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キングダムネタバレ第751話 一秒の差 考察 桓騎の着地点は将軍というより思想家

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( 桓騎:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第751話)



こここ、言葉にできないッ!

今週もキングダムが面白すぎる。

三週間も神回がつづくなんてすごいですよ。

上和龍さん合掌。

もうトマトジュース作るみたいになってたね♪

アンタにゃ悪いけど、ゼノウさん万歳。

トマトジュース上和龍(:芸名)も最高の散り際だったよ。

ゼノウ『はいどーも~、ゼノウでーす。』

上和龍『上和龍でーす。』

ゼノウ『いや~、李牧さん。先週からようお喋りしてはりまして~。』

上和龍『それ、絶対に喉乾いてはりますやろ~?』

ゼノウ『せやからね。こーやって、握り潰してですね…。』

上和龍『!? バカなッ…、』

バキュ!!

ブジュ~~!!

モブ趙兵たち『そ、そんな!!(泣)』

いや、このシーン見た時に、まじで私は仕事場で、『ゼノウさん、ヤッタ――――――――ッ!!!』叫びましたよ。

マジで仕事なんてやってられるか!!

と思わせてくれるほど面白かったキングダムです。

 

黒桜さんも、お疲れ様。

俺たちは、貴方が桓騎の側で、最後まで笑って過ごしていたのを見届けたよ。

神(作者)様、彼女を綺麗なまま、送ってあげてくれて、ありがとうございます。

 

そして―、

 

まだだ、まだ終わらんよ。(某クワトロ風)

お頭万歳!!

那貴に、リン玉に、死んでも死なないゼノウと共に、最後まで、イカれた突撃劇を見せて下さいませッ!!

 

ではでは、今週もキングダム本編を振り返って参りましょうッ!!!

キングダムネタバレ-桓騎の正体は思想家

先週に書いた予想編…。

桓騎は最後を迎えるかもだけど…、コレってヤッパリ、将軍としてはどうなのよ??的な風に書いたわけですけれども…、

意外にも、李牧さんが、思わぬ形で納得できる落としどころを見つけてくれて、超納得の最後になりそうです。

さて、今週の展開。

李牧が総攻撃を仕掛ける直前の、最後の投降の呼びかけの最中。

黒桜さんが、重症状態で意識を喪失していたところから、ふと、我に返ります…。

 

黒桜『あれ? 私もう、死んでたんだっけ…?』

 

コレに答えるリン玉さん。

リン玉『まだだぜ黒桜。でも、もうすぐだ。一人じゃないから安心しろ、みんな一緒に逝く。お頭も一緒だぞ。』

黒桜『…あ、お頭。』

 

桓騎の背中をみて、リン玉の言葉に安堵を感じる、黒桜さん、『最高の最後…。』と吐露します。

 

黒桜『雷土は1人で逝ったから、可哀そうだったな…。』

リン玉『ああ、そうだな。』

 

側近が、最後の覚悟を深めていくのを聞いているのか桓騎??

相変わらず、何も動じる素振りすら見せることなく、敵将李牧を見据えて続けています。

 

…、

……しかし―、

 

僅か一瞬。

桓騎の死線は、上和龍に向けられます。

コレに気が付いたのは、当の本人の上和龍と、桓騎の近くにいたリン玉さん。

この時―、

私は、『那貴が上和龍の背後からくる気配を感じ取っているのか?桓騎は!』などと、愚にもつかぬ想像を搔き立てたモノでございます。

 

李牧の側近『李牧様、そろそろ宜しいのでは?』

李牧『ええ。』

前回からの、投降の呼びかけにひきつづき、桓騎という存在に、何かの“異質さ”を感じ取った李牧。

ここで、ようやく桓騎という存在を“再定義”したかのように、最後の投降を呼びかけ直します。

 

今週も李牧の台詞が秀逸です。

 

李牧『桓騎、最後にあなたの心が小さいと言った事を訂正します。』

『完璧な世の中を望んで、怒り続けているのなら、貴方の心は誰よりも純粋で大きい。』

だが―、

『その願いは、現実と乖離し過ぎていて意味を持たない。』

思想家の類なら、それでよいかもしれぬが、貴方はそうではない―。』

 

この場面で、この様に、桓騎の事を再定義してくれた李牧でした。

個人的には…、

李牧がこうして、“思想家”と口にしてくれたことで、僕は、先週から悩み続けていた、キングダム上の桓騎と云う存在についての考察に、非常に明解な納得がいってしまいました。

桓騎は、確かに将軍としての成長…、

キングダムがテーマとしている、“天下の大将軍”と云う存在としては、完成しなかったが…。

実質的には、既存の儒教思想国家の李牧VS法家思想国家の嬴政に続く…、

さらに別の、第三軸の立場においての“社会主義…的な、あるいはアナーキズム的な思想家”(あくまでも“的な”と云う意味で、現実政治とは区別して。)として、神(作者)様が遺したかった存在なのではないかと、着地点を見出した思いがします。

主義は違えど、国家という存在に於いては共通である、秦の嬴政と趙の李牧の双方を嘲笑う存在として…。

強いて例えるとしたら何でしょう??

政治家でキューバ革命を成し遂げたフィデル・カストロがキングダムでは嬴政や李信のサイドと例えるとして…、

カリスマ性がありラテンアメリカの解放を目指したチェ・ゲバラが桓騎という感じでしょうか??

どうした李牧?

先週に引き続き、今回もやけに冴えたこといってくれんじゃないか!?

しかし―、

神(作者)様が桓騎をどう描こうが、あくまでもキングダムの時代背景は、古代戦国時代。

桓騎のような、キャラクターは、余りに時代に対しての存在が先進的過ぎる。

リン玉さんがそうであるように、桓騎軍、マジでパンク(ロックミュージックにおける脱構築運動)過ぎるだろうッ!!

こう考えると、桓騎は敗れるのではない。

嬴政も李牧も置き去りにして、お先に、キングダム時代に、オサラバするだけなのかも…、という考えを抱いていまう、自分がいる。

なかなか、読み応えがあり、短いセリフながらに、何度も、脳内でその意味するところを、咀嚼し直すことになった場面です。

 

しかし―、

流石に李牧とて、桓騎を仮に思想家と言いながらも、この場を見逃してやるワケには当然行きません。

桓騎に向けた言葉を訂正して、あくまでも敬意に価する部分は敬意を表明する事で、威儀を正し、その上で、驚異的暴力として断じ、『最悪の悪党』と通告するに至ります。

 

李牧『さあ桓騎、これが最後の勧告です。武器を捨てて投稿しなさいッ!!』

 

両軍、緊張が最大限に高まる中、このまま最後の激突が始まると思いきや…、

ここで意外にも、李桓騎が口を開きました。

 

『…李牧。』

桓騎兵・李牧兵の一同 ビクッ!?

 

桓騎『…お前は最強のクセに、人としての器は“凡人”っつーしょうもねー奴だ。』

 

李牧『…!?』

言われてなにも理解できない李牧。

まぁ、本人ですら理解できていないので、バフージ等の側近はおろか、その場の誰も桓騎の意図を理解できていません。

しかもー、

趙軍的には、桓騎の言う事など無視すればいいのに、下手に李牧さんが桓騎に絡みだしたものだから、すっかり、その場の空気を支配さてしまっています。

そして―、

堪らず、桓騎の応酬に言葉を返してしまう李牧。

李牧『どういう意味ですか?』

桓騎『今まで全部勝ってきた、この俺を負かす程の男のくせに、中身は普通の男って言ってんだよ。』

李牧『中身が怪物じみた者が力を持つより何倍もいいと思いますが。』

李牧的には、スルーすればいいのですが…、

これでもう、完全に桓騎のペースです。

李牧…、そんなんじゃ、絶対にマルチの勧誘とか断れないぞ。

ただ、その反面で、李牧も李牧で、ホントに桓騎言葉に真理と図星を感じているからこそ、耳を傾けられずにはいられないもの真実なのだと思います。

でー、

ここからの桓騎のたたみ掛け。

これが今回、李牧以上に超秀逸です。

 

桓騎『てめェは何も変えられねェよ。』

 

はいw

これはホントに李牧的には図星図星図星!!

廉頗先生と違って、王を諫めるには完全に力不足の李牧。

遼陽城も治外法権だからとロゾ一家の好き放題を承認しまくる李牧。

嘉太子の人徳だけに甘えて現実的な政治指針を何も持たない李牧。

うんうんうん。

桓騎も確かに大概ですが、李牧だって云うほど現実的に社会を変える力なんて、何処にも持ち合わせていないだろう??

そう考えてしまう読者も多いのではないでしょうか?

そう考えると、桓騎の言っている事は、もの凄く的を得ている様に思えてきます。

 

しかし―、

 

桓騎がさらに秀逸なのは、別に李牧だけが、オカシイと言っている訳ではありません。

桓騎『かといって秦の王様もぶっ飛んでるけどなー。』

 

李牧の様な奴がいるから、秦王のような存在が出てくる。

逆に、秦王のような存在に対して、李牧の様な抵抗勢力が出てくる。

 

それぞれが理想と願いを求めて戦い、互いに剣を手にしている限り、下の立場の人間の血を流し続けるだけ。

 

桓騎『お前らは絶対に何処にもたどり着かねェ。永久にやってろザコ共が。』

 

桓騎に圧倒されて、沈黙に包まれる両軍。

 

李牧『秦王が始めなければこうはなっていない。』

堪らずにガキの喧嘩の理由みたいな事を口走る李牧ですが…、(笑)

 

桓騎『その秦王を生んだのがお前らって言ってんだよ。』

『外に目を向けすぎなんだよ、お前らは。』

 

李牧『………………!?』

言葉を失う李牧。

 

そう。

嬴政は中身を吟味することもないまま、なんとなく法治国家制度だの六大将軍制度だのと制度という“外殻”ばっかり語るだけで、目的と効果をなにも検証しない、痛い王様ですし…。

李牧は李牧で、人徳とか権威の表層的な物事は重んじるけど、それらの本来的な意味や問題、その先の事については、何も考えているようには見えません。

問題提起としては、桓騎mもの凄く冴えた事を言って来ています。

そして、六大将軍の羽を返した事も含め、別に桓騎は将軍としての自分になにも拘りを持っていない事は明白です。

そして、なんとなく、今回の桓騎が明らかにした、世の中に対する姿勢を見て…、

何故、多くの人が桓騎を好きになるのかが、言語化できた思いがします。

今の日本もそうですが…、

企業や国家の力が、個人の“幸福”を守る上で、あまりアテにならないことが、段々と分かってきた時代において、“現在の国や制度に囲まれた自分たちの生き方について立ち止まって考えてみる”的な態度を、桓騎から感じるからではないかと、考察することが出来ました。

そして―、

こうした、李牧の投降の呼びかけから…、

思わぬ桓騎の深堀に繋がった、前半部分…。

李牧が時間をかけてくれたおかげで、なかなかの名場面が仕上がった思いがします。

キングダムネタバレーいよいよ最後の突撃

桓騎によって絶句させられた李牧。

その最中…、

桓騎『…(ピクッ)』

何かに反応して素振りを見せた桓騎。

その桓騎の様子を、趙軍側で、ただ一人感じ取った男がいます。

バフージです。

バフージ『ん? (桓騎は何かを待っている??)』

(※いや?ホントに何なのこの子? もう、この子は一気に副将ポジションまで獲得してませんか? これ、李牧や先輩のフテイが一番最初に気づかないといけないことですよね? 李牧が論破されて反応出来なくなっている最中とは言え、洞察力も凄すぎます。)

バフージ『李牧様!!もう十分かと!!』

李牧『!?』

バフージの進言で、ようやく我に返る李牧。

そして、桓騎もまた、機の熟した瞬間を仲間に伝えようとします。

 

そして―、この時です。

 

黒桜『お頭?』

桓騎『…!』

黒桜『…こんな時ですけど、最後に…、いつものアレ、、私たちに言ってくれませんか?  お頭。。』

 

桓騎『フッ…。心配すんなお前達、全部上手く行く。』

 

桓騎のこのセリフは…、

決して、大きな声で仲間を鼓舞するようなものではなく、落ち着いて“語りかける”だけなのですが…、

この一瞬、この一言だけで、全てが漲るのが桓騎一家です。

同時に―、

本来、機先して、一気に攻めるハズだった趙軍に対して、一気に士気を反転させた桓騎一家。

間髪入れず、この瞬間に桓騎は、仲間に覚悟を促します。

桓騎『だから、最後までしっかり着いて来いよ。』

リン玉さん他、桓騎一家『!?、??』

 

バフージが警戒を深める中、機先する心算で李牧が最後の突撃命令を下します。

 

桓騎『ゼノウ!!』

ゼノウ『ヴオオオオオオオオ!!』

この瞬間、既に事切れたかと思われたゼノウさんが、復活!!

上和龍、いきなり頭蓋を掴まれます。

全員驚愕の趙軍。

ゼノウ『ガンギ、お前とであえてがら、ずっと、、楽しがった、、ぞ。』

上和龍『バカな…ッ!!』

 バキュッ!!

ゼノウの握撃で潰される上和龍さんの頭部。

飛び出す目玉ッと、はじける血しぶき。

ゴメンやけど、上和龍…。

『魚オオオオオオオオッ!! ゼノウさん、ヤッタ――――――――ッ!!!』と歓喜した読者も多いハズッ

アンタらどちらも最後にいい仕事したよ!!

そして―、

しかもッ!!

ここで、那貴が来ましたッ!!

たたみかけるようにです。

桓騎と李牧の会話で、スッカリ那貴の接近を忘れさせられた私ですが…、それだけ今回は神(作者)様に話運びにしてやられた思いが致します。(笑)

ただし、那貴の突撃地点…、

どうやら、李牧に対して右方…。

桓騎から見て、李牧を挟むまでの優位展開は、流石に難しいことが分かります。

ロビンさんを始め、とにかく那貴一人を桓騎の傍に行かせることに徹する那貴一家たち。

那貴『スマン!!』

一方、桓騎もまた那貴の到着を察知します。

リン玉『那貴??那貴が来てるんスカ!?』

桓騎『多分な、イヤ間違いねえ。』

リン玉『那貴、お前…。』

桓騎『…リン玉、一秒で先に死んだら、ソイツの負けだよな?』

リン玉『へ??』

桓騎『李牧を先にブッ殺して、俺達が勝つぞ。…行くぞ!!』

桓騎兵『っはは。』

桓騎兵『お頭…。』

桓騎兵一同『オオオオオオッ 勝つッ、俺達が勝つぞッ!!!』

 

黒桜『(ああ、お頭。やっぱりかっこいいなぁ。   …お頭、、ありがとう…。)』

 

桓騎に続いて、駆け出したリン玉。

『黒桜ッ、お前は付いてくるだけでいい! お頭の後ろに…。』

 

振り返っ先に、既に事切れた黒桜が…。

 

リン玉『黒桜!!』

桓騎兵『姉さんッ!!』(泣)

 

桓騎『(ちょっとだけ先に行ってろ黒桜。李牧の首を持ってスグに行くからな。)』

右方に那貴とその小隊。

正面に桓騎一家を見据える李牧。

退避の進言をする部下の言葉を耳に、今しばらく桓騎を見据える李牧。

 

う…、うん。

ごめんね、李牧。

今回、神回だったので、あまりフザケタ事は言いずらいんだけど…。

桓騎に論破されたショックと…、出血多量が相まって…、

そのまま気絶してるって事にしてくんないかな??

 

あ!!そうだ分かった…、バフージがめちゃクチャ優秀なの、何でか分かった!!

李牧とバフージ髪型似てんじゃん??

多分、このまま桓騎と李牧が相打ちになって、桓騎はカッコいいまま死ぬんだよ。(泣)

そんで、バフージが二代目李牧を襲名して、真の歴史上の優秀な李牧として活躍するって話しだよね??

え?

絶対に違う??

― キングダムネタバレそれ最新751話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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