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キングダムネタバレ第674話 険地への誘い 考察 動き出す桓騎軍

投稿日:3月 25, 2021 更新日:

(  信と蒙恬 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第674話 )



桓騎なら友軍を囮にするとか平然とやるでしょうね。

壁も、自分を囮にしたのが桓騎じゃなくて、王翦で済んでよかったくらいの話でしょう。

さて、桓騎の命令によって、死地である難所に向っていった玉鳳隊ですが、王賁なら、逆にいとも簡単に攻略してしまったりとか、変な期待もできてしまいます。

しかし、子供が生まれて奥さんも美人って話で盛り上がった直後なので、危機フラグ色の方が濃厚でしょう。

ではでは早速、今週も本編の振り返りに入っていきたいと思います。

目次【本記事の内容】

1.キングダムネタバレ-飛信隊での軍議

羌瘣と羌礼、起き抜けに天幕の中でダラダラしています。

取り留めのない話をしながら天幕を出た二人。

風にそよぐ前髪を邪魔かと思ったのか?

羌瘣はおもむろに緑穂を抜いて、前髪をスパと切ってしまいます。

見ていた羌礼も飛信隊の隊士たちも驚いています。

さて、羌瘣らが天幕を後にしたのは、飛信隊本陣から幹部招集を受けてのことだったようです。

本陣では、信と河了貂を中心に、各野営地から、楚水さんに田永らがすでに到着しています。

やや遅れてきた羌瘣と羌礼。

前髪が無くなっているためか、一同が驚いています。

我呂も思わず『かわいー』などと吐露してしまいます。

信は信で顔を真っ赤にしてどうしたことか。

後述する王賁と比べて、どうしてここだけこんな中学生の教室みたいな軍議になってしまうのでしょうか?(笑)

騒ぐ一同を前に、河了貂がさっさと軍議をはじめるべく、その場を取り仕切りなおします。

1-1.ネタバレ考察-戦地の概略について

趙王都邯鄲の喉元に“武城”と“平陽”が位置することが明らかになりました。

当然、王翦、楊端和、桓騎の三軍は当面この2つの城を攻略目標とし、趙軍もまた、ここを起点に防衛網を展開していきます。

飛信隊の位置は、王翦軍と桓騎軍の中間地という事も分かってきましたが、今の段階で、どちらの軍に参入するかは決まっていないようです。

ただ、現段階において、この王翦軍と桓騎軍の双方から『北上せよ。』との指令が届いていることもあり、編成がハッキリしないまま飛信隊は北上を開始します。

尾平、昂くん、慶さんの三人がぼやいています。

尾平『王翦軍がいいというか、桓騎軍が絶対に嫌だ…。』

はい、黒羊戦での出来事はトラウマでしょうからね、尾平にとっては。(泣)

軍議に参加していた尾平からは、河了貂の予測として、地形から見るに王翦軍と並行して武城に向う線が濃厚と見られている様子が語られています。

ここで河了貂から、既に“地形”関して言及があったように、ややもすれば、今回からの戦の展開は、桓騎だけが平陽を攻略する展開におさまらず…、王翦もまた、桓騎の動きすら陽動に利用して、大胆に武城の同時攻略までも絵図に含んでいるのでしょうか?

王翦と桓騎の二人ですから、お互いの位置関係くらいのことは、当初から戦略に組み込んでいてもおかしくはありません。

百将に昇格した尾平とはいえ、残念ながら、まだ末端にすぎない彼の立場では、その全容までは見えてはきません。

そんな中、進軍する途中で、尾平の目に平行する楽華軍の姿が目に飛び込んできました。

2.キングダムネタバレ-当面の動きと王賁おめでとう!

楽華軍のほうでも飛信隊の存在に気が付き、信を発見した蒙恬。

愛閃も引き連れてやってきます。

愛閃は元蒙武軍所属だったこともあり、剛将タイプの武将ということも分かってきています。

なので、こうしていつも平時に一緒なのは、蒙恬のボディーガードも兼ねているのでしょうか?

今回も、いつものタートルネックみたいな鎧を着ているので、某有名整形手術病院のような“ひとつ上の男”を匂わせてきます。

楽華軍はこの時点で、王翦軍の編成に加わっていることが明らかになります。

飛信隊がどうなのかはまだ分かりません。

信もまた、桓騎軍が嫌いなので、王翦軍への編成に期待します。

このように、咸陽からの連絡を介さず、流動変則的な軍の編成が進む様子から、蒙恬は、さっそく王翦らが、六将としての自由な戦いが展開され始めていることを見取っています。

2-1.ネタバレ考察-蒙恬の情報

蒙恬が既に得ている情報によると、桓騎軍などは特に周囲の部隊を巻き込みながら、無茶な進行を展開していることが分かってきています。

これ…、既に昌文君らの予想を上回る事態が既に発生してきていますよね。

昌文君『敵でも一般人とかに無茶苦茶すんなよ』

桓騎 『じゃあその分、味方の兵で楽しんでやんよw』

みたいな感じで、暗に、さっそく売り言葉に買い言葉みたいな展開になってきています。

そうです、謀反や一般市民への乱暴狼藉以前に、この戦争の自由って制度は、何よりも、六将に使われる一般兵士こそ、一番被害が心配される制度であることに、ここで気づかされた思いがします。

くりかえしますが、それこそ桓騎などは、自軍本隊は無傷で温存しておいて、友軍がズタボロになるまで、囮にさせておくとか、捨て駒にするとか、敵兵ごと一緒に焼き討ちにしてしまうとか…、

兎に角、友軍に対しての無残な扱いなど、平気でやってのける武将でしょう。

正直言って、飛信隊や玉鳳軍などよりも…、

壁さんの部隊こそ、桓騎軍の組下に編成されないことだけは切に願います。

悲劇としか言いようがありません。

マジでお願いします神(作者)。

しかし、こんな読者の心配ごとを代弁してか?

信が蒙恬の意見に対して、けっこう的を得た問題を提起します。

信『でもこれって、本当につよいのかよ?俺らは宙ぶらりんでなかなか集中できねーぞ。』と。

蒙恬はこれに対応しますが、信もなかなか一軍の武将らしい意見を発しています。

特に、部下の立場からみれば、作戦にコンセンサスが取れない上位武将に対しては、士気や忠誠心の面からみても、団結が保てないという弱点が六将制度にはあるかもしれません。

政や昌平君などの本営は、王翦や桓騎を指して、大王や秦国本営に向けた団結心や忠誠心を危惧していましたが、その逆で、王翦や桓騎が、中級以下の武将たちから信頼してもらえるか?といった視点は持ち合わせていないようにも見受けられます。

もちろん、軍属の話なので、今や大将軍である王翦や桓騎の命令は絶対ですから、それで中級以下の武将たちが反抗できる理由にはならないのですがね。

一方、蒙恬は、信の質問に対して、これが結果的に敵を大きく後手に回す機能として、強みを持つことを説明しています。

味方すら友軍の編成が分からないということは、敵からしてみれば、なおさら秦軍の規模が分からなくなるからです。

敵が王翦軍の総力規模を一定と認識して戦っていた戦場に、突如、飛信隊や楽華軍を乱入させるような使い方ができるような例で、蒙恬は説明を進めます。

おそらく、蒙恬が王翦の意図を推察するに、飛信隊、楽華軍、玉鳳軍は既に有力なユニットなので、最初から軍に編成させておかず、ここぞという局面で投入したいのではないかと考察を述べます。

ネタバレ考察-王賁おめでとう。

ここで玉鳳軍に話が及んだことで、王賁らが先に、北上で進軍しつつあることが分かります。

そして、ここで蒙恬が、王賁の身上について、ある出来事があったことを思い出します。

蒙恬『あ、そうだ王賁といえば…、先日。子供が生まれたんだって。』

信 『ぶーーーーーーー!! ななな、何ィーーー!?』

これには河了貂までビックリです。

慌てる信。

なんでも、蒙恬が言うには、一昨年、信や王賁らが将軍になった年に、王賁は同時に祝言を挙げていたようです。

信は、何か遅れをとったことが悔しいのか?

王賁の事をボロカスに言い出します。

『王賁の野郎が結婚?はっ、どうせあんな男のところに来る女はぜってー変な女に決まってる!あいつに似て笑いもしねー頭かってー嫌味な奴だ!!』

いやいや、言い過ぎだろう主人公よ、流石にこれはみっともねーよ。(汗)

しかし―、

そんな主人公の嫉妬による希望的観測が叶わぬことも、蒙恬の口から語れます。

蒙恬『いや、彩華は柔軟で明るくて優しくて、おまけにすっごい美人でかわいい人だよ。』

蒙恬と王賁の仲なので、すでに彼は王賁の許嫁であった彩華さんに2回ほど会わせてもらっていたようです。

許嫁という言葉に、さらに狼狽する信。

まさか、蒙恬もそういった女性がいるのかと聞きますが、あっさりと『いるよ。』と語る蒙恬に驚かされる信です。

とはいえ、すぐに『アハハ!冗談だよ、いないよ、俺はまだ一人に縛られるのは勘弁なのだ~。』などとさらに応酬しますが…、

信とて、『それはそれでお前は…!?』と、蒙恬がとっかえひっかえの槍チンであることに、悔しさを隠せない様子を浮かべます。

何気に、信だけじゃなくて、この蒙恬のセリフを聞いた、天国のコゼン副長は絶対に泣くでしょう。

お労しいことこの上ありません。(泣)

そして、最後の童貞になった男、信。

このまま、愛閃に促されて、自軍に引き上げていった蒙恬を見送ることになりましたが、いまだ心中はざわめくばかりです。

去り際に、もしも道中で王賁に出会ったら、“おめでとう”を伝えといてほしいと語る蒙恬に、

愛閃が『蒙恬様、もし、結婚されなくても、ずっと私が側にいます。』などと質の悪い冗談をぶっこんできましたが、

蒙恬は本気で嫌がっている感じがしますが、おそらく信の耳には入ってきていないでしょう。(笑)

信は、一緒に蒙恬の話を聞いていた、羌瘣と河了貂がいる横で、『絶対におめでとーなんて言ってやんねからな!』などと悪態を突いています。

しかし、河了貂と羌瘣がここでなにやら腑に落ちたような顔をしているのが気になりますよね。

やはり、男性よりも女性のほうがやや大人という部分はこういうトコロに現れいるのでしょうか?

信に関しては、周囲の人間が話を進めてやんないと、何にも進展がなさそうな気がします。

3.キングダムネタバレ-やりたい放題の桓騎

さて、のんびりした行軍日和はここまで。

既に開戦している桓騎軍の周辺では、激戦が展開されています。

これまでにない程の苛烈な攻めを見せる桓騎軍は、多くの敵の殲滅とともに、友軍にもまた、多くの損耗を発生させていました。

モブ将軍の『桓騎め、だから無理だと行ったのだー!』との断末魔がめちゃくちゃ印象的です。

味方から見ても、桓騎の目は笑っているようにも見えてきます。

桓騎が指揮する秦軍に大きな損害が発生しているのは、進行する軍の左翼前方に、“影丘”という攻めるに適さない“険地”が出現し、そのために左翼が大苦戦して進軍が止まっているからです。

行軍中の飛信隊、河了貂が見ても、最悪の地形だと言及しています。

彼女の予想通り、既に影丘に向った桓騎軍左翼はほぼ壊滅状態になっているようです。

そんな中、飛信隊の前方に玉鳳軍の野営地跡が発見されます。

すでに、玉鳳のメンツは誰一人なく、どうやら桓騎軍の戦場に呼ばれて出撃していった様子です。

まさに、桓騎の命令で、その“影丘”なる死地に向っていったあとだったのです。

さっきまで、王賁の悪口全開であった信。

突然、王賁の身を案じることになってしまいました。

― キングダムネタバレ最新674話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

次回の予想⇒キングダムネタバレ最新675話予想 王賁を親父の事で弄る桓騎

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