( 桓騎 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第674話 )
死地に向かった王賁の為に、ここから起こる最悪の事態が何なのか想像してみましょう。
いろいろ観点はあるんですが、なかでも桓騎との関係じゃないですかね?
今の彼の立ち位置的に…。
信と桓騎も相性最悪ですけれど、それって王賁の場合も一緒じゃないでしょうか?(汗)
なんとなく、蒙恬は桓騎が相手でも、上手く立ち回りそうな気がするんですが、王賁…、かーなーり、真っ向から噛みついて行きやしませんかね?
魏火龍編でも、明らか目上の先輩である、騰や干央に対して呼び捨てしてましたし、朱海平原戦でも亜光に『愚策だ、練り直すぞ。』などと、完全に命令系統無視してましたよね。(参照:381話と523話)
実際には死地である“影丘”での戦闘は、もう、始まる寸前ですが、前回の674話で、結婚して子供も生まれて、“最高のアゲアゲ”が描かれてしまうなんて、キングダムではモロ死亡フラグじゃないですか。
飛信隊がフウキを打ち取った直後に、隊員同士が故郷の子供やら奥さんの事を語って和気会い合いしていた直後、何が起きましたかね…?
武神っすよ?
幸せ絶頂の王賁が向かった“影丘”には何があるのか?
“影丘”が難所であると分るハズの王賁が、桓騎からの指令にどう反応したのか?
ココから、次週キングダムの予想に入っていきたいと思います。
目次【本記事の内容】
- 1.キングダムネタバレ-王賁の桓騎とのやり取りは?
- 1-1.ネタバレ予想-六将の人事権と命令責任
- 1-2.ネタバレ予想-王賁は桓騎に意見するか?
- 2.キングダムネタバレ-王賁と桓騎の意図が一致する場合も?
- 3.キングダムネタバレ-“影丘”には何があるのか?
1.キングダムネタバレ-王賁の桓騎とのやり取りは?
河了貂が説明するように、“影丘”という地域は、攻める側の秦軍にとって最悪の難所であるというコトです。
彼女が、攻めてはいけないほどの、危険な地形であるコトを説明していますが、王賁ほどの実力者であれば、河了貂が感知していることは、当然に、彼自身も十分に理解している事でしょう。
でなんで、このまま玉鳳が“影丘”に向かったとして、無謀な桓騎の命令に対して、何らかの反応を見せるのは間違いないでしょう。
王賁自身どれだけ優秀でも、桓騎に対する不信感や、意図を見抜き切れない描写が示される可能性があります。
桓騎がこれまでに“影丘”に向かって、友軍を突撃させて、多くの損耗を出しまくっている事態に対して。
恐らく、それでも王賁は、いつものポーカーフェイスを崩すことは無いかもしれませんが、その分、代わりに番陽さんや関常などが騒ぐことになるでしょう。
いや…、もちろん、これはこれで、王賁が“影丘”の攻略を見事に実現してしまったら、騒げば騒ぐほど、鄴攻めのトキみたく、河了貂が再びピエロ役を務める羽目になるわけですがね。
うん。ごめんやけど、それ、似合うわ河了貂。(泣)
さて、それでも674話のラストで、王賁ら玉鳳が、“影丘”に向かって進軍している事実は明確にされているので、当然、既に王賁自身、桓騎の命令や“影丘”の地で何が起こっているかも、既に把握している事でしょう。
実際に、どういった状況で王賁が桓騎の命令を受け取ったかが気になります。
2-1.ネタバレ予想-六将の人事権と命令責任
本編ではまだ描かれ切っていないのが、六将制度の実態の部分です。
読者に明らかにされているのは、大まかなコンセプトとしての“戦争の自由”があるという部分だけです。
それが、前回の674話で、蒙恬の口から、それが実際には、どのように作用してくるかの実態が、“配下武将の編制システム”の側面から、少しずつ明らかにされていった感が出てきました。
信が不意に語った疑問である、『コレって本当に強いのか?俺たちは集中できないぞ。』という質問に対して、
蒙恬曰く―、“味方ですら、どの武将が六将の下の軍容に収まるか分からないから、敵軍であれば、なおさら対戦する秦軍の規模を測りかねるリスクを負う。”という趣旨の説明でした。
しかし、上記の信と蒙恬のように、ここでより大きな問題点が、また一段と明確になってきました。
その問題とは、現六将の人事権と命令拘束力についてです。
取り分け、桓騎のような好き放題大好きな武将と、王賁のような優秀かつ、他の将兵に対する政治力や求心力を持った若手有力武将との関係は、事例検証として好材料です。
暗に、六将任命の受任式で、王翦が“配下の取り合い”を危惧していたように、同等の権限を持つはずの、他の六将が下部配下に命令を出した際の重複弊害や、命令を重複で受託した際の配下側の判断基準が明確ではありません。
そして、今回の“影丘”という難所が出現した状況を踏まえた際に、戦争の自由という、非常に大きな権力を背負った六将に対する、配下の具申体制の構築なども大きな課題として残ってきます。
ややもすると、六将と言えども、情報不足などから、単に判断を誤っているダケの可能性もあるからです。
言い換えれば、本営経由を放棄する反面で、トップダウン&フィードバックを可能とする六将独自の伝達系統を、他の六将との重複も加味しつつ構築するという、極めて複雑不可解な機関編成が必要になってきます。
まぁ、漫画だからそこまで気にする必要は無いワケですけれど…、ぶっちゃけ、高度なIT技術でも無ければ無理じゃないですか?コレって。
特に、六将同士からの命令重複の回避に関しては、六将自身に序列が無いでもない限り、解決が難しそうです。
同時に、“戦争の自由”からの付随効果で、どれだけ過酷な命令でもあっても部下に課すことができる反面で、そこまで極限状態に追い込まれた部下を、どこまで統率出来るかも、六将の責任となるってワケですよね?
コレって下手したら、六将って、敵に殺されるよりも、味方に背を討たれるリスクも大きいってコトになるんじゃないかと推察できます。
あっ!
だから、それなりに強くても、お人好しの壁さんや録嗚未じゃ無理なのですかね…。
2-2.ネタバレ予想-王賁は桓騎に意見するか?
この点、私が心配というか期待しているのが…、
かつて、信と桓騎が黒羊で衝突したように、王賁もまた格下の立場でありながら、“影丘”攻略の是非をめぐって桓騎と対立するのではないか?という点です。
実際に、王賁は、信が元下僕で桓騎は元盗賊というコトで、『下衆が下衆を庇うか。』などと、平時から、相手が桓騎であっても、へりくだる素振りは一切見せていません。
例えば王賁が、『フッ、野党風情が王翦と同格の六将とはな…。』とか言い出して、桓騎に作戦を具申しに行くとコトになっても、多くのキングダム読者は別に驚かないかと思います。
やっと信だけ置き去りにして、童貞も捨てる事に成功したことですから、益々彼の行動と発言は大胆になっている可能性があるでしょう。
この点、もしも王賁が桓騎からの伝令を受け取って、桓騎軍本軍まで赴いていたなら、一波乱ありそうです。
しかして、その結果としてはどうなのか?
悲しいかな…、
現状は、既に王賁と玉鳳は“影丘”に向かっているのですから、桓騎と対峙した王賁がやり込められたという可能性は無いでしょうか?
あり得る顛末としましては、これまで何人もの女性を抱きまくってきた桓騎です…。
桓騎『ククク、結婚オメデトw 許嫁なんだって? 良かったなァ、立派な親父(王翦)が居てくれて。』
オギコ『王賁、見て見て~?オッパイみたい。なんだかよく分からないけど、おめでとう~。』
雷土『ギャハハハハハ~!』
こんな風に、これまでに本作でセンシティブに描かれてきた、父親(王翦)との関係を、デリカシーなく桓騎から、慇懃無礼に弄られていないか非常に心配でたまりません。
2.キングダムネタバレ-王賁と桓騎の意図が一致する場合も?
しかし、いくら王賁が勝気な性格と言っても、まさかキングダムで上記のような低レベルな言い争いが展開されるとは思えません。
もしかしたら、河了貂には悪いのですが、桓騎には何かの意図があって、一見、無謀にも見える左翼の影丘突撃を繰り返させているのかもしれません。
王賁もまた、これから桓騎の意図を高度な戦略眼で見て取っていくというスジもないでしょうか?
王賁が、桓騎の命令を受けて、そのまま“影丘”に向かっているのならば、その可能性もあり得ます。
例えば、普通なら危険地帯にしか見えない“影丘”に、趙軍が感知してない死角があるとか。
あるいは、左翼秦軍が“影丘”を攻めているのは囮で、その間に、桓騎軍本軍や右翼軍が背後を獲る算段があるとかでしょうか?
3.キングダムネタバレ-“影丘”には何があるのか?
674話の描写を見る限り、“影丘”なる地域の地形は、趙軍に有利な高所が秦軍の前面に横断しており、高所の上は広い台地になっていて、趙軍が自由に兵種を展開できる地形になっています。
また、台地の勾配も険しく、ほどんど崖みたいになっているので、騎馬や歩兵が速度を維持したまま踏破するのは、極めて難しいことが読み取れます。
有体に言えば、大した攻撃装置も無く、“城攻め”をしているのと殆ど変わらない状況です。
玉鳳なら、また井覧車の出番もアリそうですが、流石に同じ手までは神(作者)様も自重するでしょう。
ただし、その反面で、キングダムではもっと凄まじい無理な戦闘をしてきたのも事実です。
今読み返しても、遼陽城とかなんやねんアレ。山の民が強いのは知ってるけど、手だけで登っとったぞ。(笑)
なので、今回も色々想像して予想を立ててみましたが、実は落としどころとしても、“影丘”という地形の何がどう危険なのか、全く触れないまま、なんとなく危険そうな雰囲気だけが描かれているだけかもしれません。
その後も、なんとなく王賁と玉鳳が勢いと気合だけで突破して台地を占領するとかいう、よく分からないまま、王賁劇場が始まって終わっていくという、朱海平原戦の“演説で士気が爆発”みたいなエピソードで収束していく可能性もありそうです。
逆に、真面目に表現するなら、上記の死角発見のパターンのように、例えば黒羊で河了貂が発案した渡河作戦みたいく、玉鳳の精鋭部隊が、極めてか細い進入路を切り開いていく作戦などは現実的です。
しかし、これだと投入ユニットとして、玉鳳の優秀さは際立ちますが、桓騎が何のために“影丘”の攻略に拘っていたのかまでは表現しきれないでしょう。
なので、例えば、“影丘”を後回しにした結果、平陽を攻略する際に、桓騎軍本体が背中を撃たれない様にする必要がどうしてもあったと言う感じで桓騎の思惑も反映されるでしょう。
⇒そのために本軍に先駆けて玉鳳軍をここで投入した。
⇒思った通りよくやった、後は見てろ。
⇒見事、桓騎は扈輒将軍の首を…。
みたいなロジックが完成するのではないかとも推測します。
― キングダムネタバレ最新675話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。