( 王翦 作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第771話)
秦軍は全体で25万人とのことですが…、
もともと東北軍から派遣されてきたのが、20万人。。
あれ?
じゃあ、本軍であるハズの、王翦軍、楊端和軍、飛信隊、玉鳳軍の中核部隊って、コイツら全員合わせて、5万人しか構成員が居ないって事ですか。。
飛信隊副長の渕さんの話では、飛信隊が兵員補充して、羌瘣隊と併せたたとしても、今回、正味8千人しかいないとの話。
また、平陽城や武城で、実戦に戻っていたハズの玉鳳隊とて、どれほど兵力が回復しているのか、実際には、明記されていません。
飛信隊と同程度の1万人ほど軍容を回復させていると仮定しても…、
其れだったら、主力のハズの王翦軍と楊端和軍が、精々、それぞれ1万5千人程度しか、北上していない事になります。
一番屈強で、無傷同然のハズの部隊連中が何でこんなに少ないのだ??
もともと各軍で鄴攻め編から、王翦と楊端和は5万~6万規模の独自兵力持っていただろうが。
これじゃあ、現場レベルの話までもが大きく狂ってくることは間違いありません。
王翦軍、最強戦力の亜光部隊…、、
(たったの)5千!!
楊端和軍、最強戦力のバジオウ隊、、
(僅か)3千!!!
読者『す、、少なッ!?』
いや?これ、実際に…、
亜光・バジオウクラスの実力者だろうが、精々、5千将とか3千将程度の規模でしか、本軍から直下兵力を案分できないわけですよね??
飛信隊より、少ないやないか!!
東北軍を分けて後で付け足されても、足手纏いにしかならないぞ!?
神(作者)様は、数字に弱いんか~~~~!!!(号泣)
王翦軍は、閼与攻めで損耗したらと言って、ず~~~っと、お休みしてたのはなんだったのか?
楊端和軍に至っては、合戦していないどころか、遼陽城の犬戎勢力を、丸ごと併呑しているのに、何で、軍規模自体が縮小してんだよ??
舐めているのか昌平君?
狂っているのか王翦??
そして、平和ボケしたのか楊端和??
貴様ら去年まで、桓騎一人に全ての責任を押し付けて、何もしとらんかっただろうが??(怒)
玉鳳隊、飛信隊の兵力が少ないのはまだ分かるわ。
しかし、東北軍20万人が通過したところで、本軍の兵力を出し惜しみしたら全く意味が無いだろうが。
これ、戦力の逐次投入じゃないんかい??
また、コレって、単純兵力だけの話では無くて、運用上の問題も大きく危険を抱えています。
仮に、王翦と楊端和の指揮能力がどれだけ凄くても、一度も連携を組んだこともない秦東北軍が、本軍連中とどの程度の一体感を発揮して、作戦行動を実現できるかカナリ微妙です。
東北軍の軍構成員割合は、全体の80%な訳ですが…、
普通に考えて、王翦と楊端和は、何の演習も無しに、ぶっつけ本番で、今までの指揮官と全く所属の違う連中(東北軍)を率いて戦うワケですよね?
これが、秦軍東北軍の立場にとってどうなるかを考えれば、非常に重要な話で…、
今回、彼らは、援軍とか連合軍などと云った位置づけではなく、完全に軍力構成の主力として、今後、王翦と楊端和の実際上の手足になる訳です。
王翦と楊端和は、この東北軍の練度がどの程度なのかすら、把握していないんじゃないでしょうか???
練兵ナシに、急造軍を指揮するとか…、
例えば、ヒョウ公が呉慶に後手を喰らって、戦地を局地戦の蛇甘平原に誘導されたケースに当たる場合や…、
王騎が急遽、防衛目的で招集されて戦った馬陽戦とかなら、まだ、そのような状況が発生したとの背景として、理解は出来るんですよ…。
しかし―、
今回の番吾戦は、あれだけ散々、拠点攻略だの、敵王朝の生命線を断つだの、戦略だの、情報戦だのなんだの言っていたのに…、
準備の声をあれだけ高らかに叫んでおいて…、
結局この程度か??という評価になるのは否めません。
そうか…、
李牧が語らないだけで、彼の作戦の真意はコレだったのかもしれない。
李牧『王翦も楊端和も、自分の事だけしか考えていない連中なので、肝心の鄴方面本軍は、ほんの僅かチョットだけしか派兵してこないでしょうw』
今回も…、
こうして、戦略性の組み立てはゼロで、キャラ死にだけしか見せ場が無いのは、早々に分かってしまったキングダム。
ではでは、次週以降のネタバレ予想を進めて行きます。
キングダムネタバレ-王翦軍と楊端和軍の案分兵力が過小過ぎてオリキャラ死亡
ま、冒頭で散々書きましたが…、
神(作者)様的には、いいんです、コレで。
本軍兵力を出し惜しみさせて、モブ中のモブ部隊である、東北軍を皆殺しして、李牧の大勝を飾ると云うだけの話なのだと思います。
結果的に、李牧・司馬尚の番吾戦、最大戦果は秦軍東北軍を全滅レベルまで、損耗させたという形になるのでしょう。
しかし、秦軍にとっての問題はそれだけにとどまりません。
今回、主力構成が、東北軍頼みに偏り過ぎていて、肝心の本軍の戦力が過少すぎます。
最早、李牧が語る軍容以前の問題の話で、王翦軍と楊端和軍に居る、亜光やバジオウがどれだけ優秀でも、直下兵力が少なすぎます。
なので、これでは、精々、各将軍が3千将クラスの規模でしか、作戦行動が実現できないので、開戦直後に詰みます。
飛信隊が8千人なので…、
5万人-8千人で、その他の主力軍は4万2千人になります。
そして、前回、王賁が登場いして、玉鳳軍は万全とかほざいていたので、ここは彼を信じて、玉鳳軍最盛期の1万人に規模回復していると仮定して、算数すると…、
4万2千-1万で、王翦軍&楊端和軍だけで、総勢3万2千になります。
王翦と楊端和の軍力比率が描かれていませんでしたので、ここでも仮説として単純計算で、2割ってみたらどうなるでしょう?
3万2千÷2=1万6千
この1万6千人が、王翦軍と楊端和軍の直下兵力と仮定することが出来ます。
李牧の趙北部軍は、桓騎が居た当時から、31万人オーバーで、他に国境軍や王都軍さえ居る状態なのに…、(※桓騎が多少でも減らしてくれたと祈るしかない…。(泣))
いや、あの??
直下軍が、たったの1万6千人て…、
すいません、、王翦さんに楊端和さん?
アナタ達、本当に六大将軍なんですか?
もう、嬴政に全く信用されて無くて、直接的に部隊を預かるのを禁止されているとかじゃなんですかね??
李牧が直接的に預かる軍力と、全く規模が違い過ぎますよ…。(汗)
キングダムネタバレ-先ずは王翦軍で試算
そして―、
ココから更に、その各1万6千人を、王翦軍と楊端和軍の有力武将に対して、規模案分して見ましょう。
先ずは、王翦軍から行きます。
さて、1万6千人…。
先ずは本陣を構成する、王翦本人に割り振るとしたらどうでしょう?
開戦直後に、イキナリ戦闘する訳では無いですが、ヤハリ万が一の際の防衛戦力と、各所との連携を実現する為の情報要員を含めたとしても、2000人ほど必要でしょうか?
はい、コレで、残りは1万4千人になりました。
次に、ここからどの程度の割り振る事になりましょうか?
亜光、田里弥、倉央の三将が割り振り先になりますが…、
バランス型が田里弥だけなので、ここは彼に少し多く割り振られるかもしれません。
田里弥⇒6000人
亜光・倉央⇒4000人×2部隊
はい、、。
これだけで分かるように、このままじゃあ、あれだけ凶暴だった、あの亜光兵が、たったの4000人しかいない事になります。
朱海平原で、もともと2万人いたハズの彼らは、何処に消滅してしまったのでしょう??
仮に、亜光兵だけで、1万人を動員出来たとしても、それじゃあ、田里弥兵と倉央兵は本軍から3000人程度しか動員出来なくなってしまうので…、
どちらにしても、実質的に彼らの将軍としての働きが、大きく制限されてしまうことになります…。(汗)
もちろん…、
神(作者)様的には、その分を補う兵力として、東北軍が居るやないか…。という話なのだとは思うのですが…。
だからといって、合流した秦東北軍が、そのまま、田里弥や倉央に割り振られたとしても、そのような混合軍が、そのまま、田里弥軍や倉央軍として、機能出来るかと云えば、全く違う話になると考えられます。。
田里弥も倉央も、自分の直下軍とは全く別モノの部隊として運用することになるのは、間違い無いでしょう。
なので…、
この点、王翦軍が明らかに露呈するであろう、軍力構成比のあからさまなまでの、運用力の差異を突いてきたら…、、マジでヤバいです。
李牧『アレだけ朱色平原で、我々を苦しめてきた田里弥と倉央の兵ですが、今なら数が少なすぎるので、東北軍と分断すれば全滅できます。』などと云ったように…、
万が一、珍しくも、李牧が敵の急所ポイントに気づいてしまう…、ようなことがあれば、田里弥、倉央、あるいは亜光ですら危ういです。
またコレ、李牧としては、イキナリ亜光、田里弥、倉央たちを狙う必要もないんですよね。
ただでさえ少ない、王翦軍直下兵を、ある程度、時間を削って行って、司馬尚の刃が十分届く見極めが付いた後で、効果的に投入すると云った使い方も出来る訳で。。
キングダムネタバレ-さらに細分化が酷く、秦軍との親和性も低い楊端和軍。
で、この1万6千人…。
あくまでも、この1万6千人は単純計算によるものなのですが、もっと酷いのが楊端和軍なんですよ。。
楊端和軍の主力武将。。
楊端和本人を筆頭に、その直下のバジオウ、シュンメン、タジフ…。
そして、楊端和の連合戦力として、エンポ爺、キタリ、ダントに、名称負傷不詳の犬戎リーダー、、。。
犬戎リーダーとは?
いや~、遼陽は既に安全圏内なのだから、キングダムの世界線でなら、犬戎の勢力だけでも、兵力10万は余裕で引っ張ってこれるであろうに…、総勢で1万6千人…ですか。。
これ、上記の武将7名で、単純割したとしても、一武将で2285人だけになるので、いくら山の民とは言え、今回は李牧も流石に相手を分かっているだけに、カナリ厳しい兵力配分になるのではないでしょうか?
然して、有力な武将が居ない東北軍ですが、彼らと分断を喰らったら、王翦軍と同様に、楊端和とてもう終わりじゃありませんか?
鄴攻め編のトキと比べたら、明らかに、山の民たちが、やる気を持っていないは明白ですよね。。
しかも、山の民軍…、
王翦軍と比べて非常にタチが悪いことに、言語から装備品はじめ、軍団の戦い方やら、連携の取り方一つとっても、すべて、初めて一緒に戦う秦東北軍との親和性が、ことさら低いであろうことが予想されます。
正直、秦軍の中で、楊端和と足並みを揃えて戦う事が出来るのって、連載初期の頃から、小規模な合戦レベルから信頼と実績を積み重ねてきた、飛信隊と壁軍しか居ないんじゃないでしょうか??
文化どころか、言語すら違う連中同士の山の民と、今日、昨日に合流した秦東北軍とが混成して戦うことなど、絶対に不可能とまでは言いませんが…、
少なくとも、連絡連携に掛かる運動コストは、王翦との比較でも、かなり重くなってくるのは確かでしょう。
そして、そんな状況を鑑みて…、
お互いの特性と運用を考え、東北軍と本軍を分けて配置したとしても、李牧が、コレを見抜いて分断を仕掛けたしたら、本軍の方が数少なすぎて、最早、一巻の終わりだと思うんですよ。
ただし―、
山の民に関して言えば、各武将に対しては、指揮官能力に期待するでなく、大きく兵力を分け合わないで、あくまでも、局地的な戦闘ユニット単位で活躍してもらうという抜け道も在るでしょう。
個人的には、今回、久々にバジオウのバトルが見れるかも知れないので…、この点は、どのように再現されるか楽しみです。
例えば、フテイを相手に、バジオウが双剣使いとしての劇的なまでの格の違いを見せつけて、恐怖のあまり、奴をカイネの前で失禁&脱糞させる可能性は無いでしょうか?
そして同時に―、
さらなる追い打ちとして、恐怖のバジオウ相手に勇気を振り絞って救出行動を起こした後輩バフージに、カイネの前で助けられ、フテイは倒錯して、引きこもりになって退場するという顛末も在るかも知れません。
ただ―、
フテイなど相手に勝利したとしても、バジオウにとってみれば、何の自慢にもなりませんので、他には例えば、舜水樹をそろそろ退場させる等はどうでしょうか?
そして―、
別の機会に、妄想バトルシュミレーションを書きたいのですが、今回、最もバジオウの活躍が映える相手はフーオンでしょう。
フーオンであれば、バジオウがバーサーカーモードを発動させるに足る、キャラクターだと考え、趙軍を無傷では済まなかった勇者として、バジオウが歴史にその名を刻む展開を期待したいと思います。
その他、シュンメン&ランカイの組み合わせが本編で再現される機会があれば、読者テンションは大いに盛り上がるでしょう。
ランカイが出てくれば、趙軍で司馬尚が活躍したとしても、秦軍は秦軍で、何名かの趙将を余裕で始末できます。
前回、活躍を自らに期していた骨珉伯などは、恐らくアレ自体がセルフ死亡フラグになっているかもしれません。
多分、序盤のかませ役として、骨珉伯が死亡するとかあり得ませんかね。
話が逸れましたが、キャラクターの属性上から言っても、山の民は、東北軍を率いて、番吾の戦争に、真っ向から取り組むよりも、別動隊やら、壁の救出など、何やら遊撃的な行動が主軸となるかもしれません。
となるとですよ??
やはり、今回の合戦で、司馬尚本軍と戦って、趙軍の戦果レベルで大きな人死が出てくるのは、王翦軍からと言う事になって来るんじゃないでしょうか?
飛信隊と玉鳳軍は、毎回のことながら、今回も重度にボコられるのは間違いないでしょうが、オリジナルキャラクターは、死んでしまったところで、趙軍の戦果というい意味では、それほど強い衝撃が走るクラスのキャラクターは居ないので。(※番陽あたりはそろそろ退場してもイイかも。)
― キングダムネタバレそれ最新770話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。