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キングダムネタバレ613話 必勝戦略 考察

投稿日:9月 5, 2019 更新日:

(李牧 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第613話 )

亜花錦の金毛軍攻撃、しかも段茶弄りまでする余裕でを見せて飛信隊に援軍。

同時に、金毛が無念にも部下を現場に残しつつ撤退し、飛信隊が完全に戦場突破を果たしました。

しかも、李牧軍へのインパクトまでにホウケンが右翼の最後の抑止力として派遣されて来ないか心配していましたが、今回の613話ではそういった事態にもなりませんでした。

金毛軍突破後の飛信隊は、一気に李牧軍の左側面への突撃を成功させます。

戦略の全てが破れて“チーン”と黙想する李牧。

アレだけ、食料が無くなって秦軍が干からびて死ぬだの、右翼に期待しても無駄とかいいつつ、作戦内容でも戦術単位でもオウセンに“詰み“に誘導されまくっている歴代最強の三大天。

今更、フテイ如きに“あの人はやっぱり恐ろしいぜ”とか言われたぐらいで、もはや何を言わんや。

これで、フテイ相手に出した指示が「敵軍(秦軍)の全てが前のめりになっているので、こっそり捨て身でオウセンを刺して来てください。」とかだったらどうなんでしょう?

いくらなんでも、既に戦の序盤で麻紘に使った手で、しかも、麻紘よりも警備が格段に手厚いコトが考えられるオウセンを相手にする状況で、思い付きに近い一発逆転の奇襲が通用するとも思えません。

また、麻紘トキは李牧本人が動いていたのに対して、今度はほぼフテイとその側近のだけで、ほぼ単独に近い形の作戦行動のようなので、攻撃力の確度でも麻紘を討ったときよりも落ちます。

ほとんと賭けに近い特攻でしょう。

コレで失敗したら、趙軍は軍の重鎮だった尭雲と趙ガ龍を損失しただけでなく、これから先の趙軍を支える前途有望な?(笑)青年将校であるフテイをも失うことになってしまいます。

とはいえ、最早、軍全体の勢いという意味では、ほぼ大勢が決してしまったと言える状況なので、李牧がここから勝機を拾い出そうというなら、ピンポイントで敵将を刈り取るなどの“点”で勝負を覆すしかないように思えてきます。

ただ、ホウケンも出てきてくれているので、例えば、武神に対する李牧のマインドコントロールがまだ有効で、「後で信と闘っていいから、そのためには一騎打ちの舞台を作るためにも邪魔なオウセンを消しとかないとダメだよね♪」とか言っているかもしれないので、この点では秦軍的にも警戒を強めるべきだと思います。

フテイを囮の捨て石にして、確実にホウケンでオウセンを屠るとかだったら、今の李牧の選択しうるオプションとしても可能でしょう。

今週のキングダム613話の各場面について、考察をまとめていきたいと思います。

キングダムネタバレ-馬南慈の後退で単純失策



今更モブ兵ごときでは亜花錦は止められません。

河了貂もびっくりするぐらいの強力な援軍の登場で、信を始めとする飛信隊の前進が加速し始めました

亜花錦が今回も段茶さん死んだ弄りしてますが、別段、味方の損耗の対費用効果を計算しながら戦うって当然のことなので亜花錦の考えかた自体はツッコミどころでもなんでもないです。

味方の二千人将に、さらに飛信隊への援軍を指示しますが、指示された佳恭二千人将の側近は、亜花錦が千人将だからとマジレスしてきます。

佳恭さん本人は、亜花錦の実力を以前から認めていたので、素直に飛信隊に増援を派遣します。

曰く、「亜花錦、戦の終盤いつも思うぞ、貴様が健在でよかったと。」とか言っているとおり、亜光軍の同僚からはキチンと実力が認められているあたり、本当に性格難というだけの理由で亜花錦が千人将に留まっているのではないような気がしてきます。

亜花錦は、ここで自分の健在だけが右翼軍の勝因だとは思っていません。

改めて振り返って、王翦が飛信隊を三日目に援軍で送り込んできたことが勝因であると見て取ります。

ネタバレ考察‐李牧はどこで判断をミスったのか?




李牧の立場としては、馬慈南軍と尭雲軍がキチンと足並みを揃えて後退させて、両軍が力を残したまま遊撃軍化した後に、李牧直下兵を織り交ぜた金毛軍と馬慈南軍と尭雲軍で挟撃するのが理想だったのだと思います。

今回の613話を見る限り、すでに金毛軍には尭雲が戦死している情報が伝わっているのは分かるのですが、馬南慈後方に下がった作戦の初動の時点で、尭雲が単独行動に出たことは李牧には全く伝わっていなかったのでしょうか?

また単純に、趙ガ龍と尭雲の軍を自力で撃破した飛信隊をはじめとする秦軍右翼を、金毛軍単体で抑止できると考えるのは、損耗率を計算にいれても流石に無理があるように思えてきます。

いずれにしても現在の状況を鑑みると、彼は秦軍右翼の防御策についての構想はあったものの、尭雲の単独行動と戦死を考慮に入れた作戦行動の修正が無かった点で、飛信隊の肉薄が決定的なものになってしまった感が否めません。

また、現場で遊撃後退の指揮を執っていた馬慈南の判断も難しかったハズです。

一緒に、遊撃軍化するハズだった尭雲軍が勝手に、信と王ホンとの個人決着を優先させて軍団が自分から消えていたのですから、もうフォローの仕様も無かったと思います。

段茶さんは決死の覚悟で馬慈南軍を止めるために戦っているワケなのですが、普通に考えて馬慈南軍ってもう、亜光軍の半数を相手にするぐらいでやっとであるのが、妥当な戦力評価ではないでしょうか?

ただでさえ、飛信隊と亜花錦軍(亜光軍の半数)以外にも、現在、再編中の玉鳳隊と休眠亜光が控えているのに…。

現時点で馬慈南の戦う姿は描かれてはいませんが、これなら「全て尭雲殿が悪いのじゃ!」とか、馬慈南が言い出しても読者も納得の状況です。

・カッコいい半モブ将、竹進さん

「もう金毛軍には俺たちを止められない。」

勢いのまま、河了貂が全軍に敵の押し込みを指示します。

金毛さん、趙軍のなかでたった一人、李牧の言うことをキチンと守って戦うイイ人な将軍だったので、出来たら死んでほしくないなと思っていたら、ここで半ばヤケになったのか…、

「矛を持てイ!」と激高し捨て身で飛信隊と戦おうとします。

もちろん、今の自分の持ち場を死守セヨと李牧に誓って出てきたのはわかります。

無き主、慶舎と仲間の岳嬰が先立った無念も分かります。

しかし、彼の側近である竹進さんは、本陣は自分たちに任せて脱出を進言します。

金毛は今更生き恥を!と珍しく激高しますが、竹進さんに「責務を放棄するな!金毛様」と反論されます。

ここで負けても李牧が負けたわけではない、将は軍の柱であり、軍は国の命。

岳嬰も堯雲や趙ガ龍の戦死して、彼らが死ぬほどに国が揺らいでいる、趙の為に無駄死にするな!というのが竹進さんの叫びなのですが…、

なんで、半分モブ将のアンタがこんなカッコいいこと言うんだよー!

前回の段茶さんといい、この二週にわたってのキングダムはやたら、どうでもいいハズの枠役にいいトコロを与えまくっているようです。

落ち着きを取り戻した金毛は、竹進さんに感謝と武運がある事を述べ退陣します。

そこから両軍の奮戦が描かれますが、さすがに勢いに乗る飛信隊です、竹進さんが奮戦するも金毛軍本陣が砕かれ、信を先頭に飛信隊が抜け出ました。

朱海平原十五日目にして、ついに秦軍右翼が趙軍中央軍の真横に出現した瞬間です。

飛信隊の出現に気が付いた李牧たち。

ここから矢を放って多少の迎撃の体を見せたところで、もはやどうなるものでもありません。

中央軍側に抜き出たのち間髪入れず、信を先頭に飛信隊は、そのままの勢いで、趙軍中央軍への側面に突撃。

王翦が目論んだ挟撃の形がここに成立を見ます。

・横撃成功からの勢い

李牧も何やらここでは、目と閉じて黙考にふけっているように描かれています。

また、これまでの作戦の積み重ねが功を奏した王翦ですが、上手くいっている時でさえ、まったく表情を崩さない王翦が逆に怖いです。

さて、突撃した飛信隊の面々ですが、主力の田有と田永もこれまでの疲労も忘れたように奮い立っています。

渕さんも「やっとここまで来た!」と感極まった様子で一気に李牧の首を獲れと味方に激を飛ばします。

飛信隊が到着した後の王翦軍陣営では、どうでしょうか?

田里弥も倉央軍もここが勝機ととらえて一気に前進し始めます。

ただ、前回から倉央の傍らに戻っていた糸凌がどのように武神龐煖の登場を味方に報告したのかは気になります。

彼女まで、趙軍の連中のように、まったく味方に基本的な報告が出来ないとかだとガッカリです。

龐煖の出現が、危険因子として警戒できるように、倉央や王翦に少しでも正確な報告として掌握されていることは祈らんばかりです。

キングダムネタバレ‐フテイにも見せ場を与える神(作者)




フテイ推しのキングダムファンの方には大変申し訳なかったのですが、このブログでは割とフテイとカイネが実際にあまり軍人としてもキャラとしても全く成長を見せていなかったコトからも、割と趙軍の役立たず扱いが確定しているような印象に焦点を当てて面白がって論考を進めていました。

ところがまあ、これまでまったく期待していなかった流れで、今回の613話では、完全にフテイが場面を持っていきましたね。

カイネが、秦軍のモブキャラ相手に、それなり頑張っていたのですが、徐々に後退と自陣の凝縮が必要になってきた様子が描かれています。

彼女の地味なピンチに颯爽と現れたフテイですが、カイネに言わせるとここでフテイが出てくるのは、本来彼の持ち場でもないことから、自分を助けるくらいなら李牧様を助けろとばかりに素直にありがとうも言わずに“ツン”で返します。

とはいえカイネの意見もごもっともなので、「たよなー」と言いつつも、その守るべき李牧から、それとなく特命を宛がわれた様子であることを彼女にほのめかします。

曰く、「行くところがあってねー、ついでにお前の顔見に来たって感じ?」

もしもこれが味方の秦軍側のキャラだったら、死亡フラグだのなんだの言いだす連中が出てきそうな613話の幕の引き方になってきたようですが、あくまでもフテイのこの行動は、かれの思い付きとかではなく、李牧の指示であることが明言されます。

なので、フテイの死亡フラグがどうとかでもなく、ここで救済週を挟んで再び神(作者)によって、『さて、次週の李牧の陰謀は?』というようなクエスチョンターンに戻ってきてしまったようです。

何気に、ここでの李牧の目が真っ暗になっているので、神(作者)的にはフテイが「こえーぞ、あの人は。」と言っているように、目がイってて恐ろしい奴的な表現だったりするのでしょうが…、

実はその逆で、もう王翦に全く勝てそうにないから、ただ単に目が死んでいるだけとかかもしれません。

本記事の冒頭のように、「いままで全く目立っていなかったフテイだったら存在感ネェし、自分が狙われている間に王翦をドサクサに紛れてこっそり刺して来い。」的な指示を出したんじゃないだろうか。

と、私などは初見で想像したのですが、果たして二週間も待たしてから描かれるフテイの奮戦の結末はどうなるのでしょうか?

龐煖もわざわざ李牧のところまで現れたのに、再びどこに隠れたのかが気になりますが、その龐煖を活かすための捨て石だったりするのでしょうか?

煽りで「揺るがぬ自信のワケとは?」とか書かれていますが、どっちかつーと、もう李牧のできるコトって一か八かの賭けしか残っていないだろうと思います。

揺るがぬ自信どころの話じゃなくて、フテイってそこまで信頼しきることが出来るほどの安定感あるキャラだったか?ってのが気になって仕方ありません。

李牧が再び人選で痛い目にあうような気がしてなりません。

― キングダムネタバレ最新613話 考察 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

第612話本編考察⇒【キングダムネタバレ611 答えを持つ者 考察】

第613話の予想⇒【キングダムネタバレ613予想 腐れ縁、李牧と龐煖の約束。】

第614話2の予想⇒【キングダムネタバレ614予想2 傅抵の投入先が飛信隊だったら?】

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