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キングダムネタバレ564楊端和軍VS舜水樹軍9万

投稿日:6月 30, 2018 更新日:

(カタリ 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第562話から)

信が岳嬰を打ち取ったけど、遼陽ではカタリが死んで勝てませんでした?

そんな一進一退では、もう絶対にキングダム鄴攻めは終わらない。

犬戎の後付けの設定も重ねるほど整合性が苦しくなり、伏線の意味もなくなる。

カタリという一軍の将が飛び出してきたなら、囲んで確実に殺すのは当たり前の話。

それ自体が際立ってブネンが卑怯だとか残忍であるというハナシではない。

7月5日ヤングジャンプ掲載予定、キングダム第561話についてネタバレ予想しました。

キングダムネタバレ第563話おさらい



6月28日ヤングジャンプ掲載キングダム。

本バレの詳しい考察はコチラ【キングダムネタバレ第563話 族王カタリ 考察】

前回のキングダム562話に引き続き、ブネン直下軍の矢を喰らい続ける、メラ族騎兵と犬戎軍騎兵たち。

キタリが一旦、脚を使って引き離そうとしますが、

犬戎軍の騎兵たちが、この矢の降り注ぐ中で戦闘を続けるために、キタリ達の足止めを狙い襲い続けます。

襲い来る犬戎騎馬兵を切る伏せるキタリですが、矢をよけきれずにダメージを負ってしまいます。

その様子を見ていた舜水樹曰く、

「あれは勇猛ではない。」

「犬戎の兵たちは家族を人質に取られて戦っている。」

「上の命令に逆らえばそいつの一族は皆殺しにされる、犬戎族の世界は未だに恐怖支配の世界が続いているのだ。

それゆえに、あれほど理不尽な戦術がまかり通る。」と、側近の徴兵に解説します。

ネタバレ-キタリにも危機が

粘りず強く奮戦していたキタリですが、

新たに突撃してきた騎馬隊にを前に、

あの普段強気のキタリが目を閉じて観念した素振りを見せます。

そのキタリの危機にはやはり壁さんが登場しました。

ただ、颯爽と助けられるはずもなく、なんとか割って入ってそのまま落馬。

追従してきた、壁軍の仲間も矢の攻撃を喰らい、大した助けになっている様子ではありません。

キタリも足手まといであると言わんばかりに、壁さんを罵倒しますが、

ココは壁さんも開き直ります。

「キタリ殿達を置いて逃げるわけがないだろうが」

「先に助けてくれたのはキタリ殿たちだ」

「何度も何度も、我々は助けてもらってばかりで、今度は我々が体を張ってキタリ殿たちだけでもっ…!」と、

しかし、セリフの途中で壁さんを矢が襲います。

ただ、壁さんのおかげが、少し冷静さをとり戻したキタリが、

ある種の戦端を捉えます。

「コレだけこの場に敵の意識が集中した今を、不意にするはずがない」

「我らがメラ族王カタリが!」

ネタバレ-メラ族王カタリの突撃 

見事にブネンとその側近の虚を突く形で、至近距離に躍り出たカタリとその側近。

ジリが「殺せ!」と号を発するも、一呼吸で襲い来る犬戎を屠るカタリ。

好機ととらえたキタリと仲間たちも応援の声を発しています。

カタリの刃は、楊端和やバジオウにも匹敵する実力であるとの裏付けから、

キタリは絶対の信頼を表明しています。

大方の予想どおりに、全くの余裕の動きで、ジリの胴を貫いたキタリの刃。

しかし、自身を貫いたカタリの一撃に驚くでもなく、そのままカタリに抱き着き、側近の犬戎が続きます。

右腕だけでも振りほどいたカタリが、続く二名の犬戎を刻みますが、

一撃で絶命していないこの二人もそのままカタリに抱き着きます。

見開きで捨て身の犬戎と共にブネンの手にした大剣で貫かれるカタリ。

誰よりも衝撃を受けたのはキタリ。

一気に暗転した、キングダム第563話でした。

キングダムネタバレ564遼陽戦もはや軌道修正不可



ハッキリ言ってこれまでのキングダムネタバレで、

私はブネンの戦い方は穴だらけであるとバカにしていました。

遼陽戦がつかなくなるといった危惧とともに、そもそもキャラの練り込みが足りないとまで断言しました。

キングダム563話では舜水樹の登場によって、犬戎軍の人質文化について語られました。

考察-ブネンの姿を通して

ここにきて、

ブネンや犬戎軍という存在の背景も、少し見えてきたような気がします。

言い換えれば、

今までのキングダムネタバレにも書いてきたような、

ブネンがそもそも戦術と呼べるほどのものか、

疑わしいほど粗の目立つ戦い方をしていた理由にも、人質があるコトへの安心が理由だったと、少し納得出来たような気がするからです。

この点から逆にストーリー的にネタバレを整理すると、

多少無理があっても、

この鄴攻めが趙国内の人間に対して、

新しい世界への開放という側面を持たせるという意味では、

旧世界から閉じ込められていた犬戎という存在は、非常に分かりやすい素材だったのだと思います。

もともと王箭軍や桓騎軍と比べると、

楊端和軍は秦軍の中でも外様もいいところです。

しかし、

それ以上に王箭や桓騎と決定的に違うところは、

三人の大将の中で唯一、秦王である政の中華統一の政治的理念に共感している人物であるコトです。

壁さんとブネンをとおして、秦側の政治的理想と犬戎軍との現実を比較することが原先生の目的だったのだと思います。

また、そもそもが鄴攻めは侵略戦争ですが、無理やりにでも正義を謳うにしても、まだまだ信では力も器も足りませんからね。(キングダム554話参照)

まあ、無理のある発想だとは思いますが、

どちらにせよ、戦時下においては戦争の正義なんて力ずくで無理やり謳うか、謳わせるしかないのは現実と一緒だともおもいます。

キングダムネタバレ-カタリの傷は致命傷か?



とは言え、キングダムは架空の物語であっても、

ブネンも登場回数が重なり、

今回のような決定的な戦果を挙げたとなると、

それなりにキャラとしての重みが変わってくるコトになります。

コレをいい意味で捉えたら、

ここからの遼陽戦は、

今までのそれとは全く意味合いが違ってくるようになります。

ネタバレ-カタリの最後と使命の承継

まずは最有力の予想として、

カタリが最後の力を振り絞って、

ブネンに止めをさす。

またはカタリが肉迫して壁さんが仕留める。

という流れが考えられます。

(壁さんではなく、キタリが仕留める可能性も高いですが、どちらかと言うと、

カタリが後事を託す相手としては壁さんを交えるほうがストーリー的に流れが自然のように感じます。)

正直、

あっけにとられた壁さんとキタリより。

瀕死であったとしてもメラ族王カタリのほうがいまだ戦意は高く、

しかも、その剣の間合いの中にブネンが居るという事実があります。

重ねて書きますが、まだ壁さんとキタリよりも、

瀕死のカタリのほうが遥かに頼りになる状況です。

そして、キングダム563話公開直後も、

ネットでは、

「よく見たらブネンの剣、刺さってないんじゃ?」といった声が多く出てくるほど、

ややもすればカタリが無事であるとの声も出ていました。

確かによく見ると、確か刺さってはいるのですが、

多くの人が、刺さっていないと思ってしまうほどの予断が起こるほどの微妙なダメージ受け方をしているので、

コレが即死クラスの致命傷でないなら、カタリがまだ最後の力を振り絞ってブネンを仕留める可能性はまだ完全に否定できません。



というか、

敵メインキャラである李牧に首に刃を突き立てられた麻紘ですら、

次回話で数コマ分の反撃を見せたぐらいです。(キングダム49巻参照)

明らかに麻紘よりも戦士としてのスペックが勝るカタリが、

李牧よりも粗い剣のブネンの微妙な攻撃に、全く反撃すら出来ないというのは、絶対におかしいです。

しかもコレはキングダムの話です。

胴を貫かれたとは言え、カタリというキャラをここまで持ち上げておいて、このままあっさり死にゆくだけと思えません。

キングダム563話の副題も“族王カタリ”ですよ?

何も残さずに犬死になどさせれば、

原先生はここまでカタリとメラ族というキャラを仕込んどいて、

一体何がしたかったの?と、消化できない不快な感想しかのこりません。

仮に、そこまで制作サイドがカタリのコトを大切に思っていなくても、

我々読者としてはまず、

カタリの息が絶えるまで、

どこまで彼が粘るかを見届ける義務があります。

地平の民と壁将軍が好きなメラ族を中心とする12氏族、

そして、それを束ねるカタリの存在が軽いワケがありません。

そんなカタリが物語として何を残すのか?

それに壁がどう答えるのか?

それが、キングダム564話のテーマになると思います。

キングダムネタバレ-壁とキタリの反応



カタリがこの先のメラ族の指揮を執るのが困難と考えると、

そこから先はキタリと壁さんの動き次第でもあります。

以下、現存の情報から考えられる三つのパターンからネタバレ予想を建てました。

ネタバレ-カタリの最後を見取る

コレは前項の延長の話ですよね。

キングダムにかかわらず、

全ての戦記ものおいて重要なのは、

どんな戦果が上がるかなどよりも、

いつ誰が死ぬか?です。

死んだ仲間の意味を問う為に、残った生者の“もがき”を描くことが大きなテーマといえるからです。

そういう意味では、読者として気を引き締めるという面において、今回は重要な話だったと思います。

カタリから後事を託された壁さんが、

キタリと共にピンチを乗り越え、

空位になったメラ族王の地位へ婿養子となる流れを瞬間的に予期した方も多いでしょう。

初期のキングダムで、信に触発された壁さんは、

武官の極みである大将軍を目指すと豪語したわけですが、

今は読者を含め、

壁さんが大将軍になることなど誰も信じていないし、

望んでもいません

そんな役どころよりも、

調整能力に長けた壁さんであれば、ただ自力で大将軍になるよりも、

ここらでキタリと懇ろになって、

山の民と地平の秦国の統合の象徴として生きていくほうがしっくりくるし、求められる役割としてはるかに重要度が高い使命のように感じます。

ただ、今は合戦の最中であるので、

今戦がキッカケでスグに壁さんとキタリと懇ろになるかはこの時点ではまだ分かりません。

今後、史実ベースで楊端和が出て来なく可能性もあるので、案外、壁さんと引っ付いて引退する可能性も捨てきれないからです。

ただ、いずれにせよ、

壁さんが偉大な族王であったカタリの意思を継承するためには、

壁さん自身が、ブネンを討ち果たすという実績が不可欠になります。

また、

戦闘力の高いキタリであれば、壁さんよりもカタリの仇を討つという確度は高いでしょう。

カタリと違い乱暴な性格のキタリが、族王にふさわしいかは別として、壁さんと一緒にこれから成長する余地は大いにあります。

そして、壁さんかキタリいずれがカタリの意思を継ぐにせよ、

これなら懸念であった、キングダムの長期化現象にも一応の区切りがつけられます。

キングダム563話でカタリが刺されて、

今は二人とも突然の出来事に放心状態で反応できずにいるので、

まず、我に返るために、カタリの叫びで目を覚ます必要があります。

そのためにも、あと少しでいいのでカタリにはブネンを相手に粘ってほしいところです。

考察-本営、楊端和からの援軍



全く可能性が無いわけでもないですね。

もともと伝令で、壁軍が最も優勢との報が届いていたので、

ブネンに肉迫している今、より確実なトドメとして楊端和出てくるなら作戦としては有効です。

サッとブネンと殺すだけ殺して、

サッと本陣に戻るならアリでしょう。

しかし、

自軍のメラ族の配置すらスッカリ忘れてた壁さん、

また、これ以上、山の民の手を借りるワケにはいかないと考えている壁さんが楊端和に増援を頼んでいたとも思えません。

李牧が麻紘を討ち果たしたように(キングダム49巻)、

作戦としては非常に有効なんですが、

壁さんがそれだけの準備が出来る武将であれば、現状こんな苦労はしていないでしょう。

ですから、ストーリー的にはありえないと考えられます。

ネタバレ-キタリの暴走

ストーリー的にも、

戦術的にも、

一番最悪のパターンがコレです。

もしもこれになればキングダムでもこのまま駄作一直線になる可能性が高いです。

ただ、最悪を想定することは必要なので一応書きます。

たしかに現実を考えれば胴体を貫かれたら、カタリは反撃ドコロではないでしょう。

今は、「えっ」と呆然としているキタリが、

兄であり族王であるカタリの仇のために暴走し、

壁が抑えることになるのか?

しかし、

それって、

合従軍編でヒョウ公を殺された信に見せたリアクションであり、

二番煎じの演出です。

しかも、ブネンが健在であれば、

感情と勢いだけで突撃してくるキタリたちを、

そのまま迎え討てる状況でもあります。

それでもキタリが突撃を強行すれば、壁軍は突撃も撤退も出来ない状態になりほぼ確実に全滅します。

仮に退却が可能であったとしてもどうでしょうか?

そうなれば、一番読者にとっても最悪です、

まず間違いなく、9日目の決着がつかなくなるので、

勝負はさらに10日目以降に持ち越しどころか、ほぼ敗戦が確定するでしょう。

キングダムネタバレ-エンポ爺伏線がくだらない。



これまでのキングダムネタバレでもエンポ爺と猿手族の役割を考察してきましたが、

先週キングダム563話ブネン軍の人質の実情を聞いて、

多くの読者が、

エンポ爺と猿手族は、

犬戎の人質家族の救出の役割を担うとの伏線と考えたと思います

しかしそうなると、

またしてもスッキリしない設定の穴が見えてきます。

もしも、額面通りにエンポ爺達が、犬戎の人質解放に動いているとしたら、

楊端和は犬戎軍が、

部族内で人質でもって構成された異常な軍隊であるという事を、

決戦前から知っていたことになります。

それだったらなんで楊端和はそんな大事なコト、

前線の将官にまで内緒にしとったんじゃバカ女!

というハナシにもなります。

もしもそうだとしたら、

カタリはなんのために犠牲になったのでしょう?(泣)

しかも、

話はそれだけにとどまりません。

そもそも犬戎の戦士たちは5万人規模の楊端和軍の倍近くいるとのコトなので、

仮に10万人だとしましょう。

これまでのキングダムネタバレでも記述してきた通り、

それだけでも、あの遼陽城だけでどうやって暮らしていたのかも不明です。

そして、ここから、

共にキングダムネタバレを検証して下さった読者様からのコメントをいただいたのですが、

その10万人の家族となれば、

その倍の3、40万人近くが居るワケで、

しかもその3、40万人を監禁し、見張りをする軍勢を入れると、

40~50万人の犬戎があの小さな遼陽城に籠っていたという不思議が全く説明できません。

しかも、ろくな生産活動も無しにです!?

(【キングダムネタバレ第563話 族王カタリ 考察】へのコメント6月29日 いち様)

いや?普段はそこら辺に散らばっていてとか…、

の言い訳も無駄です。

明らかに楊端和が来る前から、城に籠って、予期していたように意味不明に待ち構えてました。(キングダム48巻参照)

遼陽のどこにそんなキャパがあったか?地底王国でも築いていたのか?

というか猿手族にしたって、そんな数十万単位の人質をどうやって救出するのか?

杉原千畝やらシンドラーでも絶対無理だぞ!?

ますますホントに、

そこまでグダグダになってまで、

遼陽戦って描く意味があったのか?

と疑いたくなります

キングダムネタバレ-楊端和軍VS舜水樹軍9万



多くの人質がいる、

そして犬戎の社会は恐怖政治。

今回のピンチの仕組みを逆にみれば、

以前から、キングダムネタバレで予想していたように、

決戦の後に、

楊端和が犬戎軍の大多数を接収するという可能性を結果的に強化した形になります。

犬戎王ロゾの支配体制から戦解放されたいと願う犬戎の大多数が、

ロゾと三兄弟の撃破をキッカケに大量に楊端和軍に流れ込むという伏線と見るほうが重要であると見ています。

キングダム563話の気になったシーンでも、

秦軍と犬戎軍の戦いを見下ろす舜水樹がいます。

このときの舜水樹は、ブネンの残忍さが、

必ずしも、強さのみに働くとは思っていないように感じます。

ブネンの持場が気になって見に来たわけですから、

内情を詳しく知る舜水樹なだけに、

そのブネン軍の強さの反面である弱みの部分も、確かめずにいられないのかもしれません。

現状、全く姿を現さない、

副将の公孫龍と遼陽方面の9万人の軍勢ですが、

楊端和が犬戎軍を撃破しても、まだ当初の趙兵9万が健在です。

これまでのキングダムネタバレでもその危険性を指摘してきましたが、

結果的に、楊端和軍が犬戎を糾合することになれば、互角以上に対抗することも可能でしょう。

キングダムネタバレ564楊端和軍VS舜水樹軍9万 以上

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

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最深の予想⇒【キングダムネタバレ569楊端和ホントは実力不足?】

 

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