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キングダムネタバレ最新668話予想 羌識は笑顔で逝った、礼と決着

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(  初登場時の羌識と羌礼 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第15巻オマケ漫画 )



もうコレ、羌礼が“巫舞”で決着つけるって言ってるんですから、言葉だけの額面通り受け止めたら、これは“剣“の勝負じゃないですよね。

新体操みたいに“巫舞”そのものの美しさの勝負で決着をつけたらいいじゃないでしょうか??

それが一番の平和的解決だと思います。

いや?なんか、ヤングジャンプでも競技ダンス漫画の連載が始まったので、神(作者)様もその影響を受けてしまっているのかもしれません。

そう考えると、確かに今のキングダムは本来の戦記モノではなく、どちらかというとスポ根物語のライバル同士が描かれているみたいな感じでしょうか。

崇原とその伍人衆メンバーなら、絶対にいい審査員になってくれると思うのですがね。

ではでは早速来週のキングダム予想を進めてまいりましょう。

キングダムネタバレ-両者の戦力分析

羌瘣が勝つことは分かってるんだが、それはそうとして、神(作者)様がどのような部分に勝負の見どころを持ってくるかが気になるところです。

これが、『To LOVE〇 -と〇ぶる-』みたいな風になるのだったら、お互いの剣の攻撃で徐々に服が剝がされて行って、重要な絵の一部が飛び散った布や剣で隠れて見えない…。

とか、そんな感じの勝負になるのだと思うのですが、恐らく多分に、そのような顛末になる可能性は低いような気がします。

この点、勝負までの経緯を真面目に予想するとどうなるのでしょう?

まず、戦闘の要因について幾つか考察するに、互いに、初めて知り合った者同士では無いという点が挙げられます。

少なくとも、羌瘣がおまけ漫画の第15巻で、羌族の集落に帰還した時点の実力でいえば、羌礼など問題にならないくらい実力でしかありませんでした。

羌礼、羌識の二人が襲い掛かってきても、緑穂の腹で、二人同時に“ベヒン!”と殴るだけで、斬られたと勘違いした羌礼と羌識が『ぎゃーー!!』と泣き叫んで勝負終了の瞬殺劇でしたからね。(笑)

しかし、その後から経過した期間を考えると、第15巻時点の二人の実力はまるで判断材料になりません。

少なくとも、羌瘣は“巫舞”の使い手としはピークを過ぎていることが明白ですし、その反面で羌礼は羌族の里で訓練を重ねてきており…、

おそらく剣士としてコレからも発展途上にある人物であるからです。

羌瘣的には特別な“イベント補正”というか、神(作者)様による“バフ”が掛かるでしょうけど、勝負になった以上は、羌礼の本気を安く見積もるワケにもいきません。

この点、重要な考察ポイントとなるのは、羌礼の剣士としての強みは何なのか?という点だと思います。

過去の“巫舞”の剣士であった、羌瘣、羌象、羌識、幽連などとも比べて、浮彫になる羌礼の戦力分析を先に考えていきたいと思います。

ネタバレ予想①-羌礼の強さ

恐らく、剣士としては羌瘣と羌礼…、

比較的、近いタイプ同士の“巫舞の剣士”だと考えられないでしょうか?

過去のキングダムを見ても、一口に同じ“巫舞の剣士”とは言っても、羌瘣と羌象の二人などは、かなりその“巫舞”の特徴に違いが見られました。

多くのキングダム読者様もご存知の通り…、

一番、目立った“強さ“の違いとしても、“巫舞”の呼吸の“持続時間“と“深さ“にその得意とする差異が見て取れます。

羌象『(武神の)呼吸が無限に続くなら、呼吸の長さはもう利点じゃないでしょ。だったらそいつと戦えるのは、あんただよ羌瘣。』(参照:141話)

同時に、この“巫舞”の使い方ですが、少なくとも羌瘣と羌象に限った関係に注目すれば、ややもすれば使い手の性格も関連しているのかもしれません。

“巫舞”を可能な限り深く落とせるタイプの剣士である場合は、殆ど自意識を乖離させたままに、視界に入る敵を即座に斬って捨てることが出来る反面で、

“巫舞”息を長く維持できるタイプの剣士であれば、その分、自意識をある程度残したままで、戦況に応じたペース配分を計算して戦うコトができる剣士と言えるでしょう。

また、羌族も世代ごとに二名ずつ姉妹一組を候補者に挙げるワケなので、どうしても片方でマイペースなヤツがでてくると、もう一方が、真面目なしっかりさんというキャラクターに育ってしまうのは仕方が無いのかもしれません。

この点、羌瘣と羌象の関係を羌礼と羌識の関係に落とし込んでみると、実際にも、羌礼の方が気分屋で、乗っている時には好き勝手に“巫舞”に没入することができるキャラクターで、

羌識は、直近の作中描写を見る限り、そもそも戦うコトが好きでもないようなキャラクターだったのかもしれません。

そもそも羌礼が、呼吸の長さを戦術に組み込んで頭を使って戦うようなキャラクターだったら、最初から羌瘣の回復なんて待たなかったでしょうしね。

では、この場合、羌礼が羌瘣のような深度没入タイプの“巫舞”の使い手だとして考えてみて、彼女が羌瘣よりも深い領域の“巫舞”に自身を落とせるかが勝負の鍵になってくると思うのですが…、

私はこの点で、羌礼自身がある理由によって、羌瘣を殺せるほどの深さに至るまでの“巫舞”には没入できないのではないかと考えます。

ネタバレ予想-羌識が蚩尤にさせなかった。

前項の在る理由とは何か?

私は、まさしく羌識の存在が、羌礼を本物の蚩尤になるコトを阻止しているのだと考えます。

同じ蚩尤でも羌礼と幽蓮の決定的な違いは何か?

それは既に多くの読者様もお気づきの事かと思いますが、それは羌礼が未だ、“巫舞”という助走が無くては、意識を内から力を引き出せていない点にあります。

この違いは一体何なのか?

単に、蚩尤になってからの時間の違いではないのかと考えることもできますが…、さすがにそんな日和った後付け理由で神(作者)様がお茶を濁すワケはないと思うんですよ、僕的に。

で、この点で、キングダム本編でも羌礼が登場してきてから、長らく明確にされてこなかった、物語の核心の部分として、羌礼は本当に羌識をその手で殺害してしまったのか?という部分とも密接に関わって来ているんじゃないかと思うのです。

恐らく、堪えは羌礼は勝負の中で羌識を、その手の白鳳で手にかけてしまったのは事実なのだと思います。

しかし、より重要なのはその先で、羌識はその最後で、羌礼を人でなしにはしなかったのかもしれません。

幽蓮の妹の最後はどうだったのか?

想像するしかありませんが、やはり苦悶の表情を浮かべながら、幽霊に縋り付いて死んでいったのか?

いずれにしても、幽蓮が蚩尤に変貌するだけの大きなショックを与える程の最後だったワケですから、やはり常人にも見るに堪えない最後だったのだと思います。

しかし、本来、幽蓮がかつて語っていたように、他社との繋がりを強制的に遮断して、成立するハズの存在が〝蚩尤〟であるにも関わらず…、

今現在で羌礼は、未だに強固に羌識との存在を大切に保持している様子が非常に印象的に描かれています。

“巫舞”の助走のある無しに関わらず、この点でも、羌礼は、明らかに蚩尤になり切れていません。

この点で、羌礼が参加した“祭”の様子を推察するに、もしも、羌識が、蚩尤の一族の運命に心を委ねず、ただ純粋に羌礼の生存を喜んで笑顔で死んでいったと考えればどうでしょう?

だとしたら、羌礼は、身体的な命だけでなく、幽霊と違って、羌識よって、心の崩壊から守られた状態で祭を生き残った状態になるのではないでしょうか?

もしも、羌礼が、祭の結果として、あくまで身分上の“蚩尤”になっていたとしても、彼女が羌識の姉妹愛に包まれて生かされているという事実が残っている限り…、

その事実の当事者となっている羌礼自身は、どうにも“蚩尤”になりきれない存在となり、むしろ、罪悪感と残った善意や慚愧に苦しんでいるのが本質なのかもしれません。

羌礼とて、恐らく自分の感じているコトを言語化できる程、整理の着いた精神状態ではないでしょう。

そして、これまでもワザワザ羌瘣の回復を待つなどと言った、回りくどい勝負の持ち込み方をしている様子からも分かる通り、恐らく、羌礼は、そんな忘れられない羌識のもとに、唯一、自分を殺害して送るコトができる実力者として、羌瘣を指名してきているだけなのではないか?

この点も、おそらく剣を交えるなかで、羌瘣程の実力者であるならば、羌礼の剣筋がイチイチ微妙なフシがあるコトから読み取って、真意を悟るのも違い無いかと予想します。

いやっ、てゆーかさ?

ただ羌識が何も出来ずに運命に飲み込まれて死んだだけとか嫌じゃない??

彼女は死んでしまうコトになってしまったとしても…、結局は彼女が愛した羌礼は“蚩尤”なんかにならなかった。

それが、彼女にできる最大の抵抗、究極の蚩尤文化の否定だったのではないか?

― キングダムネタバレ最新668話 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

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