( 李牧 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第714話)
いよいよです。
はい、李牧がそう言っています。
いろいろ見どころはありますが…、あえて最初に書きたいところは李牧は自信満々で、その反面、桓騎だけは全く動じておらん部分ですね。
予想していたより秦軍ピンチが描かれるのが早かったな…。という印象を持ちましたが、その分、逆に秦将桓騎の機転で、ココから先どのように縺れるものか?
つーか桓騎は何も表情を表には出していませんが、、蒙恬のビックリする顔は珍しいですな。
李牧的にはさらに必勝を期して、敵を城付けにしてから秦軍の背面を囲んだほうが有利だったのですが、それには及ばないと考えたのか?
シンプルに大軍を大軍のまま活かせる野戦を選んだということなのか??
いろいろ気になってきます。
ではでは早速今週のキングダム本編を振り返っていきましょう。
キングダムネタバレ-新李牧軍の面子
宜安―、
朝、カイネの出迎えに『皆は揃っていますか?』と問いかける李牧。
『いよいよです。』と開戦の意気を確かめます。
宜安の城中、不安の入り混じる民衆と戦支度を整える一般兵士たち。
秦軍で言うトコロのサイ攻防戦のように、動ける女性や老人は戦闘こそ参加せずとも、兵士の食事や負傷手当の活動に動員される予定であることがわかります。
さて、開戦直前の軍議ですが…、、
邯鄲から帰還してきた直後の李牧軍一味から、若干、その顔ぶれが更新されています。
李牧、馬南慈、舜水樹、カイネ、フテイらの面子は知るトコロですが…。
フテイが将軍になっております。
将軍?
えっと?正直、彼が何か武功を立てた記憶が思い出せないのですが…??
まさか、朱海平原で王翦を追い詰めたのが、将軍昇格への要因だという話なのでしょうか??
カイネも地味に5千将に昇格しています。
青歌軍からも楽彰さん、上和龍さんに加わってフーオンなる五千将も参戦。
さらに、おそらく馬南慈の血縁と思しき、馬風慈なる若武者も在陣。
そして、もともと宜安に駐屯していた袁環さんと骨珉伯さんなる武将もいます。
閼与で生存を果たした虎白公も、若干、闇落ちした目で一緒にいますね…。
あれだけ舜水樹の事を異民族の部外者扱いしていただけに、逆に、ここにいたって虎白公の方がアウェイ感マシマシですw
秦軍の赤麗出発の報告を得た一同。
充分に準備を進めてきた一同なだけに、今更言葉もないという事で、即座に配備に付いていきます。
李牧『皆さん、ご武運を!』
馬風慈『っし、行くぞーカイネ。』
カイネ『…、』
フテイ『オ?何だお前、馴れ馴れしいな。』
何故か分かりませんが、せっかく将軍に昇格したにもかかわらず、いろんな意味で相変わらず不安定さを感じさせるフテイ。
流石ですww
いつ如何なる場合も、その不安定さに安定の評価のある男、フテイ。
すでにこの時点で、秦軍が助かってしまう可能性すら感じさせるほどです。(笑)
袁環『李牧様、我々はともかく宜安の兵達にはどうか李牧様のお言葉を…。』
李牧『ええ、そうですね。』
些細な場面ですが、このような配慮ある言葉を残せるだけで、この袁環さんなる将軍、かなり好感が持てる人物に見えてきます。
カイネも振り向いているように、古参キャラであっても登場してイキナリ浮足立っているフテイなどより、敵として袁環さんのほうがかなり手ごわいキャラのように見えてきます。
地味でも地に足のついた将軍として、金毛さんのポジションを任せられる好キャラになるかもしれません。
さて、既に桓騎の号令の下に出陣した秦軍。
同時刻、李牧の激励が共に戦う宜安の兵士たちに投げかけられます。
秦軍の数は14万。
その将は桓騎。
同時に宜安の陥落は国の生命線を保つ戦い。
しかし―、
今は遠い邯鄲や趙王室の事など考えずともよいと李牧は諭します。
兵士一同『え?』
李牧『考えるべきことは皆さんの北の地を守ること、侵略者の血の付いた刃から皆さんの家族を守ることです。』
家族や恋人を守り抜く―、
その思いを力にして戦えば、我々趙北部が敗れることは絶対にありません。
…。
いや、これ李牧さん?その言っているセリフ。
殆ど作品の主人公のセリフになっていますよね。(笑)
しかし、それだけに、しっかりと宜安の兵士たちの士気はそれなり爆上げになっているようです。
兵士たちだけでなく、話を聞いていた後方支援活動を担う非戦闘員の士気も上がっています。
女性A『私たちもやれることを頑張りましょう!』
李牧『半年かけてこの地が備えてきたのは今日この日の為、悪しき侵略者桓騎軍を!秦軍を!ここで葬るためです!!』
一同、李牧の号令のもと、宜安から全軍出陣と相成ります。
キングダムネタバレ-趙軍の出陣
え?打って出て来た!?
そう驚いたのは河了貂…、だけでなく、私も出陣に驚きました。
守戦に有利な城に秦軍を引き付けた上で、さらに背面包囲したほうが、より必殺の域で秦軍に大ダメージを与えられると考えたからです。
ただし、ここに来て、あれだけ『不安』だの『慎重に行くべき』だの言っていた信が…、
能天気に戻っています。(笑)
信『蒙恬が敵は多くても同数くらいだ言っていたぜ。カカカ、平地戦とは願ったりだ。攻城戦の手間が省けたぜ。』
ピ、ピエロだよ。
前々回までの嫌な予感を呈しているフリはなんだったんだよ?(汗)
流石、主人公だぜなどと感心した俺がバカみてェじゃね~か!(苦笑)
ともかく会敵に備えて、河了貂以下、少しずつ展開しながらの進軍に移行します。
同刻、桓騎軍の摩論にも同じ報告が。
左翼 楽華軍
右翼 飛信隊
前衛 壁軍
陣組の指令を出すも、すでに全軍横陣形成に移行を完了。
摩論『何という愚かさ、趙北部はおバカの集まりですねェw』
ということで、ここまでは余裕丸出しの秦軍。
しかし、事の異常さは、最前線の前衛を務める壁さんから、徐々に明らかになっていきます…。
壁『やはり少なくはない…、奥からまだ軍が出てきている。』
左翼 楽華軍―、
蒙恬『何故わざわざ出てきた?守城戦が圧倒的にやりやすい中で? この数日中の増強に成功した? だが、それでも数では…。』
『…数??』
同時に、前方だけでなく左方からも敵影の確認が見られます。
蒙恬『まさか…。』
同刻 飛信隊―、
羌瘣が右方にも敵影を確認。
我呂が対処に動きます。
さらに、前衛を務める壁軍では―、
増加を続ける敵の後軍が止まりません。
おそらくはこの敵数、秦軍の倍以上―。
信『どうなってんだ敵のこの数は?』
河了貂『わ、分からない!宜安にこんなに兵が居るはずは。』
蒙恬『嵌められたんだ、しかし、一体いつから…? まさか!?』
いやいや??
『まさか!?』も何も、誰も頼みもしていないのに、勝手に君たちが北上を始めただけだよ。(笑)
李牧曰く―、
半年も期間があれば、北部兵を総動員することは可能。
対策はそれを悟られない様にすることと、秦軍が北進を諦めない程度に兵数を減らすことのみの二点。
蒙恬や桓騎の気持ちを見透かしたように、遠くから親切丁寧に解説してくれる李牧。
どのみち、いまさらここまで進んできた道を引き返すことも出来ない秦軍。
李牧『さあ、はじめましょうか。六大将軍桓騎』
趙軍31万VS秦軍14万
その差はなんと二倍以上!
二倍以上??
あれ?たったそれだけ??
もう今更、兵力差が二倍くらいじゃなんとも驚けなくなってしまった気が…。
とは言え、まさか日本の中核都市レベルの人数である31万人もが、直前まで宜安城一つに収容されていたハズも無いだろう。
絶対に、直近まで近隣地形や拠点で分散待機していたハズ。
今頃、赤麗も奪還されてしまっている直後かな?
李牧は早速手を見せてきたが、桓騎がいまだに大胆不敵なのは気になるトコロ!
ヤッパリ、野戦を仕掛けてきたのは、若干でも李牧は早まってしまった感が残るな。
それか逆に、思い切って得意も騎馬戦に有利な野戦を望んだということなのか??
― キングダムネタバレ最新714話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
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