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キングダムネタバレ第695話 箱 今回に相応しい手向けは何?  

投稿日:10月 7, 2021 更新日:

(  雷土の側近 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第695話)



いままキングダム読んでて、今回ほど感想とか考察を書くのが乗り気しない回はなかったです。

来週のキングダムは休載なのですが、今回ばかりは正直言って休載でよかったです。

何故なら気持ちの整理が追い付かなさそうだからです。

そりゃ黒羊、あるいは今まで桓騎軍のメンバー自身がやってきた事を考えれば、これはある種の因果応報なのかもしれない。

これが戦争と言われればそれまでなのかもしれない。

ただ腹が立って仕方がないのは、一体なんなのだろう?

もしかしたら、コレをやってくれたのが扈輒の如きのザコ武将だったらから腹立たしく感じるのかもしれない。

では…、すいみません。

今週、キングダムの事を振り返るのがいい気分ではないという方も多いとおもいますが…、もしよければ今週も皆様と一緒に振り返りに進んでいきたいと思います。

キングダムネタバレ-収容所の心配

趙兵がアホ程投降してきます。

どこもかしこも収容場所がイッパイです。

今は、趙兵の連中も縄で縛りあげられていますが、その数が桓騎兵を完全に上回っていますので、連中が暴れ出したらどうしようもありません。

ある桓騎兵が、ゼンホという桓騎軍の部隊長に、これ以上は投降兵を誘導してこないよう要請を出します。

しかしながら、すでに他の場所でも一杯で、ここにしか連れてくることが出来ないようです。

最初は摩論しか感じていなかった、敵兵の投降数が多すぎることの心配も、徐々に現場の桓騎兵にまで浸透していくのは、そう時間がかからなかったようです。

桓騎兵①『えッ?一体…、何人捕虜になったんだ!?』

そんな中…、

なんとか無事に生存を果たし、互いに合流し始めるリン玉、黒桜と摩論の幹部連中。

一番、敵攻撃に瀕していた、リン玉さんも無事で本当に良かったです。

リン玉『黒桜お前、最後まで抗っていたやべ―奴と殺り合ってたって聞いたが仕留めたのか?』

黒桜『龍白とかいうクソガキな…、』

どうやら黒桜が始末する前に、逃げたようです。

黒桜は『途中で死んでんだろ。』とのことですが、もうぶっちゃけ龍白のことなんかどうでもいい気分です。

摩論ら幹部の三人が合流したことで、少しノンビリとした気分が戻ってきた感じがします。

リン玉が今回はマジでダメかと思ったけど、そんでも勝ってしまうお頭はスゴイと語り、黒桜もその事実を噛みしめます。

しかしながら同時に、今回の作戦も幹部である自分たちに知らせてくれなかったことに若干の不満を感じる二人であったりします。

黒桜『信用ねーのか私ら。』

そして、ここで何気に、摩論にだけは事実が知らされていたことが分かります。

同時に、そんな摩論が半分逃走仕掛けていたことも分かってしまいます。

黒桜がムカつくのは分かりますが、摩論とて桓騎に作戦を知らされたのは最後になってからであることと、なにより幹部が真実を知っていたら敗戦がワザとらしくなる故の桓騎の作戦であったことが摩論の口から語られます。

摩論は、ここで作戦の伝達があったのは、雷土も同じであることを語ります。

黒桜が『はあ、なんだソレ!?お前より何か雷土に教えていたことの方がムカつく。』と桓騎のお気に入り順位を気にして起こっていますが…、

ごめん黒桜、キミの気持ち分からんでもないけど、ここで雷土雷土言われてると辛いわ。

と、ここで摩論の顔色を気にするリン玉。

摩論が心配するところによると、やはり前線の兵が心配する以上に、捕虜が予想以上に多く頭痛のタネになっていることがここでも分かります。

敵兵としても、どうやらまだ周辺で、残兵として抗戦を続けているようですが、そんな連中を警戒しながら、三人は桓騎が待機する敵本陣側に向かいます。

摩論『本当にしまった、敵兵を討つ戦力が無かったから投降させる策に出たが、上手くいきすぎてしまった。。』

キングダムネタバレ-飛信隊方面でも決着

一方…。

敵本陣からも距離がある飛信隊の戦線では、扈輒撃破の報せがくるのはどうしても時間がかかります。

既に岳白公軍を撃破してきた飛信隊なので、虎白公軍から派遣されてきた一団には、かなり苦戦している様子が描かれています。

しかし、信たちはあくまで劣勢なのですが、突然、敵軍全体が乱戦を解除して退却し始めました。

既に消耗しきっている飛信隊にとっては助かる状況ですが…、

あまりの唐突さに、飛信隊の一同も、よく状況が理解できていないようです。

我呂や信でさえ、若干の戸惑いを見せています。

虎白軍は方向から、完全に平陽に向けて退却したことが分かり、その後に、桓騎軍の摩論から桓騎軍勝利の伝令がようやく知らされた形になります。

報告に来たのは、黒羊戦からおなじみの馬印さんです。

信が馬印さんに向って『嘘ついてるだろ!?』などと、絡んできてますが…、

ゴメン、今週は信とか尾平や羌礼が何かふざけても、なんも笑うにきはなれんわ。

いや、馬印さんも『そんなウソつくかアホ!』と丁寧に突っ込んでくれているのですがね…。。

同時に、飛信隊には、この場より敗走していく趙軍の様子を見守るように最後まで、指令伝達の仕事をする馬印さん。

そんな馬印さんが帰ろうとするのに、一声かけて呼び止める男がいます。

那貴です。

馬印『なんだ、生きてたのかあんた。』

那貴『まーな。』

桓騎軍本体が相当苦戦していたことを知っていた那貴は、馬印に他の連中が無事か確認します。

馬印としては、“裏切り者”の那貴に教えることなど無いといいながらも、桓騎や摩論たちが無事であると伝えます。

馬印さん、軍であって軍じゃない桓騎のメンバーにしては、那貴を裏切り者だなどと、ワリと小さな事に拘るのが、ひっかかりましたが、そこですら今回は茶化す気にはなれません。

そして―、

そんな飛信隊の陣営をよそに、リン玉、黒桜ら桓騎軍幹部は、桓騎いる敵本陣跡に到着しました。

しかし、お頭が居ない―!?

どうやらさっきまで居たらしいのですが、どうやら雷土の居場所が発見されたとのことで、そちらに向かったようです。

黒桜『何だ?雷土が見つかったって?』

黒桜らは、報告に来た部下の様子がおかしいコトに何か気が付きます。

桓騎兵『と、、とにかくついて来てください!!』

リン玉らが、桓騎と雷土の居場所に誘導されていく中、いつ野間にか雷土の側近であった者たちも随伴してきます。

この時点で黒桜らに、右翼の戦闘で雷土が敵に捕まっていたことが分かってきます。

リン玉・黒桜『何ィっ!?』

摩論『そ…、それってもう…。』

それまで戦勝ムードで緩やかになりつつあった彼らの雰囲気も、一気に緊張感に満ちたものになりました。

リン玉『…殺られていたのか、雷土は?』

桓騎兵『聞いていません!とにかく…、お三方を連れて来いとお頭が、雷土さんの側近も、、!』

黒桜『チィ!そんなに簡単に死ぬかよ、あの岩男が。』

キングダムネタバレ-冷たい風

黒桜らが到着した先に、桓騎が静かに座っています。

黒桜『お頭っ』

桓騎はただ黙って指を差します。

その向こうには、扈輒が落した雷土の側近たちの首が晒されています。

その中に雷土が?

気が昂ったまま、それらと見据えていく黒桜たち…。

…、

……??

雷土は居ない… …ように見えます。

摩論も黒桜も、何かよく分からない様子の顔をしています。

桓騎『首じゃねえ、箱だ。』

黒桜『…箱?』

……??

…、

恐らく、黒桜ら三人の幹部は、妙な気分を感じ、何かに気が付きつつも、その考えが追い付かなったのだと思います。

恐らく、多数も読者もこの三人の気持ちと同じだったと思います。

重厚そうな質感を持つ、その箱を開き、覗き込む桓騎軍の幹部三名。

目の光を失い、明らかにおかしな手足の位置ともに、血溜まりの中に浮かぶ雷土の顏。

相当の修羅場を潜り抜けた桓騎軍の幹部三名ですら、驚愕を隠せないばかりの表情を即座に滲ませます。

そして、叫び声を出して引き倒れる摩論。

リン玉は怒りと恐怖の入り混じった顔で、黒桜はこれが雷土であると受け入れざる顔で立ち尽くしています。

僅かに遅れて、嘔吐の反応を見せる黒桜。

雷土の側近たちは、完全に狼狽するばかりです。

それをただ見つめる桓騎。

彼は何も語りません。

そして―、

黒桜らがここで落ち着く暇もなく、いつの間にか合流してた砂鬼一家の面々が姿を現します。

黒桜らが到着する以前に、おそらく桓騎の指示で、生き残ったものから、事情を聴きだしていたものと読み取れます。

そうして、徐々に雷土の最後が明らかになってきます。

砂鬼一家『桓騎…、雷土は口を割らされようと拷問され、生きながらにバラバラにされたそうだ。』

『だが、それでも…、何一つ喋らずに死んだそうだ…。』

…。

場の凍り付いたなかで、最初に肩を落とし反応を見せたのは摩論でした。

摩論『雷土さんはお頭の作戦を知っていました…。雷土さんがしゃべっていれば我々は完全に負けていました。』

このことは、摩論含めて大半の兵が桓騎を裏切り、逃亡していった中で、雷土こそ誰よりも桓騎の意図に殉じていった事で、全員に衝撃を与えます。

号泣する雷土の側近たち。

リン玉らが桓騎に対してそうであったように、雷土の側近たちもまた、雷土とは確たる絆で結ばれていたのだと思います。

そしてー、

それまで黙って座っていた桓騎は―。

桓騎『クク、不細工面ズラがさらに醜くなったな―、雷土。』

『無茶せず適当に逃げろっつただろーが。俺のいうコトを聞かねーからだぞ…。』

『この、大馬鹿野郎が。』

箱の中の血溜まりに手を入れて、雷土の顏を撫でるように触れた桓騎。

徐々に、仲間も雷土の死を受け入れていく様子が分かります。

雷土の側近は、悲しみから変わって怒りの声を上げるようになり。

黒桜も意気を取り戻し、『こんな舐めたこと、誰の仕業だ。』と語気を強く表します。

相手は、既に死んだ扈輒とその拷問官。

砂鬼一家はたまたま生き残っていた趙兵から事実を聞き出したに過ぎないようです。

そこに―、

『何人だ?』ととただす桓騎。

砂鬼一家は、すでに一人と答えたと言い直しますが、桓騎は摩論に聞いたことだと答えます。

桓騎は改めて問います―、『摩論、何人だ。』

 

 

摩論『へ?』

 

ココから先―、

 

間違いなく、扈輒に語られた痛みの底の無さは、扈輒とは全く関係のない誰かに、向けられる事になります。

最後に、すこし考察と感想。

うーん?

やはり、この惨劇は雷土が残虐な桓騎軍のメンバー故の宿命も兼ねていたからなのか?

それならば、神(作者)としてもこの顛末はカナリ以前から描くつもりであったのかもしれません。少なくとも黒羊戦ぐらいから?

しかし、そこまで分かっていて、しかも雷土が死ぬのは覚悟していたのに、どこか釈然としないのは何故なのだろう?

それはやはりどこか、今戦の戦いを見た結果として、敵武将としはショボすぎて、『扈輒のクセ』にといった感じが残っているのが言語化できる私の悔しさと言えるかもしれません。。

― キングダムネタバレ最新695話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

 

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