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キングダムネタバレ603李牧軍崩壊と桓騎の真骨頂

投稿日:6月 8, 2019 更新日:

(李牧 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第602話 )


最近のキングダムの陣形戦術ですが、なんだか超時空要塞マクロスのピンポイントバリアを思い出します。

敵の突撃点を見抜いて、力を集中して防御力を固める。

基本的には亜光がキングダム556話で駆使した、防陣“節”と発想自体は同じなんじゃないかな?という感じがするので、最近のキングダムではある種このような極小的な“機動防御”に関連する戦術が、神(作者)的にブームになりつつあるのかもしれません。(※機動防御かと言えば厳密な意味で違うと思うが。)

実際に、キョウカイの剛力と連結剛力しかり、キングダム世界では本気になれば騎馬隊の突撃を阻止できる一般歩兵の存在が認められます。

連載中期から早々とこのような「君たちの体って何でできているの?」的なモブキャラの戦闘描写が構成されてきたので、世界観の構成上、この手の兵種が敵陣営にいてもおかしくありません。

今回の田里弥の繰り出してきた蛇陣に対して、李牧の配下たちが披露している“点止陣”はどうでしょう?

強固な防衛陣が出現する直前に、前衛兵たちが咄嗟に秦軍の突撃を躱して、インパクトの瞬間をずらすという施策まで組み込まれているので、この点でも、極小的な“縦深戦術”がミックスされているあたり、やや亜光が披露した“節”よりも、今回の李牧の防衛陣“点止陣”のほうが上手なのかもしれません。

また、過去の連載を振り返るにあたり、李牧はかつて合従軍編での南道攻略の際、対ヒョウ公に仕掛けた流体導術しかり、このような“点”における絶対防御の実現が可能な兵種を保有してこそ実現可能な戦術が多いコトからも、今回のキングダムでは“防御に強い武将”として、比較的史実のイメージ像に近い李牧像が描かれているように見受けられます。

前回の予想論点で張っていたとおり、いまさらキャラ立ちがする配下がいない中で李牧が面目躍如するために、自らが陣頭指揮することによって“作戦”でオウセン軍に対抗してきました。

李牧としてもこの点で、まずは知的キャラとして最低限の義務は果たせたのではないかと思います。

同じく、前回に予想論点でした髭のオッサンが活躍しはじめましたが、デンリミ相手に善戦しているにも関わらず武将名が不明です。

まあ、神(作者)が実際にそこまで意図しているのかはわかりませんが、名前なしのキャラでも李牧の直下兵はこれだけ優秀なんだぞ!ということが表現されているのかもしれません。

さりとてまだまだ前哨戦…、髭のオッサンが、このまま対オウセン軍の惨殺要員なってしまうと可哀そうな気がします。

とは言え、そんな彼らの見せ場があった602話、ラストはギョウ城からの知らせに歴代最強の三大天の李牧の反応は流石です。

陣形全体を使いマジレスするなんて、リアクションが大きすぎます。

しかも、あの(鉄の?)仮面のオウセンを笑わせることができる人間がこの地上に何人存在すると言うのでしょう?

多くのお笑い芸人がキングダムを好きとか謳っていますが、これではもう誰も芸人として李牧に勝つことはできません。

さらに肝心の勝負の行方はどうか?この点は、まだわかりません。

李牧的には積極的な攻撃戦略に切り替えてもオウセンと信に勝てる算段が十分にあったなら、なんとかオウセンの戦略像を超える可能性も無きにしも非ずだからです。

この点、是非とも次回以降の李牧の活躍も見守っていきたいと思います。

6月13日ヤングジャンプ掲載予定、キングダム第603話について予想。

ここから発生可能なネタバレを検証します。

キングダムファンの皆様、今週もよろしくお願いします。

キンググダムネタバレ-602話のおさらい




前回の予想⇒【キングダムネタバレ602原先生期待の新キャラ稼働】

飛信隊、日の出とともにフルスロットルで突撃。

馬肉の拾い食い設定があったので、いまさら兵糧がどうのとかはファン一同も言わずもがな。

ただ河了貂が心配していた“隊の覚醒”のタイムリミットなどはどうなったのか?

単純に、“隊の覚醒”の効果が現在も続いているだけなのかもしれませんが、そうなると戦の全ての決着がついた瞬間に、みんな突然緊張の糸が切れてぶっ倒れるとかになるんでしょうか?

あるいは戦は勝ったのに、後で限界を超えすぎて死んでしまう。なんて隊士もいるかもしれません。

とは言え、そんな心配は後です。

キングダム考察-飛信隊と王翦軍の先鋒

まずは、残りの趙軍左翼ぶち抜かなきゃいけないので、その辺の作戦目的は、周知、飛信隊の主要メンバーも今が勝負時と覚悟をキメています。

普段、沈着冷静な楚水さんがここまで激を飛ばすなんて胸アツです。

いいギャップです、カッコいいです。

おそらく一部の女性ファンにも、

紳士な楚水さんを上司にして怒られたい。

支配されたい、蹂躙されたい、調教されたい。

などと考える方も出てくるでしょう。

崇原の部隊でも、今日も長髪の諏訪部さんらしき人物が活躍しています。

「最初からいきなりこんな飛ばして大丈夫なのかよ?」

というもモブ側近の問いかけに、河了貂曰く、

「今日は最初から飛ばさなきゃダメなんだ!」と答える彼女ですが、まあ、振り返ってみればキングダムじゃ毎回そんな状況ばかりじゃないか?という気もします。

ここで河了貂が意図するのは、飛信隊が趙軍左翼を抜くことで、初めて王翦軍が動き出すことを想定した作戦行動だったわけですが、予想外にして王翦軍が李牧軍に攻撃を敢行します。

自軍が戦う戦地と森を隔てた、外枠から大きく部隊が動いた気配で王翦軍の動きを察知した河了貂。

キングダム読者としても、先ずは先鋒部隊として田里弥が動いたことが分かります。

彼が担当する部隊規模は1万。

兵種は歩兵と騎兵に加えて、描写の外で弓兵も配置されているようです。

王翦軍中央陣の部隊数が3万だったので、その3分の1が彼に預けられているので責任の重さも伺えます。

当初は、敵味方含めて飛信隊の突撃を待って王翦軍の動きを引き出す想定で動き始めた15日目ですが、ここからは、王翦軍自らも動いて、最終的に秦軍右翼の敵側面突撃を決め手に勝負をつける手順であることが明確になってきました。

ただこの先の彼女の話はどうでしょう?

『この作戦には二つの手があった!』

『この場合は俺たちが決定的な仕事を…、』とか言って、河了貂がメチャクチャ驚いているわけですが、外から見て冷静に考えてみれば、どっちにしたって飛信隊のヤルことは一緒です。

王翦の立場から言っても、『俺、別にそんな難しいこと言ってないけど?』って話になります。

キングダム530話の麻紘による王翦の作戦の解説にあったように、

流れ次第でどれもが決め手になる作戦展開こそが、王翦の戦の特徴であったハズです。

ってゆうか、普通に考えて麻紘の理解のほうが全然深くてイイです。

このあたり、勝手に自分たちだけが決め手とか考えている辺りが戦略家としての王翦と河了貂の格の違いです。

また、簡単な話を難しい問題に挿げ替えて、自分たちの価値を盛っている点で王翦から見た河了貂はちょっと寒いです。

極寒です、ほとんどコキュートスです。

繰り返しますが王翦的には『お前らがどう動くかなんて、俺には分かっているから賢しいフリしてガタガタ言ってんじゃねェよ。』というレベルの話だと思います。

河了貂、この点でもやはりキングダム内ではカイネと似たもの同士というか、逆に何も言わんほうがカッコよかったのにこれは勿体ないです。

ただ、このキングダム内の王翦の動きで一点だけ気になるのは、王翦がココで攻勢に出たのは、おそらく鄴から李牧宛てに、食料に関する急報が本日の時点で届いてしまうという予測も計算材料にあったはずです。

逆算して、いつどの時点で“ニセ沢太”たちが鄴の食料焼き討ちに成功するかまでは、王翦であっても窺い知ることは不可能のハズなのですが、どこで逆算の“当て所”を得ていたのかは非常に気になるところです。

この点は別の項で後述します。

キングダム考察-キングダムの対騎馬戦闘の特徴。




田里弥と李牧の配下…。

彼らの初実践まで期待が高まりすぎたのか?なんか、凄そうに戦っているように見せているだけのような気がします。

これって、正直いって本当にハイレベルな戦闘なのかどうかカナリ微妙です。

まず田里弥、歩兵と騎兵を別々に単体で正面突撃させる意味がよく分かりません。

だいたい歩兵同士がある程度膠着するなども、王翦直下の将であれば分かり切った戦闘現象です。むしろ互いの歩兵部隊を中央の“金床“みたいにして騎馬は効果的な瞬間に側面突撃させるほうがよかったです。

『蛇陣!』と言って田里弥ご本人も、せっかく両手で電球を変えるような特殊な動きによる指揮でチョイチョイとキャラ立ちを演出しているのはイイのですが、神(作者)の立場としては田里弥の温存期間が非常に長かった割には、戦術面の練りこみがカナリ浅かったと言わざるを得ません。

また、この蛇陣という戦法もどうなんでしょう?

敵にとって騎馬隊の突撃地点を分からなくさせるとういう発想自体は悪くないのですが、騎馬隊の突撃といえば敵と激突する瞬間にこそ馬速を最大に引き上げなくてはなりません。

それをわざわざインパクトの瞬間の直前に小細工で蛇行するなど、むしろマイナス面のほうが大きいような気がします。

それに対して、田里弥を迎え撃つ趙軍の皆さんはどうか?

実際に騎馬隊の突進に対して歩兵が制止力を発揮する局面は古くからあったようです。

実際に史実上の“ファランクス“や“パイク“総じて“槍衾“などといった戦法では、長さが5メートル近くもある槍で隙間なく密集陣形を構築し、敵の騎兵を正面から近づけさせないようするコトで防衛力を構築してきました。

ただ、秦軍の剛力や節、さらには今回の点止陣にしても、上記の史実戦術に比べて非常に驚異的な点は、彼らはそもそも敵の騎馬を接近させないことで防御しているわけではありません。

どう見ても単純に物理的な身体の頑丈さで馬の突進を止めている点です。(笑)

衝撃の大きさもさることながら、互いの重量差も関係ありません。

これは上述のとおり、田里弥の蛇陣がそれだけヘボい可能性があると同時に、漫画だからと言われればそれまでなのですが、実際に生身で馬の突進を止めれるぐらい強いのなら、モブ兵でも信や王賁の武器による攻撃なども実は簡単に受け止めることも出来そうな気もしてきます。

あるいは、騎馬の突撃に生身で耐えられるほど頑丈な彼ら歩兵が、10人ぐらいでラグビーみたいにスクラムを組んで敵陣に突撃したほうが、強力な突破力になるかもしれません。

そんな田里弥の戦い振りを見て、「これが李牧軍」とか素直に驚いている倉央も、投入と同時に早々とどうかしています。

いや?神(作者)としては、現場の部隊レベルでもこのぐらい凄いんだよ!ってことが言いたいのわかるのですが、これでは後述するように鄴の食料報告が早々と李牧に届いて、それほど深く戦術と作戦には触れない方向で、朱海平原をサッサと手仕舞いにしたほうが賢明だと思われます。

キングダム考察-李牧の代わりに「ん?」




忘れもしない、合従軍編の蕞攻防戦の最終局面。

楊端和軍の臨戦態勢に「ん?」というセリフととも素のリアクションを見せてくれた李牧。(キングダム345話参照)

この鄴攻めでも、李牧のリアクション芸を期待したのですが、鄴からの急報を受けとった李牧がどのような素の反応を見せたのかは、明かされませんでした。

恐らく描くことが自主規制されるほどの驚き振りだったのか?

李牧がどのような反応を見せたのか?否が応でもキングダム読者としては期待が高まります。

代わりに、田里弥と倉央がそれぞれ「ん!?」を連発します。

また、神(作者)の描き方では、それまで抜くに抜けなかった田里弥の兵が徐々に敵を屠りだしている描写も加わっているので、李牧が攻撃布陣にシフトしだした事実は、外形上だけでなく、最前線の肌感覚も伴っての変化であることが分かります。

この点、むしろ李牧のリアクション芸は、静かでかつ雄大に軍略家らしく陣形全体でもって表現しようとしたのかもしれません。

第二軍として倉央が待機する早い段階で、趙軍の鉄壁の防衛陣形が攻撃態勢に変化していきます。

また、リアクション芸人として最早、同じリアクションでキングダム読者を飽きさせてしまってしまっては申し訳ないという李牧なりの熟慮があったことが伺えます。

結果、キングダム読者だけでなく、あの王翦から「フッ」という笑い声まで引き出すことに成功した歴代最強の三大天 李牧。

また、鄴の城主、趙季伯さんがどんな書き方で、李牧に伝令を書き送ってきたのかも気になります。

趙王の判断すらすっ飛ばして、趙季伯さん自らが「李牧殿、早く助けに来て~。」とか言い出したのだったらどうでしょう?

一見、民思いの優しい王族とか見せかけておいて、ただ単にこいつも自分の領土のことしか考えていないクソ城主だったりしそうなので笑えます。(キングダム516話参照)

キングダムネタバレ603李牧軍崩壊と桓騎の真骨頂




王翦が手のものとして、ニセ沢太を始めとしてスリーパーとして潜伏させていた連中がいたわけですが、実際に彼らが鄴の食料をほぼ全焼させる工作を行うことで、桓騎軍の包囲戦術の優位性が際立ってきました。

当初、王翦軍の潜伏兵がどのくらいの人数が潜伏しているのか分からない状態だったのですが、結果的にはそれほど多くの人員が潜入しているわけでは無く、潜伏期間を利用して桓騎軍を城内に引き入れたり、鄴城内の要人を暗殺したりといった余裕までは無かったようです。

また、鄴城内の食料が完全に無くなってしまったら、遼陽を占領した楊端和軍みたいに、食料の現地調達が出来なくなってしまうんじゃないの?というツッコミどころも残ってるので、もしかすると、鄴場内の食料は完全焼失というわけでなく、占領後に桓騎軍がヒャッハー♪する程度に残されている余地はあるかもしれません。

以前に記述した、キングダムネタバレ589信の初撃、鄴の桓騎呼応のネタバレ考察-桓騎がどう反応するか?の項で、鄴陥落前後の桓騎の動きについて論考しましたが、この点、連載上ではニセ沢太を始め王翦軍の手の者の動きが、食糧庫の放火にとどまっている点からして、ここからの鄴城内の後始末は桓騎の手によってすべて一任させれているとみてほぼ間違いないでしょう。

前回の記事でも読者様から、この点で桓騎の本領発揮を期待される視点で論考をいただきましたが、確かに別段、古代の戦時下において人道的な配慮で、鄴の城主はじめ収容される領民が生かされる合理的な理由など一つもなく、キングダムという作品上の設定でも桓騎ほど適任なキャラクターも存在しません。

また、ややもすれば王翦が昌平君に託したお願いの正体(キングダム499話)も、「俺たちが自分の作戦で鄴を陥落させた以上、民の皆殺しとか好き放題しても文句言うなよ?秦王がなんか言ってきても、フォローしてくださいね?」

という戦後処理の一環を想定した念押しだったりするのでは無いか?という邪推まで働いてくるわけです。

さらに、この点を逆に見て、史実ベースではこの先、桓騎が李牧に負けてしまうコトなどは規定路線であることも分かっているので、本来、出陣してもいない鄴攻めの戦闘で何故か王翦に舐められまくって負けてしまう李牧が、さらに『桓騎軍の虐殺と略奪によるヒャッハー♪』(以下-これをヒャッハーと呼ぶ。)を目の当たりにしてしまうのは。この先、彼が面目躍如の素材するためのバネみたいなものとして活かされるれるのかもしれません。

おそらく、李牧が今現在ポンコツなのも、歴史上での李牧の真のライバルである桓騎への怒り(HP-ヒャッハーポイント)が足りないからだと考えられます。

ここからはキングダムを以下の論点に集約して、考察を進めたいと思います。

キングダムネタバレ-桓騎軍のヒャッハー♪

ある意味、せっかく漫画を読んで非日常を楽しんでいるわけですから、こういった分かりやすい肯定悪というか、過去の名作である『北斗の拳』以来から使われているヒャッハー♪な奴らも描き方によっては楽しみドコロの一つなんだと思います。

ある意味、桓騎軍は上記の北斗の拳のヒャッハー♪な奴らが21世紀の漫画界の中でブラッシュアップを遂げた上位互換と言えるでしょう。

また、そんな畜生道の側面も人間は時代を問わず心の奥底に秘めているわけで、その側面を味方側の秦軍にも認めた上での漫画だからこそキングダムは面白い漫画なのだと思います。

なんぼキレイごと言ったトコロでやっていることは戦争で、その血の業を受け止める覚悟があるからこそ秦王であるエイ政も凄いし信の彼の金剛の剣であることが出来る。

だから多くの古参のキングダム読者は草創期のキングダムを他の緩~い漫画とは違うと認めたのだと思います。

後々、秦軍本営が王翦や桓騎の現地調達を非道と罵る資格はない。

そうでないなら最初から昌平君も「俺たちの立てた作戦で無理なのが分かったら、さっさと帰ってこい。」とキングダム499話で王翦に言えばよかったのです。

「人の命って大切だね…。」っていう単純な価値観でキングダムの虐殺シーンにケチが付くなら、そーゆー人は最初から別の漫画を読めばいいのだ。

普通に考えて最初から産業革命以降の大量生産、大量輸送、大量動員体制が完備された20世紀の台頭期のアメリカみたいに、最初から、相手国民の保護と占領政策までを視野に入れた準備を秦国に求めるのはムリです。

桓騎を始めする戦勝後の虐殺と略奪が秦軍本営でどのように認識されているのか?

そもそも論として、ヒャッハー♪(虐殺と略奪)そのものがある意味、当時としては立派な作戦であり、戦略の一環として成立していたのでは無いか?

桓騎軍などを見ていると、キングダム世界であったとしても、どうしてもその点を真っ向から捉える必要があります。

キングダムネタバレ-ヒャッハーまでのスケジュール調整

無駄な戦力の消耗を嫌う桓騎であれば、単純に力押しで鄴を攻めることはしないでしょう。

実際に、王翦も「この城は攻め落とせぬ」と明言しているのは、言葉の額面どおり受け止めると同時に、この城は大軍をもって食料や攻城兵器などキチンとそろえたところで攻めても無理。という意味も込められているハズのなので、王翦と同等の眼力を持つ桓騎が、その判断を見誤るはずがありません。

ネタバレ行程①

非包囲の当事者である趙季伯が遠くの李牧や王都には鄴の窮状を知らせたけれど、近くで救援に来てくれた桓騎軍の外周の趙軍には何も伝えることができないでいるのなら、桓騎軍は囲まれているだけでほぼ無傷である状態が続きます。

恐らくは、桓騎としても鄴城内で食料制限が発生し、戦闘員でもない収容民たちが暴動を起こす状況が来ることや、趙季伯の統率力の限界がきて、籠城体制が維持できず城から兵が打って出た機会を利用することなどが考えられます。

また、別段、朱海平原の決着が15日目に着くとしても、文脈上、桓騎軍の包囲事態は16日以降継続する可能性が高いです。

ネタバレ行程②

この点、さらに桓騎としては無理に、15日目から16日目で力攻めに鄴城を攻略するでもなく、王翦が李牧を撃破した後に、王賁が9日目の作戦会議で言及していたように、周辺の支城や村落から徴収した食料を伴いつつ南下してくるのを待つ可能性が高いです。

あるいは、何故か感の冴えだけで朱海平原の決着を悟っている楊端和が合流する一面なども差しはさまれるかもしれません。

今となっては完全に、過去の話題になったしまった閼与ネタも、その際の支城の一つとして描かれるかもしれませんが、ここまでくればストーリー上の主軸から外れてしまっている感も否めません。

王翦がどこまで目前の李牧軍にダメージを与えられるのか?

李牧がこの先、攻めに出たところで失敗して、どのような次善策を講じるかによるかが期待されます。

ネタバレ行程③

王翦軍と楊端和軍が再合流を果たし、同時に鄴の防御システムがダウンしてからの桓騎軍の攻略は素早いでしょう。

どれだけ鄴が広大な城であっても、元野党の桓騎軍の嗅覚が、城の名中の残存食料と財宝の在り処を検知して、同時に要人の所在も攻略されるでしょう。

キングダム山陽編での白亀西の最後が思い出されますが、趙季伯様がキャラブレすることなく、名君キャラを貫いて「私はどうなっても構わないから、民と家族は見逃してくれ」という鉄板のやり取りの後に…、合掌。というのが大筋でしょうか。

キングダムネタバレ-信と羌瘣はヒャッハーをどう見る?




問題になるのが、ここからの桓騎の虐殺が、現在のところ従軍する信や羌瘣、さらには蒙恬と王賁にどのように伝わるかがポイントですね。

この点は、王賁と蒙恬などは「まあ、これぐらいあり得ることだよね。」で受け止めることもありそうで、キングダムの作品内では信、羌瘣らとは大きく意見が分かれそうです。

また、この点でも。桓騎の虐殺については作品で触れながらも信や羌瘣などは、朱海平原での戦闘の後、閼与経由の帰国組に回されることで、虐殺現場の目の当たりだけは避けられることになることになる可能性もあります。

また、この先の論点でも、鄴攻めで桓騎の虐殺の見せ場が盛られることで、桓騎がコチョウ将軍を下して勝利する平陽戦いなどは、対李牧との前哨戦くらいの位置づけであっさり終わってしまうことも考えられます。

さらに、言うと次回以降のキングダムネタバレで検証したいのですが、信と羌瘣がこれから藺相如と趙峩龍の想いを抱えた堯雲とも対峙し、かつ龐煖との遭遇も控えているわけですら、朱海平原での戦闘以降に作戦行動が可能なくらいの体力で立っていられる保証がどこにもありません。

ほとんど死亡が擬制されていた王賁みたいに、完全に消耗する可能性のほうが高いでしょう。

桓騎軍がヒャッハーを開始する時点で、彼らがどこにいるかも問題なのですが、仮りにそのまま鄴にまで帯同したところで、口出しする元気など恐らく残っていないのではないでしょうか。

キングダムの若手の中では蒙恬、王賁のリアクションのほうが読みにくかもしれません。

キンダムネタバレ602原先生期待の新キャラ稼働 以上

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

最新の予想⇒【キングダムネタバレ最新予想609話 王賁と弓矢兄弟で堯雲十槍を始末。】

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