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キングダムネタバレ611話予想.2龐煖のロスタイム

投稿日:8月 15, 2019 更新日:

(龐煖  作画引用:原泰久先生 作 キングダム第600話 )

史実的には龐煖、鄴攻めの後は史記には出てこないというネタバレが厳然として存在している以上、単純に神(作者)が史実ネタバレの筋でこの先を踏襲していけば、当然、彼の出番は今戦が最後の登場となります。

ただそうでなくても、趙国が滅亡して、それ以降にこの男が生き延びるとは考えられないので、どの道、彼の登場期限は今戦からロスタイムに差し掛かっているとも言えます。

李牧の言う通り、信を相手に王騎将軍からの因縁に決着を付けてキングダムという作品から退場を果たしていくものと捉えることもできるでしょう。

しかしながら、史記については別段のところ、ただ単に龐煖が登場しなくなるという事実が分かっているだけの話であり、死亡判定が残っているワケではないために、この点で予想を進めれば、神(作者)が余白として、この先も龐煖との因縁が残り、最後の決着は、まだこの先に持ち越される可能性も捨てがたいように思われます。

そこで、前回のネタバレ予想記事では、羌瘣が何やら信のコトを心配しているので、先ずは武神の撃退を羌瘣が試みるという視点から記事を作成しました。

ただ、実際のところ、前回の記事作成の後に考えてみると、それで龐煖が本当にこの戦場でも4度目の撤退を図ってしまうと、信にしても、いつまで王騎将軍と麃公将軍の因縁に引っかかって戦わなくてはならないのかという新たな疑問も生じてきます。

神(作者)としても、これから何度も同じ方法で武神に登場させるワケにもいかないでしょうし、彼の存在を活かすにしても、さらに使いどころに創意工夫が要求される思いです。

いずれにせよ、これから先の飛信隊と龐煖とのエンカウントについては、基本的には、信に先行して、羌瘣が迎撃するものと当キングダムネタバレでは予想していたのですが、ここでは、その後の龐煖の動きとして、彼が撃退されず、信と対峙して再選を果たすのか?

極論すると、この鄴攻めが、ついに龐煖が最後に登場するキングダム本編のお話になってしまうのか?

司馬尚が居たら、もう別に龐煖要らなくない?という視点も成立するので、龐煖が鄴攻め以降に生存するかどうなのかについて予想するだけでも、いち予想が成立するので、休載のウチに忘備も兼ねて論点整理を残しておきたいと考えました。

ここからは、次回の第611話から先のネタバレ予想についてを検証します。

キングダムファンの皆様、今週もよろしくお願いします。

キングダムネタバレ-三大天という設定は重要じゃない?



この鄴攻めの序盤では、新しい三大天候補(李牧が推薦)、司馬尚が登場してきました。

燕国のオルドが趙国の東方面から侵攻をしてきた際に、見事、燕軍の進軍を食い止めることに成功した武将として描かれています。

しかしながら、この司馬尚、李牧が語る様子では、カナリの中央嫌いの武将で、どうやら自分の領地である青歌のみを守る意思しか示さない武将として描かれています。

もう、王様から犬戎、司馬尚のような地方領主まで、みんな好き勝手し放題の趙ですが、お前ら本当に同じ国の人間なの?ってくらいの勢いで、施政方針が統一できずバラバラです。

秦と比べて、地方領主の権限が強い、封建主義体制が強く残っている趙国ならでは、足並みの悪さなワケなのですが、案外この点は、史実上の秦と趙の特色の違いが、暗に神(作者)よって描かれていると考えていいのでしょうか?

・龐煖と司馬尚のキャラ被り

この点で深堀してみたくなった点ですが、武神に加え司馬尚…、これ以上、李牧を自分勝手に振り回す、我が道を行くキャラって二人も居るのかな?と感じてしまった点です。

上述のとおり、司馬尚が趙国の中央を嫌っていて、自分の領土の防衛に専念しているという設定自体は、別段、不思議ではありません。

しかしそれでも、この点を重く受け止めてみたらどうでしょう?

龐煖と司馬尚の実質的な残りの三大天の二人が、国家戦略も共有できないばかりか、そもそも全く国を守る気そのものが無い時点で、正直、李牧にとってはもう足枷でしかないように思えてくるのです。

司馬尚に関しては言えば、今後、彼の内面に触れるキングダム本編の話が描かれると思うのですが、同時に、そんな司馬尚を中央の戦争に引っ張りだしてくる李牧の世話役的な立場を考えてみれば、今さら我武神なんかに期待して構っている場合じゃないハズです。

そもそも、龐煖はキングダム本編の中では軍属ですらなく、趙国から領土を賜っいるワケでも無く、信を相手に王騎の幻影を振り払いたいのが参戦の理由です。

つまり、この先、信を相手に勝っても負けても、趙という国の存亡とは全く関係のない存在なワケですから、神(作者)としても、この先で趙の衰退期がメインになっていく戦局になればなるほど、龐煖を戦線投入させる意味合いがカナリ薄れてきている事が分かります。

私自身も、以前の当キングダムネタバレ予想の記事で、ここで史実通りとは言え龐煖が歴史からリタイヤしたら、折角の三大天という設定があるのに、その全員が揃うことなく連載時期が過ぎていくことになるのを懸念したのですが…、

そもそも龐煖が、最初から趙の国の為に戦う武将でない以上、彼が生存していようがいまいが、先ず間違いなく、彼ら三人が揃って秦を迎え撃つことになるとは考えにくく、そう考えると確かに神(作者)も別に、新・三大天の結集に重きを置いているワケではないように思えてきます。(※今じゃ、旧三大天の趙奢についても全く触れられていません。)

キングダムネタバレ-羌瘣、信、龐煖はどう絡む?




 

ネタバレ予想-龐煖の侵入ルート、ヤツは徒歩で来る?

龐煖が再登場した600話の描写では、李牧も語っているように、龐煖は今回、趙軍からのお呼び出しによって朱海平原にやってきたわけではなく、武神センサーが感知した、対岳嬰戦における信の一閃に反応して出てきたようなものです。

なので、自分の意志でやってどころか、もう昆虫が光や匂いに釣られて出てきたようなものだと解釈したらいいかもしれません。

当然、李牧達がいつも準備してくれていた騎馬に乗って来たワケでもなく、あの広大な趙の王都圏と朱海平原を徒歩でのこのこやって来たと考えるべきでしょう。

ちょっと脳裏に想像してみると、あの大男が誰もいない原野を一人で、信を思い返しつつ、「フーッ、フーッ」と興奮しながら、テクテク歩いていたと考えるだけでも、かなり滑稽です。

そして、龐煖が最初に秦軍と接触を図ることが出来たのも、秦軍にとって一番左方で、かつ後方にあった、蒙恬軍(旧麻紘軍)の陣営であったコトも考慮に加えると、15日目にカナリ前進を果たした飛信隊の、しかも信がいる先陣まで歩かなきゃいけないと考えると、いくら武神と言えどもそれなりに苦労があるように思えます。

信たちが騎馬で前進を続けている事を考えたら、ここでも武神が、矛を担ぎながら、一生懸命走って追いかけてきたと考えると、なにやら健気なヤツだという風にも感じてくるようです。

ネタバレ予想-飛信隊と龐煖の接触場面

もちろん、14日目の夜のうちに、龐煖が一旦、李牧陣の方に歩みを進め、先回りして前方で信たちを待っていると考えることもできますが、この点、朱海平原の戦場全体の地形図が正式に存在していない以上、神(作者)もある程度、自由に描き方をコントロールできそうな部分になっています。

現在、堯雲と決着を付けたばかりの王賁と信は、二人で同じ場所で引っかかっている状態です。

後方では河了貂が全体指揮を執り、中盤で渕さんが細かい指示を出しているので、おそらく目立たないながらも羌瘣は比較的前方にいるハズです。

この点、龐煖が飛信隊と最初に真っ向から接触を図ってきたとしたら、やはりこの時点で相手をできるのは羌瘣しかいないように思えます。

また、下手に岳雷さんや我呂が彼の相手になって“フォン”されても嫌です。

何となく、快進撃を続ける飛信隊の出鼻を挫くように、いきなり大きめのコマで“フォンフォン”といういつもの擬態語と共に登場してきて、飛信隊先頭の足が止まってしまう、ついでに、まだ武神を見たことがない、我呂たちが大いに驚愕する様が描かれるのではないかと予想します。

そして、ここから先は、羌瘣が一旦、龐煖と戦闘を進めるにしても、よく601話を読み込んでみると、かならずしも羌瘣一人で武神を食い止めるという結果にも繋がらないように思えてきます。

羌瘣がなにやら「信、私がお前を守る」と意気込んでいた様子を、信もまた「もう、そんなん止めろ。」(※多分、一人で抱え込むな的な意味でしょうか?)とばかりに、羌瘣の態度の出方に何か感づいている描写もあったからです。

龐煖が出てきて戦場の雰囲気に変化が発生すれば、信も即座に龐煖の出現を察知するとことになる可能性が高いです。

そうなれば、信としても、ひとまず、秦軍右翼の牽引は王賁たち玉鳳隊に任せ、自分は仲間のもとに引き返す行動をとるハズです。

結果として羌瘣の戦う場に信が到着して、やっぱ我武神の相手は信でしょう。となれば、信と羌瘣が役割交代、一旦、強敵を相手にしてテンション高まった羌瘣が今度は飛信隊を牽引して、王賁を追い抜く勢いで李牧軍に肉薄することになるのかもしれません。

実際に羌瘣および信たちがどの様なバトルを展開するかは、別の機会で予想を進めたいと思います。

ネタバレ予想-龐煖が死んでも趙国はノーダメージ

ここでは、本当に龐煖がこの鄴攻めで、最後を迎えてしまったと仮定して、この先のキングダムについて予想を広げます。

先ず、結果として言えるのは、ファンの中に「三大天とかって言ってるのに、この漫画、三人揃わなかったよね~。 」という印象が、ある種の語り草として残ってしまうでしょう。

我が道を行く龐煖のキャラポジションは、同じく我が道を行く司馬尚に引き継がれ、鄴を陥落されて政治的にも求心力を失った李牧が、四苦八苦しながら司馬尚を自陣営に引き入れるコトができるかと言った趙軍側の努力が描かれるかもしれません。

趙軍としては彼の死がどうかと問われれば、これってある意味、悲惨というか、そもそも今回の戦では、趙の武将として期待して連れてこられて来たヤツでもないという点を鑑みると、それほど大した損害でもないと捉えることが出来ると思います。

それこそ李牧が死んで、泣いたり殉死したりするような連中はかなりいるでしょうが、龐煖が死んで泣く趙兵っているんでしょうか?

多分、いないと思います。

おそらく、「昔から武神とか言ってたけど、結局は役に立たなかった人型兵器があったな…。」って感じで、番組中盤に出てきた某ビグザム、某サイコガンダムや某デストロイみたいな扱いで終わるんじゃないかと今から心配でなりません。

では、”鄴攻めで龐煖が死亡してしまうという”仮説は、秦軍にとってどう働くのでしょうか?

先ず、信にとっては当然のことながら大いに意味がある結果になるのは言うまでもありません。

お互いの、コンディションがどうであったとは言え、武力の真っ向勝負で龐煖に勝ったとあらば、信は名実とともに王騎と麃公の武威を継承するものとしての認知が確立され、一気に大将軍への地位に歩みを近づけることになりそうです。

しかしながら、ここで信が大将軍になるという目標があまりにも早く実現してしまったら、キングダムを読む楽しみが半分達成されてしまったというような事態になりかねないので、この点は多少なりとも調整が加えられそうな気がします。

同時に、蒙恬、王賁のようなライバルとの立ち位置からも、武功が論功として表現されるにしても、かなり神(作者)としても、推考を重ねることになるかと思います。

そして、この点については、同じく上述の通り、今回、龐煖が登場するにしても、実際は趙の武将として参戦していないコトが、神(作者)の計算材料に入っているのかもしれません。

さらに言うと、秦国にとっても、武将としては李牧を倒すことの方に重みがあるのは明白です。

信にとっても武将(リーダー論という意味で)として真に王騎将軍を超えたと言える演出になるのは、やはり李牧を倒すことができてから、といった意味合いのほうが強いのも、納得できる部分ではあります。

ネタバレ予想-龐煖が死んでしまうコトの構想上の欠点

上記のとおり、冷静に考えてみれば、龐煖が死んだとしても、誰も泣く奴が出てきそうにない…。

書いていて、なんだかホントこちらまで情けなく感じて、悲しくなってくる思いです。

しかしながら、まだ彼が生存を果たして、泣いてくれる趙兵が出てくるまで成長する為の努力が出来る可能性も残っています。

何故なら、神(作者)としても趙軍は慢性的なキャラ不足に見舞われているからです。

仮に、趙軍が龐煖を欠いたとして、趙国王都である邯鄲攻略戦が描かれたと考えたらどうでしょう?

王翦とカクカイによる離間策が史実通りに功を奏したと仮定すると、誰もバトルシーンを彩る武将が居なくなってしまいます。

また、そうでなくても、李牧はこの先も趙国の最高武官であるコトは変わりがないので、将軍の格付け的にも、やはり李牧とタメを張る武将となれば、邯鄲攻略戦でも当面は王翦でなければ話が成立しないという側面も残っています。

司馬尚が出てくるにしても、相当する秦軍の武将としては楊端和が妥当でしょう。

この時に、将軍として王翦と楊端和と共に邯鄲を包囲する事になったと言われる羌瘣ですが、その羌瘣の配下として活躍する予定の信には?(冗)、武神の一人や二人くらい残しておいてやんなきゃ、邯鄲包囲戦で主人公ヤルことなさそうだよ?という事態を神(作者)がどの様に回避するのか気になる所です。

フテイか?

フテイが信の相手をするのか?

だとしたら、フテイにももっと実績と階級を積ませなきゃですよね。

― キングダムネタバレ最新611話予想.2龐煖のロスタイム 以上 ―

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

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