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キングダムネタバレ622話 龐煖とは 考察

投稿日:11月 21, 2019 更新日:

(龐煖 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第622話 )




〝人〟の代表って何?で幕切れのキングダム622話でした。

それって、もう宗教的な意味でもともと龐煖って、ポスト的にキリストだとかお釈迦様のような存在だったって話でしょうか?

それとも、李牧がここから「武神の正体はアダムです。」とか言い出さないか心配です。

こうなると…、例えば〝人〟の代表をいう言葉尻を捉えても、たった一人の李牧という男の総意だけで決定された“人類代表、龐煖”という感じになるので、殆どの人が認めたくない響きに変換されてしまうようです。

頼むから李牧は目を覚ましてほしいです。

ホントに代表とまで言うだけの話であれば…、

こんな恥ずかしい〝人類の代表〟を、彼は一体どこに出場させるというのでしょうか?(泣)

そっくりそのまま李牧の言葉どおり一旦は額面とおり受け止めたとすると、

その人類代表様ともあろうお方が、なぜに“群雄割拠の中のイチ衰退国家に過ぎない趙国の軍の役職の中のたったの一人”に過ぎないのか?という部分を捉えても、イマイチ有難みの分からない人類代表の例になります。

どう見ても彼が“聖☆お兄さん”には見えてこないし、そのように仮定したとしても、初登場したトキとも比べて、えらく落ちぶれ具合が凄まじいな?という印象しか受けないと思われるのですが、

羌瘣の所属していた、求道者集団の一族が名乗っている“蚩尤”という象徴的存在の部分は、もともと古代中国の神話が元になって成立しているキャラ設定なので、案外、この古代宗教的な視点からの考察アプローチは捨てがたいかもしれません。

そうなると、まだネタバレは先なので、神(作者)は急に厨二になったの?とは言えませんし、仮に話を広げると、李牧のここからの解説如何によってはそれがそのまま李牧と龐煖が約二十年前に交した約束とやらの正体なのではないかと思えてきます。

まあ、李牧もカイネに相手に、どうせ言っても信じてもらえないだろうな的なコトをいっていますし、何より戦闘場所にいる信たちには李牧の話も届かないわけなので、今さら知ったところでどうなるよ?って部分もあるのですが、考えてみれば、龐煖ほど派手に登場したきた割には殆ど内面が描かれてこなかった人物もいません。

この際、多少は信との勝負の結果が伸びるのは仕方が無いにしろ、ここは是非このまま李牧に、龐煖の過去や内部事情を明らかにして欲しいところです。

また、恒例の“味方殺し“の姿も今回のキングダムでハッキリと描き出されましたね。

いや、マジで誰もついてこれねえって話ですよ、これじゃあ。

あと、今週の武神さん、何故か叫んだらなんか体力とダメージが回復してるんじゃないか?ってくらいに元気になっています。

信が素で、『何なんだ?』と叫んでくれましたが、よく読者の気持ちを代弁してくれたと言っていいでしょう。

是非是非、李牧もカイネだけではなくて、下に降りて行って信にも語って聞かせてアゲて欲しいところです。

キングダムネタバレ-信はカナリ落ち着いてる




去亥が死んだこと、羌瘣が戦ってくれたこと。

騎馬隊ではなく、歩兵だったので軍の比較的後方にいた竜有と崇原、尾平にコウ君、あと尾平の横に居るのは慶さんですね。

龐煖の登場と雄たけびですっかり進軍が止まってしまった味方をかき分けて、最前線まで歩みを進めます。

ネタバレ検証-去亥と竜有

去亥の亡骸を見つけた彼らですが、、。まずは最初に大きく声を上げた尾平よりも、竜有が歯を食いしばって絶句する姿が心に刺さります。

かつて同じく龐煖に殺された邦とも、同じ元蛇甘平原軍の第二軍の頃からの付き合いであった竜有と去亥。松左と崇原のように、最も絆が深かった仲間同士のハズです。

「気難しい連中だが、腕は確か」と有義に言われていながら、最初は飛信隊に馴染もうとしていなかった三人の姿が思い浮かびます。(参照:115話)

尾平とも思い出があります、第17巻のオマケ漫画の中で、「顔になんかデケェ葉っぱ付いてる…、」と去亥をキレさせて、尾平が腕相撲ボロ負けしていたのは、ホントについ最近の出来事のように感じてしまいます。

そのまま信の馬の横に来ていた尾平、横目に戦闘不能になった羌瘣の姿が目に入ります。

信が尾平に彼女の身柄を託しているので、今のトコロ、羌瘣のバイタルには別状はないと思いたいのですが、この点、今はそう信じるしかないでしょう。

そして、尾平だけが垣間見ることが出来た信の表情はいかなるものだったのか?

神(作者)がこの時点の信を伏し目にして、意図的に表情を隠しているので、龐煖のコトよりなどよりも先に信の精神的安定について、とても気になった部分です。

もはや、ただ単に仲間の仇とばかりに怒りに任せて敵に挑みかかるような、昔の信ではありません。

実際にこの後で分かるように、龐煖に問いただすように向き合っている様子からも、すでにただ王騎と麃公の仇と言うだけの話というわけでは無く、

信なりに龐煖を理解するために反撃の前に、〝敵を見据える〟といった所作で対応しているのが興味深いトコロです。

ほんと、マジで大将軍になりかけの信じゃないでしょうかね。

そういう雰囲気を纏いつつあるように感じます。

キングダムネタバレ-やっぱり王騎が気になる武神




ここから敵と再び向き合う刹那、信はゆっくりと心の中で、今から戦う敵の姿を反芻します。

『龐煖』

目の前の去亥、戦いきった羌瘣。

『何なんだ!?』

紡ぎゆく炎を信に託した麃公。

『お前は、マジで…』

王騎。

『何なんだ!?』

龐煖も、信が向き合うまで、まるで待ち構えているようです。

そして見開きのページの二人の姿は圧巻の存在感を放っています。

さすが、神(作者)の画力です。

しかし、あれ?

なんででしょうね? 龐煖はなんで羌瘣がアレだけ死闘を尽くしたのに、ほとんどノーダメージ然の姿で立っているのでしょう?(泣)

羌瘣に斬られまくっているので、ホントはもの凄~く全身がイタイのに、やせ我慢して立っているとかでいて欲しいのですが、流石にそういった状況ではなさそうです。

そして、アレだけ、信をさがして絶叫して、咆哮していた龐煖ですが、こうして信を前にしてみると、なにやら落ち着きを取り戻したように見えます。

この点は、前回までそれなりに実力を開放して、我武神という本来の存在意義を再確認して、羌瘣と斬り合っていたたコトも影響しているでしょう…。

しかしながら、信が手にしている矛が視界に入るや否や、瞬間的に武神の脳裏に宿るのは、死して尚、絶対に揺るがぬ自信に満ち溢れた笑みで向き合う王騎の顔です。

でもって、龐煖…。

せっかく、羌瘣ほどの強者と戦って、平常運転の自分を取り戻したつもりであったもつもりの心が、一気に沸き立ち、再登場したトキのような咆哮を放って、戦場を揺らし、周囲の騎馬をパニックに陥らせます。

そして、突然、ノーモーションからの矛撃で、ここから一気に信に先制撃を放ちます。

キングダムネタバレ-今週もナゾナゾ軍師で終わる李牧




咄嗟に、防御に入った信、王騎の矛で矛の刃を受けます。

しかしながら、体重差は如何ともしがたいので、そのまま武神が矛を降りぬいた先に体ごと吹き飛ばされます。

ネタバレ検証-味方殺し

信が飛ばされた先は、趙騎兵がいる場所だったので、本来は敵にとってオイシイ場面…、のはずなのですが、この点、何にも趙騎兵にとってイイことがなかった結果に終わります。

そうです、もう敵しか見えていない龐煖なので、見事に味方ごと信を狙って振り下ろした矛撃の一閃に、今戦でも、味方であるはずの趙兵の命が奪われました。

いや?なんというか、もう趙兵にとってみれば、これって三大天がどうとかじゃなくて、頼むから山から出て来ないで欲しいって話だと思うのですが…。

こうして比べてみると、ことさら当初の馬陽戦で出てきた龐煖が、今よりも遥かに人間っぽい奴だったと思い返されてなりません。

普通に満極を将軍に任命したり、趙荘の作戦中に単独行動に出たコトを詫びたりしていたりしていて、普通に社会生活を送っていたので。(苦笑)

信と龐煖の戦闘は、始まったもののまだ本格化しているワケではありません。

台上のカイネは傍らの李牧に尋ねます。

『今さらですが、龐煖様は何者ですか…?』

李牧曰く―、

『言っても信じないと思いますが、龐煖は、我々〝人〟の代表です。』

いいの李牧?

多分、カイネってめちゃくちゃ素直だから、テキトーに言ったことでも信じちゃうよ?

― キングダムネタバレ622話 考察 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

第621話予想⇒【キングダムネタバレ621話 龐煖、真の武神として信と対戦】

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