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キングダムネタバレ最新625話 矛盾の答え 考察

投稿日:12月 13, 2019 更新日:

(  王騎将軍 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第624話 )



今週のラストシーン胸アツの極みですよ…。

それこそ実生活で多少嫌なことがあっても、このラストページで漂と尾到に体を支えられて奮い立つ信の姿を思い出せば、絶対に心が折れない、どんなに仕事が辛くても負けてられるか!という気持ちが湧いてくるような神絵だったと思います。

ヤングジャンプ上の連載としては、今回の第625話の回で12月も後半なのですが、来週のヤングジャンプも合併号ではなさそうなので、このまま12月26日の年の瀬ギリギリまでキングダムが読めると嬉しいです。

年度最終合が休載で読者ファンの心を折る…、なんてコトにはくれぐれもならないようにお願いします。ヤンジャン編集部の皆さま!

さと、本編では信がホウケンに苦戦している様から、徐々に信がホウケンを圧倒しつつ状況に移りつつあります。

李牧が解説モードにすっかり没入していますが、そのせいで他のモブ将校にカイネが怒られているのがちょっとカワイソウかもです。

いや?それ以上に、方々から敵に攻め込まれているにもかかわらず、伝令スルーされる現場の趙将校たちはたまったものではないでしょう。(泣)

このままホウケン討死に加えて、リーボック捕縛でもいいですが…、

李牧に対してはワザとアカキンやら段茶さんの部隊だけまったく動きが描かれていないあたり、神(作者)の加護による退路確保と捉えるのが妥当でしょう。

一方、田里弥軍に逃げ果せた王翦ですが馬南慈の追撃に言及している反面、フテイに関しては名前すら出てきません。やはり、三千将ぐらいでは王翦から見たら馬南慈軍としてひとまとめされても仕方ないかもですね。

ちなみに王翦の側近兵も相当数いたハズなのですが、バナージが追いかけてきているだけあって彼らは蹴散らされたのでしょうか?

それでも王翦が逃げ込んだ田里弥軍が後方迎撃に出たとなれば、ますます王翦を討つなどは不可能に近いハズなので…、

バナージもフテイもサッサと撤収しないと、どんだけ段茶さんと玉鳳隊本体がのんびり屋さんでも狩られると思われるので、神(作者)としては王翦周辺に関して言っても、今さらどうとでも収拾がつけられそうです。

この点、再び李牧の立場に戻って考えれば、横から出て来た飛信隊の存在に加え、後方から亜花錦隊の突入が予想される状況にあるというだけでなく、危機的状況を切り抜けた王翦に今の自分が“観戦モード”であるというコト…、

言い換えれば、指揮官として仕事していないばかりか“よそ見”している状態であるコトを王翦に発見されているというのはさらにマズい状況です。

今週もじっくり、考察と感想を進めてみたいと思います。

キングダムネタバレ-周辺状況



糸凌さんバテイと互角戦闘を実施中です。

しかしながらあくまでも武将の一騎打ちそのものが互角であれば、けっかとしては兵士同士の戦いで勢いがある方が有利になり、それまで秦軍が優勢であったことも手伝って秦兵の趙本陣への雪崩れ込みが一向に止まない状況が続いています。

趙中央軍左翼を有利にまで戻すどころか、せめて互角程度に戦況を戻すとしても、バテイは糸凌を討って、倉央を相手にするまでのコトをしなければ、今の秦軍の勢いにまともに抵抗することもできない状況です。

秦中央軍右翼にとっては強敵の馬呈を糸凌が抑えている間に、倉央が先頭になり李牧本陣に兵を進めます。

正直、かなり現場の趙将たちも弱気になって来ています。

最早、自分たちが倉央たちに抜かれることを前提に、李牧が本陣を脱出するのを期待しているといった状態です。

とは言え、倉央としては何故か李牧がまだ本陣に留まっているという気配を察しています。

『なぜ逃げぬのだ李牧?』とばかりに、作中の倉央にとって見ても明らかに不可解な敵の挙動ではありますが、この事実は自軍から右方へ反対側で戦闘を進めている田里弥にも、どうやら同じ印象で感づかれている様子が分かります。

敵本陣の李牧の様子と背後から接近してくる総大将王翦の気配を察している田里弥。

部下の発言を制止しつつ背後から王翦とその護衛を自らの傍に迎え入れます。

ネタバレ検証-王翦の安全確保

さて、ここで先ほどまでバナージ軍からの急襲の憂き目あっていた王翦ですが、逃亡しながらも、あくまで自分は敵標的である李牧の挙動から全く目を離さずにいたコトは流石だと思います。

中途半端に自分の身を守るために戦うなどといったコトはせず、蒙恬たちに任せていたのだと思います。

まぁ…、その分、同じくこの決戦の中心地に、王翦と共に逃げ込んできた蒙恬と王賁は、フテイたちをあしらうのに相当苦労したことかと思われます。

そして、今回のキングダム625話の前半部分で最も興味深かったのは、上述のとおり李牧がまだ逃げずに本陣から動こうとしない状況であるコトを、敵総大将の王翦に把握されてしまったトコロです。

この様に、軍同士の戦闘がすでに佳境を過ぎ、総大将としては脱出が必要な段階のフェーズに来てながらも何故かそうしない李牧。

ここからの戦況を、王翦が徐々に脱出不可能なフェーズ、あるいは最悪、既に完全に脱出不可能になっていると王翦が判断してしまえばマジで李牧どうすんだよ?って話です。

“今の自分を王翦が見ているハズ“という危機感を李牧が忘れるとも思えないのですが…、読者としても、秦軍勝っても李牧はまだ史実バリアが効いているので、ここでは死なないというコトが分かっているだけに、

ここから李牧はどうやって逃げるのだろう?というのは、ここからの信と龐煖の決着後のネタバレ予想の論点として気になるトコロです。

さて、そんなリーボックとは裏腹に…、

敵である秦軍兵の手応えとしても、すでに敵軍の総大将が逃亡を果たしてもおかしく無いという肌感覚を捉えているぐらいの状況ですので、これを現場趙将校の気持ちで捉えてみれば、凄まじいほどの重圧に晒されているのかがよく分かります。

「頼むから逃げて下さいお願いします!」ってドコロの話じゃなくて、その自分たち将校の危機的進言が、最早まったく耳に届いていない総大将って完全に恐怖だと思います。

折角、『李牧様、早く脱出を!もう限界です!』とまで言いに来てくれている仲間に背中向けてスルーなんですから相当ですよ。

とは言え総大将であるだけに、そう簡単に引き下がれる立場でもないというのも分かるので、ただ単に逃亡しないからと言って李牧の判断が間違っているとも言い切れないところもあると思います。

しかし、それだったら李牧としても、龐煖の一騎打ち勝利が、秦軍を現実的に止める可能性があるチャンスとして待っているというワケですから、

せめて素直に朱海平原の運命が、龐煖の戦いに賭けられているといった趣旨などを側近に伝えてやってもいいのにとも思えてきます。

キングダムネタバレ-解説に命を懸ける李牧



『カイネ!李牧様を逃がしもしないで何やってんだ!?』

趙軍将校の叫びが悲痛にも聞こえてくる勢いなのですが、その叫びを見事にカイネまでスルー。

再び、信と龐煖の勝負の世界に没頭していく李牧とカイネの姿が描かれます。

ってゆーか…。もうすでに李牧とカイネだけでなく、二人の傍で本陣の小高い丘で本陣内で侍っていた他のモブ将たちまで、伝令への対応をほったらかしにして、勝負の観戦に没頭しているのにビックリです。

みなさん仕事?仕事は??全員がバトル観戦ってのは流石にマズいでしょう。

そして、主だった本陣趙将のほぼ全員が、信と龐煖の勝負に目が釘付けにされる理由として、いよいよ作中で信の戦い様が、龐煖の強さに引けを取らないレベルまで〝超えてきた〟ことが描かれます。

キングダムネタバレ-信も評価してくれる李牧



李牧としても『はい、それでは龐煖の強さについて解説しました。あとは飛信隊の信を龐煖が打ちとるまでの辛抱です。彼の強さを信じて本陣守って下さい。』とはなりませんでした。

ここから信の矛のキレは龐煖の振るう矛に負けず、全く動き負けすることなく幾重にも攻撃を討ち重ね合います。

信の戦いぶりに驚嘆する味方のモブ将校の為に、ここからは丁寧に敵である信の強さ解説を始めて、さらに、同時に龐煖が強さを極めたものとして、自身の強さを天に示すために世の中に出てきた以降の話を始める李牧がいました。

17年前で初めて王騎将軍に敗れた龐煖。

その再戦で王騎を葬ったものの自分一人の力では勝つことが出来なかった、二度目の馬陽戦。

結果的に16巻の時点で李牧は、龐煖は最初の王騎将軍との戦闘から、武神としては既に〝極み〟に入っていながら負けてしまっていたのでは無いかと考えていたコトを語ります。

しかし〝武の極み〟に入っていながらも王騎将軍に勝てなかったという矛盾。

その矛盾こそが、龐煖が李牧に対して自分を導く様に運命づけた答えだったとに李牧は気が付きます。

何気に李牧は麃公将軍を思い出して、実は麃公もその矛盾に気づいていたと、内心で吐露します。

ネタバレ検証-手数よりも一撃のキレ

信の打ちおろした矛が、刹那、ホウケンを仰け反らせるに至ります。

信の動きが武神に追い付いてきたのに気がついた田永などは、ここまで来たら信の勝利を信じる覚悟を決めて、応援の声を発します。

ここで龐煖は、武神として磨いた独自の〝技〟を使って食い下がる信に対抗します。

どうやら166話で王騎に対して放った技と同様の戦技のようですが、こと今の〝見切り〟レベルに至った信にとってみれば、この手数に頼った攻撃は明らかに斬りつけが浅いです。

急所を外しつつもその攻撃を受けて倒れそうになった信ですが、刹那、技を放った直後の間隙を縫って、予想外の矛撃が龐煖の頭部を襲います。

自分の獲物で直撃は防いだもの、ついに片膝を地につける武神。

信は倒れながらも、敵味方を驚愕させます。

ここで李牧は信の力を最終的に、『〝個〟として武の結晶になった龐煖とは真逆、関わる人間達の思いを紡いで束にして戦う力』と定義します。

何なの?その、人間ゼータガンダムみたいな力は!?という風に趙のモブ将校たちも驚いたかもしれません。

信の背後を漂と尾到が支えます。

信に現実的な指針を与えた王騎、麃公、蒙驁。

政と共に国の行く先を案じていた成蟜。

そして、強敵として信の飛躍的に実力を開放させる存在として戦ってきた輪虎と万極も共に存在しています。

万極に至っては、あんなに怨念にまみれていたのに、すっかり信のお陰で成仏できたかのようなキレイな顔になっています。

 

― キングダムネタバレ最新625話 考察 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

第624話予想⇒【キングダムネタバレ624話予想 李牧と龐煖コンビ解消】

第625話予想⇒【キングダムネタバレ最新625話予想 信の勝機と龐煖の弱点】

第626話の予想⇒【キングダムネタバレ最新第626話予想 龐煖に相応しい最後】

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