と楊端和の邂逅を果たした時やセイキョウと対峙した時といい、案外、それなりの場面を与えれば、信って弁舌の腕も立つという側面ももってると思います。
で、こんなさすがに番陽としても、信に命助けてもらった上に、今となっては実力も認めざるをえず、さらに言うと人間的な器のうえでも、信のことは信用できると以前から感じていたのでしょう。
何気に、自分たちが戦死して王賁の抱える苦しみを知るものが周りからいなくなるコトへの懸念から、ある意味、信に何かを託すつもりで知っているコトを語ります。
何気に原先生?これを見て地味に番陽の死亡フラグと深読みするファンが少なからずいるのを知っているハズです。またピンチ煽りの序盤で、読者にこの仕打ちですか?(笑)
まあ、もしも番陽が死んだら、遼陽戦線でフゥジが死んだよりはショックが大きいかもしれませんね。
キングダムネタバレ-王賁、出生の秘密。
で、番陽から、王翦と嫁の朱景の結婚と妊娠の話。
そこから朱景が婚礼の前の男との子を宿した状態であったとの下げ腹の噂が立ち、朱景が真相を黙秘、結局、王賁は無事生まれたものの、母親の朱景は同時に死亡という痛ましい事実が語られます。
朱景が真実を語らず死亡してしまったので、下げ腹の噂の真相は不明。
信も王賁の母が死んだ部分で少なからずショックを受けています。
ここでの会話の締めくくりに、関常が語る疑惑の部分が語られます。曰く、もし本当なら、王翦にとって王賁は、愛する妻の命を奪った赤の他人ということになると。
王賁の母である朱景が亡くなってしまった描写の部分はかなり、痛ましい描写で残念な気持ちになったと思います。
キングダム考察-朱海平原11日目
戦場の様子が描かれますが、前線に張る松左が、趙軍の意図を見抜いているのがベテラン感というかホントに現場を支えてくれてる感じがよく伝わって来ます。
で、この期に及んで、というか河了貂?ほとんど思考停止を起こしてます。
信が王賁の意図を説明します。趙軍が本気で戦ってこないうちに、少しでも戦力を削いでいると。
信が、王賁の姿をとおして、今やれることをやるべきだと河了貂にも奮起を促し、出撃します。
一部、今回、信が王賁出生の悲劇を知ったことで、信が王賁に親近感を抱いたとみる意見も散見したが、それは違うと思う。
もちろん、信なりに貴族としてもつ苦労もあるコトは理解してまた大人になったのだとおもうが、別に表面的な友情ゴッコで美化するような話ではない。
信も王賁も、いち事情を知るごとにポンポン見方を変えるような薄っぺらだとは思わない。ここに来るまでの実力と実績の積み重ねがあって、すである程度はお互いに認めるべき部分はキチンと認めていると思う。
あとは、まだ当然のごとく秦軍右翼のピンチの深堀が続くでしょうね。
来週のピンチ煽りは、多分、亜光兵のポンコツ化ですね。
キングダムネタバレ第577話 赤の他人 最新考察 以上
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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