河了貂「はいよ、お待ち。」
まるで、戦場の天使、でもないか。
まあそれでも、カナリの人数分の食事を作ってくれた貂ちゃん、ありがとうございます。
キングダムのネタバレ!!第13話熱き合戦 感想と考察
前回、描かれることはなかったものの、相当数いたはずの王宮からの追撃部隊と遭遇したのち、それを全滅させはずなので、昌文君の私兵と言っても相当数いるはずです。
「ボッロボロだな、みんな、気持ち悪くなってきた」と 河了貂のこぼす通り、中には腕が無くなってる人いるやん。(泣)
「おーい、信、お前もこっち来て朝飯食えよ~」と 河了貂が誘っても、信、無視です。
とてもそんな気分じゃないのは分かるんですがね。
そんな信の気持ちを察してはいるものの、昌文君はあえて何も言葉を発しません。
副官として、事情を聞かされていた壁さんがだけが、「あの子が信って子か・・・」みたいな顔して、信の様子をうかがっています。
はい、これが壁さんの初登場です。(笑)
見た目も、戦いぶりもなんだか副官と言っても、ふつーに一般兵ですね。💦
さて、食事や手当もひと段落したのでしょうが、政が切り出します。
政「さて聞かせてもらおうか、此度の脱出劇、何故失敗したのだ??」
昌文君「ハッ・・・。」
と、思わぬ強敵の邪魔が現れたと。
その敵、王騎将軍との闘いについて、昌文君の回想がはじまるのですが。
よく考えたら、この回想って、王騎将軍自身が自ら矛を振るい馬で駆け巡る数少ないシーンの一つなんですね。
そして、おそらくは王騎としても、どこまで本気かは、分かりませんが、
いきなり現れては配下の兵を切りまくる王騎と数合打ち合った昌文君の武力もなかなかなのではないのかと。
現役ではないものの、武将としての昌文君の実力に思いをはせてしまうシーンでもあります。
王騎『お待ちなさいいい、昌文君ンンンンン』と将軍おふざけ丸出しと思いきや。
昌文君の私兵は、完全に戦意喪失。
「うわああああああああ!来たああ!!」
バシュ!! 「ぎゃああ!!」
とまあ、完全に、普通の人間では話が通じる相手でも状態でもありません。
昌文君「王騎は儂が食い止める!!」
と躍り出ますが、内心、
「すまぬ漂!! この男が出てくるとは予想できなかった」と、
うーん、この気持ちがあったコト、信にウマく伝わればと願ったものです。
昌文君「王騎ィ!!」
という怒号とともに振り向きざまに矛を打ち込むつもりだった昌文君ですが、先に矛を先手を取ったのは王騎でした。
王騎「来たわねぇ、昌文君ン」
と、かなり嬉しそうです将軍。
王騎「こうやって馬を並べるなんて懐かしいわねぇ、昌文君ン」
「エイエイエイ♡」
昌文君ン「今は敵として並べているのだ、懐かしんでられるか!!」
「そもそも貴様は呂竭の争いには興味が無かったはずだ!!なぜ突然参戦してきた?」
王騎『熱き血潮 渦巻く戦いを求めて!!』
昌文君ン「わけがわからぬ」
王騎「あんたならわかるでしょオオ」
「呂商の秦になってから、戦は恐ろしくつまらないものになったわぁぁ~」
「昭王の時代が懐かしくてたまらないわねぇ~」
「そんな不遜な戦いで私の心がたぎるとでもおもったのぉ~」
「ワタシの心は繊細なのよぉ~」
昌文君ン「それでは儂のような・・・。」
王騎「可能性はあるわねぇ」
「かつて・・・、気骨ある武人として一目おいていたのよォ~」
この時を昌文君ンを見るときの王騎将軍を流し目、ホントにどこかやらしい恣意です。コミックスを是非読み返してください。(笑)
王騎「そのあんたと殺りあえるなんて、久々に燃えそうでしょオ」
とまあ、気象悪さも食わってか、昌文君ンも防戦一方です。💦
そうしているうちに、昌文君ンが、敵の追撃を想定して、伏兵を配備していた『束達の丘』まで王騎とともに進軍。
ワザとらしく、
王騎「おやまぁ、いつの間にかこんな田舎臭いところまで来ちゃったわねぇ」
「それにしても、ここォ、兵を隠しておくには絶好の場所ねぇ??」
といいつつ、昌文君ンの伏兵を引き出してから、自分の伏兵を出現させます。
そして、ほぼそのまま実際の合戦規模の戦闘に発展。
昌文君ンはそこから、王騎の一撃をうけ、崖から転落とありますが、
いや??この崖、下に川があったからと言って、助かるような崖ではない気が??
われわれが思う以上に昌文君ンが頑丈で、王騎や彼らのレベルから見たら、一騎打ちを続けるより、崖に落ちたほうがまだラクと思えるくらいの戦闘だったのでしょうか??(笑)
また、この第13話の段階では王騎将軍が何を考えているのかも分からなかっただけに、余計に不気味さも増してましたね。💦
そして、何より、王騎将軍のオネエ言葉が脳裏に焼き付いて離れない、キングダムの序盤にて最も印象が深く残った、ベストバウトでした!!