キングダムの感想、ネタバレ予想を楽しんで連載を待つブログ。

キングダムネタバレ予想考察オフィス

キングダム本編考察

キングダムネタバレ第635話 宝の山 考察

投稿日:3月 19, 2020 更新日:

(  桓騎 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第635話 )




王翦と桓騎のランデブーが見どころでした。

敵ながら引き際が迅速なのは李牧も流石でしたね。

それにしても桓騎軍の皆さんの喜び様がホントにアゲアゲですw

逆にこれで食料の目途が全く立たないとなれば、ゼノウ一家をはじめハンパない内部突き上げが噴出するでしょう。

王翦達にとってみても趙軍が受けたギョウの住民達の反逆どころでは済みません。

とは言え、鄴を陥落させたところで、周辺にはほぼ食料が残っちゃいないことはネタバレもなにも以前から分かっていたことです。

当キングダムネタバレでも度々言及してきたましたし、必然、連載を読まれているキングダム読者様であれば、自然とその問題点に行きついていたと思います。

今に始まった議論でもなくやっと解にたどり着いたか…。という気分の方も多いでしょう。

それでは早速、今週のキングダム本編を振り返ってみたいと思います。

キングダムネタバレ趙軍VS鄴の住民

趙軍と住民のモブキャラたち。

もったい付けて描くような連中でもないので勝負はほぼ一瞬で住民側の勝利しました。

キングダム検証あまりに反乱の手際がいい鄴の住民

内側の防柵を突破した住民たちは城門に迫るだけでなく、ほぼ同時に城門の開閉設備である“ぐるぐる回すやつ”が設置してある場所まで制圧します。

何?その訓練されたような動き!?

ホントに彼らはタダの一般住民たちなのでしょうか?

実は君たちも秦兵じゃないの?という疑念がもたげてきます。(笑)

そして、何故かほぼ横並びで鄴の各城門の扉が解放されて、一気に数万規模の住民が城の外に飛び出ていきました。

そりゃ李牧軍…、戦っている目の前で防衛目的が陥落とか確かに呆気にとられるしかないでしょう。

フテイも「ふざけんなっ…!」と残念の極みです。

住民どもがまるで李牧たちが一番残念がるタイミングを狙って城門破りを敢行しているあたり…、

これ、やっぱり狙ってやってない?とさらに謎が深まります。

ただ、李牧としてもこうなることは危惧していたでしょうから、心象はともかく彼のリアクションは薄いです。

この既に以前から迅速に戦線離脱することにも思慮を及ぼしていたかもしれません。

とは言え城内の残存兵力もまだかなり残っています。

住民どもが城門に満ちている間は、桓騎軍も城内に入れないので黒桜や摩論の部隊も突入待機している状態でしかありません。

そして、ここでもさらに鄴の住民たちがやってくれました。

城門を開放するだけでは飽き足らず、何故か城門の開閉設備に破壊工作までを加えて逃走…。

マジかよ?やはり絶対にコイツら一般人じゃないって!?

どう考えてもプロの工作員の為せる業にしか見えません。(笑)

キングダムネタバレ-ゼノウ一家のファインプレー

こんな状況でも健気に可能な限り迎撃準備を進める城内守備兵たちですが、突如、彼らの常識を超える動きを見せた部隊が出てきました。

ゼノウ一家です。

キングダム考察-恒騎軍だからこそ早期制圧が可能

あれ?こいつら李牧軍を迎撃する役目じゃなかったの?と私も呆気にとられました。

先週のキングダムを反芻していたのですが、コマをすすめると自分と同じように摩論までが、「ゼノウは雷土さんと李牧の抑えでは?」と驚いています。

この摩論の時間差ツッコミで、神(作者)の仕込みに一本取られました気がします。(笑)

雷土「勝手に持ち場を離れやがって!」

一瞬にして城門内に突入したゼノウ一家の行動に、雷土軍の連中まで総ツッコミしています。

しかし、先週のキングダムで雷土は李牧軍の疲弊具合を見て「ゼノウ一家が出るほどでもない」と言い切っていたので抑えの心配はありません。

住民たちの流れをものともせず逆流して城内に突如出現したゼノウ一家。

『ぐいもの(食い物)!ぐいもの!!』と騒ぎ立てながら、彼らは城内深くに向かって食い物捜索を一斉に開始しました。

ゼノウ一家の先行突入に続いて他の桓騎軍の連中まで早期に乱入。

予想を上回るスピードの混乱に、城内の防衛線も全く機能していません。

盗賊集団の集合軍という設定もあり、摩論まで「宝の山♡」というほどで、食い物以外の財宝を狙って貴族たちが生活拠点にしていた城内中央部の占拠を一気に進めてしまいます。

桓騎軍のやっていることは、確かに信達にとっては胸糞な犯罪的行為なのは間違いないのですが、何故かいつも彼らのヒャッハー♪を見るのは悪い気がしません。

城主の最後

王翦軍と桓騎軍のサンドイッチで李牧軍が大虐殺の憂き目に遭うとかも、ネタバレとして予想していたのですが、この点は今回のキングダム本編でスルーだったのでチョット残念です。

ただしその分、鄴城の陥落後から李牧撤収までは、カナリ秒で終わったのでこれまでと打って変わって話は早いです。

秦軍の占領スピードがあまりに早いので、城内の貴族も手早く脱出しようとするのですが、その最中に城主の趙貴伯が自害。

『鄴は王都の生命線なのに、住民を匿ったのは儂が間違っていたのか…。』と自責しながら果てた趙貴伯さんでしたが…、

せめて一族の皆さんだけでも桓騎軍の餌食されずに李牧に保護されて無事に逃げ伸びてほしいトコロです。

そして、ここで作戦の打ち止めを悟った李牧は、全軍の撤収を開始。

住民達も引き連れて鄴周辺から離れていきました。

キングダムネタバレ食料問題の再顕現化

鄴は陥落しました。

しかし、鄴周辺から撤退を決め込んだ李牧の顔に何ら焦りはありません。

むしろそれを背後から見送る桓騎の鋭い目こそ、まだ戦いが終わっていない旨を読者に突きつけるようだったと思います。

桓騎が悠々と侍る本陣に、王翦が合流を果たします。

桓騎「思ったより遅かったな。」

王翦「やはり、容易い相手ではなかった。」

端的に会話を交わす両者ですが、そこから王翦は既に鄴には食料がなく、そのために李牧はあっさりと戦地を手放していったという事実について言及します。

読者たちには既に分かっていたことですが、王翦と桓騎を除いて鄴には食料が殆ど残っていなかったコトを明確に知っている秦軍の人間は殆どいません。

ココにきて王賁、蒙恬、河了貂や信達は王翦が潜入兵を使って兵糧を放火して反乱開放させた事実を初めて聞いたことになります。

彼らも当初は食料は鄴で手に入れるつもりだった矢先に、初めて大問題が残っていることを知りました。

キングダム検証-前回までは食料解決の選択肢はたくさんあった

最終的に神(作者)はこの食料問題をはっきりとした作品上のネタとして投入してきました。

いままでこれだけ兵糧残量をあやふやにしてきておいて今更!?という気がしないでもありません。

前回までのキングダムネタバレでも予想しましたが、「勘で分かるんだよ。」と言っていた楊端和とキタリのセリフの伏線回収も気になります。

李牧が粘って王翦&桓騎と闘っているいる間に、トドメの南下包囲で対遼陽軍を帰還させるでも描けば食料問題も何ごとも無かったコトのように描くコトも可能だったはずです。

実際に当初の桓騎と摩論のセリフからも、敵を撃破した王翦軍と楊端和軍のどちらかがついでに食料を分捕って戻ってくる顛末を期待していた様子も残っています。

また、神(作者)としては南下後発の田里弥に「李牧も急ぎ南下したので敵の宿営地から野戦食料を確保しました。」とでも言わせてみる手段もあったと思います。

『おーい!』と大手を振って悠々と食料を伴って南下してくる残存軍とのランデブーを描いた後に…、

鄴に戦力を残しつつ列尾再撃破に移行という筋も不可能ではなかったかなと考えられないでもありません。

とは言え、楊端和が遼陽を占領してもを厳密に考えれば敵国内での兵站構築するネタバレは難しさが残ります。

また、朱色平原で敵の宿営地の食料を強奪したところで、どれくらいのストックが残っていたか等は王翦であってもどうしても読めないでしょう。

なので、この2点を考慮すれば、今回のような王翦の姿を描くことで『最初から敵の食い残しなど期待していなかった』とした確かな読みごたえがハッキリと残る結果になります。

本編に話を戻すとゼノウ一家などは、他の恒騎兵とは違い当初から食料だけを目当てに鄴城内で乱戦。

桓騎も自軍の短気な輩が改めて食料の危機にどう反応するかは気にすることでしょう。

次回のキングダムのネタバレ予想としても、このような状況のなかで王翦が今の場所とタイミングを狙って食料を出現させる方法とはどういった方法がネタバレとして成立するのか?

もう無いと思っていたアツヨ征服ネタでくるのか?

黄河運用と昌平君サポートサービスの発動なのか?

次回作成のネタバレ予想記事でじっくり予想を煮詰めてみたいと思います。

― キングダムネタバレ最新635話 考察 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

前回の予想⇒キングダムネタバレ最新第634話 秦軍と趙軍、南下作戦の全体像②

次回の予想⇒キングダムネタバレ最新636話予想 王翦の食料問題解決策を確定!

次回の考察⇒キングダムネタバレ最新第636話 補給軍の行方 考察

 

-キングダム本編考察

Copyright© キングダムネタバレ予想考察オフィス , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.