気配を察知して飛び起きる。
バトル漫画のあるあるですな。
るろ剣の巴と剣心を思い出します。(笑)
さて、この回の冒頭では、
貂が「山の民って山民族で、自分もそう。」
「なんで自分の仲間は山を下りたんだ??」
「そういえば、じいちゃんが死ぬ前になんか行ってた気がする」
って言ってますね。これが明らかになるのが5巻。
って、その伏線長いわ!(笑)ってことで、先週は信たちも政のお話でゆっくりしたので、ここからバトルの再開です。
「何やってんだ!てめえ!!」
信の投げつけた、鞘で貂はムタの吹き矢の餌食にならずに済みました。
さて、そのままバトルが始まるのかと思いきや、政を追跡するモブな秦兵たちが登場。
なぜムタが秦軍とともにいるのか経緯が語られます。
「秦軍が楚を攻めていたトキ、たまたま南から進軍していたムタの軍と遭遇し共に楚を討ったことがある。」
「その時にムタの戦いぶりに目を付けてそのまま秦に連れて帰ってきた。」
と言ってますが。
あれ??合従軍編で語られますが、秦と楚ってカナリ長い期間、戦っていなかったコトになっているんじゃなかったんですか??
楚軍と言えば、ハゲ一号の臨武君もそう言ってたし、そのあと出てきた大将の汗明も明言してましたね。
ただ、汗明と言えば、一度、秦の六将の王コツと対峙して勝ったと豪語しているので、秦の側で、その際にかん口令を敷かれた楚軍との対戦のことなのでしょうか??
だとしたらコイツ・・・。ただの脇役のくせに何とも、いとも簡単に、秦国の重大事件に繋がっている機密情報をポロリを口に出しています。(笑)
読みかえしてみるとビックリですが、連載当時は人知れず、そんな重大な意味を持つシーンだったとは分からずに、信とムタの対決シーンへと場面が変わります。
信、ムタを一見して・・・、
「コイツは弱え」とニヤリ。
「仲間をやられて頭来てんだろうが、おっさんじゃ俺には勝てねえよ」とまで言ってます。
このシーン読んでいると、なんだかムタの対応って大人だな・・・。と感じます。(笑)
時分よりもいくつも年下の相手にここまでコケにされても、怒って返さない。
まあ、今まで違う相手にバカにされ続けて、慣れているだけなのかもしれませんが、これってビジネスや日常会話でも大事なことですよね。( *´艸`)
親切にも、わざわざ別段、朱凶が仲間ではない事まで教えてくれてます。
さらに「例えばこうだべ」と吹き矢の恐ろしさを信に教えてくれてます。
そして、「うむ、お前は武の才があるべ、自然と体がムタの吹き矢の恐ろしさに反応してるべ。」と一応、信のコト、リスペクトまでしていますね。(笑)
「ムタの毒矢は脅威だべ」
「象が一発でおっ死ぬべ」
「人はかすればおっ死ぬべ」
ここまで、読んで・・・。オイ??韓の公子で合従軍戦にて、毒兵器であそこまで活躍していた成恢(せいかい)にとって、キミの今までの研究はなんだったんだ??
って気持ちになりませんか??
つーか何故、国を挙げてまで、そこまでして毒の研究に拘っていたのに、ムタの一族に接触すらできなかったのか??
なにやら悔やまれてなりません韓の国💦
ただ、そのまま、その猛毒の吹き矢で信を殺しては、ムタにとって面白みがない。
という事で、あえて鉞を手にしたムタに、予想通りに信には大苦戦が待っていました。
ムタを舐めていた信、ガッツリやられてしまいそうな勢いでしたね。