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キングダムネタバレ最新710話予想 秦軍の合流作戦軽視で失敗

投稿日:2月 19, 2022 更新日:

(   カン・サロ 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第709話)



李牧はじめ趙軍に秦軍の宜安侵攻が悟られていようがいまいが、慎重に作戦を立案するのは当たり前の話であろう。

私がメタ目線で王翦を好き放題批判するのは卑怯に見えるかもしれないが、決してそんなことはない。

理由は、王翦らの現場目線からでも、閼与城での戦闘をしっかり吟味すると、明らかに閼与城攻略が王翦自身の予想と乖離するほどの結果が出た時点で、李牧の策戦意図が組み込まれていたことは明白であるためだ。

いつもの王翦であれば、この時点で容易に異変を察知したであろう。

異様に戦意の高い敵部隊が配置されていて捨て身で応戦して来る閼与兵。

守城戦であるにも関わらず、兵力を温存しない戦闘は明らかに不自然であり、それでいて周辺支城からの編軍が来る様子もない。

それも三倍の期間を経ているにも関わらずである。

この状況、誰が見ても閼与が秦軍の損耗目的の捨て石にされているのは明白である。

そして、王都である邯鄲はともかくとして、趙軍は、支城である北方の狼孟、番呉から閼与への援軍を出さなかったのは何故か?

これも北方で自領防衛のための温存、もしくは迎撃準備であると王翦は考えなかったのか?

いずれにせよ、太原からの援軍出動を要請した発した王翦だったが、先のことばかり考えて閼与城攻略の結果を検証していないのは明白である。

しかも、その先の事までほとんどノープランで北進再開。

神(作者)様は秦軍を負けさせるべく描いている。

その結果、王翦や桓騎がどれだけアホに見えても…。

ではでは、今回も来週からのキングダムを予想していきましょう。

キングダムネタバレ-情報軽視の自殺行軍

王翦『我らは趙北部の情報をあまり持っていない。』

桓騎『そんなもん行けばわかるだろ。』

なんで王翦と桓騎にこんなセリフを吐かせるんだよ…。

そう思った読者も多かったに違いありません。

王翦は李牧にマインドコントロールを受けているのか?

実は摩論の作った料理があまりにも不味過ぎて、桓騎は意識朦朧の状態で軍議をしているのか??

そのように脳内補完でも加えなければ、何故に秦軍が誇る頭脳派武将の筆頭たるこの二人が、ここまでバカな態度で軍議を展開しているのか説明がつきません。

閼与で待機する王翦はまだいいですが…、

桓騎は間違いなく行った先の行軍で、李牧にミスリードを引かされまくって自滅するでしょう。

まぁ、別に桓騎の退場そのものは歴史的事実なので、ネタバレもクソもないんですが問題はその引き際がカッコいいかどうかですよ。

こんな誰が見ても分かるような愚作の連発で、勝手に秦軍が自滅したってだけの話であれば、だれも桓騎に感情移入出来ない。

『そりゃそうなるだろうがよ、李牧に嵌められた?知らんがな(;'∀')…。』で、読者の感想が終わってしまいます。

しかし―、

とは言え、まだ秦軍は北上の途中経過であります。

私の予想を上回り実質的に桓騎が北上軍の総大将になった今の状態から、彼の判断で王翦が戦力を半減させただけの失策を、帳消しにしてしまうような戦果なり戦況なりを作出できたら、逆に私の見識の方こそが浅かったということになるでしょう。

寧ろ、そちらの結果の方を期待します。

私、“しんいち”こそが全然、桓騎の凄さを分かっていなかった。という衝撃を受けるくらいの趙軍打撃の結果を見てみたいものですが、果たしてどうなるか?

ココからは秦北上軍目線も交えて予想を進めて参りましょう。

キングダムネタバレ-北上道中で分散展開する桓騎

秦軍の最終目標は宜安ですが、その道中の敵拠点をスルーして秦軍するわけにはいかんでしょう。

敵の王族の退路を完全遮断したいのが、昌平君と王翦の目論見ですが…。

普通に考えたら、いくら何でも、そのために鄴攻めの時みたく、飛び地の宜安を一気に占領するべきとはならないでしょう。

この点、もの凄く心配なのは、このまま合流軍が狩られて合流できない点です。

戦争における戦力は、その重要目標に対して、最大効果が発揮できるタイミングで、一気に最適規模の戦力になるようにして誘導していくべきで、そのための合流軍なのですが…、

しかし、桓騎はこの点で、李牧が秦軍の北上に気が付いていない建前で動いているのが非常に危険です。

その結果、桓騎本軍の宜安到達を急ぐあまり、太原軍と合流できずに終わってしまう恐れが非常に高いからです。(というかほぼ確実。)

蒙恬が桓騎とどう絡むか??

桓騎軍本隊は宜安の決戦戦力として…、

桓騎『お前らザコ共が狼孟攻撃してこい。』

とか言い出しそうです。

もとより、他軍との連携行動のとり方が極めて一方的…、というよりか…、友軍にとっては絶望的な桓騎軍。

飛信隊、玉鳳軍はじめ桓騎軍の組下になることで酷い目にあわされてきた友軍は数知れずなので…、

壁なんかから見れば『了解です。有難く別行動とらせていただきヤス。』と、ホッっと安堵の気持ちを見せたい状況かもしれません。

そして、この点で、期待すべき点で初めて桓騎と絡むことになる蒙恬がどのような対処を見せるかが、物語としての焦点になるかと予想できます。

まず、桓騎が、先々宜安を確実に攻撃するうえで、先に友軍のいずれかが狼孟を抑える必要はあるかと思います。

ホントなら、もう李牧に秦軍の北進は悟られていることは明白なので、取るべき作戦は少しでも早い宜安攻撃などではありません。

李牧に邪魔される前に確実に太原軍と確実に先に合流してしまって、最大戦力化してしまい、圧倒的戦力をもって確実に狼孟城を撃破してしまうことです。

逆に見れば、李牧とて秦軍の先細りを狙い、最奥の宜安の決戦の地にしていることが明白なわけですから、それならば有難く秦軍は秦軍で、分散した兵力配置している狼孟領域を確実に削ぎ落してしまえばイイだけです。

そして、閼与城を抑えることで、王都邯鄲と宜安の連絡経路を遮断してしまえば、秦は宜安へも邯鄲へも、どちらにも攻撃を展開できる選択可能状況を作出することになります。

李牧に作戦がバレている以上、最終的には李牧を宜安から引きずりだして、大規模兵力をぶつけ合う会戦で決着をつける形になります。

しかし、そうのような会戦決着となっても、李牧はその時点で狼孟の戦力をアテにできないので、カナリ不利になります。

その結果、秦は太行山脈全域を含む趙西部を掌握したことになり、列尾経由でも太原経由でも兵力を無尽蔵に趙国に送り込めるようになります。

とは言え今は、桓騎も蒙恬も信も河了貂も、全員、閼与の有様を見てさえ、李牧が秦軍の北上意図に気が付いていない状態なので、決して上記のような手堅い路線の作戦にはなりません。

大まかな予想として桓騎軍は宜安戦の本命として温存。

壁軍、飛信隊、楽華も、先行する桓騎軍の背後を狼孟軍が攻撃しないように、後方警戒ぐらいはとるでしょうが、基本的には桓騎軍の取り巻きで動く役回りに徹することになるかと思われ。

恐らく李牧は李牧で、確実に桓騎軍を仕留められるよう、バナンジや楽彰さんをはじめとして、可能な限りベストな陣容で迎え撃つでしょうから…、

マッチアップ上の人員配置として、壁軍、飛信隊、楽華は宜安までの進軍を桓騎本軍と一緒に行動することになるでしょう。

キングダムネタバレ-合流作戦を軽視する桓騎

少しばかり李牧側の立場になって考えてみれば、地勢上からも、秦軍が太原軍から援軍を派遣するであろうことは、容易に想像することが出来ます。

昌平君サイドも、それを少しでも気づかれにくくするべく最新の注意をはらっていたことは確かでしょうが、李牧的には、王都南方に“李牧の長城”を築いたことで、“王翦は北上周りを決定する”進軍ルートの変更を余儀なくすることに成功した(と思っている)…。

状態なので、太原合流軍などいつでも出て来いや!で、心待ち状態でした。

狼孟へ、カン・サロとジ・アガを派遣したのもまさしく、太原軍のインターセプトを狙ってのものだと判明した前回の709話でしたが、この点で、秦軍は完全に後手にまってしまった形になります。

そもそも論が、今回何度も書いているとおり、王翦も桓騎も昌平君も、何故か、全員が李牧の気づかれていないどころか、本人たちは李牧の裏をかいているつもりでいられるのが不思議なのですが…、

それが如何せん、滑稽なほど悲しい敗北の原因になっているワケです。

王翦も桓騎も昌平君も、太原から北上軍合流にいたるまで、そもそも狼孟という城の位置そのものが、合流軍の侵攻について、非常に厄介な要撃場所に位置していることについて、何の配慮もしていません。

第709話のラストを見ている限り、太原から20万の動員を任された曹波広なる将軍からして、何の警戒も無く狼孟城の南をそのまま無警戒に通過するルートをたどっています。

桓騎も北上するならするで、無理に急がないで、合流完了するまで、最低限、飛信隊や楽華軍を狼孟から派遣されるであろう軍の抑えの行動を取らせるべきでした。

いっそのこと桓騎がこの太原軍を受け入れるまで、陽動で狼孟城を攻撃させるくらいでもよかったと思います。

とは言え、これももう完全に後の祭り。

狼孟軍の前の崖下を、横っ腹丸出しで間抜けに無防備行進する秦軍。

おそらく後方の兵糧部隊が狩られまくり、先頭では指揮官が、そして中軍でも中枢部隊なんかが狩られまくるような形で、三国志演技での博望坡の戦みたく演じてくれるのではないかと予想します。

曹波広にしても、間抜けにもワザワザやられやすいように、崖の下なんかを行軍する真似をしてくれているワケですから、これでカン・サロたちも限られた狼孟城の兵力だけで最大限のダメージを秦軍援軍に与えることができると思います。

カン・サロたちにしても、20万人全員を屠らなくても、隙だらけの敵に攻撃を加えて、兵糧部隊や指揮官クラスを狙い撃ちすれば、行動不能にまでもっていくことは可能なので…。

― キングダムネタバレ最新709話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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