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キングダムネタバレ最新753話予想② どうしても理解できない宜安攻めの戦略的根拠-2

投稿日:3月 31, 2023 更新日:

( 桓騎:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第716話)



今週は休載のキングダム。

本編の感想&考察に代わって、なんで今回、記事を書くかと言えば、、。

李牧から具体的に何か誘引策を施されたワケでもないのに、昌平君&王翦が“王族が北に逃げるかも”の思い付きの一点で、ポッと出での提案で始まった宜安編の戦略部分が意味不明過ぎて…、

歴史上、桓騎が死んでしまうのは仕方がないにしても…、

最低限、王翦軍・桓騎軍・楊端和軍の連合軍が、一時的にでも、自らを分断するまでのリスクを負って『宜安を占領する必要がある。』と思わせるに至る、合理的な背景つくりは出来なかったのか?

せめて個人的に…、何か代替的に脳内補完できやしないか?という思いがあって、書いている記事になります。

前回の記事で、キングダムの宜安攻めが、最低限レベルでリアリティが伴う状況設定を可能にするには、下記の様な状況設定を素材にすることで、演出可能だったのではないか?

そう思い至り、その理由①まで記載してみました。

前提条件【※戦略選択にリアリティを持たせる為に超重要】

□桓騎と王翦と楊端和が揃って、王都圏の総攻撃に踏み込んでいて、それでも攻略が難しい。

その理由①:平陽での損耗が大きく、大王が論考で直接合流させた正規兵3万が桓騎軍の運用についていけてない。(※味方のデバフ)

その理由②:王都圏が強く支えられている背景に、王都圏東北部に位置する青果軍のバックアップがある。さらに燕国境の青歌司馬尚の存在を起点にして、李牧が外交でも活躍して、燕と斉でも、趙支援の機運が垣間見られる。しかも、これらの外交で秦が失敗をしでかす。(※味方デバフ+敵のバフ+李牧の策略)

捕捉:理由②の外交には、李牧ではなく嘉太子が頑張るでもいい。外交で実績を積んだ嘉太子がカクカイ政権に対して、李牧のクソ脆弱な政治的背景および国民の支持をさらに補完できる背景づくりに貢献できる。

また、青果軍の存在は、断片的かつ意図的に、李牧から秦軍陣営にけん制する必要がある存在として出現するなどして、情報が流されいる。

 

その理由③:桓騎軍の10万斬首の処置の評価が見方でもまちまち、三軍の戦闘方法や装備も違う(特に楊端和軍)、鄴攻めまでは最上位として王翦に優先序列がついていたが、今は並列権限である状態、補給物資(リソース)の分配競合、これらの問題が総合して、桓騎軍、王翦軍、楊端和軍の間に不協和音が生じている。(※味方のデバフ)

捕捉:理由③のこれらの背景については、これから先、キングダムで六大将軍制度を描いていくうえでも、リアリティ付与の為に不可欠であると思料します。

 

今回の記事である、ここからの部分は、最重要部分である、その理由②の部分を構成する部分以降について脳内補完を試み、王翦と桓騎が、当初予定に無かった趙北部地域を、戦線に加えなければならなくなっただけ具体的背景に、李牧始め趙国側からの誘引策が無ければ成立しなかったであろう点を深堀していきます。

そして、はい…、

繰り返すようですが、なんでここまで、しつこく書くかって?部分をもう一度書きます。

桓騎が死んだのは仕方がないにしても、戦略的に何の重要性もない、こんな、思い付きレベルのしょーもない戦(宜安戦)が桓騎のラストバトルだったとか、オレは信じたくない。

ソコを補正すべく、秦軍が何故、宜安を攻めざるを得なかったのか?

言い換えれば、宜安戦を戦略上、真に意味あるモノであったと、脳内補完するべく、検証を試みます。

キングダムネタバレ-宜安戦勃発まで①

以下、李牧陣営、李牧と馬親子の会話―。

バナージ(・`д・´)『王翦軍・桓騎軍は閼与城まで陥落させましたな。』

リーボック(;・∀・)『ええ、閼与は邯鄲を西方から包囲するのにも必要な拠点ですからね。』

バフージ(*´∇`*)『しかし李牧様? 王都圏北部に鍵をかける主要都市であった閼与を落とされては、秦軍はさらに北方の主要都市である太原からも派兵および補給を可能にしてしまいます。閼与は死守するべきだったのでは?』

リーボック(;・∀・)『さすがですねバフージ、貴方の云う通りです。しかし、狙いはそこにあります。』

バナージ(・`д・´)『と、申されますと??』

リーボック(;・∀・)『今の我々の脅威は、正に六大将軍の三名を要する王翦軍・桓騎軍・楊端和軍の連合軍なのですが、この強力な真正面から一気に粉砕する強行策を強引に打つのは危険が大きすぎます。先ずは敵が自ら分断していく流れを作る必要があります。

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ふむふむ…。』

リーボック(;・∀・)『そこで、もともと存在していた邯鄲南部の中小規模の城郭を、急遽繋げて、“李牧の壁”を作成してたのですが、この点は、狙い通り秦軍の北進を一時食い止め、楊端和軍がコレに対処するようになりました…。』

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ふむふむ、ふむ…。』

リーボック(;・∀・)『結果的に、これで“李牧の壁”を介して、王翦軍・桓騎軍から、楊端和軍を分離した形になります。“李牧の壁”の防衛には、あの“守備の李白”に一任しており。彼を信じて、楊端和軍の侵攻が少しでも遅れるようにしてもらいます。』

バフージ(*´∇`*)『バジオウとエンポ爺が本気出したら、あんな急造の土壁、ソッコーで一点突破されるですよ?』

リーボック『バフージ、それを云ってはお終いです。出番が少ないだけで、守備の李白は物凄い実力者なのですよ…。』(※ギリ脳内補完が可能…。)

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ふむふむ、ふむふむ…。』

リーボック(;・∀・)『で、ここからがバフージの指摘に関係する部分になります。王翦軍と桓騎軍は、閼与を陥落させた事で、彼らは王都圏だけでなく、趙北部にも侵攻する道を得たことになります。』

バフージ(*´∇`*)『それは分かるのですが、先ほども申し上げた通り、秦にとっては本国の太原から攻め込んで閼与に合流される危険がありますよね?』

リーボック(;・∀・)『その通りです、秦軍に対して北部支援が容易になった状況を持たせて、今、風前の灯に等しい王都圏から、彼らの目を逸らす事が可能になります。

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ファッ…??』

リーボック(;・∀・)『事は急を要しますが、段取りは必要です。扈輒はアホでしたが、どうやら秦軍に不協和音を作る事には成功したように思えます。此方から何か“きっかけ”を与えれば、恐らく秦軍は、自ら分断した動きを見せる可能性が非常に高いです。』

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『???????』

リーボック(;・∀・)『桓騎軍だけを趙北部におびき出し、各個撃破を図ります。』

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『どうするんですか??』

リーボック(;・∀・)『別にそれほど難しい話ではありません。秦軍に対して、趙北部軍が非常に強力で、その北部から急襲を被る可能性がある事を示唆してやればいいだけです。』

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ふむふむ、ふむふむ、ふむ…。』

バナージ(・`д・´)『あれ、しかし李牧様? 我々の北部軍は…、対燕戦線を主戦の目的としており、王都圏の守備を頼める規模の動員を要求するのはいささか無理があろうかと思いますが…、

リーボック(;・∀・)『その通りです、馬南慈…。その点で、王翦や昌平君とて、同じ認識であろうことでしょう。

バフージ(*´∇`*)『では、具体的に実現することは不可能ではないでしょうか?』

リーボック(;・∀・)『いえ、そこをなんとかするのが政治です…。まず、燕国に対して…、我々の奉ずる嘉太子様に出向願いましょう。「秦軍を食い止める間は攻撃せんといてと。」一時でも盟約を結んで貰う必要があります。それも、王宮の遊牧王(幽繆王)やカクカイにも協力を願い出でて、あくまでも秦軍を食い止めるための正式な外交特使として仕事してもらいます。』

バナージ(・`д・´)『王と宰相に協力を…、それは実質、人質ではありませんか?』

リーボック(;・∀・)『はい、正式な外交でなければ意味がありません。宿敵の燕に出向いたことで太子の命が危険に晒される恐れは当然あります。ただ、それだけに、我らの王の見方によっては、合法的に国外に太子を追放した体に出来ると見て頂ける事も出来ます。また、その反面で成功すれば亡命の意味も兼ねます。

さらにー、

嘉太子とて、ココで何とか政治成果として大きな実績を残して貰わなくては、王族として先がありません。

何よりこの先…、

いつか太子が本当に王に成られた後は、あの秦王と対峙するお立場になられるワケです、命を賭してでも、コレくらいのお役目は実現して頂く必要があります。

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ふむ、ふむ、ふむ、ふむふむ…!』

リーボック(;・∀・)『せめて太子の護衛にフテイをつけましょう。(将校としてカナリ微妙ですが、彼にも修行に出ていただきましょう。)

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『李牧様、鬼や…!』

 

そして、エンに赴く太子とフテイ、、。

 

バナージ、バフージ『なるほど、分りました。それでこっそりと北部軍を南下させて王翦軍と桓騎軍にぶつけるわけですね!』

リーボック(;・∀・)『いえ、むしろその逆です、北部郡南下の兆しの情報を秦軍に流します。』

バナージ(・`д・´)『なるほど、秦軍を迎撃の為に北上させるワケですな。』

バフージ(*´∇`*)『私も理解できました、そこで北上させる秦軍が桓騎軍なのですね。』

リーボック(;・∀・)『2人の言う通りです。連合軍の中心であり、かつ慎重な王翦は連携の要である閼与に必ず留まります。北で陽動を仕掛けて桓騎を誘い出します。太原からの補給が容易であると思わせるのも、そのための誘いです。また、即断と機動力に重きを置く六大将軍制度を持つ彼らであれば、我らの北部軍結集を待って挟撃を迎え撃つより、逆に我らが結集する前に粉砕すべく北上して来ます。

バナージ(・`д・´)『なるほど!奴らの迅速な判断力を逆に利用するわけですな。

リーボック(;・∀・)『そうです。嘉太子の燕抑制の外交成果に併せて、以前、燕国を撃退した青果(青歌)軍の存在も誇示して、情報操作の確度を高めます。』

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ふむふむ……!』

李牧『大丈夫ですっ!』

馬親子(*´∇`*)(・`д・´) 『ふむふむ、ふむふむッ………!』

 

かくて、嘉太子&フテイの外交の旅は成功。(※なんとか脳内補完が可能。)

嘉太子(´・ω・`)キリッ『李牧…、私とて一皮剥けたぞ、あとは頼んだ。』

フテイ(´ω`*)キリッ『自分も早く剥けたいです!いいお店見つけました。一緒にイキましょう!』

 

かくして…、

 

この外交の成果と共に、唐利将軍(参照:636話)はじめ東部方面長官の趙泊(参照:514話)の軍が南下しつつ結集する事実が、意図的に王翦に流される…。

キングダムネタバレ-宜安戦勃発まで②

その理由③:桓騎軍の10万斬首の処置の評価が味方でもまちまち、三軍の戦闘方法や装備も違う(特に楊端和軍)、鄴攻めまでは最上位として王翦に優先序列がついていたが、今は並列権限である状態、補給物資(リソース)の分配競合、これらの問題が総合して、桓騎軍、王翦軍、楊端和軍の間に不協和音が生じている。(※味方のデバフ)

 

以下、秦軍陣営、王翦と桓騎の会話―。

 

王翦(;・∀・)『聞いたか桓騎?燕と趙の間で、不戦の約定が成立したようだ。どうやら、王都より北部に脱出した、嘉太子の実績によるものだ。邯鄲本国もコレを認めているらしい…。』

桓騎(´・ω・)『つまり…、燕からの防衛に割いていた軍を、俺達に対して投入してくる余力が生まれたって事か…。

王翦(;・∀・)『その通りだ、桓騎。我々が鄴を攻めていた頃、燕が趙を攻めていた事を覚えているか?その時に単軍で燕を撃退した軍がある…。名を青果(青歌)という。そこに、あの李牧が政変後に身を寄せていたとも分かっておる。』

桓騎(´・ω・)『ビビってんのか王翦? その青歌を中心に、北部軍が揃って南下してきたらヤバいって事だろ?』

王翦(;・∀・)『…ここに来て、趙に政事を動かせる者が出てきた事は警戒すべきだ。我らの本国の動きは全く後手になっておろう…。蔡沢老が逝ってからの外交的空白を李牧に突かれたのだ…。

桓騎(´・ω・)『クククッ、何が“中華の統一”だよ。…オイ王翦? 待てよ、この青果(青歌)…、よく見て見てみろ。そこは邯鄲の東だ。必ずしも俺達に対して、趙北部のザコ共が軍力を結集するような、中心地にはなんねーぞ。』

王翦(;・∀・)『気付いたか桓騎…。おそらく趙は、より我々の干渉の及ばぬ北部地域から戦力を結集してくるであろう…。時間との勝負だ…、楊端和軍が“李牧の壁”を抜いて、我々と王都を挟撃するのが先か?』

桓騎(´・ω・)『山の女(楊端和)より先に、趙の北部軍が来て、俺達を挟撃するのが先か?って話しか…。』

王翦(;・∀・)『ウム…。いずれにせよ、趙北部軍を相手にしつつ、閼与の拠点確保の戦力を残し、今の戦力だけで邯鄲を落とすことは叶わぬ。李牧め、元より“次の王となる者”であった男の才覚を、ここで開花させたか…。フッ、これも“戦国”か…。』

桓騎(´・ω・)『面白れぇ。趙のザコ共が戦力を結集する前に、連中の集合拠点をブっ潰してやればいい。』

王翦(;・∀・)『…桓騎、これは李牧の誘いでもある。我らに予定外の戦いを強いる事が奴の狙いであろう。しかも、趙北部軍の包囲の中に自ら踏み込むことになる。閼与城を落とした直後の我が軍は動かんぞ。

桓騎(´・ω・)『フッ…、待ってても同じじゃねーか。ザコ共とはいえ、李牧の下に集まってくる方が厄介なんだろ?  白老の下で戦ってきた頃から、お前は“絶対に勝つ戦にしか興味がない”とか言ってたよな。』

王翦(;・∀・)『…想定外の状況が発生した時に、誰よりも機転を利かせることが出来るのがお前だ…、もとより…、楊端和の軍を含め、連合軍などと言っても、同じ戦場で戦うには、我々の軍は互いに戦い方が大きく違いすぎる。

桓騎(´・ω・)『…。』

王翦(;・∀・)『今、李牧は最も精強なる青果(青歌)に控えている事までは分かっている…、その青果(青歌)の李牧と、北部軍を分断するには、更に北…、宜安か…。

桓騎(´・ω・)『…何でもいい。今更、足並み揃えて戦うような俺たちじゃねーだろ。』

王翦(;・∀・)『閼与から補給線まで、北上維持させることまでは出来んぞ…。総司令には、太原より援軍を出すように伝えておく。』

桓騎(´・ω・)『太原? クククッ…、今の王様に反乱した連中か…,、あんとき、俺が散々痛めつけてやった連中じゃねーか。昌平君が「殺すな。」とか言ってきやがったけどな。 期待はしてねーよ、それより、飛信隊と楽華を連れてくぜ。』(※この時点で桓騎軍を構成する半数は、生え抜きの野盗団ではなく、政が連れて来た正規兵。これが足枷になる可能性がある。⇒飛信隊と楽華がマジで必要と思っている。

王翦(;・∀・)『桓騎。李牧がどこで如何なる指揮を執るかは、いくらでも奴の方で情報操作が利く…。分かっておろうな。』

桓騎(´・ω・)『フッ、いいぜ。李牧が宜安に来るなら、俺がぶっ殺しておいてやるよ。お前は先に邯鄲を獲れ。山の女も、ワザワザ李牧の壁を横一直線に全面制圧するような馬鹿はしねーだろ。早く進めって言っといてくれ。』(※何故か全く動かないタンワ軍…。)

 

 

こうして…、

北部軍と青果(青歌)軍らの連合と、挟撃を回避するために、北上した桓騎将軍。

 

 

「趙王が北に逃げるかも~~~。」といった、“捕らぬ狸の皮算用”的発想ではなく、優秀化した趙の嘉太子の外交功績と李牧の内政努力。

秦王の政治的後手。

そして、それらを起因とする軍事的運用背景の変化に対応すべく北上した秦軍。

李牧筆頭とする趙軍の誘引策に、秦軍側のミスリードが重なる事で、桓騎が北上するに至る軍事的動機があったと考えれば、合理的背景として、脳内補完が完了できるかと思案してみました。

もちろん、私の創作背景も、無理な部分はアリアリだが…、

『あ、そーだ?敵の王が逃げるかも、北を攻めよう。』という…、『そうだ、京都行こう。』のノリで始めたような戦争で桓騎が死んでしまったと受け入れるよりは、マシな気がする。

そう、せめて桓騎が死んだのは、秦軍にとって本当に必要な戦争で死んでしまったと考えたい。

いや、そう思わせてほしい。

以上

― キングダムネタバレそれ最新753話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

 

 

 

 

 

 

 

 

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