( 李牧:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第749話)
李牧は桓騎とお話したい。
相手である桓騎は、ここまで敵に完全包囲されていても、微動だにしていないのが印象的です。
李牧的には、桓騎を討ったことを最大限活かしたいのは分かります。
まァ、ただ…、
恐らく、二人の話が全く嚙み合わないことは、予想できるものの、一体、李牧は何を話すつもりなのか??
これまで李牧が戦ってきた相手は、王騎将軍やヒョウ公将軍と…、
その相手の実力の高さを畏れ、作戦を構築して相対するなかで、自然と相手へのリスペクトが生まれ、敵ながらも、自然と敬意を抱くに事もあったでしょう。
李牧も趙軍側としては一廉の人物としての位置づけなので、桓騎に対しても、武将としての実力の高さへ、敬意を残した故なのかと期待する所です。
しかし―、
いや、ちょっと待てよ?
実際に、王騎将軍やヒョウ公将軍を倒したのはホーケンだし、もしかしたら、敵将にたいする敬意とかは、あんまり李牧的にはカンケ―がないのかもしれない。
結局は、単に、桓騎個人への悪人としての側面を詰り倒すだけなら、流石に興ざめも甚だしいような気がします…。
とは言え、李牧が桓騎に語りかけるなら、側近の趙兵たちが言っているように、桓騎の仲間は殺されるけど、李牧の手に掛けるまで殺すなと言明されているのだから、完全の勝負がついてからでも、良さそうなものです。
でなんで、何で?今のタイミングで“話がしたい”のかも少し気になります。
寧ろ、李牧さん?
後の方が落ち着いて、ゆっくりと桓騎さんと正確にお話ができるんじゃないでしょうかね??
下手に桓騎に話しかけた事で、これで李牧が逆に諭されて…。(洗脳)
李牧『うん!そ―だね! 国も民も全員クソだよッ!アハッ♪』(ミッ○ーマ○スの言い方で。)
とか言い出してくれたら、全員平和に収まるのにな。。。
いや、流石にそれは無いのは分かっている。。
ではでは、次回のキングダム予想を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ-李牧の話の目的と、那貴の合流までの時間。
冒頭で書いた通り、別に、趙兵全員が、『桓騎だけは李牧の手にかかるまでは殺さない』ってなっているんだから、李牧が桓騎に話があるにしても、それからでも良いんじゃないのか?
何で、桓騎の仲間が生きている、今のタイミングなんだろう??
李牧も、あれだけ桓騎とその仲間たちに痛い目に遭わされたのだから、今現在、彼の仲間たちが結集しているとは言え、安易に近づかない方がいいのではないか??
などと、余計なお世話ながらも、李牧の側に立ってみると、若干、心配な考えが頭をもたげて参ります…。
うーん?
寧ろ、もう桓騎軍は完全に詰んでいるのと、前期の通り、李牧は後で桓騎と好きなだけ、お話する時間があるのですから、今は、桓騎を中心とした状態の、黒桜さんやリン玉さんとの最後の時間に、水を差さないでやって欲しいのですが…、
一応は、勝者の立場である李牧。
彼なりに、今のタイミングでこそ、桓騎と話すべき事があると思っての行動なのかもしれません。
例えば…、
李牧『一方的に皆殺しにしたら、私たちも桓騎軍と一緒です。どうです桓騎?あなたが降伏を宣言すれば、部下の命は保証します。』
こんなことくらいなら、李牧さん、普通に言いそうじゃないですか?
平陽戦での桓騎軍の脱走劇については、李牧も聞き及んでいるようなので、ある種、“桓騎兵などそんなもん”と評価している可能性は無きにしも非ず。
ここまで付いてきた、桓騎の仲間なら、こんな“お情け”みたいな事を言われたら、本気で激怒もんでしょうが、李牧的にはホントに、これが親切だと考えて、言ってきそうな気がするんですよ。。(泣)
まあでも、最悪、それでもいいとは言いませんが…、
李牧さんが、理由はともかくとして、桓騎の最後まで、こうして時間をかけてくれるなら、那貴が少しでも桓騎の居場所まで、近づくための、多少の時間稼ぎにはなると思います。
でなんで、ここで再び、桓騎と李牧が多少でも、一分でも二分でも、時間が掛かることで、那貴が少しでも近くに来れたら良いです。
もちろん…、今更、那貴一家の十騎が到着したところで、どうにかなるかなど、期待できるような状況ではありません。
また、李牧と桓騎が、多少程度喋っている間に、那貴たちが到着できる程度の距離なんだったら、飛信隊、もっと早く桓騎のトコロに行けただろう(泣)…と、
それはそれで、飛信隊の極めて悲しい反省要素まで、生まれてしまいます。
うーん?
しかし、それでもやっぱり、那貴がこの土壇場で行動を起こした以上、彼の動きがタダの空振りに終わるよりは、マシだと願いたい…。
キングダムネタバレ-那貴さんとリン玉さんで、桓騎を脱出させる??
まあ、ホント…、
これは、一瞬の思い付き程度の予想なのですが…。
桓騎の傍に集まった側近連中で、今現在、リン玉さんはなんとか健在です。。
で、李牧軍とて、今現在、相当数が李牧の下に結集しているのは、場面場面の描写でよく分るのですが…、
正直、正確な兵力や兵数として、実際はどの程度の規模の部隊が結集しているかどうかなどは、不明の状態です。
また…、
キングダム本編に於いての、桓騎軍と飛信隊の戦地の時系列をよくよく読み込んでみると…。
完全に同一時間として、同期しつつ展開しているとも言い切れないです。
なので…、
神(作者)様の中での、正確な時間軸としては、前回、那貴が飛信隊の離脱と桓騎の下に駆け出したタイミングと、今現在、桓騎が李牧に話しかけられようとしているタイミングとは、若干の時間差があると脳内で状況補完することも可能ではないでしょうか?
なんやかんやで桓騎兵が全員始末される直前に、那貴が、桓騎包囲網の外に到着する…、という状況になれば。。
那貴の登場を察知したリン玉さんが、寡兵ながらも、局所的に、包囲の内外から、強行突破を仕掛けて…、
桓騎の身柄を那貴さんに託すッ!!という…、
最後の足搔きに繋がりはしませんかね??
ただし―、
ここで桓騎が死ななかったら、死ななかったで…、
かなり、今後、彼の扱いが非常に難しいものになってしまいそうです。
桓騎自身が死に場所を定められず生き延びたとしても、結局、桓騎が何を残せるのかという疑問が残ります。
戦国策の方じゃなくて、史記の記述ベースを、神(作者)様が採用して、生き残って燕に逃げた方向性で話を作るなら…、
それこそ、キングダムの連載ペースでいくと、桓騎は何年先まで生き続けなきゃいけないのだろう??
史記では、そのまま逃亡したというだけで、単に桓騎が出てこなくなって終わりになるので、カナリ意味の分からない、終わり方になってしまいます。
もしかしたら、脱出を掛けた激しい戦闘で、那貴と共に重症を負い…。
呂不韋方式で、明確に死んだのか生きているのか分からずに、現世か夢想の狭間で、仲間と共に何処か遠くへ歩いていく…。
そんな顛末も、キングダム的ではないかと予想できます。
ただ、こうなると、李牧さんとしては非常に残念ですが…、信長公の亡骸を確保できなかった明智光秀みたいな風に、“桓騎の首は無いけど、勝ちは勝ち”と宣言することしかできなくなりますが…、
桓騎の死を明確に描かないのなら、それも仕方がないでしょう。
当然…、
こうなると、李牧さんは李牧さんで、桓騎の首を獲れなかったら、そもそも宜安戦の全てが失敗じゃないのか?
神(作者)様としても、史実上最大の李牧の見せ場であったバトルを、空振りで終わらせてやってもいいの??
という、あまりにも大きな不可解な顛末を、趙軍側として迎えてしまうのですが…、
(※ここまで来たら、趙軍も李牧も、もう“油断”とかそんなレベルの話じゃないでしょう。これはチョットさすがに李牧も可哀そうな気が…、『先生?実は李牧の事、嫌いなんですか??』と聞きたくなってしまいます。)
それもやっぱり、那貴が飛信隊を抜けて、桓騎の居場所に向かったという部分が、桓騎の最後の予想を一気に難しくしてくれた思いがします。
繰り返し、李牧には可哀そうですが…、
“仲間によって、桓騎は生かされた。”
で、何処かに消えていった。という、そんな顛末もあるのではないかと、咄嗟の那貴の行動のお陰で予想させていただきました。
桓騎が包囲されて、李信に伝言とオギコ達を託して、飛信隊と蒙恬軍が離脱するだけだったら、もう、本気で桓騎の終わりを覚悟するしかなったんですけどね。
いくら何でも、那貴が、ただ飛信隊を離脱しただけで、移動の途中で死ぬとか…、
現実問題を考えたら、そーかもしれませんが、流石に、神(作者)様としても、そこまで有力キャラの無駄使いするなどは、あり得ない無いんじゃないでしょうか?
― キングダムネタバレそれ最新750話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。