( カン・サロ 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第710話)
すでに高確率死亡判定が出てしまったと言っても過言ではない曹波広さん。
とは言え、誰がこんな急造将軍の活躍など見たいのだ!?と、言ってしまうのは流石に言い過ぎか?(汗)
いや、でももう、カン・サロ? えーっとなんつったっけ?
パンシ〇ン??
なんか名前が有名な胃薬に似ているような…、
あ、そうだカンサロンか。
もうカンサロンでいいや、カン・サロとかってさぁ?
いちいち名前書くときに“・”を入力するのが面倒臭ェんだよ。
カンサロンたちが軍団合流前にインターセプトに動くことは、このブログで何度も書いてきたことだしな。
王翦も昌平君も、敵地での援軍が何の妨害もなく、無事に素通りで完結できるもとタカを括っていたのは、流石に油断も過ぎるでしょう。
なんか作中では、曹波広さん一人の失敗って話で終わってしまいそうなのが、モブ将軍の一人にすぎない彼にとって非常に酷な顛末です。
いや?マジで、撤退するのも勇気だよ??
史実と違ってキングダム作中の状況的には、北上軍なんか中止して、サッサと邯鄲攻めればいいのに。
北上率先する桓騎軍には結局援軍が届かず、カンサロンたち狼孟軍ご一行は、上手くいけば桓騎軍を背後から宜安と挟撃することも可能。
蒙恬&壁が迎撃に向かいます。
はいはい桓騎軍はますます先細り。
ではでは来週のキングダム予想を進めてまいります。
キングダムネタバレ-太原軍消滅の敗報は?
読者目線からみれば太原軍の全滅は必至でしょう。
まあ、一応、カンサロン曰く―、
引き連れている狼孟軍は数万程度なので、いくら何でも秦軍20万人全員が死亡するなんてことは物理的に無理そうなんですが、別に、全員ブッ殺さなくても、軍団として機能させなくすることは可能です。
710話の状況を見る限り、狙って兵糧部隊などを狩り込んでいるわけではなさそうですが…、
何故か、油断丸出しでの丸目立ちな部隊先頭を進んでいた、太原軍総大将の曹波広さん。
一瞬でカンサロンに捕捉されて、一手で総大将が狩り遭うという、見事なまでの平陽戦での意趣返しを食らっています。
いや?
それこそ今思えば、平陽戦などは扈輒VS曹波広でちょうどバランスのとれた戦になったんじゃないか??などと思えてくるようでなりません。
索敵も警戒もゼロで、やる気だけが先行してカンサロンに包囲される曹波広。
圧倒的兵力にモノを言わせたはいいが、誰が見ても本陣孤立の状況で拷問に夢中になってて死亡した扈輒。
扈輒さんのほう圧倒的に作品上の待遇はいいのですが、コト将軍の力量という意味では、本当にいい勝負じゃないですかね?
まぁ、そうならそうと、一体誰がそんな超低レベルのバトルを見たがるんだ?ってェ話になってしまいますがね。(苦笑)
話をもとに戻すと、カンサロン軍団的には、太原軍の諸将中枢を始末してしまえば、後は、指揮系統もテンデンバラバラになった烏合の衆を追撃追撃しまくって襲撃完了というところでしょう。
太原軍全員を殺害できなくても、進軍不可能に追い込むことはこれで十分可能でしょう。
さて、予想として重要なのはここからです。
太原軍をぶっ潰したカンサロン軍。
ここから彼ら目線で最も秦軍に効果的な打撃を与える方法は一体何でしょう?
ズバリ、後方からの秦軍援軍に見せかけて、桓騎軍の尻に齧りつく流れだと思います。(笑)
でなんで、ここからの李牧とカンサロンにとって重要な作戦は、李牧がかつて王騎を討ち果たした際の情報封鎖作戦。それこそ李牧風に言うと情報操作作戦の展開が最重要になってきますね。
ただし、まぁ…、
最近のキングダムでは、李牧もどうかしまくってて、生かせるチャンスを全然活かせていないケースも多々あるわけです。
でなんで、ここは逆に、趙国内で炸裂した太原軍撃破作戦であるにもかかわらず、何故かほとんど日も置かずに、秦軍本営に王翦と桓騎が、太原軍全滅の報告を得ていてビックリしとるとか…、
いかにも漫画らしいノンビリした展開になってしまう可能性が高いこと、どうしても否定できません。
無理筋抜きに予想しても、カンサロンは、撃破した曹波広一味から、太原軍援軍の合流地点を聞き出し、桓騎軍を追跡しつつ待ち構える宜安方面軍と挟撃できるルートを割り出すことも可能ではあります。
時間差で太原軍全滅の報告が桓騎軍に伝達されて、ジャストミートでの挟撃桓騎軍の不意打ちが出来なくても、桓騎軍が後戻りできなくなるぐらいまで退路遮断するなど、包囲網をカンサロンたち狼孟軍で形成することは可能です。
当然、閼与と太原の直線的な連絡線が遮断されたら、王翦軍の報告を受け取るのも後手になります。(※王翦たちが占領したばかりの閼与から、何故か帰巣本能訓練なしで、いきなり“鳥伝令”を使用してた…、となればもう苦笑しながら読み流すしかありません。)
でなんで、李牧軍の皆さん。
これぐらい緊張感のある誘導展開をお願いいたします。
まあ、カンサロン軍が桓騎軍を追撃したらしたで、めでたく壁軍・楽華軍の出番と相成りましょう。(笑)
純粋な作戦上の話として、桓騎軍が単軍で宜安攻略に向かうかどうか?もしくは友軍として、壁軍・楽華軍・飛信隊のいずれかを随伴させるかまでは確証を得ませんが…、
少なくとも彼らの最後を看取るメンバーとして適性があるのは、飛信隊、とりわけ信と桓騎個人の関係で、無理やりでも神(作者)様的に、絡ませざるを得ない状況でしょう。
また、飛信隊が、龍白公の急襲から桓騎を助けた708話で、桓騎が吐露した『やっぱあいつがいねーと…、盛り上がりに欠けるな。』というセリフも、当時、摩論が勝手に雷土の事を示すものかと解釈していましたが…、
神(作者)様の本意としては、雷土の事ではなく信を指すものと予想しています。
というか、桓騎も桓騎で、あまりに拙速なんですよ。
そも、敵地で友軍と合流するってだけで、相当の難事業のハズなので、この点で本来的に考えれば、いくら軍を急ぐと言っても、敵の周辺城郭を放置したまま宜安方面に向かう必要はありませんでした。
むしろ、早急に合流して、趙軍がどうにもできないくらいの規模の大軍団にするために、自ら太原を迎えにいって早期合流を果たしたほうが良かったです。
こうすれば、狼孟城やら番吾城やらを全軍で順次各個撃破してしまうことが可能で、趙軍側の方を戦力小出しにさせて摩耗させることが出来ます。
そうなれば、最終的に宜安で李牧が待ち構えていても、彼が“先細りした秦軍と予想した状態”とは真逆のベストコンディションで会戦に臨むことになるので、遥かに効率的かつ決定的な戦い方になったのではないでしょうか。
キングダムネタバレ-李牧本人はいつ動く??
ただし、上記までに書いたカンサロン軍が桓騎の追撃に動くとか、動かないとかは、本篇ストーリー上の立ち位置でいうと、実はどっちでもいい話であったりします。
なぜなら、これから桓騎がどのような負け方をするにしても、一番重要な相手になるのは李牧だからです。
今回の710話を見てみても、李牧は荘関という邯鄲と宜安の中間に位置する都市に滞在していて、しかも主要メンバーたる馬南慈や青歌軍の将校である楽彰さんたちも一緒です。
舜水樹あたりは、すでに宜安に先行しているかもしれませんが、連絡隊長(笑)であるフテイの姿すらまだココにあるということは、まだ宜安も臨戦態勢に入っているわけではない証拠です。
あ!こりゃ失敬!!
全世界の伝令将校の皆さんに大変失礼でした。
普通に考えて情報とは命そのもの!
もの凄く重要な仕事ですからね。(汗)
フテイ如きを連絡隊長などとは大変失礼いたしました。
またまた話が逸れましたが、話を戻しますとやはり重要なのは李牧指揮下の本軍クラスの軍隊がどのタイミングで動き出すのか??
やはり一番の焦点はここだと思います。
カンサロン軍の仕事はあくまでも太原撃破で終わらせといて、桓騎軍を後方襲撃しないのは勿体ないのですが…、別の見方をすれば、閼与で待機している王翦軍はそれなりに脅威ではあるので、カンサロン軍は王翦軍らの抑えに動く可能性も残っています。
そして、楽彰、上和龍らの青歌軍と李牧筆頭に馬南慈、舜水樹率いる李牧軍本体を飛信隊と桓騎軍だけで撃破するとなるとどうにも決定打が乏しい。
当然、ここで桓騎軍は雷土不在の影響が大きく出るのは必至でしょう。
となれば、桓騎軍としては、後方に突然カンサロン軍が出現したとしても、これに王翦軍が後方フォローしてくれるかが明確になるまで動きがとりにくくなります。
カンサロン軍による連携遮断で王翦軍の動きもよく分らんまま、とりあえず楽華軍や壁軍を後方防壁に回せば、ますます桓騎軍の先細りを狙っている李牧の思うつぼです。
また、今の時点で李牧が宜安にいないということは、実は宜安ですら李牧の囮で、彼が今現在駐屯している荘関など、宜安を囲む周辺都市から、宜安に到達した桓騎軍を包囲するなどといった広域包囲を狙っているなどと考えることも可能です。
しかし、逆に考えてみて、李牧軍の動きがどうであれ、最近の秦軍の傾向を見ると、平陽戦と同じく、ここでも間違いなく“動かない王翦”が描かれることは必至でしょう。
最強軍神である亜光が動けば、どうとでもなるようなカンサロン軍のけん制も何もせず終わる可能性は非常に高い…。
そしてやはり、このように考えると、止む無くカンサロン軍の対処に楽華軍と壁軍がその対応に回るというのは、やはりなかなかに確度が高いのではないかと考えてしまいます。
で、結局は信と羌瘣らが奮戦し、桓騎軍も黒桜、リン玉、摩論が奮戦するも雷土一家という中核的な打撃軍(朱摩一家とゼノウ一家は部隊であって軍規模ではない。)を欠く流れは上記の通りとなる可能性はやはり高くなってくるでしょう。
― キングダムネタバレ最新710話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。