(李牧 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第557話から)
キングダムネタバレ李牧と王箭
5/17発売予定ヤングジャンプ掲載予定キングダムネタバレ558話の予想。
キングダム557話を見ても、李牧は総大将にしては部下の持場に肩入れしすぎ。
(キングダム531話も参照)
総大将同士の違いがこの先どう出るか?
キングダムネタバレ557話おさらい
5月10日ヤングジャンプ23号掲載キングダム
いきなり岳嬰軍の猛攻です。
おい岳嬰、
尾平の隊を圧倒したぐらいで調子に乗んなよ。
と思っていたら、他の歩兵団、羌瘣や楚水さんの騎馬隊まで後手。
しかし岳嬰を玉鳳隊に攻撃させる為に釣りだすなら、岳嬰軍に勢いがあるほうが効果的です。
ここはこらえドコロでしょう。
そして、玉鳳隊の出撃を見計らって飛信隊も信を中心に岳嬰軍の中央撃破を狙って出撃しました。
結果的に玉鳳隊と飛信隊で岳嬰軍を挟撃する形が出来つつあります。
一方、馬南慈が指揮する部隊が亜光軍に突入。
他の部隊と同じように防がれると思いきや、スルスルと亜光軍の防陣内部に進んでいきます。
前回の予想、亜光軍の弱点って王賁だろが!と【キングダムネタバレ557予想】で、言い切ったのですが、
キングダムネタバレ予想などどタイトルに書いているのに、ネタバレ予想が完全にハズれました。(泣)
弱点扱いなんかしてホントにゴメン王賁、
早く岳嬰を倒して亜光軍助けて!といった状況です。
李牧が馬南慈に授けた亜光軍の防陣の秘密とは、
「この防陣には関節がある」とのこと。
つまり、異なる兵種で構成されており、
強固な外殻になる部隊と、
外殻を繋ぐ関節の部隊に分かれます、
外殻と破った侵入者ごとに対して的確な隊形で応戦する役割分担が出来ているとのことでした。
馬南慈が亜光軍に弾かれずに進んでいけたのも、関節部隊のみを狙い続けた結果です。
しかし気になるのは、
何故、
亜光が防陣を張る9日目以前の時点で、
李牧が王箭仕込み亜光の戦術の弱点を
見抜くことが出来たのか?という疑問です。
ホントに謎です。
李牧は未来でも見てきたのか?
カナリ気になりました。
(※キングダム556話で王賁が「数日前から守備の堅さの片鱗は見せていた」と言っているので李牧の純粋な洞察力の凄さなのだとは思います。)
とは言え亜光もここで終わりではありません。
しかし、尭雲までが亜光軍に突入してきました。
趙軍に攻め口が増えキングダム556話は終了。
キングダムネタバレ李牧の強とは?
考えてみたら李牧って、そもそも何が強いのかよく分からない。
キングダムの戦局もまだ二転三転するので、
今のうちに敵総大将である李牧について少し整理したい。
李牧の行動も読めて、ネタバレ要素の整理になる。
戦術の奇抜さ
朱海平原以前の李牧のキングダムの過去の戦歴
以下大きく4戦。
対 王騎将軍 山岳戦仕様である雁門騎兵の伏兵 〇(キングダム第16巻)
対 劇辛将軍 ホントの本陣は右側戦術 〇(キングダム第19巻)
対 ヒョウ公将軍 流体導術 〇(キングダム第30巻)
対 サイの民兵 昼夜二交代制 ×(キングダム第30~34巻)
ネタバレを整理すると、
李牧は多彩な作戦を駆使できるように見えますが、
基本的に戦い方は全部同じです。
戦略というレベルで大仕掛けだったのも 対 王騎戦だけ。
他は戦術を展開して、
戦術が破られたら総大将同士の一騎打で勝ってもらうパターンで一致しています。
最終的には全部龐煖頼み
キングダムの中でも大ボス的な存在の李牧ですが、
かなり場当たり的で、練った戦略で勝利したという印象を感じません。
内容的にネタバレすると、
用心棒を総大将にして一騎打ちに持っていき、
個人の戦力で勝った…。
という図式しか成り立たない。
それって軍師としてはどうなんだろう?
キングダム世界でなら龐煖専用軍師という職種が成り立つのかもしれない。
これならもう君達二人ワンセットで三大天の一席という事でよいのでは?
しかも!!
劇辛将軍とヒョウ公将軍の戦いに関して言えば、
お得意の戦術の部分でも劇辛将軍とヒョウ公将軍の実力の前に負けています。
(キングダム第17巻、キングダム第30巻参照)
結局、これでは李牧の戦術って、龐煖の一騎打ちの舞台を作り出すための演出でしかなく、今のところ龐煖が居なかったら成り立たないような戦闘でしか勝利を収めていません。
楊端和が匈奴との決戦予定地で見てきた(キングダム第10巻)
敵の大軍を策にハメて効率的かつ一方的に勝つ!
という理想像からは全く遠い戦い方です。
いまのところキングダム本編中、李牧が戦略で大軍を殲滅させるといった戦いは見せてません。
しかしながらその反面で要注意する面もあります。
これまでの実績に、麻紘を奇襲して直接打ち取った実績も加えれば、
敵将の首を取って勝利するといった点でカナリの強さは見せています。
少ない犠牲で戦争を終わらせるという、李牧の思想につながるようです。
宰相としての李牧
戦術面でのネタバレだけでなく、
キングダムの設定である三大天と言っても、
ポジション的に昌平君みたいな軍総司令官にあたるわけではないのか?
仮にそうだとしたら、そんな奴が現場に出て一騎打ち頼みの戦争などしているのがまずおかしい。
また逆に李牧以外に軍の総司令がいるなら、実質的に趙の軍隊の中央幕僚を担っているのは誰で、自国内なのに大した連携も無くバラバラに戦っているのかも不思議です。(※特にキングダム555話までの桓騎方面への対応)
まあ、ネタバレ云々とかでなく、
正直、王様が変だから仕方がないの一言で片付いてしまうのですが…。
それにしても、
趙国は新キャラが多いわりに、
結局みんな戦闘要員ばかりです。
そして、
その戦闘も宰相でかつ総大将である李牧が、
なんでも手を出さないといけない軍隊って一体何なんだろう?
キングダムは漫画とは言え考えさせられます。
新キャラの多さから趙は人材の宝庫だと言う意見をネットで見ますが、私はそう見ないです。
人材群が宝庫として機能するためのマネジメントが明らかに不足しており、それをやるのが本来の李牧の仕事のハズ。
こうしてみると相手が李牧であっても、王箭クラスの武将から見ればカナリ多くの対策が事前に描けると思います。
キングダムネタバレ朱海平原のこれから
さて、再び現場に視点を移すと、
キングダム557話では亜光に危機が迫り、心配させられますが、
趙軍もまだまだ亜光の戦術の一つを破ったに過ぎません。
亜光も次の対応策を繰り出している最中です。
各戦局のポイントは?
ネタバレ予想を進める観点として2つ、
・亜光軍がどこまで粘れるか?
・飛信隊と玉鳳隊がどれだけ早く岳嬰を打ち取れるか?
キングダムネタバレ飛信隊と玉鳳隊
まず、信と王賁は岳嬰軍を攻撃中ですが、
軍師の河了貂が亜光軍がダメージを受け始めたコトに気づかないハズがありません。
しかし焦って亜光軍の援護に向かうなどもってのほか。それは玉鳳隊も同じです。
亜光軍がどれほど大きなダメージを受けても、
ここまで両軍が噛み合った以上、
両軍が現実的に打てる手は少ないです。
むしろ、岳嬰軍が勢いを緩めず飛信隊を攻撃し続けるなら、
同時に信と王賁にとっても岳嬰を討てる機会が広がります。
岳嬰軍を早く撃破し、そのまま近くの趙我龍軍に襲い掛かるコトも可能です。
つまり、現状のキングダムでは
秦軍にも趙軍にも等しくピンチとチャンスが与えられている状況です。
引いたら負け、さらに踏み込んだ奴らが勝つ
そして更なるポイントは、
信と王賁がどれだけ攻撃を厚くできるか?亜光がピンチでも一切逡巡なく攻撃に徹することが出来るか?がネタバレ予想として見どころになります。
キャラ的に河了貂が驚いて、不安や焦りが印象付けられる場面もあるかもしれません。
キングダムネタバレ亜光はどれだけ粘れるか?
亜光が馬南慈を止めるために発した「冊」とはどのような防陣か?
攻め込んできている馬南慈軍と尭雲軍ですが、両軍とも王賁と羌瘣に兵隊の大多数を削られました。(キングダム第538話、第549話)
両軍にどれだけ力が残されているのか気になります。
ただ、キングダムでは両将とも良い意味で勢い頼みの戦いが出来る将軍なだけに、兵数が少なくともカナリの損害を亜光軍に与えることは可能でしょう。
逆に、一気に亜光の首を狙うといった突破劇を狙う事も考えられます。
キングダムネタバレ尭雲には早い対処が必要
突撃してきた尭雲が本能型の武将であるという点も大きな危険要因です。
李牧が馬南慈に伝えた作戦が尭雲と趙我龍に伝えられたわけではありませんが、
馬南慈が亜光軍に攻撃を続ければ、尭雲も同じく関節を攻撃する作戦に気が付きます。
そして尭雲は、敵軍の揺らぎを絶対に見逃しません。
馬南時に対して見せた亜光軍の陣形変化を好機と捉え、ダメージを拡大させます。
もちろん亜光軍とて基本的な防陣でもカナリの耐久力を誇るコトは間違いないでしょう。
そこに加えて、新しい陣形をどれだけ早く完成させるかもスピード勝負になります。
しかし、趙軍はスピード勝負に大きな自信があります、
馬南慈への対応よりも尭雲への早期対処が望まれますが、
この判断を亜光一人でやってのけるのは正直厳しい。
尭雲の足を止めることが出来そうな人材として亜花錦がいますが、正直、尭雲に比するとあまりに軽いです。(キングダム538話参照)
虞寧さんを当てるにしても、尭雲が本能型であるコトを考慮すると、虞寧さんは馬南慈への対処に向けたほうが効果的でしょう。
そんなわけで尭雲、結局そのまま亜光の前にまで出てくる可能性が非常に高いです。
最悪の想定として、亜光が討ち取られるだけでなく、陣形変化で後れを取ったことによる、亜光軍総崩れもセットになるという恐れもあります。
李牧の狙いが亜光の首であるだけに、ネタバレ予想を進めると心配になります。
キングダムネタバレ馬南慈はいつ本気出す?
キングダム555話で馬南慈が本調子ではないと語っています。
まだ本気すら出していない馬南慈に苦戦を強いられている亜光軍。
関節の小隊のみを狙った作戦は、馬南慈の個の武力が活かされる状況であるため、この馬南慈の強みを封じ込める対応が必要になります。
冊って柵の言い間違い?
キングダム557話では亜光、
本当は柵を作れと言いたかったのだと思います。
(冊×⇒柵〇)
(亜光 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第557話から)
「柵」という言葉のとおり、個の武力で突き進む馬南慈を囲んで無力化するための防御陣形だと考えられますが、
同時に尭雲に対しても対策を進めなくてはならないのが厳しいトコロです。
とは言え、亜光にしてもこれが全くの不測の事態であるとは考えにくいです。
ただ、亜光がいくら優秀でも、馬南慈と尭雲の両者を自ら矛を振るって沈めるとは考えにくいので、戦術の対応でしのぐしか方法はありません。
ここから先の亜光の戦術は李牧にも不明であるコトから、
仮に亜光の柵の防御陣形が完成した場合は、現場の判断で対処せねばなりません。
そして、完成した亜光軍の柵陣形を馬南慈が力で打破するために全力を出す流れになり、亜光の戦術と馬南慈の本気のどちらが上かが問われる戦いになるでしょう。
馬南慈を前に陣頭指揮をとるのが虞寧さんであれば、
力技のジジイVS知的な老紳士
というある種の好カードが実現されることになります。
ただコレが蒙武でもないのに、ここでも策が力で凌駕されたとなれば、
もう戦争漫画ではなくバトル漫画かよ?って話にもなってしまうので、馬南慈の活躍などは程々にしてほしいところです。
キングダムネタバレ粘りに粘って亜光は…。
亜光軍が戦術を尽くした後に出来ることは各自奮戦することのみ。
ネタバレというより、もう手段が残っていない状況です。
キングダム第555話では飛信隊と玉鳳隊が大きく打って出たコトによる裏目であったとありますので、やはり岳嬰程度の小物の為に、割に合わない損害が出るという結果が描かれることが予想されます。
以前のネタバレ予想では亜光は死なないと考えていましたが、
正直、ネタバレとしては
亜光が尭雲に仕留められる姿が浮かんで仕方がありません。
さらに言うと尭雲と相打ちでもありません。
完全に殺されるでしょう。(泣)
尭雲を仕留めるのは信でないと、これから先のキングダムでも武将としてのカタルシスを示せないですからね。
その後、亜光の存在に代わって信と王賁が台頭する流れにつなぐ必要もあるのですが、そこまではまだ二転三転するハズです。
キングダムネタバレ李牧の強みはどこまで続く?
これまでのキングダムの状況を見ると、
戦術のネタバレで検証した、敵将を狙うといった李牧の強みが出てきています。
それでも李牧本人が指揮を執っているワケではないので、李牧から作戦を託された馬南慈の動き次第で結果は変わります。
ただ、それでもネタバレの観点から一つ言える確かなコトは、
朱海平原の戦いがもつれるほど、王箭にとって有利に働く状況になるということです。
閼与を狙っている王箭には、李牧の意識が亜光に釘付けになるだけで大局的に有利に働きます。
ネタバレ要素から見ても、逆に言えば今のあたりが今対戦での李牧の最後の見せ場になるとも言えます。
以前の【キングダムネタバレ予想556】で今回の李牧に対して王箭の戦い方をまとめています。
次回5/17発売予定ヤングジャンプ掲載予定キングダム558話でも、戦いの挙動を注視してキングダムネタバレ予想を進めていきます。
※皆さんのキングダムネタバレ予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。(笑)
キングダムネタバレ558 李牧を徹底的に分析 — 以上
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