(李牧:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第745話)
り、李牧~!?
それッ、流石に滅茶苦茶痛いだろうッ!
漫画のキャラクターじゃなかったら、多分死んでるぞ。
今回の桓騎に受けた斬撃は、以降、李牧の額に一生傷で残りますね。
また、敢えてトドメに動かなかったお頭ですが、ここらが見せ場の落としどころでしょうか??
桓騎は、李牧が倒れかけたた後、問答無用に首を取りに行くも出来てかもしれない…。
しかし―、
それ以上は流石に修正歴史になっちゃうので、李牧追い込めるのはココらが限界かもしれません。
何より、桓騎と李牧という大物同士が打ち合っただけに、これ以上の打ち合い描くのは、相当難しいでしょう。
しかも―、
今更、桓騎の相手にフテイが踊り出るなんて、蛇足以外の何物モノでもありません。
正しく、こんなの、蛇甘平原戦での王騎将軍のお言葉の通りじゃないですか!?(参照:73話)
(王騎将軍:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第73話)
マジで、フテイに『帰れェ!』言いたくなったわ。
それに…、
頼んだ李牧さんにしても、フテイより有能なバフージの方がまだ期待できるんじゃないでしょうか?
今ならまだ、桓騎討ちをバフージに替えれますよ??
李牧『フテイ!桓騎を狙いなさい!』
フテイ『…了解!』
李牧『あッ、やっぱお前じゃない、バフージ行って。』
バフージ『はッ! 桓騎、俺が相手だ!!』
フテイ『りょ…う、かい…。』
ではでは、今週もキングダム本編を振り返って参りましょう。
キングダムネタバレ-桓騎の斬撃がヒット
桓騎と李牧、激突までの刹那。
馬上の桓騎に対して、その接近を察知していた李牧。
既に攻撃態勢に入っていた桓騎に遅れて、李牧もまた剣を振りかぶります。
桓騎、右薙ぎ一閃で李牧の剣を叩き折る剛撃を放ち駆け抜けます。
明らかに、後手の反応であった李牧。
生き延びる事だけを優先して、見っとも無くても、地べたに伏せて回避する等、他に対処の仕様があったハズなのですが…、
もしかしたら、李牧もまた千載一遇の機会と捉えて、消耗した身体で、敢えて“溜め”を作って待っていたのかもしれません。
しかし―、
騎馬した者からの剣撃の衝撃は凄まじいものがあります。
次の瞬間—、
割れた頭部から激しく鮮血を吹きだす李牧の姿が…。
辛うじて李牧の折れた剣が、桓騎の攻撃を逸らしていたのかもしれません。
ただ、それにしても…、桓騎の剣が何処まで李牧の頭部を抉ったのか??
李牧の側頭部の傷は何処まで深いのか??
同時に、意識を喪失した様子の李牧の横顔。
呆気にとられる一同の中、それを目にしたカイネが悲鳴を上げます。
カイネ『いやァァ!!』
いや…、
マジで見事です、神(作者)様。
今週のキングダム…、むしろ、ここまでの出だし7ページだけで大満足の気分になったくらいです。
桓騎軍が歴史敗北を迎える前に、李牧にも相応の痛い目に遭うこと間違いないと予想はしていましたが、コレはオフザケ無しに、李牧、マジで災難を迎えています。
当ブログも、ここは一切茶化し無しでしか書けません。
上述の通り、李牧的には生き延びるためなら、逃げるでも良かった訳です。
しかし、敢えて逃げず、大将同士の撃剣を選んでくれた李牧…、
貴方はエライ。
ここ一番の見せ場で、体を張った貴方は本当にエライよ。
俺は今まで、散々とキミの事を“油断芸人”とか“李牧師匠”とか揶揄して来たけれど…、今日だけは謝るわ。
今回のように、魅せるときは魅せるじゃないか李牧…。
今回ばかりは、本当に見直したよ李牧…。(泣)
しかし、そんな李牧だが、死なないことダケは分かっている。
しかし、頭部に重度の斬撃をくらった李牧が、戦線を張る当事者としてはこれでリタイア。
失神でもしてくれて、トドメまでは確認できずに桓騎軍が劣勢になり、撤退に繋がる展開になるのかな??とか思いましたよ、ここまでは…。
キングダムネタバレ-飛信隊と楽華軍の戦場は?
カイネが絶叫のあげるその頃。
楽華軍と舜水樹軍の戦地では、李牧救出に舜水樹が前攻します。
舜水樹『邪魔をするなっ!!』
いやいや?
そんなのジャマするに決まってるじゃないですか。
この期に及んで、止めろと言ったぐらいで、一体誰が止めるんですか、舜水樹?(笑)
こうして舜水樹がムキになるくらいに、楽華軍の遮断は効果を発揮し続けています。
どうやら舜水樹軍が予想するより、上手に楽華軍が立ち回っていることが分かります。
蒙恬『いいぞ、その調子で止め続けろ、李牧の下には行かせるな!』
蒙恬もまた必死です。
当然です、桓騎が李牧を討たなければ負けが確定するのですから…。
しかし―、
以前から何度も書いているとおり、蒙恬もまた必死というなら、この場で舜水樹だけの相手をしていれば良い訳では無いことくらい、もっと早く気が付くべきでした。
目の前の戦闘に気を取られている内に、接近する騎馬団の音が聞こえてきます。
ドドドドドド!!
蒙恬『ん?』
舜水樹『何だ!?』
虎白公軍が駆け付けて来た音です。
数は五百~一千程度でしょうか?
それでも蒙恬から見れば、新手の部隊であることには違いありません。
しかし―、
これは兵力で勝る李牧軍なのは最初から分かっていた事なのですから、本来、蒙恬も予想可能であった事態です。
蒙恬『愛閃隊を回らせろ!新手の足止めもココでする!!』
後手と分かっていても、対処に動かざるを得ない蒙恬ですが、これには舜水樹の判断の切り替えの早さが勝った形になります。
舜水樹『虎白隊を行かせる!我々で楽華を抑え込め!!虎白の邪魔をさせるな!!』
対処に動いた愛閃隊が即座にせき止められます。
う~ん…?
ここで途中から、別部隊として愛閃隊を動かせるぐらいの話だったら…、最初から愛閃隊は桓騎軍方面に吐き出しておくことも出来たでしょうに…。
しかし、いまさら虎白隊の動きを防ぐなどは、物理的に不可能。
舜水樹『李牧様を頼んだぞ、虎白公—!』
虎白公『任せておけ舜水樹。』
いまさら止められるハズも無く、虎白公隊が桓騎と李牧の所に向かうのを見る蒙恬は、桓騎が急ぎ李牧を打ち取るのを祈るしかありませんでした。
一方—。
飛信隊の持ち場はどうでしょう??
尾平『うわァ!ダメだ!!もうダメだァァ!!』
いつもピンチが似合う男、尾平。
なんだか、尾平と壁さんが、二人揃ってコンビでピンチに陥っている場面が見たくもなります。
そして―、
そんな尾平の背後から、突如、援護の攻撃に出る砂鬼一家!!
ドドドン!!
あ!
この砂鬼一家の、鎌なんだか槍なんだかよくわからない、湾曲武器…。
こうやって使うんですね…。
確かに、味方の背後等から、すこし敵から距離を置いたところから、引っ掛けるようにして戦うと威力を発揮しそうですね。
どうやら那貴が救出に向かった先の砂鬼一家が、飛信隊本体と合流を果たしたようです。
目の前の楽彰軍も気になるところですが…、
李信『おい!お前ら何であんな所にいた?桓騎軍の持ち場はこっちじゃなかっただろう??』
召『そ…それは…。』
答えようとした召を他の砂鬼一家が制止します。
前回から引き続き、依然、膠着状態が続く飛信隊と楽彰軍ですが、これは寧ろ楽彰の思い通りの展開です。
桓騎軍の方角から…、
『オオオオオオオオ!!!』
大きな歓声が聞こえてきます。
李信『あの声は?』
楽彰『李牧様の本陣か…、』
河了貂『決着が着こうとしてるんだ!』
いや??
決着って言われても…、
こんなに多くの伏線残したまんまで、桓騎に死なれたら、読者的には流石に意味不明なんですけど…。
生きのこった砂鬼一家が代わりに前日譚を語るとかは、いくら何でも、見え透いたのが過ぎるので、その手の展開は無しの方向でお願いします。
キングダムネタバレ-そのまま休んでてよ李牧!
カイネ『李牧様ァッ!!』
泣き叫ぶカイネ。
そこには倒れゆく李牧の姿が…、
駄菓、子菓子—、(だが、しかし―)!!
ダン!!
足を踏みしめて耐える李牧。
敵味方一同、息のを飲んで張り詰める空気で固まります。
そして―、
ゆっくりと上体を起こし、折れた剣を桓騎に向ける李牧。
痛ましく、多くの流血を見せながら、無言のまま桓騎を見据えます。
馬風慈『まだだ!!李牧様を救えェ!!』
最初に反応できたのは、馬風慈でした。
ぬゥゥ…、
ここでバフージの反応よりも、桓騎軍側の反応が遅かった、この瞬間こそが、潮目の変わった瞬間と云えるでしょう…。
やはり、前回から睨んでいたとおり、かなり馬風慈は有能です。
そして―、
李牧の頭部のダメージも相当ですが、これは、もしかしたら、原先生が、呪○廻戦に影響を受けまくってしまってて…。
リーボックの頭蓋骨が“パカッ”っと開き…、
出てきた脳みそが喋りだし、『もう、この肉体はダメですね…。』とか言って桓騎に乗り移るとか、そういう強制イベントが始まる流れでしょうか?
しかし―、
バフージが先に反応したとは言え、桓騎軍もリン玉さんが負けてはいません。
一呼吸、遅れたとは言え…、
リン玉『李牧のトドメを刺せェ!!』と、号令を発しています。
再び、乱戦となった戦場ですが、そのまま相対して微動だにしない、李牧と桓騎。
十分見応えある激突を果たした大将同士。
ココでも先に反応を見せたのは李牧でした。
李牧『フテイ!桓騎を狙いなさい!!』
守りを捨てた李牧に驚く敵味方一同。
趙軍よりも、むしろリン玉さんと黒桜さんの表情が、危機感を見せているのが印象敵です。
ぶっちゃけ…、
冒頭で書いた通り、桓騎と李牧という大モノ同士が打ち合った後のフテイの活躍など、別に糞どーでもイイ話です…。
しかし、コレ…、
もう一歩踏み込んで、考えてみると…、
李牧が『攻撃は最大の防御』として、完全に切り替えて、振り切った場面と見ることが出来ます。
コレは…、黒桜さんあたりが、桓騎を案じて守りに入ると、ますます李牧の思うつぼになるでしょう。
フテイが桓騎の返り討ちに遭って、一人で死亡する分には何も構いませんが、これで雰囲気に押し負けし出した桓騎軍の面々が、各々守りに入り始めるとマジでマズい…。
クッソ…、
どうしたんだ、李牧…?
今週は珍しく冴えているじゃないか??
これは、間違いなく…、
桓騎に頭をやられたショックで、珍しく頭がマトモになってしまったに相違ありません。
というか李牧…、
普段から、ロクに大軍への指示出しが出来ないクセに、軍師や総司令官になっている反面…、
こういった最小単位のバトルで実力を発揮し、一人の武将として存在している方が、圧倒的に秦軍の脅威になってるじゃねーか。
いや…、今回のキングダムは、いろんな意味で、考察しがいのある神回だったよ。
― キングダムネタバレそれ最新745話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。