( 桓騎:原泰久先生 作 キングダム第724話)
油断大敵とか、そーいった趣旨の事を李牧自身が山陽戦の分析で語っていたのですが、読者目線で言えば…、
『それ、お前が言う!?』
って話しじゃないでしょうか??(笑)
別に、李牧自身がそうであるように、奇策とか奇襲で敵に勝つって、それ自体は普通の戦術の話なので、桓騎だけが特別に奇策に特化した武将であるとは思いません。
勿論、元野党の集団であるという軍の性質の特殊性、大脱走をしてしまうという脆弱性も認められ、正攻法の戦法に向いていないのは事実だと思います。
しかーし、ですよ??
ここで問題になってくるのは、李牧自身が何を以って“奇策”および“正攻法”と定義しているかです。
李牧は『桓騎の奇襲が~、奇襲が~!』とかいっていますが、別に“奇襲”は“数ある奇策”の内の一つの作戦に過ぎません。
これまで、当ブログでも私含めコメント投稿者の皆さんまでもが、『桓騎軍は正攻法を好まない。』という部分は言及していて…、
別に、今回、李牧がモブ将相手に語っていた“桓騎の弱点”なる部分などは、それこそ古参読者からしてみれあば、『そんなもん見れば分かるよ。』で終わっている話だとおもうんですよ。
でなんで、このまま李牧がゆっくりと敵を数量で圧殺しようとしても、桓騎的には、別に“奇襲以外の奇策”で勝てばいいだけと考えるハズです。
あと、流石に神(作者)様的も流石に桓騎にイイ所なしで終わらす訳にはいかんでしょうからね。(笑)
李牧には可哀想だが、また彼にピエロを演じてもらうターンが近づいてきているものと予想します。
ではでは、次回のキングダムネタバレ予想を進めていきたいと思います。
キングダムネタバレ-大した戦術を期待するような結果にはならない。
まず最初に考えていきたいのは、李牧は桓騎に時間を与え過ぎているという部分です。
読者目線で言えば、桓騎の落ち着いた様子ぶりから、“何かを狙っている”ことは明らか過ぎるほどの事実です。
次の項目でも論述を進めていくのですが、一見、天を仰ぎ見たような姿を摩論に見せていた桓騎ですが、これは天候の変化を見定めているようにも見て取れます。
勿論、桓騎のこの余裕の姿は、李牧からは見て取れないので、読者目線で言っているだけとも言えるのですが、、、。
それを差し引いても、李牧の態度に於いて明確に問題があると言える部分が2点あります。
まず、1点目は、桓騎が攻めに転じてこないとタカを括っている部分。
そして、2点目は、その桓騎に時間を与え過ぎているという部分です。
桓騎って作中では明確に論じられていないのですが、キングダム的な武将分類で言うと、知略型に見せた待受式の本能型タイプの武将で、慶舎にさらに変則的要因を加えたような武将であるように分析できます。
でなんで、李牧がそれを理解しているかどうかは分かりませんが、大軍で足並みをそろえてゆっくり圧を加えて、兵力を奪っていく作戦は、桓騎に策の引っ掛かりを与えないという意味でも、一応は的を得ているとも言えます。
しかし―、
問題はそこだけじゃないんですよ。
桓騎であれば、いずれ李牧クラスの敵が、自分の弱点について、『大方、自分が正攻法に弱いと読んで仕掛けてくるだろう…。』と、普通に考えているに違い無いからです。
つまり、今の李牧が桓騎に抱いている心証そのものが、桓騎自身が想定している範囲である限り、桓騎がまだ李牧に対して隠し玉を持っている可能性が極めて高いです。
コミックス第 話で、李牧が廉頗VS蒙驁について語る際に、廉頗が抱いている蒙驁像がそれを上回る場合のリスクについて論じていましたが、今まさに、李牧自身が抱いている桓騎像とその実態の乖離が危険視される局面にあると言えます。
つまり、李牧ももう油断が始まっているわけです。
少なくとも、飛信隊と楽華軍を除け者にできたなら、そこまでで、消耗戦が完成したと言えるでしょう。
そこから先は桓騎に何もさせん為に、キメの勝負に出るべきでした。
本陣の安全を担保できる規模の部隊だけシッカリ残して、桓騎本軍の包囲を完成させるべきです。
そして―、
李牧にそんなピエロみたな悠長な真似をさせて、神(作者)様は桓騎にどんな見せ場を作ろうとしているのか??
結論から言って、李牧は前線に強部隊を派遣していないので、桓騎は特殊な陣形を発動させて、趙軍のザコ狩りプレイを発動させるという話だと予想します。
ただしその反面で—、
戦術とか戦略を考えるような、そんな大した話には絶対にならないでしょう。
残念ながら、李牧も桓騎も気を衒い過ぎて、ココから先の宜安戦はグダグダになって終わるでしょう。
そもそも―、
桓騎自身が、飛信隊と楽華軍が包囲に穴を開けた機会を活かさず、それに乗じて、一気に一点猛攻撃を加え、風ハンさんと北東軍を犠牲にしてでもり李牧軍包囲の外に出るというチャンスを活かさなかった時点で、今回も戦略も戦術も機転もカンケ―ないテキトーなバトルに過ぎないのは事実だからです…、
でなんで結局のところ、次回は李牧も油断しとるし、桓騎は桓騎で奇抜により拘った“ビックリ勝負ありき”の決戦になるに違いありません。
桓騎は桓騎で、包囲の恐ろしさを理解していませんし、李牧も李牧で戦力の投入タイミングを見誤った舐めプでミスるでしょう。
李牧について言えば、あそこまで数で勝っているのに、甘々のユルユルの包囲で、締めるべき箇所を全然締めていませんからね。
せめて消耗戦で楽華軍と飛信隊が離脱したなら、その後は〆に馬南慈軍と舜水樹軍を両サイドの抑えに置くべきだったと考えます。
大方、奇襲以外の奇抜な陣形迎撃で、桓騎が李牧軍に予想外のダメージを加えるという、トンデモエピソードが次回に加えられるものと予想します。
キングダムネタバレ-天候と回転する陣形
桓騎が空をみていたので、次回は、突然『うわ~、雨が降ってきた。』みたいな展開になるかもしれません。
だからといって、雨が降ってきたから何なんだ?
とも言われそうな気がするのですが、今までのキングダムを振り返ってみて下さい??
主人公死亡後復活、地形変更、兵力水増(兵力消失)、兵力突然回復、部隊規模の瞬間移動、秒単位で数万の人間が陣形変更を完了する…、
などなど…。
数々の超常現象を目の当たりにしてきた古参読者からすれば、突然天候が変わって、豪雨に見舞われる、落雷が発生する、雹が降ってくるとか、普通に予想の範囲になってきませんかね?(笑)
桓騎が竜巻を予想していて、李牧イキナリが吹っ飛ばされるとかでもイイですわ。
近年の神(作者)様、それくらい普通にやってくれても、古参読者なら、『あー、これくらいのトンデモ、まァ、あるだろうな…。』で済ませてしまえそうな気がします。
ただ気候の予測という点なら、むしろ、宜安周辺に於いては李牧の方がジモティーなんので分かっていて当然のハズなのですがね。
ここら辺は、三国志読者が、赤壁の戦いで、周瑜たちよりもアウェーの諸葛孔明の方が戦場流域一帯のニッチな気候の変化を、よく知っていた…!?みたいな桓騎のカッコよさに発展する…、、ワケでもないでしょうか。(笑)
で、
まあ、この際、予想はしてみたけど、天候はネタとしてどーでもいいんですわ。
最大の見せ場はヤハリ陣形です。
まるでオランダの風車みたいな形をした桓騎の陣形。
恐らくきっと、次週、メルヘンチックに回るでしょう。
李牧の甘々包囲網は、強軍が投入されておらず、雑魚敵が、壁軍と北東軍を抜けて、襲ってくるとして、それを包囲陣形の変形型として運用して、狩るのだと予想します。
李牧軍も丸出しになった、✖字の交差点にある本陣をめがけて突進するとか、単純構造で突貫しているのか?
それを横なぎに一網打尽にしていく桓騎軍。
李牧軍的には、むしろ✖字の四方端っこを包囲して、削っていけば良いだけなのですが、趙軍が桓騎を狙って殺そうとするあまり、そうではなくなるみたいな程度の話が描かれるのはないかと予想します。
事実としては、思い付きレベルの戦闘でも…、
さも、もの凄い高等戦術が展開されている様な“感じ”で描かれるでしょう。
見どころは、戦術や話の内容ではなく、神(作者)様の画力になるかと思われます。
—追加—
李牧軍の包囲は強軍が来てなくてユルユルなので、もしかしたら、✖字になった桓騎軍全体を四方にロケットみたいに発射して脱出。
壁軍と風ハン軍は置いてきぼり…。
そんな、展開もあるかもしれません。
― キングダムネタバレ最新725話 以上 ―
次回もこの先の展開について、キングダムネタバレ予想をすすめていきたいと思います。
皆さんの予想やコメントもいただけると嬉しいです。どうぞお気軽に。