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キングダムネタバレ581飛信玉鳳を李牧はどう見る 

投稿日:11月 16, 2018 更新日:

(亜花錦 作画引用:原泰久先生 作 キングダム第580話)


亜光軍を実質に仕切っているのは亜花錦しかいない。王賁の意図を直接理解できるのは、彼しかいないのだから仕方がないようだ。

ただ、この亜花錦が千人将以上に出世することが出来ない理由ってどうなんでしょう。関常曰く性格難とのことですが(キングダム536話参照)もともと味方を馬で踏みつぶして進軍するような亜光軍で、いまさら気になるような話ではないと思う。

キングダムでこのまま亜光が復活しなかったら、彼は何のために死に損なったのか?12日目の右翼の決戦より先に、彼を生かす余地があるあるのでしょうか。

尭雲と趙峩龍が両隊の勢いを潰すつもりで、信と王賁を直接狙って前進してきたなら、結果的にさらに秦軍は有利になる。馬南慈を含めた左翼の三将がどれだけ冷静な対処を見せるのかも重要です。

そして、ここまで盛り上げて、王翦(オウセン)が介入して右翼の決着を付けてしまえば、信と王賁にとってキャリア損失もいいところ。任せた以上は不動を貫く貫禄を見せてほしいと思う。

11月22日ヤングジャンプ掲載予定、キングダム第581話についてネタバレ予想。

ここからの581話以降の戦闘分析、信達の動きと趙将の対応に関して発生可能なネタバレを追跡します。

キングダムファンの皆様、今週もよろしくお願いします。



キングダムネタバレ580おさらい



本編の考察⇒【キングダムネタバレ最新第580話最強の瞬間 考察】

前回の予想⇒【キングダムネタバレ580李牧も落胆信と飛信隊無双】

キングダム考察-王賁と玉鳳隊の最激戦

一週間の時間差で、王賁の演説。

『友よ、力を貸してくれ』

読後、多くのキングダムファンの心を掴んだ一場面、キングダムの演説の中でも政や信にも負けない立派な口上だったと思います。

今回のキングダムの冒頭では飛信隊と時同じくして、とあるので、時間的には信と王賁が同時に演説していたことが補足され、結果的に突撃のタイミングまで合っていたことが分かります。

この突撃には王賁も行動が伴ってくれて良かったと思います。というか、そうでなくてはさすがに困ります。単独突出した飛信隊がボコられて終わることになってしまっては話になりません。

ネタバレ考察-今回もアバウトな兵力展開




先週のキングダム579話では、明らかに秦兵と趙兵の兵力差がどう見ても3倍以上に膨らんでいたのに、

今週の突撃直前の趙軍三軍を見てみると…、あれほど痛めつけられていたハズの秦軍と、ほぼ同数に再調整されています。

さすが神(作者)です。

毎度のことながら、開き直った秦軍の瞬間増兵+趙軍の瞬間減兵による兵力補正をここで再現。

もうこれで秦軍の勝利は間違いありません。

しかも、兵隊はそのまま残っているはずの岳嬰軍がまるっきり消滅してしまったかのような扱いです。行軍の予備隊に編成されたのか?それともほかの左翼三将の軍に再編成されたのでしょうか?ここら辺は脳内補完するしかありません。

ネタバレ考察-舜水樹と同じ失敗

そして、今回の趙軍の負けパターンも、基本的には直近のキングダム遼陽編における舜水樹とまったく同じ形になってきました。

趙軍としては兵糧で勝っているのは分かり切っているはずで、余計なコトしないで、秦軍の体力が無くなり切るまで、彼らの損耗を進める戦略で戦えばよかったところを、

それまで後方で備えていたはずの趙峩龍軍までが前衛配置に転換してまで、攻撃態勢にシフト。

一応、「飢餓状態にさせると、別の力が備わってヤバいから」という最もらしい補正理由を持たせて、作者は徐々に趙軍のほうを下げ初めていたことがわかります。

ネタバレ考察-李牧軍左翼の布陣




これまでの李牧軍左翼は尭雲と馬南慈の軍が基本的には前衛の役割を果たし、趙峩龍が全体を俯瞰して秦軍の動きを分析して力の配分を決めるという役割分担があったように思えます。

今までなんとなくマッチアップについて、信VS尭雲、王賁VS馬南慈として形成されていた序盤のイメージも、ここで趙峩龍が全面に出てくることで修整。

朱海平原に思い入れと因縁がある彼ららしい死に場所で、死亡するための準備に入ったと捉えられるキングダム580話だったと言えるでしょう。

下記のキングダムネタバレ考察でも論及しますが、結局、自分たちがどう戦うかしか考えておらず、敵の分析をろくに進めていなかった李牧達。コレが彼らの残念な結果に終わる要因になったと思えてきます。

キングダム考察-早くも亜花錦が連携効果を発揮

前回のキングダムネタバレでも予想はしていましたが、全軍の同時突撃の連結の為に、早々に亜花錦の再登場が実現しました。

上述のとおり、昏睡状態の亜光を除いて、亜光本軍の中で唯一、王賁の視座を理解できるのは亜花錦を置いて他にいないのが現状であるために当然の処置となったことが分かります。

長年のキングダム読者から見れば、今回で登場した段茶大将代理も、非常に急造感が半端ないモブ将軍であるという雰囲気がよく伝わってきます。

飛信隊と玉鳳隊に遅れて亜光軍が突撃開始となり、先行する2隊の両翼包囲に近い陣形が形成。亜花錦が異様なまでの余裕の態度を見せるキングダム580話ラスト。

少なくとも、亜花錦が勝利の景色を垣間見ているならば、信と王賁の脳裏にも、彼以上に鮮明に大将軍の景色が映し出されているはず。

次号キングダムの煽りは、激突する右翼の攻防戦!

キングダムネタバレ581飛信玉鳳を李牧はどう見る



「大戦は急激な人の成長を促す」(キングダム289話)と趙軍総大将の李牧自身がそう言いいながら、彼は結局、信、王賁、蒙恬のポテンシャル発揮による変数をどの程度把握していたのでしょうか?

これまでのキングダムを読み返すと、漠然と信と王賁が警戒されていたのは見て取れますが、正直、それだけの話でしかなく、早い段階で、彼らの資質を無力化するための施策などは何も手をつけていないことが分かります。

いま鄴攻め編を読み返すと、キングダム549話で尭雲も誤算を認め、そこから大きく秦軍の若手に対する味方を深めたとはいえ、この時点での判断自体が既に遅きに失していたのかもしれません。

あまり人の話を聞かなさそうな尭雲ですが、そもそも彼だけではなく、趙軍はかなり飛信隊に痛い目にあっているにも関わらず、それほど注意深くマークしているようには見えないのが不思議です。

岳嬰にしても、自分の主人である慶舎が殺されてるのに、「眼中になく注視されていなかった五千人将如きが調子に乗っているだけだ…。」とあまりに認識の浅い発言を残し結果的に最初に死亡しています。

尭雲にしてもそうです。キングダム541話での合流時に趙峩龍がせっかく王賁の脅威を伝えようとしていても、「まぁいい…、相手のことより先ずは己だ…。」といって同僚の話すら全く聞こうともしません。

しかも、その先も読み返すと尭雲って何にも反省の色も見られない。口では李牧のことを歴代最強の三大天とか言っているけど、ほんとは李牧のことをバカにしてんじゃないのか?って気持ちになってきます。

以下の観点からキングダムのネタバレ予想を進めたいと思います。

・趙軍から見た秦軍の実力分析

・使いずらい弓矢兄弟

・右翼の決着

キングダムネタバレ-油断を招く李牧の分析



キングダム考察-“隊の覚醒”は想定できた事態である。

キングダム578話にて、王賁が“隊の覚醒”という着眼点から、戦況を覆す必要があると信に伝えており、信は彼の発想に対して驚いたリアクションを見せていました。

しかし、それに反して今週のキングダム580話では、右翼本陣に登場した亜花錦が非常に気になる反応を見せ、以下のように洞察しています。

「見ればわかる、あれは作戦ではない。」

「ここにきて自身だけでなく、隊ごとまだ化けるか…、」

この彼の台詞から分かることがあります。それは、我々読者や信にとって想定外の事象であった“隊の覚醒”という概念も、亜花錦クラスの戦巧者から見れば、既知の概念である事象であったコトがうかがい知れます。

つまり言い換えれば、“隊の覚醒”という現象は、信や王賁にとっては、新しく到達した大将軍としての“ゾーン”の一端であったにしても、亜花錦の反応をみて得られる反証として、キングダム世界の中では、ある一定のレベルの将軍であれば再現性が確認できる事態であることが分かります。

“隊の覚醒”という言葉を聞いて、多くのキングダム読者様が真っ先に連想するであろうという場面が、過去のキングダムにはあります。

キングダム山陽編22巻221話で壁と王翦がキョウエン軍を包囲し、自軍包囲の一角から廉頗が登場したシーンです。

さすがの大将軍、今回の信や王賁のような語りかけもなく、ただその場に現れるだけで、完全な劣勢に立たされていたハズの魏軍が一気に士気を逆転させ、王翦軍を退却させることまで成功しています。

少なくとも、これまで王騎、廉頗クラスの戦いを研究してきたハズの現役世代筆頭の李牧であれば、ややもすれば、キングダム580話の現象である“隊の覚醒”は想定可能であったことが論及できます。

結果的に李牧は、信と王賁による“隊の覚醒”を呼び起こすまでの成長を想定していなかったと言えるでしょう。

さらに言うと、“藺相如の武そのもの“と言われるように、武力については三大天級の実力を持つ尭雲も、現場に張っていながら、580話時点で飛信隊の覚醒状況を全く予期していませんでした。

信と王賁達のお手柄という以前に、李牧、尭雲、趙峩龍による秦軍の実力把握のズレが、少しずつ蓄積した結果と言えるでしょう。

いまのキングダム本編を見る限り、各自その場で後手の対応を進める趙兵に比べ、一見、動じないで飛信隊と玉鳳隊を凝視する尭雲たちですが、「コレ、たまに廉頗将軍とかが見せていた軍団ごと覚醒するヤバいアレだ、忘れてた…。」と、フリーズしているだけだったら笑えます。

キングダム考察-尭雲と趙峩龍を再分析




将軍として藺相如との思い入れがあるのは分かります。しかし、尭雲を見ていると、むしろ自分がどう暴れるかしか考えていないようにしか見えません。

これまでのキングダムに登場してきた彼を振り返ると、初対面の信に対して、しつこいくらい喋るの性格ひとつ見ても、コイツどんだけ自分のことが好きなんだよ?と思わざるをえません。(キングダム547話)

上述のとおり仲間の話すら聞かない部分にしても、その後、信との一騎打に夢中になっていた状況で受けた自軍の損害に対しても、羌瘣という武将の存在すら、まるで李牧から全く聞いてもいなかったような驚きの表情を浮かべて驚いています。(549話)

つまり、尭雲は、ほとんど人の話を聞かない奴であることがよく分かります。しかも、それだけでなく、自分の思い込みが非常につよいという癖ももっているように見えます。

長年の同僚である趙峩龍が、彼のこういった傾向をどのように捉えていたかは分かりませんが、さすがに主であった藺相如ほど尭雲を御することができたというわけではないようです。

結局、こういった部分を踏まえても、キングダム鄴攻め編全体を見る限り、事実、趙軍左翼は、王賁が指摘した以上に、4軍間の情報共有もできていなければ、左翼として一貫した作戦構想が表明されたコトすら無かったことがよくわかります。

さらに趙峩龍に関して言えば、前半部分の佳境であったキングダム560話~561話にかけても、馬南慈と尭雲があそこまで亜光を追いつめていたにも関わらず、趙峩龍はこの大チャンスの最中で何をしていたのでしょう?

少なくとも当時の軍配置の関係上、位置的に尭雲よりも先に馬南慈の突撃体制を促す伝令を受け取っていたにも関わらず、趙軍にとってのあの大チャンスで、趙峩龍の足並みが揃わなかったのは秦軍にとって大きな僥倖だったと思います。

この左翼の三人が、これで亜光を討ち取れていなかった結果を、どのように李牧に報告しているか、非常に気になるところです。そのまんま「亜光は仕留めました。」などと、李牧に主観交じりのダメ報告でもしていたら、もう笑い話でしかありません。

キングダム579話で趙峩龍がまだ生きている亜光を指して「失った」と断言しているあたり、このあたりも非常に将軍としては認識が甘いというか、油断でしかないのではと思えてきます。

結局、コレも過去に李牧本人が自分で言っているコトなのですが、

「廉頗の持つ蒙驁像少しでも上回れば、何か波乱が起こっても不思議ではない。」

「勝っていた側は勝手に相手側の器を決め付ける。」

「私などは、まずは油断させることに全力を注ぎます。」(キングダム21巻228話参照)

上述のとおり、少しずつ重なり続けてきた李牧の想定誤差が、全て油断として趙軍にむかってブーメランのように反映しつつあるように感じます。

キングダムネタバレ-使いにくい弓矢兄弟



キングダムは戦争を描いた漫画ですが、基本的に、武将同士の一騎打ちが決着の付き方になっているのが特徴の漫画です。

参考までに同時代の中国戦国時代の動乱を描いた漫画の“臏(びん)”などでは、所々、妙なところでリアリティにこだわっていて、スナイパーとしての弓兵の強さが際立って描かれていました。

実際に、キングダムでも弓矢で戦う場面は多いです。

隊の覚醒が謳われた今回までのキングダム。切り札ともいえる強力なスナイパーを二名も保有するハズの飛信隊ですが、これまでのピンチ演出の為に味方火力を下げて表現する必要性があった為に、キングダム544話での合戦の序盤を除いて、仁と淡にまったく活躍の場所が与えられていません。

河了貂にしても新兵募集の結果として、弓兵の練兵をどのように完成に導いたかも現時点では不明。ネタバレ分析の観点から考察すると、この辺は後で原先生が描きやすいように、中途半端な設定条件を残さないようするという意味で、余白として残されていると捉えることができるでしょう。

ネタバレ考察-兄弟どちらか死ぬのか?泣

前回のキングダムネタバレ予想で、ここからは、多くのキングダムファンが各自に愛する、飛信隊のサブキャラ達の活躍が見せ場になる。といった趣旨の記事を書きました。

そんな中、弓矢を使えば無双できる仁淡兄弟がいます。高台が無くても、騎馬を狙って打つなら造作もない二人でしょう。立ち並ぶ人の隙間を通して的を狙えるこの兄弟なら。

人が打てない淡も馬なら狙えるということで、とりあえずの戦闘参加はできるようになったわけですが、飛信隊って、“隊の覚醒”どうこう以前に、戦争の相手を殺傷できない実力者を抱えているという時点で、どれだけピンチを煽っても、結局はカナリの余力を残していると言えます。

しかしこの二人、どう考えても強すぎます。キングダムのストーリーに登場させたはいいのですが、放っておいたら敵の中小規模の指揮官など、この二人だけで全滅できるぐらい強いでしょう。

次回以降のキングダムで大いにその威力を発揮してほしいところなのですが、原先生としては正直、パワーバランスの観点から使いにくいのではないかとも考えられます。

また、あまり考えたくはないのですが、ネタバレの予想として、この兄弟の片方が死ぬなども、容易に想像出来てしまうという読者も多いと思います。

ただ逆に、兄貴が死んで弟の気が変わって普通に人が打てるようになるとかだと、ネタバレの顛末としても安易すぎるので、兄弟揃って敵を一方的にドスドス殺傷しまくるといった位置づけで定着するでもいいかもしれません。

キングダムネタバレ-右翼の決着



先ず、大筋のキングダムネタバレとして、右翼の決着に関しては、王翦が出てきて介入する余地は少ないと思う。

もしも、覚醒した状態で飛信隊と玉鳳隊がそれぞれ尭雲軍と趙峩龍の軍に勝てないなら、結局全力以上を出しても、旧世代の実力者に勝てなかったという負の遺産しか残らないからです。

というか、亜花錦が現状をみたまま、勝利する様を予見しているので、ネタバレ予想として王翦まで右翼投入されると考えるのは、もう完全に余計でしょう。

結果としても、王翦が部下の躍進と手柄を奪い取る馬鹿大将になってしまっては、キングダムというこの漫画のテーマも元も子もなくなります。

また、右翼が勝利しても、中央軍の動きと王箭軍全体の食料事情という部分で戦争勝利の条件の部分ではまだ段階的に大きく課題を残す秦軍でもあります。右翼の決戦と言っても、キングダム鄴攻め全体にはまだ先があることがわかります。

ネタバレ考察-尭雲と趙峩龍の対処

飛信隊と玉鳳隊がそれぞれ趙軍突入を開始して、全く初動の対処を見せていない尭雲と趙峩龍。

もともと尭雲が趙峩龍と違った本能型という武将特性を保有しているにも関わらず、その両者がそろって対応を遅らせているように見えるのは何か意図的な理由があるのでしょうか?

いずれにせよ、信と王賁が明確な動きを見せた以上、ここからは尭雲と趙峩龍の動きに沿ってキングダムの流れが決まります。

ネタバレ分析1.❐実は見極めが難しい、飛信隊の動き。

初見で、キングダム580話を読んだ際、確かに前線で向き合う趙兵が言うように、飛信隊の動きを見る限り、歩兵も騎兵もてんでバラバラに突入しているように見えます。事実、後方から観察できる河了貂の一団から見ても、隊としての体をなしていない旨が述べられています。

しかしながら逆に、同じ580話では、激突前の趙兵が迎撃に矢を放った際には、ブタ兄弟をはじめ歩兵が囮になりつつ、再度、前衛同士の激突の寸前に楚水率いる騎馬隊が再合流し、先端を切り開くといった部隊機動も見せていることも分かると思います。

この観点からキングダム580話での部隊行動を吟味すると、単に個々の兵士が奮戦する単純突撃なのか?それとも、実は小隊、中隊規模で機能的な動きを実現している作戦行動なのか?といった判断がかなり難しい部隊の動きであるということが分かります。

別段、これは原先生が、そういった見え方をするのを狙って描いたかどうかは分かりません。また、同時に突撃を開始したとはいえ、玉鳳隊までが、同様の突撃方法を採用しているかも、次回以降のキングダムで情報が欲しいところです。


ネタバレ分析2.❐確定状況からの推測

現状の状況把握で分析と予想をすすめると、少なくとも趙軍は攻撃型の布陣のままで秦軍の突撃を受けたということ。

これまでの11日目までの布陣と比べて、前面に多数の動員兵が配備されているという状況であるのは間違いがありません。

趙軍側としては、予定の上で、攻撃的布陣が準備されていたならば、兵種配置に大きな転換があり、見た目の上で描かれたほど、多くの盾兵や迎撃弓兵が多数、前面に配置されていたわけではないのかもしれません。

また、兵員自体が通常より多数動員されていたとなれば、命令伝達にもそれだけ時間がかかり、より現場の指揮官の裁量が試される結果に繋がります。

ましてや、現状の尭雲軍は、一旦、自軍の攻撃を想定していた瞬間からの防御展開が施されています。さらにそこから、攻撃に転ずるとなれば、熟練した指揮官であってもその機会の見極めは難しいでしょう。

何か具体的に、尭雲が命令を発したとしても、各部隊の趙兵士が瞬時に行動に反映できるかと言えば、最強モードに入った飛信隊の前では難しい状態だと考えられます。

ネタバレ分析3.❐尭雲は攻め返すか?

尭雲が開戦時点での布陣地点から、自軍を後退させるかと言えば、その可能性はかなり低いです。

現状、亜光軍も前進している状況も見て取っているのであれば、馬南慈軍との位置関係から判断しても、この時点で尭雲軍が下がるということはさらに難しい。

結果、尭雲本人も含め、前攻で応戦することになり、飛信隊の勢いを挫くために、信を狙うことになれば、飛信隊によっても短期決戦が実現できることになり、秦軍にとってもプラスにしかならない結果です。

正直なところ、それなりの距離で対陣していたハズの飛信隊に、ここまで一気に戦闘の流れと主導権を与えてしまっているのも、ご都合的な部分もあるのですが、さすがにキングダムの読者は心情的にもそこは問えないでしょう。(苦笑)

一騎打ちに誘導するサブキャラの活躍




ここまでの大筋の分析の中で、前回のキングダムネタバレに引き続き、どうやって飛信隊の個々の面子の覚醒ぶりを描くか?となれば、まさしく飛信隊によって短期決戦を実現させることだと思います。

当キングダムネタバレの読者様から頂いた発案ですが、桓騎軍から参入したナキが、黒羊編の一端のなかで語られた部隊の特徴である“すり抜け専門”の特殊スキルを発動させ、開戦からわずか数刻で、信と尭雲が矛を交えるとなれば、亜花錦が予見するように12日目の勝利が実現できる可能性が一気に高まります。

ネタバレ予想として、信を尭雲に対面させるために、サブキャラの面々が役割を果たしていく描写が展開されるなどはいかにもジャンプ的です。原先生の愛するキン肉マンで描かれた、悪魔騎士編にも通じる流れになると考えられます。

まあ、王道過ぎて古臭いと感じるネタバレの予想筋でもありますが、少なくとも岳嬰を屠り開眼した、王騎将軍の矛の一閃が、どのように尭雲の武威を超えるのかが描かれなければ、主人公である信にとってなんのためのキングダムであり、鄴攻めであったのかがわかりません。

一方、このまま本編が進むと、下記2つの懸念も発生します。

1つは、河了貂が汚名返上できないというコトです。

隊の覚醒と謳ったものの、最早、河了貂が手を加えられる領域が全く存在しません。

飛信隊が覚醒するのだから、軍師として隊の一員である彼女も一緒に覚醒させてやれよ。というフォローが無駄に終わってしまいます。

2つ目は玉鳳隊の活躍が描きにくいという点。

いまから趙峩龍と王賁が一騎打ち?

正直、キングダムの一騎打ちにはお腹一杯という読者も多いハズなので、端折って結果だけが描かれるという可能性のほうが高いと思います。趙峩龍もそれなりに強いのはわかりますが、別にその強さを見たいという読者が多いとも思えません。

演説までさせて、あれだけ王賁のコトを持ち上げといて、尭雲という実質ボスキャラがいるために、サブキャラの域を出ない王賁というのも、推しの方にとっては残念だとかもしれません。

まあ、「運がない…、首級を挙げるに足る敵将に出くわさなかった」(王賁談:キングダム合従軍編)このセリフに似たような状況に、こらからも何度も目の当たりにする王賁がいると思うと、それはそれで似合っているような気もします。

キングダムネタバレ581飛信玉鳳を李牧はどう見る 以上

次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。

皆さんのキングダムネタバレ予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。

Twitter:しんいち ダム垢(@takikomigohande

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