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キングダムネタバレ最新697話予想 王建王が離反、桓騎に詰め腹?

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(  桓騎 作画引用:原泰久先生 作 キングダム岱682話扉絵)



平陽戦の大勝利。

しかし、恩賞どころか厳罰の危機もある桓騎軍。

摩論が頭を抱えている理由はそんなところでしょう。

降伏した相手とは言え、古代社会でしかも史実的になら、敵国の戦闘員を斬首にしたといってもどうなんでしょう?

必ずしも現代の人権思想に照らし合わせたように、非難の対象になるかっつたら、そうでもなさそうな気がしますが…、

キングダム作中の秦国は侵略国であったとしても、そこは何処か勧善懲悪的なノリで戦っている政&信陣営の作風を鑑みると、この先、投降兵10万の斬首については、絶対に本営と最前線との一悶着に発展するハズです。

いや? 一悶着で済むのかな? そんなワケ絶対ないよな。(汗)

桓騎将軍が更迭? 政が王建王との会談で示した対外的な施政方針とも照らせば、あり得るんじゃないのか?

ではでは次回のキングダム予想をすすめて参ります。

キングダムネタバレ-政と昌平君への続報

簡単な計算。

趙軍24万人-10万人で残り14万人。

つーか、本当に趙軍が兵力24万人も動員できるかっつたら、そんなワケがないのだけれども、そこは置いといて、とりあえずキングダム内でも趙国の成人男性が10万人もロストしたわけです。

白起がやってくれた長平ロストの時点で、ほぼ趙国は詰みなんですが、桓騎は趙の国力削減という意味でも本当にやってくれたなって感じです。

まぁ、しかしながら、その反面で、政治的・外交的なデメリットも伴ってくることが、今回の六大将軍起用の第一戦目で、いろいろと顕在化してくるように思います。

もちろん桓騎とて、自分に対して秦国本営から、何を言ってくるか分かったの上で下した決断だとは思うのですがね。

今のところ、秦国本営では“何でか知らんけど、劣勢だったのに桓騎が扈輒に勝った!”という事実しかもたらされていないので、作戦次工程とか恩賞とか、いろいろ本国の仕事をいろいろ想定しつつ、詳細情報や続報が入ってくるのを待っている事でしょう。

しかしながら、その戦勝は桓騎大将軍の手によるもの。

政にしても、昌平君や昌文君にしても、次の続報が、ビックリ仰天の10萬殺に驚くこと間違いないでしょう。

特に、昌文君あたりは顔芸リアクションで対応するでしょう。

咸陽的にはふざけている場合じゃないんだろうけどな。

桓騎の10萬斬首って、上記の通り趙の国力を大きく下げるという効果の反面で、一体なにが不味いかってっていったら、外交的な問題なんじゃないかと思う。

せっかく投降した人間たちを、全員殺してしまったもんだから、以後、秦国側から、趙国、さらには他国に向って停戦勧告や降伏勧告を発信しても、一切信用されなくなる可能性が出てきます。

つまりは、国家としての信用が大きく損なわれるわけです。

いや?もしかしたら、今の秦国の立場なら、10萬斬首なんて無かったことにするくらい出来そうですが、そこはキングダム作中の秦国はいつもそこまでの強国では無かったり、戦場には他国の間者もいたりで、既に隠ぺいできるような代物ではなくなっているでしょう。

キングダムネタバレ-王建王が離反?

この観点で見ると、一番怖いのは、現在、秦国とその大王である政の動きを静観すると宣言してくれている王建王との誓約です。【参照:第488話】

あくまでも形式上の正式な外交契約・盟約が残されているわけではなさそうですが、それだけに、この桓騎が行った、降伏後の10萬斬首についてどのように評価するかは、それこそ王建王の気持ち次第というところで決定されてしまいます。

また、同時に、王建王としても、桓騎がやったことに対して、政がどのようにケジメをつけるかも見定めたいトコロでしょう。

まあ、読者がこうして心配してても、神(作者)様が上記の参照エピソードそのものを忘れていたら、何の影響も無いのですが…、(笑)

王建王はその後のギョウ攻めの最重要局面で登場もしていたので、流石にそんなワケも無さそうです。

仮にもしも、斉国が桓騎の所業をみて、合従軍編以来の態度を一転させて、趙国のバックアップに廻るとなれば、秦国有利の事態は一転します。

それこそ李牧不在のカクカイ陣営にとっては渡りに船といいますか、作品上も趙に李牧と司馬尚が登場するまでの、秦国サゲ&趙軍有利態勢の形成に、大いに利用できる状況設定になる可能性が高いです。

つーか、李牧が居なかったら、状況に変化が生じた時点でカクカイなんぞに対秦軍の戦略対処が無理なんてのは、全員が分かっていたことなので、ここで神(作者)様としても、もうひと踏ん張り李牧再登場までの趙国強化要素が欲しいトコロでしょう。

ただ、王建王が離反する確度という意味では、まだまだ微妙な部分を残しています。

ここで政と昌平君が責任者とてして桓騎の処分を誤らなければ、どうにか事を収める可能性も出てくるワケですし、何より王建王とて『ワシもカクカイ嫌いじゃし、これが戦国だからな~。』とアッサリ納得してしまう可能性もないではないです。

しかしながら、秦国サイドに最大の衝撃を与えるとしたら、やはりここはそれまで静観を決め込んでいた斉国の王建王が離反することではないでしょうか。

あくまでも誓約を反故にしたのは秦国という理由で。

実際に、秦も斉に対して、最終的には李信・蒙恬・王賁に号令して攻め滅ぼしていたんじゃなかったでしたっけ。

キングダムネタバレ-桓騎軍への処分と評価

平陽戦が始まった直後、当ブログでも何でも書いていたのですが、六将が三人揃って戦線投入されいる対趙国王都圏戦。

秦軍的には普通に楊端和と王翦と桓騎が連携して戦っていれば、衒った内容にしなくても、どうにでも料理出来た内容だと思います。

逆に趙軍サイドとしては、開戦の初手で、楊端和と王翦が全く動かないものだから、扈輒が全軍24万で桓騎軍を各個撃破に出たという流れはアリだったのですが、そっから先がダメダメでしたね。

桓騎が凄いとかじゃなくて、『なんで、ここまで下駄を履かせてもらって負けるのか理解できない。』というレベルだったので。

まあ、それはもう終わった話だとして、詰まる所、神(作者)としては、ここで現実的に楊端和と王翦がどう動けるかは抜きにしててでも、極端な桓騎個人の暴走話を描きたかったわけですね。

でなんで問題はここからです。

久しぶり咸陽サイドでの政治局面から、今回の平陽戦の評価決定を下す、つまりは桓騎の戦勝をどう評価して、10萬虐殺についてどう処分を下すかが見極めになります。

とりわけ難しいのは、この点、キングダムの世界内で“降伏”とか“投降”が何を意味するのかは、政治的にどのような戦争決着をいみするのかが、この平陽戦においては評価が分かれる点です。

特に架空作品でかつ、古代社会の戦闘であれば、幸福や捕虜に関する戦時国際法のような概念もなかったことでしょうから(キチンとしらべたらあったのかもしれんが…汗)、あくまでも作品中の慣例や風習に従って評価するしかなさそうです。

今回の事例をどのようにキングダム作品内で評価すべきかを考察すると、戦の終結の前例として、もっとも作品中で端的に“会戦での結果としての和睦”を成立させた山陽戦での廉頗と蒙驁の掛け合いは見事でした。【参照:第240話】

ナレーションでも、『和睦の成立はいかなる戦況であろうと戦の終結を意味する。』と明言されており、広域に展開してた秦魏双方の戦力に即座に停戦の指令が発信されるものでした。

さすがは廉頗と蒙驁レベルの優将示す戦といった幕引きでしょう。

この点、逆に、今回の平陽戦においては、山陽線のように和睦の成立がまったく見られない点をどのように秦軍本営が評価するかが評価課題になってくるかと思われます。

仮に、前項上述のように、政治外交的に降伏時においての戦時慣例で、将校もしくは一般兵の解放がキングダム世界においても、最低限の戦闘直後の習いで成立していたと仮定して。

さらに、王建王が『見るに堪えぬ汚辱』と評価して、秦国との宣戦へと傾く外交問題に発展したとしても、なんとか六将桓騎への沙汰と、外交努力を組み合わせて、問題を最小限にとどめる施策が必要になってくるかと思います。

さて、問題を明確化したところで、政も昌平君も、今回の平陽戦とそこでの10萬斬首をどのように評価するべきでしょうか?

ここは秦国内でも大きく、戦勝を評価して桓騎軍を擁護する側の立場と、対外的な慎重姿勢から桓騎軍の処罰を求める側に分かれてくることが予想できます。

桓騎を擁護するべき意見

もしも桓騎軍を擁護する側の立場で考えたら、この点の対外的な問題を、扈輒への断固たる責任転嫁で貫徹することが、一番秦国にダメージの少ない落としどころになるかと考えます。

まず、今回の平陽戦では、上記の廉頗のように、扈輒が生きているあいだに“敗戦”を宣言し、趙軍全体に停戦を命じる総大将としての仕事をするべきが…、

それを完全放棄して自害を遂げたことが趙軍側の問題として大きなポイントを占めると考えます。

また、さらに、同軍の副将格である夏満も戦死し、主戦力を率いていた虎白公まで何の残地処理をすることなく、本陣が桓騎軍に占領されていることを確認した直後は最前線の兵を置き去りにしたまま撤収してしています。

つまり、趙軍側の問題として、軍としての正式な停戦命令の無い状態で、しかも最前線においては二代目龍白公などを筆頭に、降伏した部隊をよそに、他にも戦闘命令が続行したまま部隊が存置されたままであったことが桓騎軍の釈明ポイントになることが分かります。

そうであれば、桓騎、特に、沙汰を恐れる摩論たちの立場としては、あくまでも敵総大将の扈輒を仕留めた後も、副将格もしくは軍の代表相当の発する、趙軍全体の正式な降伏宣言がない以上…、

あくまでも戦地では戦闘継続中であり、敵の反撃への対処と、戦争が継続している以上、敵を殺すのは当然の行為であるという正当性を主張するのも可能かと考えます。

でなんで、もしも桓騎と摩論が咸陽にまで召喚までされて、政と昌平君からかにかダメ出しされても…、

摩論あたりが『何から何まで趙軍の総大将としての責任を果たさずに、逃げて勝手に自害した扈輒がアホ過ぎたのです!!』とでも宣えば、どうにかなるような気がしてきます。

桓騎もキット、政を前にしても『ククククッ』と笑っているでしょう。

桓騎が処罰される場合

王建王らへの対外責任を優先するかは別として、逆にやり過ぎを咎められた桓騎が、桓騎が政や昌平君と決定的に対立してしまうのも見ものです。

ここでもやはり、桓騎はキット、政を前にしても『ククククッ』と笑い返して来ることでしょう。

正義だの何だの言っても、秦国がやっているのは侵略戦争には違いがなく、列国を滅ぼすには、圧倒的暴力で敵戦力を削ぎ落して、抵抗する気も無くさせるのが一番早いと桓騎なら分かっているハズだからです。

桓騎的には、『中華統一?元下僕の信も言っていたが、手前が一番の悪党だろがよ。』(参照:第478話)

ついでに言っても、『中華統一だの六大将軍だの宣言した後で、安全地帯にいる木偶が甘いこといってんじゃねーよ。』くらいの反論が在っても全然アリかと思います。

今更、対外的施政やら中途半端な態度で気にしている場合じゃないだろうと。

正直言うと、私はこのままことがスンナリと進むよりも、秦国内で桓騎と大王政の意見が衝突する所のほうが見てみたかったりします。

また、ついでにいうと、現状、現在の政と総司令昌平君と同じ立場にあった、胡傷と照王が常在戦場にいた旧六将制度と、現在の六将制度は名前が同じでも実質的には完全な別物です。

改めて振り返ると、総司令官の立場であった胡傷と全責任を負うべき王が、他の六将と同じように戦線で戦っていたからこそ、目的意識や情報共有が可能で、作戦上の齟齬が少なかったのはかなり合理的な設定であったと考えられます。

実際問題、何度も指摘しますが、六大将軍の制度を起用したにもかかわらず、今戦では楊端和軍と王翦軍が効果的な連動作戦を思いつきもしなかった点で、課題も残りますし…、

今回は単に、相手が扈輒みたいなアホ将軍だったから桓騎も助かっただけで、ホントだったら秦軍側としても、今回は桓騎が単に各個撃破されて終了だった事実検証も絶対に必要なワケですよ。

ぶっちゃけ、個人的には全世代との六将システムと比べて、今の六将システムは、戦場に胡傷と照王ポジションの実質的な上位機関が存在していないだけに欠陥制度であると認識しています。

しかしながら、政であっても天才(笑)の昌平君であっても、最初から完璧な制度を再現することが出来ないのは仕方がないので、ここは桓騎とあえて対立して、お互いに意見を忌憚なく出し合って、問題を浮き彫りにするのも決して無駄ではないと思うのです。

うん、多少の失敗は仕方がない。(笑)

ここから反省してきちんとした六大将軍制度に仕上げていけばいいんです。

で、まあこの場合、桓騎の処分としてはどうなんでしょう?

あくまでも六将制度そものは維持し、より優秀なものに改善していこうと思うと六将更迭?とは、ならなさそうですね。

戦勝は評価するけど、10萬斬首があるから、論功行賞や恩賞は無し?とか妥協点を図るものでしょうか?

さらに言うと、前項の王建王の離反も最終的にどうするか決めるのは王建王であって、秦国側で今更どうしても取返しのつかない事実なのですから、政も腹を決めるしかありません。

また、政もどのみち、桓騎を御することができないでは、国内でも有力貴族として、政治的な勢力すら持つであろう王翦を御することなど出来ません。

でなんで、バトル漫画の要素はしばらくいいから、久々に政治局面も巻き込んでの、秦国内の課題を描いてもらうでも全然面白くなると予想します。

― キングダムネタバレ最新697話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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