(桓騎:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第747話)
史実でもフテイは将軍です。
でも、どの程度の将軍であったのかどうかまでは詳しく残ってないので、キングダム的には、まぁ、歴史の余白を生かして、李信みたく、ものすごいやつとして描くことも可能だとは思います。
しかし―、
フテイに関しては初登場時から今までが悪すぎました。
それも、途中の軌道修正が効かないレベルです。
別段、何も実績残したわけでもなく、かといって李信と切磋琢磨することも経ずに、武将として成長が描かれることもありませんでした。
項翼はまだわかるんですわ。
大口を叩くのはフテイと同じに見えますが、騰に斬り負けしないでいたり、汁粉編でも実際に一軍を単独で指揮するだの、やる事はやっているので。
フテイも確かに、朱海平原戦で、王翦に特攻かけた時もありましたけれど、アレも別段、李牧の指示の下で駒として頑張っただけの話なので、別にリーダー全責任をとる体験得たわけでも何でもありません。
なので、正直、なんぼ贔屓目にフテイのことを評価しようにも、剣術がある程度に強いユニットという以上は評価を下しようがないんですわ。
そもそも本当に三大天になるんだったら、李牧をライバル視するぐらいじゃないと無理です。
今の、腰巾着態度を見る限り、彼が本気で三大天を目指しているなどとは、読者の多くも、思っていないでしょう。
そして…、
そんなフテイが、ここまで来た桓騎VS李牧の佳境で、桓騎相手に勝負を仕掛ける…。
言うまでもなく、最悪の絶望展開は、こんなフテイ如きに、お頭が討たれてしまうことです。
間違ってもそんな事態が起きてしまい、フテイが最後の三大天に就任することが在って良いものか…?
事実、キングダムでは、ホーケンが死んでしまって、三大天が同時代に揃う機会が無くなってしまい、なんか人材面で厚みが無くなってしまっています。
なので、この点等から、神(作者)様に魔が差してしまう、なんて心配を、ついしてしまいます。
否、神(作者)様がそんな顛末を選んでしまうなんて、考えられないが、もし起こってしまったら、どうかしているとしか思えない。
結成!
李牧、司馬尚、フテイ就任による、急造三大天!!
神(作者)様にしたって、流石にそんなの絶対に認めたくないでしょう。
何より、廉頗と藺相如が、そんなんモン見たら泣くよ。
今回のキングダムネタバレ予想は、そんな最悪の展開を想定しつつ、その回避可能性も交えながら論究を進めていきたいと思います。
ではでは、皆様、今週もよろしくお願いいたします。
キングダムネタバレ-フテイの相手はオギコで十分
フテイが桓騎を討てる可能性…。
ゼロでは無いけど、普通に考えてあり得ないとは思います。
しかし、人間としての器はスッカスカでも、一応、モブキャラ相手なら、それなりに無双はできる強キャラ設定のフテイなだけに、武力の勝負だけなら、何が起こってもおかしくありません。
何より、今、桓騎たちがやっているのは戦争なのですから。
要は、桓騎としても、相手がフテイだからと言って、油断をするのは非常にまずいワケです。
しかし、そんなもモブを相手に、強キャラ設定を張れるフテイでも、流石に桓騎を自身の剣で討ち果たすなんてことはないでしょう。
既に、当ブログのコメントにもいただいていますが、そんな事になれば、お頭が浮かばれません。
桓騎推しにとっても、悪夢以外の何物でもないでしょう。
というか…、
もう、読者的には、最大級の敵である李牧と打ち合いが済んだのだから、それ以外の相手は、マジで余計な演出にしか見えないでしょう。
何も人物の中身が掘り下げられてもいないフテイ如きが、今更、桓騎と剣を打ち合うこと自体が何か烏滸がましいものを感じるのは私だけではないと思います。
とは言え…、
李牧がフテイを使って、姿を見せた桓騎に狙いを定めたワケですから、ここからは、桓騎軍も防御を考えないといけなくなったのは事実なんですよね。
そうです。
前回の考察変でも書いたことなのですが…、
李牧のこの指示の本質的に重要な部分は、今ままで攻撃集中することが出来ていた、桓騎軍が、今度は守りも考えなくてはならなくなった点にあるのです。
端的に言うと、少しでも守りに入れば桓騎軍は負けます。
ただでさえ、最大戦力の飛信隊と楽華軍が守りに入っているので、この時点で、既に半分以上が終わっています。
でなんで、恐らく神(作者)様が、この観点から今のキングダムを描いていると仮説を立てると…、
別に、神(作者)様にとってみても、前回で既に一騎討の山場を越えたような戦いに、今更、フテイにどのように華を持たすかなんて、糞どーでもイイ部分になるのではないかと、私などは、考えてしまうわけなのです。
とは言え、動き出しがフテイをどう止めるかなども、現実的には、重要であるのは確かなのですがね…。
まだ、桓騎を狙ったフテイがオギコに返り討ちに遭うくらいなら分かるんですよ…。
あ、そうか!?
そういえば何気に、この局面において、オギコが乱戦に登場していないのは、まだ救いかもしれません。
フテイ『死ね!桓騎ィ!!』
バキッ!!(弾き返されるフテイの剣)
オギコ『お頭ー、随分と軽い剣だよ?』
桓騎『フッ、オギコ、殺っちまえ。』
フテイ『クッソ!何だコイツは!!』
この点、別にオギコは、今まで白兵戦には強い実績を重ねているのは事実なので、正直、フテイを相手に、凌ぎきるくらいのことは、平然とやってのけそうに思えます。
フテイの相手は、オギコで十分。
否、十分どころか、読者の好感度から見れば、フテイのほうがオギコに胸を借りている状態と言っても良いでしょう。
この点、未だオギコ登場の可能性があるなら、逆にフテイがどのように行動を阻止されるかも気になります。
李牧軍にはバフージという新しい若手も出てきており、さらにフーオンという、冗談抜きのシリアス路線で強さを見せるキャラも出て来たことですから…、
寧ろ、神(作者)様の中では、フテイの方が用済みなっていると考えることも可能です。
ただし…、
勿論、逆に、オギコ登場の路線を深読みしたら、お頭を守ろうとしたオギコが、身を挺してフテイに斬られるという未来も予想できます。
しかし、そんな予想も出来るは出来ますが、もしそうなったら、今でこそ、フテイの事を弄るぐらいで済んでいるこのブログも、マジで、フテイに嫌悪を抱いて書き続けることになるかもしれません。
流石に今後、そんな重い雰囲気でこのブログを書くのはツライ。
なので頼むぜ、オギコ。
今こそ、本領を発揮して、フテイを泣かすなりして、ほどほどに撃退してやってくれたらうれしい。
フテイにしたって、別に、誰も彼が三大天になることなんか、望んでいないんだ。
逆を言うと、今のその小物感があってこそ、読者みんなに弄ってもらえるポジションを獲得しているという事実に感謝したほうがいい。
寧ろ、今の彼には、李牧指示で、桓騎を狙い、守りに入った桓騎軍が撤退の流れになる切っ掛けを作り、結果的に李牧を救う事になったというだけで、十分な手柄になると思う。
いや、マジでこれはフテイに対する茶化しなどではなくて、ホントに活かしてもらいたいアドバイスであります。
キングダムネタバレ-桓騎軍を押しかえす李牧
さて、フテイによる桓騎個人の危機については、前項で書いた程度の範囲でいいでしょう。
むしろ、重要なのはここから李牧がどのように桓騎軍を退けていくかだと思います。
李牧が自分の危険を顧みず、フテイに桓騎を狙えと命じた理由は、反転攻勢に出て、桓騎軍に守りを意識させる事にあるという趣旨の話について、上記でも書きましたが…。
これは事実、前回の第745話のラストで、スグに黒桜さんやリン玉さんが、軽く引きつった表情を浮かべていることからも、即効性を伴い、且つ、明白に効果が出てきている証拠と言えます。
何より、いままでの桓騎軍の状況と違うのは、李牧軍視点から見て、イマイチ何処にいるかよく分らんかった桓騎が明確に姿を現した事です。
当然、桓騎自身も攻撃に加わる以上、これは覚悟するべきリスクなのですが、必殺と思われた一撃で仕留めきれなかった現状を認識している桓騎もまた…、李牧の指示が、潮目を変えてしまう危険性を持ったものだと、判断せざるを得ない状況になっていくでしょう。
そして―、
これで、宜安戦が始まって以来、ようやく初めてマトモな指示を出す李牧の姿を見ることが出来ました。
皆様、これは非常に数少ない機会であります。
李牧が最小の現場単位とは言え、本当、キングダム連載の中でも、久しぶりに、まともな指示を部下に発することが出来た、貴重な場面です。
何と言いましょうか?
非常に貴重な動物を発見した時のような感動に近いものがあります。
例 )
某動物作家『いや~、これはホントに珍しい!』
アナウンサー『先生、これは??』
某動物作家『これはですね~、“マトモリボク”と言いましてですね~。普段はバカなんですが、攻撃すると“マトモな姿”に擬態して身を守るんですよね~。』
上記はあくまで僕個人の感動を例えただけですが…、
いずれにしても、桓騎の攻撃ショックのお陰で、ようやくマトモになった李牧が見れる、非常に数少ない機会だと思います。
なので是非とも、ここ直近のキングダムを楽しみましょう。(※超重要)
次にマトモな指示を出している李牧の姿を拝めるのは、いつになるか分かりません。
見たい人にとって見れば、『皆既日食を拝む程度の頻度しかない』ぐらいに覚悟しておく必要があると思います。
勿論、読者的には、首を取る確実性と重要性を誰よりも知る桓騎なのだから、下馬してでも、李牧にトドメを刺せただろうと考えると、惜しい限りです。
しかし、史実との兼ね合い上、キングダム的には、これ以上、桓騎にトドメを刺させる訳にはいかなかったのは理解できます。
ここからは、フテイが桓騎に執拗に迫っていく中で、否応なしに、リン玉兵と黒桜兵が守勢に回らざるを得ない状況になっていきます。
そして、当然、李牧個人に向けられる桓騎軍の圧力が減少し、同時に、次々と合流してくる李牧軍の増援によって、戦力差が逆転していく流れが決定的になるでしょう。
桓騎軍の取るべき態度は、桓騎自身を含めた全員攻撃しかないのですが、残念ながら、出来る状況であっても、これ以上は神(作者)様が、そうはさせないでしょう。
神(作者)ブロックです。
とは言えですよ??
ぶっちゃけ、こんなトコロでまだお頭は死にません。
何故なら、今現在の戦闘の枠外にいる摩論がまだ絡んでいないからです。
単純に、お頭を助けに現れるのか?
裏切って首を取って土産に李牧の前に進み出るのか?
それとも、一度助けに出て来て、生きたまま桓騎を李牧や接近してきた虎白公あたりに売るのか??
まだ、予想の流れが絞り切れては、いないのですが…、
正直、李牧軍側に、桓騎をトドメの刃を突き立てるに足るほどの、“格”のある人物がいない事を考えると…、
『倒せる奴がいないのだから、味方に裏切らせる。』
が、まだしっくり来るように、今でも思えてなりません。
まぁ、それまでゼノウさんが死んだりとか、別のショックは覚悟しないといけないしょうがね…。
― キングダムネタバレそれ最新746話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。