キングダムネタバレ第553話のおさらい。
(引用画像: 原泰久先生 作 キングダム)
壁さんは、メラ族を中心とする12の部族の戦士たちと、三軍の主攻の一角を担うことになりました。
心配していたけれど、仲間として彼らの心を掴むことが予想以上にできていたようで、即席の連合軍ではあるけれども士気は高い様子である。
同じくバジオウ、フィゴ王も配置についていよいよ開戦を待つのみ。
しかして、敵の犬戎軍団!
いままで城内にて待機していた連中まで、出陣。
その規模は、前日までの戦闘の約倍以上の軍容!!
舜水樹と犬戎王ロゾは、兵糧の少ない楊端和軍がそろそろ、短期決戦に出てくることを見越して、軍容を厚くしてきたワケです。
しかし楊端和もそんなコトはお見通しなんだよ。
山の民軍にはまだ隠し玉もある、
シュンメン、ランカイ、バジオウの野獣モードに、
エンポ爺と猿手族の謎のスタンバイ。
そして壁さんの覚醒?あるいは得意の泥試合戦術の発揮も忘れてはいけない。
キングダムネタバレ554話予想と考察—そもそも舜水樹の戦術がどうだ?
第553話のラスト、楊端和軍がピンチっぽい様子で描かれていますが、
舜水樹が、コチラの攻めに対して攻めで返してきた…。と、いう幕切れになっています。
これって兵数はともかく、まだ消極的な戦術に出られて兵糧枯渇狙いの、延期化を狙われる…。などよりは全然マシでしょう。
しかも戦術に限った話以前に、むしろ読者の大半の心中はすでに、「こうこれ以上、遼陽戦の一つの持場の話だけで引っ張んじゃねーぞ!!」
という気持ちではち切れんばかりです(笑)
だから舜水樹とロゾ、確かに今まで戦闘は有利に進んでいたかもしれんが、
兵糧とか何かどうこう以前に、積極的に迎撃に出た時点で、もう、編集の都合でお前らの敗北は決まっているんだよ。(笑)
ロゾもカッコつけて、「兵糧切れをまつまでもなさそうだな、舜水樹。」とか言ってますが、それだと、一応仮想敵国である趙国の舜水樹に、秘密の脱出経路を教えてやってまで、秦軍の兵糧を燃やした意味は何だったの??
とか、激しくツッコんでやりたくなります。(笑)
とは言え、編集の都合で連中の負けが決まる。
では、さすがに身も蓋もないので、実際、この状況でどうやって壁さんが主攻一角を勝利に導くのか??
バジオウとフィゴ王の奮戦はどうなるのか??
そして、秘密兵器であるエンポ爺と猿手族の正体などについて、予想を進めたいと思います。
キングダム考察-壁さんの敵は次兄ブネン、この敵の強さは??
「奴が一番残忍な男です!!」
壁さんの側近の秦兵が言っていましたね。
まあ確かに、三つ編み二本のオサゲに、やたら小さい目、
手にしている武器は、中世中東のクレッセントソードみたいな矛。
確かに、もう変わった奴アピールだけで、何やらお腹いっぱいになってくるような奴です。
因みにクレッセントソードって言えば、確かにファンタジーモノでは異民族武器の定番なんですが、
古代中国当時の冶金技術で、こんな細身で剛性の乏しいデザインの武器がはたして実戦で耐えうる形で作れたのか??
しかも、鎧の上から叩きつける矛で??
はなはだ疑問です。
この時点で、次兄、ブネンの正体がどうやらタダの、痛々しい厨二でしかないコトが分かってきました。
犬戎軍の兵装についての分析
というか兄弟三人そろっての、首と肩の周りの、キバだか棘みたいな飾り・・・。
それ何か意味あんの?上半身の動きの制約にしかならなくない?
まあ恐らくコレは、彼らのたった一つの城の範囲の中で認識されていた、`強さの証明`みたいな民族衣装なのでしょう。
いうなれば昔のテレビ番組で出てきた、アフリカのどっかの民族が付けていたペニスサックみたいなものなのでしょうか?(笑)
そしてその他の犬戎軍の連中ですが、キミたちみんな狼の頭部を頭巾にして被っているけれど、ここでハッキリしておきたい、いままで分かりやすすぎて触れもしなかったが、どう見てもキミらは『北斗の拳』に出てきた、牙一族の劣化コピーだよ。
読者のみんなはそう思っているけど、キミらが傷付くと思って、いままで触れなかったんだよ。
敵将ブネン、壁さんとどう絡むか??
壁さんがどうやって勝利するか?
それを予想するにはまず敵が壁さんにどう絡んで来るか?
それを先に考える必要があります。
既に、触れましたが壁さんの側近一同今の時点で相対する、
敵将ブネンがとても残虐な性格である点が分かっており、
そして、一番の心強い点が既に壁軍としても、
自分たちがどの敵将と相まみえるのかが分かっていた点です。
立ち読みで済ましているような読者は気付いていないでしょうが、
第553話で壁さんの側近の一人がハッキリと、
『予想通り次兄ブネンか!?』と、
さらりとカナリ重要な一言を残しています。
と、いう事はすでにその時点で手にしている壁軍の情報で、
ブネン軍に対して何か対策が練られていると考えるのが自然でしょう。
逆に、当然に敵である犬戎軍にも相当の戦術理解があるワケですが、
以前、ロゾ自身が言っていたように、
『楊端和軍で強いのはバジオウ指揮軍とメラ族とフィゴ族あたりだな。』
というように、どうやらなまじ分析眼があるために現時点でその他の楊端和軍の軍容全体に対して油断している`フシ'があります。
少なくとも、仮に李牧が敵であればこういった姿勢や雰囲気などは読者に対して一切見せてこないでしょう。
そこで、コレだけの情報があれば壁さんの持ち場でどういった戦いが展開されるかも見えてくると思います。
まず、楊端和の思惑として考えられるのは、
当初のままメラ族を主攻の一つとしてそのまま彼らを全面に押し出すよりも、
敢えて犬戎軍が舐めている壁軍を全面に押し出すことで、敵の警戒しているメラ族の動きを見えにくくする事が出来るのは大きなメリットです。
言うなれば味方の武器の出どころが分からない状況で敵を戦わせる。
こういった作戦は既に、山陽攻略編でも廉頗があえて白亀西を総大将にするといった形で、蒙ゴウが率いる秦軍を大きく翻弄した事からも、効果ある配置方法として分析することが可能です。
何より、メラ族の騎馬戦力はわずか少数で、しかも山を駆け上がる状況で、落下の勢いを加味した山頂からの突撃してくる敵騎馬軍を真っ向から粉砕するほどの突撃力を持った必殺の矛であることは、すでに証明済み。
つまりこれだけで、
・ブネンの残虐(攻撃的)な性格。
・ロゾが中途半端な戦力分析で、壁軍を舐めているコト。
・舜水樹が作戦として守りを選ばなかったコト。
・楊端和の壁軍前面配備。
の状況が分かり容易に両軍の作戦展開が見えてきます。
①壁軍のコトを舐めた、最も性格の残忍なブネン軍がノリノリで突撃。
↓↓↓
②壁さんが得意の地形を活かした守備陣形 + 王箭直伝(笑)の自らを囮する戦術で、本来守るハズのブネンを逆包囲。
↓↓↓
③敵を包囲した側面または背後からメラ族が突撃カタリとキタリの兄妹でブネンの首を飛ばす。
※(殆ど慶舎が黒羊戦の序盤で雷土をハメたときと同じパターン)
こういった大筋が見えてきますよね。
そして私としては、すでに壁さんが勝つ条件が備わりつつあるので、今更、信や蒙恬みたいに壁さんまで大将軍覚醒する話の流れは必要ないと考えています。
むしろ、そんな称号のあるなしに関わらず、普通人間として頑張っている男の強さを見せてくれ!!
もちろん、以上の予想はあくまでも大筋としてなので、ブネンの包囲が完成するまでの、壁軍の死闘は大いに盛って描かれるのも一興でしょう。
なんせ首筋に矢が刺さっても死なない男
HEKI!(壁)(馬陽戦11巻参照)
成キョウ反乱編のトキに、本来の史記の記述表記から、その時点での死亡が予定されていた中で、生存を果たした男
HEKI!!(壁)(第35巻124P参照)
そう!歴史を変える男HEKI!!!(壁)
今回の敵は北斗の拳劣化コピーです。
TOM CATの歌う主題歌である名曲『TOUGH BOY』のイントロの【合いの手】である「HEY!HEY!HEY」の部分を、
「HEKI!! HEKI!! HEKI!」
と、入れ替えて、
全国の壁ファンの皆さん!
今こそ、心を一つに壁さんをコトを応援してあげてください。
TOUGH BOY by TOM★CAT 【90's Full Version】
テテテッテッテッテ~ テーテテテッ テッテッテ、テッテッテー テーテテテ
テテテッテッテッテ~ テーテテテッ テッテッテ、テッテッテー!!
HEKI!! HEKI!! HEKI!!
キングダム予想 バジオウとフィゴ王の奮戦はどうなるのか??
これは、既に前回の予想で触れたので、多くは書きませんが、
特に改めて気になるのは、まだ隠し玉として残っているハズの、シュンメンとランカイに出番が全く回ってくる気配がないのが残念なところ。
いまだに、シュンメンの安否を気遣う声は多いです。
傷を抱えながらも、「やってくれたな、クソ犬どもが!!」とばかりに、真っ向から敵を一刀両断するようなシーンが見てみたいです。
また、サイ救出編で実践配備されていたランカイもいまのところ、従軍している様子自体が見受けられません。
そういえば、ランカイは当初、新種の猿の子供とかいう、闇商人による不幸なキャラ設定で登場していた経緯がありましたよね。
キングダム予想 秘密兵器である、エンポ爺と猿手族の正体
もしかしたら、ランカイは猿繋がりで、エンポ爺と猿手族になにか繋がりがあるのか??
もともとランカイは、成キョウのもとに連れてこられる前は、山界で暮らす猿手族の仲間で、本来は猿手族同士の訓練によって、普段はエンポ爺と同じように常人と変わらない姿ではあるのだが・・・。
ある種の切っ掛けで、初期のドラゴンボールのように巨大な半猿化を遂げ、戦闘能力が飛躍的に向上する種族であったことが山界に帰属した後、その正体が判明した。
まあ言うなれば、スプリガンに出てきたジャックのようなライカンスロープだった。(笑)
などと、常識にとらわれずに想像の枠を広げ予想している段階です。
仮にそうであれば、いまはシュンメンの教育を離れ、エンポ爺の指導のもと、今はその姿を抑え出番に向けて温存しているのではないでしょうか??
つまり、楊端和がエンポ爺に頼んだ依頼とは、「いざとなったら、ランカイを含む猿手族みんなで、大猿化して大暴れしてほしい。」
普段は文明人として、山の民のなかでも珍しく服着ているけど、大猿化して、文字通り一肌脱いでよ(笑)
ということでしょうか??
(引用画像: 原泰久先生 作 キングダム)
と、すればエンポ爺が第553話での楊端和との会話で、楊端和の話を聞く前に、即座に断っているのも辻褄が合います。
「品位ある儂らに、そんな野蛮なマネが出来るか!!」(笑)ということでしょうか??
ごめんなさい、ココからはまじめに予想を進めます。
猿手族・・・。
まあ、猿の手ってことなら、進撃の巨人にでてきたジークみたいに何やら遠距離の投擲兵器などを駆使する部族なのか??などと連想が働きます。
いずれにせよ、現状を見る限り、特別、直接の肉弾戦が得意な戦士集団であるとは想像できません。
むしろ、なまじ腕力に頼らない部族で、それに代わった別の強みを持った部族であったため、楊端和自身も一目置いている置いているのは確かでしょう。
これまでにも楊端和軍には、飛馬族や地多族など、名は体を表すような部族も登場してきました。
ただ反面、エンポ爺に関して見れば、見た目に猿のように手が長いとか、騒がしくてすばしっこい・・・という猿の表面的な特徴の部分は表現されていません。
となると、例えば猿のような手の器用さで、特殊兵器を運用するエンジニアリング集団などというのは案外近いかもしれません。
そうでなければ、情報戦部隊でしょうか??しかしそうであれば、既にここまで楊端和軍が後手に回されることもなかったように思えてなりません。
となると、残るのは身軽な軽装から暗殺特化部族であるとかその逆で医療衛生面で活躍している部族なのか?? と、ここまでは第553話を読んだ直後に考察しました。
そして、私が、今の時点で出した予想なのですが、案外、隠密暗殺部隊であるというものが、最も状況に適しているという結論に至りました。
ここで、地下道を逆に利用するのか??
ここでエンポ爺と猿手族が、隠密暗殺部隊であると考えたのには理由があります。
以前、壁さんがどうやって舜水樹に勝つか?を考えたときに、
舜水樹が地下道を通って秦軍の兵糧を焼いたのなら、その地下道もまた、楊端和軍にとっても攻め口になるのではと考えてたのですが、その際は、おそらく地下道とその地上部分を含めた敵警備網があると考え、
そんな敵地に無謀に飛び込む作戦を楊端和が採用するか??と一旦は消極的に考えるようにしていました。
しかし、ここにきて、今まで場内で待機していたはずの数万規模の犬戎戦士たちが場外に出てしまったコトで、逆に舜水樹が使った地下道を逆に利用する作戦のリスクが減ったコトで現実味が出てきたことから、
もしや少数暗殺部隊の突入口としての地下道逆利用作戦なら、予想の一つとして成立するのでは??と考えるようになりました。
その際はもちろん列尾城陥落で、その威力を遺憾なく発揮した地多族の能力も利用できるでしょう。
また、地下道だけでなく、この遼陽城、第49巻を見れば分かるのですが、山林が城壁を覆い隠しており、ほとんど城壁の意味をなしていない欠陥部分もありますよね。
そういう意味では、キョウカイ(そういえばエンポ爺の服装ちょっとキョウカイとも似ている。)のような、手練れの暗殺者が出てきた場合、今のような状況だと、簡単に城内にまで侵入を許す場合も考えられると思います。
何より、今回の遼陽戦の最終局面、いまだ楊端和本人の動きがどうなるか??
どうやって敵の総大将のロゾと舜水樹と対峙するかが分かりません。
兵糧としての期限である3日の2日以降にロゾを引き出すのか??
エンポ爺登場の布石はあくまでもその2日以降の布石なのか??
そしてその布石を活かすことができるかどうかも、今は期限の一日目を戦う、壁さん達にかかっているのだと思います。
HEKI!! HEKI!! HEKI!!http://shinitikun1223.com/wp/kingdom555-forecast/
キングダムネタバレ554予想エンポ爺の正体と世紀末救世主伝説HEKI 以上
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
第555話の予想記事⇒【キングダムネタバレ555予想 舜水樹ブネンの失策で壁さん楽勝】
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