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キングダムネタバレ第758話 化かし合い 考察 同盟=事実上の属国では?

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(韓非子:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第758話)



先週の休載から、ようやく再開されましたキングダム。

李信が韓非子に対して、どんな返事をするのかと気になってはいましたが…、

いや?まさか、そこも更にもう一週間引っ張りますか神(作者)様。(笑)

しかも、今度は正式な会談の場に於いての話です。

それなら李信は李信で、介億みたく、『大変申し訳ございません。私は護衛に過ぎませんので、韓非子様のお問いかけに、答える権限を、秦王より授かっておりません。何より、私の様な凡愚にどうして韓非子様の御心に叶う知恵を持ち合わせておりましょうや。』…とでも言えば、一応は無難と云えば無難なのでしょうが…、

そこは我らの主人公李信…、そんなんで終わる訳が無いことも、十分に考えられます。

まァでも、前回と違って、正式な会見の場で、外交の特使である介億でなしに、ただの護衛と分かり切っている李信に、責任ある質問を浴びせる韓非子も、普通に反則というか、マナー違反だとも思うのですが…、

一応、そこを『ちょ…、』などと戸惑いながらも、真面目に、答えようとする李信が何処か健気にも見えます。

そして、秦の特使は李斯ではなく、介億でしたね。

まァ、よくよく考えたら、李斯だと、韓非子の同門ということで、距離感の調整が難しい…、後で修正が効かない等の難点も派生するので、結果的にこれで良かったのかもしれません。

ではでは、外交と云う、もう一つに戦場に臨んだ主人公李信、今週のキングダム本編について振り返っていきたいと思います。

キングダムネタバレ-介億さん登場

韓非子『人の本質はなんだと思う?』(吃音でどもりながら。)

李信『…え? そ、それは…。』

韓非子『…。』

李信『…、、そ、それは!』

韓非子『やっぱりイイ。』

李信『えっ!?汗』

録嗚未『何だヒョロ兵士!?ウチの将軍をオチョくってんのか、てめェ!!』

韓非子『フフ、もう本殿に着いたよ…。では、私はこれで。』

李信『何だったんだ、アイツは?』

その場の茶を濁して去っていった韓非子。

何気に李信は、こんな場面でも、キチンと答えを言いかけていたので、やっぱり、こういう部分は真面目です。

そして録嗚未―、

おそらく、存ぜぬこととは言え、普通に韓非子相手に悪口で応酬しているのは流石です。(笑)

録嗚未『何だヒョロ兵士!?』て(笑)

今思うと、李信がもしも同伴していなかったとなると、韓非子はどうする心算だったのか気になってきます。

とりあえず、録嗚未に話しかけた結果、ぶん殴られて、外交終了とかにならなくて良かったです。(※録嗚未もそんなコトしないだろうけど。)

で、李信たちが一息ついたところで、秦国本命の外交官が登場です。

介億『ようやく私の出番だな。』

李信も知っている顔、介億の登場に驚く李信。

騰や録嗚未まで、知らされていなかったのかは気になります。

 

介億『騰将軍並びに録嗚未、李信、ここまで護衛ごくろうであった。』

騰『うむ、ここからは其方の役目だ。』

 

そこから王宮にまで進んだ外交団一行。

建物にビビって顔芸に走る、録嗚未・李信コンビ。

何か、稲中卓球部の井沢と前野の顔芸を彷彿とさせます。

多分、神(作者)様も読んだことあるのでしょう。

 

介億『シャキッとしろ、敵国との外交は化かし合いだ、吞まれると敗れるぞ。』

 

心して、王宮の中かに案内されていく、申告外交団一行。

 

立派な外観を凝らした宮殿の中は、さらに豪壮でした。

再び、顔芸に磨きを掛ける、録嗚未・李信コンビ。

壁さんや蒙毅にも引けを取らないレベルです。

しかし―、

李信と録嗚未が額面通りに驚くのは分かるのですが、、

この韓という国、最弱の六国ながら、桓騎が李牧に敗れた時も、国民に金品をバラマキを実施したり、豪奢な宮殿の装飾など、お金をかけるトコロがどうもオカシク在りませんかね??

キングダムでも、張宰相は賢者だという扱いがあったと思うのですが、財政感覚は乏しいのではないかという印象を、個人的には持ってしまいます。

 

騰『(入りは“威”で来たか。)』

周囲には、先ほどまで案内していた、洛亜完将軍や寧公主が居る事にも気が付きます。

介億『大秦国第31代王嬴政様の特使として参りました介億と申します。』

先ずは、名乗りと、来朝の赦しの礼を口上する介億ですが、威力的な歓迎を、温かい歓迎と言い換えたり、この感動を余さず秦王に伝える、延いては“チクるぞ”ととれる切り出しを以って、その場の空気を支配します。

張氏『遠路はるばるご苦労であった介億殿。』

宰相を名乗る張氏が相対します。

うーん?この方が、後の漢建国の智嚢となった、張良の先祖・縁者になるのでしょうか??

何か感慨深いものが在ります。

同時に、張宰相、韓の第22代王、王安王を紹介します。

二人とも、完全にポーカーフェイスですね。

ここら辺からして、さっきから顔芸に徹している、李信と録嗚未がいいピエロです。(泣)

で—、

このポーカーフェイスの韓王様、、介億の来朝を労ってきたと思いきや、いきなり、『秦と韓で同盟しよう、韓が楚と魏から秦を守るから、秦にとって助かるでしょ?といった趣旨の事を勝手にツラツラと語り始めます。

私も、一瞬、この場面においては…、は?同盟?? なんか世間話のノリで同盟の事を話始めたけど、何なの??と感じましたが…、

それ以上に、その場にいる李信は、完全に呆気に取られています。

李信『何言ってんだよ、、俺達は韓を、六国を、、』

録嗚未『黙ってろバカ。』

李信は李信で、秦趙同盟の際等に立ち会っていた等、重厚な外交の場面に会するのは、コレが初めてではないのですが…、

確かに、この王安王の脈絡の無さは、なかなか会談の主導権が握りにくい相手であることを端的に語っているように感じます。

しかし―、

介億も負けていない様子です。

韓王の心の広さに感動していると言いつつも、此度の外交目的は、韓非子の招聘であり、権限外の回答という事で、一旦の留保を促します。

ところが―、

張宰相『介億、大王は今、その韓非子様を秦に送るかどうかの話をされている。』

 

李信『(え?)』

録嗚未『(韓非子と同盟を交換条件しろって言ってやがる。)』

随所、随所で、録嗚未の文脈を読み取る勘が冴えています。

引き続き、問答が続きます。

同盟を引合いに出す韓王ですが、重ねて、同名の可否は、発言権限の埒外にある事を主張する介億。

それと同時に、先般の桓騎の死亡時に韓が国を挙げて桓騎の死亡を祝い事にした事を引合いに出して、直近での同盟は難しい可能性が在る旨を示唆。

張宰相も、それは桓騎に成恢が討たれた事によるもので、不本意では無かったと云い、介億もまた、それならば張唐は成恢の毒に討たれたと主張します。

張宰相『それらの怨嗟を断ち切り、手を結ばぬかと大王は仰っておられるのだ。我々は、介億殿の事が心配だ、手ぶらで帰って酷く叱責される事を…。』

 

う―ん??

張宰相、、コレは余計な一言だったんじゃないですかね??

ぶっちゃけ言うと、、、、

秦側からしてみれば、韓と同盟を結ぶとか、結ばないとか、正直、ここまで国力差があれば、どーでもいいレベルの問題だと思います。

史実と正反対に、キングダムの韓が強国ムーブに出るのは、分かるのですが、今から魏に代わって、秦と長期間の同盟関係に入ると云うなら…、

建前であったとしても、否応にも秦と共に趙や楚と戦う事になってもOK!しかも、場所的にも、最前線基地として使い倒しさせられる可能性もある訳ですよね??

そして、実際に―、

史実では、そうした属国レベルの扱いに同意していたにも関わらず、面従腹背しているから、李斯が秦王に『もぅ、韓ぶっ潰しません?』と提案して、慌てて韓が同門の韓非子を弁明の使いにだしたというのが顛末だったハズです。

介億が回答を避けているだけで、どっちにしても最早、韓にメリット等残っているようには考えにくいです。

で、前述の通りに、張宰相は、先に売り言葉を出してしまった為に、介億としても、事実を申し述べるしかありません。

秦は韓非子を迎えるために、馬車20台の金品財宝の贈与を行い、護衛にも最高武官の六将を派遣した。

最高の礼を尽くしたにも拘らず、結果、韓非子の派遣が無ければ、無理難題で秦の大使を追い返したことになり、秦だけが面子を潰された口実を得る事になると。

 

その結果—、

秦は面子を取り戻すためにも韓を攻めねばならぬと。

 

韓のモブ大臣が『何ィ!?』とか驚いていますが、コレは確かに介億、先手で秦が礼を尽くしただ事実を残しているダケに、確かに、王安王も張宰相も、反論の余地がないように思えます。

洛亜完『おい、今のは脅しと取るが良いか?この洛亜完の前で大王と国を脅かすものは、秦の特使として許さぬぞ。』

介億『滅相もありません。今のは脅しに在らず、』

結局…、

同盟を切り出したものの、話を妥協点や落としどころを想定していなかったのか?王安王と張宰相?

ポーカーフェイスは維持しつつも口を噤む事になります。

そして―、

張宰相『大王様、ここは一度、韓非様ご本人に伺っては?』

王安王『うむ、韓非子を呼べ。』

 

ここに至って、結局は韓非子当事者に丸投げなのかよ?と思いました。

これだと、今までの会話が、時間が無駄になっただけじゃなくて、結局は秦の威圧に負けたことになるので、中途半端に舐めプ劇は止めた方がよかったんじゃないかと疑問が残ります。

しかし―、

ここから先、韓非子本人が王宮に身を乗り出したことで、その場の空気は一変します。

キングダムネタバレ-堂々たる韓非子

王の召喚にて、盛装して王宮に出てきた韓非子。

吃音の話し方は変わりませんが、明らかに高貴且つ明朗な覇気を纏っています。

背後から現れた韓非子を見て、一瞬戸惑いを見せる李信でしたが…、

李信『あ、お前は!?』

韓非子『やあ、また会ったね、李信将軍。』

 

寧公主『お前?(怒)』

韓非子『答えはまとまったかい?人は生まれながらに善か悪か?』

李信『ちょっと待て、俺は…!』

韓非子『重要だよ、クソみたいな秦に私がいくよう説得できるかい?』

介億『何!』

韓非子『さあ?問答の続きだ、人の本質は何だ??』

 

うーん?

 

介億が驚いているのは当然なのですが、その反面で、これ、別に李信がどう答えようと、そもそも何も責任無くないですか??

冷静に考えれば、韓非子は『何、護衛と話してるの??』ってだけの話でしかないので…。

介億からしてみれば、『韓非子も韓王も、こちらの提案を聞くことすらしてくれませんでした。』ってなりますよね。

 

寧ろ、法家としての問答で真骨頂を披露したいのであれば、李信なんか相手にするのではなくて、弱国ながら秦国に乗り込んでいって…。

韓非子『し、秦王、え、嬴政、、ハ、ハイッ、ろ、論破♪』

…ってやるのが真の論客なんじゃないのかね??

 

嬴政『クッ、、流石だ!猶の事、貴殿は我が国に欲しいぞ、学問の都として新鄭の保護を約束しよう!!』

張宰相『聞きましたか!大王!!韓非子がやりました!我々のヒャッハーですぞ!!』

王安王『保護してくれるてホンマか?張氏!? ついにヒャッハー! 出来るなヒャッハー!! またまた国民にバラマキだ~~!!

 

洛亜完『…。💦』

 

まあ、そこまで話が広がる訳じゃありませんが…、というか、韓非子は、吃音で弁論出来ないから、著作で勝負したという話もありませんでしたかね??

こういった部分でも、韓非子は随分と韓の中で待遇が良い様子で、非常に史実と違うように伺えますね。

勿論、そういった部分を含めて、会談が破断するメリットが韓側にあるとも思えないので、あくまで少しでも優位に公子を秦に送ったという事実を残したいが為の、手の込んだ芝居という可能性もあったり無かったりするのではないでしょうか??

― キングダムネタバレそれ最新758話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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