( 司馬尚さん 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム783話)
先週のキングダムで、李牧の砦地下道脱出の顛末が描かれまして、見事に出し抜かれを喰らった飛信隊。
河了貂がぶっ倒れて、李信もボーゼンww
そりゃ、李牧も自分から飛信隊を誘い込んだのですから、逃げる算段くらいは準備していて当然でしょうよ。
それにしても、犬戎の編と舜水樹と同じように地下道てww
万単位の軍の包囲から逃げられる、長距離地下道なんてどうやって掘ったのでしょうかね?
もしも、それをやってのけたのが、奴隷働きさせられていた壁さんたちであるなら、そんな高度な土木技術を持っていた壁軍って、何でこんなに弱いのか不思議でなりません。(笑)
さて、李牧の狙いは、毎回予想のポテンシャルを発揮して、李牧の計画を上回る秦軍に戦果をもたらす飛信隊を除け者にしつつ、司馬尚に王翦の首を取らせる事を目的とするものでした。。
でなんで、田里弥が語るように、王翦と司馬尚の両軍バトルがはじまり、王翦が単軍戦闘で苦戦する間に…、
亜光も倉央も助けに行けねえ。
玉鳳も飛信隊も中央軍の為に動くに動けない。。
となるのが李牧の目論見だったワケですが…、
はて?
新年、その李牧の計画も蓋を開けてみれば、司馬尚軍が王翦軍に接敵した瞬間に、早々と李牧は砦を放棄。。。
当初は、李信を蚊帳の外で放置プレイをして、戦闘に参加させないようにしている間に、司馬尚が王翦の首を取る手はずだった訳なのに…、まだ王翦と司馬尚のバトルは始まったばかりなのが分かります。
これではいくらなんでも、李牧さん??
どれだけ砦がショボいからと言っても、“地下道に逃げ込むのが少し早すぎた!(汗)”という、ミス展開が待ってたりしませんかね??
というか…、
これからキタリに救出される壁さんに『番吾城の外には罠がある!』と云わしめていたくらいなので…、
この砦の攻防を通して、干斗や士桃らの新人同士の切磋琢磨やらが描かれたり、、。
額面通り、李牧の危機と思わせといて、いつの間に王翦がエライ事になっとるという、秦軍にとっての最悪展開まで、この砦で追い詰めると思っていたのですが…。
どうやら、砦で可能な限り飛信隊釘付けにするべく粘りもせずに、こうもあっさりと砦から逃亡してしまった李牧の姿を見る限り、神(作者)様にとっても、李牧にとっても、別段、それ程、思い入れのある砦では無かった様子です。(笑)
ココから先のキングダム。
李牧の砦活用による、いままでの飛信隊足止め時間がどの程度、戦局、戦略に影響があったのか? そちらの観点から予想を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ-李信と河了貂の切り替え
もう、やってしまった事は仕方がありません。
李信も河了貂も、李牧の陽動を喰らって、無駄足戦線離脱の状態にさせられてしまった事を、早々と悟る事でしょう。
悔やんでしかたがないので、重要なのは、ここから彼らがどうやって挽回するために、出来る事をやるか?だと思います。
心配なのは、李信がマジで、項翼が云うように『キーキー』と猿みたいになって、李牧李牧李牧!何処だ何処だ!!と探し回り続けてしまう事です。
例えば…、
李信『地下道っても、そう遠くへは行っていないハズだ!!お前ら、絶対に探し出せ!!』とか、言いだしたら流石にアホでだと言えるでしょう。(笑)
まあ…、仮に、これで李牧が逆に詰む顛末を考えればどうなりなしょうや…?
『逃げやがった!』と激高する李信たちや、王翦本軍相手に奮闘する司馬尚たちを他所に、砦の周囲の地下を通る李牧たち。
其処に、地上で、飛信隊一万人がドタドタと砦の周囲を活動するが為に、地下で地盤崩落が発生して、既に、人知れず生き埋めになっているという世界線も捨てきれませんが…、
まあ、普通に考えて李牧自身は安全圏までのルートを確保した上で、今回の囮作戦を発動したことは間違いないと考えられます。
いずれにしても、河了貂と李信が『もう李牧は討てない。』と結論づけたところから、彼らのコレからの勝負が始まるワケです。
至急、当初の対袁環戦線に復帰して、玉鳳王賁を本来の遊撃戦闘に戻してやるか?
今現在、どうなっているかも分からん、亜光兵に李牧追撃を諦めさせて、本来の戦線に戻るように促してやるか??
李信と河了貂には、今、王翦本軍がどうなっているのか、非常に把握し辛い状況にあると思いますが…、
いずれにしても、李信率いる飛信隊一万は、友軍と連携のとれる距離まで、後退せざるを得ません。
そして―、飛信隊が背を向けて後退するのであれば、当然、これまで、ほぼ無傷で待機させていた、フテイ軍三万が、効果的に飛信隊一万の背中を討つ機会に転じてしまうでしょう。
一番の最悪は、これまでとは逆に、飛信隊が砦の中に閉じ込められてしまう事です。
もしも、李牧がコレを見越して、早期に飛信隊を砦の中に、引き入れたのだとしたら、逆に見事な作戦であったとも言えるでしょう。
これなら、仮に李牧やフテイが李信を取り逃がしても、飛信隊の強力な騎馬・歩兵部隊に大損害、分断を生むのは確実で、実質的に李信は武将として、番号で動けなくことは必至でしょう。
もしかしたら、李信や河了貂、機動力として必要な騎馬を先に戻らせるために、干斗ら新人歩兵の決死の戦いが描かれる等があるかもしれません。
いっそ、飛信隊の追撃に出たフテイを相手に、新人歩兵団が殿で奮戦する様を見せるとか、この流れだとあり得ないですかね?
いや、マジでコレは、フテイに対する意地悪で言っているのでは無しに、今更、フテイでもって李信の相手にするなど、格と実力的に不要な展開に思えてくるからです。
例えば―、
干斗を追いつめる、フテイ将軍。
そこに、一瞬のスキをついた士桃に、重傷を負わさせるフテイ将軍。
フテイ『クソが! コイツしつこいんだよ! 追撃の邪魔だ!!』
ガキン!ガキン!!
干斗『クッ…、今だ!士桃!!』
干斗『アザッス!先輩!!』
バキッ!!
フテイ『ぎゃー! こんな奴らに!!』
ま、とにかく、こういった局地戦が見られるかは、分かりませんが、飛信隊はどの道、早々に、いずれかの戦線に復帰するために、持ち場に戻らなくてはならないのは確かです。
当然、李牧としては、その妨害までを作戦に組み込んでいる可能性が高いですから、ここから飛信隊と戦線復帰までの時間との勝負が描かれるものと予想します。
キングダムネタバレ-戦線復帰の手順
今現在、王翦本軍が司馬尚軍の急襲を受けている事を知らない、李信と河了貂。
恐らく、このまま戦場全体の様子について、明確な情報を手にしないまま、李牧の追撃を断念することになると予想され、その結果、李信と河了貂、およびその随伴する騎兵団等は、今度は李牧の追撃を躱しながら、元々の飛信隊の持ち場、本陣に戻る事になるでしょう。
そのまま、途中で状況を知って、王翦本軍の救援の向かう可能性もありますが…、
これは、却って悪手になるんじゃないでしょうか??
飛信隊と玉鳳隊の双方のリーダーを、コンバートしたまんま、中央軍と右翼軍に割ってしまうような状況になるからです。
しかし、まァ…。
その反面で、玉鳳軍に関しては、副将格の関常が2万を指揮してるのに、横撃を見舞っても、司馬尚軍に殆どダメージを与えられていない状況を見ると、今更、王賁が中央軍に向ったトコロで、どうにもならない連中でしかないようにも思えてきます。
局地的に見れば、王翦本軍3万と玉鳳軍2万が、司馬尚本軍3万を挟撃していて、むしろ司馬尚軍がピンチであるのと同じな状況なワケですが…、
何故かこの状況で、関常率いる玉鳳軍が妨害程度にもならず、王翦本軍らが苦戦している状況が描かれているので、これは単純に司馬尚軍が桁外れに強いか、玉鳳軍が桁外れに弱いかのどちらとしか言いようがないように捉える事が出来ます。
うーーーーーん??
せっかく、宜安戦休場して、王賁本人も開戦前に『仕上がっている!』などと大口叩いていたのです、最早、咬ませ犬程度の活躍も許されないとか、流石に、玉鳳軍が可哀そうな気がしてきました。
でなんで重ねて、今回のバトルで未だにまだ、活躍らしい活躍もしていない、玉鳳隊にも見せ場が残されていると考えたら、横撃がんばった関常には可哀そうですが、飛信隊右翼戦線復帰からの、玉鳳・王賁本隊合流で、本・領・発・揮!!(※でも軍力の八割は東北軍で、玉鳳本軍も影丘後の急造軍なのが実態。)と繋がる線を予想します。
原先生としても、王賁&王翦の親子挟撃によって、司馬尚軍が予想外の抵抗に合うとか描きたいのかもしれないと予想しました。
そんでももってですよ?
王親子と言えばそれだけでは無しに、朱色平原戦でも、未改修伏線で、王賁は王翦の本当の子ではないかもしれない??という、途中で放り投げっぱなしの話題もありましたやん??
でなんで、ここらで王翦と王賁が距離的に近づくことで、王賁と王翦の親子性について、合戦の中で触れられる可能性もありゃしませんかね??
王賁と王翦は本当の親子なのか??
恐らく、その答えの鍵を握っているのが、誰でもなく、これから王翦を危機に陥れる司馬尚なのでしょう!
両軍が奮戦するなか、王翦軍側近の有力ユニットも散り…、
司馬尚の矛が王翦の兜と仮面を割ります!
王翦危機一髪!!
そして―、
そこに駆け付ける王賁!!
ここで、所帯を持ち、さらに子息を迎えた事で得たことで、人間的に成長した王賁が会得したであろう新技…、
“双龍”が発動!!
王賁の股間の槍と、普段持っている槍の両方を用いた、二本の槍で同時に相手を穿つ、新・必・殺・技! “双龍”が、ここで初めて司馬尚にダメージを与えます。
王賁『双龍!!』
ドギャ!!
司馬尚『…!(一度に二度の突きが放たれた? 早すぎて見えぬ。)』
王翦『…!?(は? 何言ってんのコイツ? 俺の子供どうこう以前に、絶対に人間じゃねえだろ。もう怖えよ!)』(※王賁が放つ双龍を見て、自分の子供どころか、王賁は人間ですらないと恐怖と確信を深める王翦)
王賁『父上…、いや、総大将!! ご無事ですか? はッ!?(そのお顔は!?)』
司馬尚によって仮面の外れた王翦の素顔を垣間見る王賁。
そこで彼が見たモノとは??
それはなんと、王賁と全く同じ形をした、見事なブーメランのような“眉毛”でした!!
王賁『そ、総大将! あなたはヤハリ私の父上です!! オラァ司馬尚!!秦軍の総大将は俺が守るぜ、かかって来いやーー!!』(※王翦とは真逆に、眉毛の形一つで親子の絆を確信した王賁、士気が一気に爆発。)
そして、さらに―、
王翦兵A『やっぱり最強は若様だぜー!』
玉鳳兵A『俺達でも“双龍”なら出来るぜよ!』
王翦兵B『オウよ!若様が来れば百人力だぜ!』
玉鳳兵B『玉鳳隊はココからが本番じゃい!!』
こうして、王翦の危機を救った王賁により、士気が爆発し、玉鳳・王翦本隊の全員に士気の爆発が伝播することで強力な司馬尚軍に対抗することが可能になるでしょう!!
司馬尚を支持する趙軍ファンにも、王翦を支持する秦軍ファンもにとっても、見せ場になる戦いが待っているものと予想致します。
― キングダムネタバレそれ最新784話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。