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キングダムネタバレ第735話 中間の奴ら 考察 桓騎は他責思考でキャラ崩壊の危機。

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(桓騎:作画引用元 原泰久先生 作 キングダム第735話)



はい、期待したけどコレもヒョウ公様の『下らん負け犬の遠吠え、そんな辛酸など、乱世にそこら中に転がっている』第72話案件で片付く話でした。

桓騎の怒りの正体は…、

困っている底辺の者を助けずに、無関係を決め込んでいる中間層に対する怒り。

世の中の大多数を占める、中間層が何もしないから“世の中の構造が変わらない”。

だから—、

『そいつらこそ全身の生皮を剥いでも足りねえKUSOYAROU共だ!』

と宣言する桓騎。

言い換えれば、偲央さんが云うように、底辺以外の全ての人間を憎悪するということとも捉えられます。

なんでしょう?

桓騎って、こんなに他責思考の人間だったの?という、ガッカリ感が否めない感想が強く残ります…。

有り体に言えば、『俺たち困っているのに誰も助けてくれねーじゃねーか。』って言っているだけですよね??

まァ、パレートの法則(働きアリの法則)にも似てて、結果にコミットする人間は、上位の20%で、それに対する底辺層も20%、ただのぶら下がりが間の60%という話で分かるように…、

桓騎の云っている事は真実であるし、個人としてそう思うのは自由なんですが、これが、あの桓騎なの?という印象は拭えません。

そして、桓騎の動機が分かったところで、さらに謎が深まりました。

世の中に、ハイクラス、中間層、底辺が居るのは分かったけど、桓騎自身はその中で、どの属性の人間で何があったのか?

その上で、桓騎本人はどんな身分でどんな仕打ちを受けて、当時の動機に至ったのか??

余計に謎が深まります。

竹耳が暗に言っていたように、明らか底辺出身でもなさそうな桓騎が、コレを宣言しても、他人からしてみれば、『それ以前にお前自身は何者なのよ?』と疑問を持ってしまうのは、ごく自然な流れだとおもうんですよね。

動機は分かったけど、その動機に至るまでの原因は何なのですか??といった感じでしょうか。

そして、桓騎の言っていることは、確かに正論なのですが…、

コレは逆に言うと、桓騎自身が、大多数である中間層に、何か高尚で清い民度を期待しているから怒りを抱いているとの裏返しにも取れます。

君は天才アウトローなのに、一体、何をいまさら一般民衆に期待しているのだ桓騎?

寧ろ何か、極端な理想主義者や潔癖症の感性すら垣間に垣間見えるようで、彼の精神構造についてますます謎が深まってしまいました。

まー、とりあえず今回もキングダム本編振り返っていきましょ~。

キングダムネタバレ-桓騎の怒りとは?

かつて、自分の顔を焼いた領主への報復の際に、桓騎の真意を聞いた召くん。

その当時を振り返って語ります。

そこで知った桓騎の怒りを。

そして、その怒りは今なお、より激しく燃え盛っているであろうと。

 

当初、召くん始め、単に領主の貯め込んだ財宝の盗取が目的と思しかった侵入。

あっさりと財宝の在り処を見つけた、桓騎、召くん、偲央さんの一団でしたが…、

そこで桓騎は一人、窃盗だけでなく、使用人の一人を刺殺しつつ、領主の居場所を聞き出します。

竹耳『なッ、何をしている桓騎!?』

 

そこから、桓騎と行動を共にした、竹耳と召くんたちは、領主の寝所に侵入して、領主を寝たまま拘束します。

領主『ん? ふごーーー!?』

桓騎『騒ぐなよ、今からお前がやってきたことと同じ目に遭わせてやるからな。』

そのまま松明を領主の顔に押し付ける桓騎、悶える領主。

領主『んんんーーーー!!』

そこに偲央さんが駆け付けました。

偲央『何をやっている桓騎!私たちは財宝を奪いに来たんだ!』

桓騎『俺は違う、コイツをヤリに来たんだ。見てろよ召、この糞をお前以上に確り焼いてやる。』

 

偲央『止めろ桓騎、そんなことして何の意味がある?』

竹耳『殺るなら早く殺れ、早くしないと気づかれるぞ!!』

 

桓騎『意味?意味ってなんだ?無抵抗のガキだった召の顔を焼かれ、お前達姉妹は体中切られながら犯され続け、他も皮を剥がれ、腕を切断されて犬が喰うのを見せられたり…、そういう事をする連中に、意味なんて必要なのかよ!!』

『この前いっただろ?奪われる側はもう終わりで、これからはキッチリ取返しに行くと。』

『この世には、高いトコロに立って好き放題やる馬鹿どもと、そいつらの犠牲になる底辺者と、その中間の奴らがいる。』

『底辺のお前達の仇は高いトコロにいる糞野郎共と思っているだろうが、本当はそうじゃない。』

『もちろん、糞共にはキッチリやり返すが、そんな簡単なことじゃ終わらねえ。底辺が本当に怒りを向けるべき相手は、無関係を決め込んでいる“中間の奴ら”だ。』

 

召くん『普通の人たちってコト?その人たちは僕たちに何もしていないよ?』

 

桓騎『ああ、何もしていねえ。だが、数でいうとこの世は、その中間の奴らで占められている。そいつらが何もしねえから、世の中の構造が変わらねェんだよ。無関係じゃねえ、関係大ありだ。そいつらこそ全身の生皮を剥いでも足りねェ糞野郎共だ。』

 

って…、当時13歳桓騎…。

 

事実上でも中二で、精神的にも中二と言いますか、言いたいことは分かるんだけど…、

有り体に言えば、これって『俺たちが困っているのに誰も助けてくれねーじゃねーか。』って嘆いているだけの話ですよね??

まァ、これって…、クラスのイジメ問題くらいの程度を語るって事なら、足りる話だとは思うんですが、世の中の構造について語るなら、明らかに的外れといいますか…、

朱海平原戦で決着をつけた、求道者龐煖の言っている妄想と、ほぼ大差の無い、無い物強請りって話だと思います。

確かに、桓騎本人が13歳の若さで、世の中を俯瞰しているのは立派だと思いますよ。

しかし―、

その世の中の大多数の人間に対して、“高度な善性に基づく民意(倫理)”を求めるこの桓騎の姿勢には、何か強烈な違和感しか感じません。

ココに居るのは、いつもの徹底した戦の天才であり、リアリストな桓騎ではなく…、

いかにも書生的で、極端に青臭い理想主義を抱えた、頭でっかちな少年に見えてしまうのは私だけでしょうか??

しかも―、

自分個人の理想水準に足らない他者に、加虐的な罰を与えるという発想が、なんともロベスピエール的というか、スターリン的というか…、

ま、これも有り体に言えば、今から4~50年前に、ゲバ棒を持って通行人を襲い大暴れしていたインテリ学生や、全共闘学生運動による、丸の内爆破事件(三菱重工爆破事件)で、関係ないのに巻き込まれて死んだ一般人が居るの正当化しようとしている、赤軍の連中と、何も変わらないですよね。

別にこんな奴、ダークヒーロでもなんでもなくて、凡庸で且つ普通に存在しているキャラクターである上に、しかも、何一つとして創造性が無いだけに、笑えないんですよ。

明らかに他責思考の発想であって、個人的には一番嫌いな人間なのですが、桓騎って元々こういうキャラクターなんですかね??

否―。

元々はそうじゃなかったハズです。

寧ろ、振り返って登場した当時の桓騎から受ける印象は、『国なんて一部の権力者が好き放題やっているだけの糞袋。』と豪語するだけあって、権威や他人に期待せず、元盗賊でも、正規兵や貴族より強い結果を出して、俺達が秦の軍力を支えてやってんだ!っていう陽的な気迫に満ちていたのですが…、

なんか、急なこの陰キャな路線の発生で、このまま桓騎の最後で深堀して描いていくのが、なんかヤバい気がするのが擡げてきました。

ややもすれば、コレってキャラ崩壊の兆しかもしれません。

しかも、ですよ??

13歳当時の桓騎が、このような動機を抱いたのは仕方がないにしても、召くんが語るように、今現在になっても、13歳当時と同じ、世の中の見方しか出来ていないようなら、さらに問題は大きです。

桓騎は、大人になっても、人間的に何も成長していないままの少年だったという事になります。

少なくとも、白老の下で王翦と共に戦った経歴があり、合従軍編で『調子の狂うジジイだぜ。』と、張唐と共に戦い薫陶と指針も授かったのを目の当たりにした読者からしてみれば…、え?その経歴や経験の蓄積も全部無駄だったの??と、悪党ではあっても、今までの人間臭い魅力は一体なんだったんだ!?という喪失感が否めません。

桓騎が、本当に召くんが語るように、13歳当時の心象のまま、『世の中間層の奴ら…、底辺の俺たちがこんなに困っているのに誰も助けてくれねーじゃねーか。』などと思っているなら…、

そんな桓騎は、もう、戦争という最大のリアリズムの中で生きる者(将軍)という意味で、軍事の天才とは呼べない。

上述のように、折角、連載の中でも、白老や張唐、雷土達との関係を積み重ねてきた経緯があるのに、それをキャラクターとして深みとして活かすことなく…、

この方向で、桓騎の最後の戦をクローズしていくのは、個人的に、かーなーり勿体無いのではないかと危惧を抱く回になってしまいました。

キングダムネタバレ-桓騎の生存確認

とは言え…!?

一旦は、ここで衣央さんと召くんの昔話も中断を迎えます。

飛信隊の物見の報せで、桓騎の一団が生きて、この宜安城に向っていることが分かったからです。

あくまでも今回の話は、召くんの目線で語っただけの事なので、本当に桓騎が心中でいだいている目的と、彼を突き動かしている動機、そして彼自身が何処からやってきたのかは、結局分からなかった。

まり、まだ真の顛末としては、違う結果を垣間見ることになる希望は残っています。

なので、桓騎本人から、どんな真意が語られるかは、楽しみとして残っていて欲しいと願うばかりでもあります。

そして―、

桓騎兵『前方に宜安城あり!城壁の上にはお頭が云ったとおり、秦の旗が立っていると!』

摩論『マジか!?』

宜安城に迫る桓騎は、飛信隊と楽華軍が宜安城を占領することまでを読んでいた。

飛信隊と楽華軍が、途中で独断で戦線離脱する事まで読んでいたことを意味します。

桓騎本隊の合流に際して、李信や衣央たちも、話を中断することになります。

那貴『まて、最後に一つ教えろ?さっきから言っている偲央という女は今?』

召くん『死んだよ。その後、桓騎は砂鬼を出ていき、自分の一家を作った。そして、アイツは日陰者達の王に、闇の王になったんだ。』

衣央『いい加減その辺にしておけ、召もしゃべり過ぎだ。』

窮地なのは変わらないが、反転の兆しにはなるのか?

桓騎の入城でまた大きく、本戦の流れが変わる。

あの~? もひとつ気になるのですが、ゼノウさんは生きてらっしゃいますかね~??

しかも、、、!?

ま、また休載!?

最近の神(作者)様、2週間ごとに休むのめっちゃ多くない!?

年内、これあと10話進むかどうかも分からなくなってきたぞ…。

もう、絶対に読者共々、宜安城で足止めだよ。(;´Д`)

― キングダムネタバレそれ最新735話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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